Eye-Fi トラブルシューティング (その1)

よそのblogなんかを見ていると、結構みんなすんなり動いているように思ったのだが、うちではなかなか動かない。

買ってきて、付属の専用のUSB用カードリーダーに挿してパソコンのUSBポートに挿すと、自動的にWEBブラウザでセットアップが動いて、簡単に設定できる、はずなのだが、そうは行かない。

まず、うちの無線LANではセキュリティ向上のためにMACアドレスによるアクセス制限をかけている。無線LAN AP に登録したMACアドレスを持った機器しか接続できないわけで、新しく無線LANに接続する機器を持ってきたら、まずそのMACアドレスを登録する。ほとんどの場合、機器にMACアドレスの記載されたシールが貼ってあったりするものだが、これはカードが小さいからか、どこにも書かれていない。説明書だとか、保証書だとか、包装箱にとか書かれていないかと思ったが、ない。WEBで設定画面が立ち上がっても、MACアドレスが登録できなくては接続できるはずもない。

FAQのページには、無線LAN接続時の注意点として、MACアドレス制限をかけているときは、MACアドレスを登録することと書かれているのだが、どこを見ればMACアドレスがわかるのか書かれていなくて不親切だ (*追記: 次記事参照)。しばらく途方に暮れていたが、ネット検索して個人のblogの書き込みでやっとわかった。設定時に自動的にインストールされてタスクトレイにいるEye-Fiマネージャをクリックしてメニューを出すと、そこに接続されているカードのMACアドレスが表示されるのだった。

これで、最初の難関はクリアしたが、それだけではまだつながらない。DHCPが取れないのかとも思ったが、無線がつながらなくてDHCPが取れていないのかよくわからない。ここで、先日買ったASUSのポケット無線LAN AP を取り出し、同じネットワークにもうひとつの無線LAN AP として接続した。こちらは、MACアドレス制限の設定もなしである。すると、こちらでは無線LANがめでたく接続した。ところが、そこから先、インターネットの先にあるEye-Fiのサーバーにつながらないという。

それはともかく、ポケット無線LANは自宅で常用するものではないから、本来の無線LAN AP の方で接続できないといけない。カードの無線LAN機能が壊れているわけではないことはわかったので、無線LAN AP のオプション設定を色々見ていると、暗号化レベルはどちらも同等の設定だ。MACアドレスの設定間違いかと思って何度も確認したが、やはり間違いはない。

無線LAN AP の設定を色々見ていると、これもセキュリティ目的で設定しているANY接続の禁止というのがある。これをはずしてやっと接続できた。ANY接続を禁止していると、接続する無線LANの一覧にESSIDが出てこないのだが、その場合のためにマニュアルでESSIDを入れられるようになっていて、普通はそうやって接続できるものだが、これはそうやっても接続できなかった。ANY接続禁止にしていると接続できないという仕様なのかどうかは、問い合わせ中だ。どうしてもダメなら禁止を解除して使うしかないが、できれば禁止のまま使いたい。先のFAQには、無線LANに関してかなりたくさんの確認項目が列挙されているが、ANY接続については何も触れられていない。しかし、MACアドレス制限も、ANY接続禁止も、あまりみんな使わないものなのだろうか?

さて、本来の無線LANの接続ができると、Eye-Fiのサーバーへの接続もなぜかすんなり進んだ。しかし、ネットサービスにファイルをアップロードしたりするでもなく、ローカルにカメラからパソコンに転送するだけでも、どういうわけかネットの向こうにあるEye-Fiのサーバーに接続しないといけないらしい。

そこまで設定が進むと、カードをカメラに挿し替えて、写真を撮影して転送ができるかどうかの確認作業をするように促される。で、言われる通りCX1にカードを入れて撮影してみると、これがおかしい。シャッターを切った瞬間、カメラが10秒ほど固まってしまって、その後、「メモリー容量不足です。記録できません」といったエラーメッセージになってしまう。もちろん画像は転送されていないし、後でカードリーダー経由で見ても保存されていない。再生モードに切り替えようとすると、「メモリー書き込み中。書き込み終わるまで待ってください」と言われたあと何十秒もたって、「表示できないファイルです」というメッセージが現れる。電源を切ろうとしても、何十秒もたった後にやっと切れる。もう全く異常な状態になってしまい、これはお手上げだ。

今、サポートに症状を言って問い合わせ中だが、さて、どういう結果になるか。日食旅行に持っていくつもりで買ったのに、それまでに解決しなかったら、普通のSDHCカードを新たに買う (最初からそうしていれば…) か、今まで使っていた容量の少ないSDカードで我慢するか、ということになってしまう。今後の進捗は逐次報告しよう。

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