ホワイトサンズ ~ エル・パソ

6月16日。また長距離移動である。この日はアリゾナ州のツーソンを出発して、一路東に向かい、ニューメキシコ州に入り、ホワイトサンズを観光した後、最終的にはテキサス州に入って、エル・パソ (El Paso) で宿泊するという、3州にまたがった移動だ。

まずはホテルを出てからコルブ・ロード (Kolb Road) を、ボーンヤードの飛行機の群れを横目に見ながら南下し、I10に乗ったらニューメキシコ州のラスクルーセス (Las Cruces) までずっとI10を東に向かって走り続けるのみ。ちょうどその道半ばぐらいが州境で、直後のレストエリアに入る。ここは、ワイオミングからサウサダコタに入ったときとは違って、ちゃんと建物の中に色々観光案内のパンフレットがたくさん用意されていたりした。

Rest AreaRest Area

道路の方を見たら、珍しいものが目に入った。トレーラーの先頭部分だけをまとめて運んでいる。

Trailer Heads

この後、州境と、I10からUS70に分岐するラスクルーセスとの中間地点あたりにある、デミング (Deming) という街で昼食にする。芸がないが、またマクドナルド。

ラスクルーセスの街の手前の分岐でUS70に入って、ラスクルーセスの街を通過。US70という道路は、昔、会社の出張で東海岸のノースカロライナ州に滞在していたときによく利用していた道路で、それがはるかここまでつながっているかと思うと感慨深い。ラスクルーセスの街を出ると道が登りになり、山脈をひとつ超える。峠を過ぎると眼下に平原が広がっていて、その向こうの方がホワイトサンズだ。といっても、公園のゲートまでは山を下ってからまだ数十km、ほぼ真っすぐな道を走る。ゲートの少し手前に、また国境警備の検問所がある。ここはキットピークの手前にあったところよりしっかりした建物が建っている。グーグル・マップにもちゃんと US Border Patrol Checkpoint と出ている。しかし、ここで検問をしているということは、この先の空軍基地やアラモゴードの街には不法入国者は入れないが、ラスクルーセスやエル・パソの街にはいても構わないということだろうか??

そして、ホワイトサンズ (White Sands National Monument) のビジターセンターに到着。ここには売店なんかはあるが、入場料はここで払うのではなくて戸惑ってしまった。

Visitor Center

建物の脇の方を進んでいくと、奥の方に続く道、Dunes Drive があり、入場料はそのゲートで払う。大人1人$3 (安い!)。

White Sands National Monument

ホワイトサンズとは、その名の通り、白い砂でできた地形。白い砂がまるで砂漠の砂丘のようになって延々広がっている場所だ。しかし、最初のうちは道の両側とも背の低い植物の生えた平原という感じ。

White Sands National Monument

しばらくすると、両側の地面が白い砂になってくるが、植物はずいぶん生えている。

White Sands National Monument

やがて、急に路面も白い砂に覆われてしまう。

White Sands National Monument

そのうち周囲全部真っ白な世界に。

White Sands National Monument

後は延々と白い世界の中を道が続くのだが、途中に広場のようになった場所があり、そこにこのように点々と日除けが用意してあって、各自その脇に車を停めて、遊んだりできるようになっている。

White Sands National Monument

そことはまた別の、少し広くなって車が停められるようになっている場所に車を停めて、近くの砂丘の上に登ってみる。

White Sands

広がる白い砂に、足跡が点々と。

White Sands

足跡のアップ。敦煌で行った砂漠のようなところとは違ってそんなにさらさらとはしておらず、結構固まっている。

White Sands

斜面になっている場所では、特に子供たちが駆け登っては滑り降りる遊びをした跡が思いっきり残っている。

White Sands

また少し別の場所に移動すると、派手なペイントの車がいた。

Painted Car

ところで、ここまでの写真、白い砂と言いながら、あまりぱっとしない感じだったことと思う。写真の空には、青い部分も見えてはいるが、結構雲量が多く、自分のいるまわりはずっと太陽は雲に隠れているために陰になっていて、直射日光では照らされていなかった。しばらくすると、遠くの方で雲の切れ目から日が差して、一部分だけ明るくなっている様子が見えた。

White Sands

やがて、頭上の太陽が厚い雲の端から顔を出し始める。

Sun and Cloud

日が差してきたので自分の影がくっきりと。

White Sands

これで砂丘も陰影がくっきりして美しい。まるで雪景色のようにも見えるが、白いのは石膏の砂である。

White SandsWhite Sands

ここまでは、白い砂の砂漠ということで、なるべく砂ばかりのところを撮っていたが、実はこの奥の方に来ても、結構植物がたくさん生えている場所も多い。そして、写真の手前の方には不思議な風紋が。

White Sands

とまあ、だいたいこのへんまででひととおり眺めたので、一旦ビジターセンターまで戻って、売店で飲み物を買ったりする。午後7時から、サンセット・ストロール (Sunset Stroll: 日暮れの散歩) というプログラムが無料で行われるので、その時間を待って、集合場所までまた車で入っていく。日没の時間の美しい景色を眺めつつ、砂漠に生えている植物のことやら何やらをパーク・レンジャーの人が解説してくれるというもの。なので、比較的生えている植物の種類の多い、あまり奥まで行かない場所で行われる。入場料以外に参加費は必要ない。

このときの説明のパーク・レンジャーの女性が、仕草がなかなかおもしろかった。静止画だけでどこまで伝わるかわからないが。

Sunset Stroll

地面が白いので、トカゲも白い。

White Lizard

太陽の方を見ると、見事な光条である。

Light Beams

ホワイトサンズの白い砂は、石膏でできているのだが、その石膏はどこから来たかというと、向こうに見える地層の中の白い部分。これが雨で解け出した水が、盆地状になっているこの地形にたまって湖となったものが干上がって地表に石膏の層ができ、それが風化して細かい砂になって、風に吹かれて砂丘となったということ。

White Sands

白い砂漠に咲いていた、色々な花。

White Sands White Sands White Sands

パーク・レンジャーの女性が、子供のボランティア2名を募り、下に降りて下さいという。なんだか遠近感がおかしく見える。この写真では広角レンズのマジックの要素も多少入っているかもしれないが、実際に現場にいても、おかしな感じだった。エイムズの部屋でもないのに。全部真っ白で斜面が正しく斜面に認識できないからとか、そういうことだろうか。こちらは砂丘の上に立っていて、子どもたちは底の部分に立っている。子どもたちの後ろにあるのは、砂丘の高い所で生えた植物が下まで根を張って下まで固まって動かなくなったところで、砂丘のこの植物の周りの砂が風で移動していって、植物だけ取り残されたもの。

Perspective

ここはまだ砂丘の高い部分に生えている植物。

White Sands

遠くの方では局所的に夕立ちが降っている様子。

White Sands

そして、日没の方角には、残念ながら太陽そのものは雲に隠れて見えないが、オレンジ色に輝く雲が不思議な雰囲気を醸し出していた。

White Sands

砂丘の上の人影。

White Sands

夕焼けに向かってポーズを取る人物と、サンセット・ストロール参加者の車の列。

White Sands

ここまででサンセット・ストロールは終り。各自、自分の車でゲートに戻り、そのまま皆帰って行ってしまったようだ。デューンズ・ドライブの入口は日没で閉じられるので、もう今から来る人はいない。私は一旦ビジターセンターの駐車場に車を停めて、ホテルまでのルートの確認をしたりしていたが、もうまわりには誰もいない。ガイドのパーク・レンジャーの人も戻ってきたのでまた挨拶したが、一瞬ビジターセンターの建物に寄って、そのままもう帰って行ったようだった。

自分もこの日のホテルに向かう帰途に着く。次に翌日VLAに行くことを考えると、来る途中の分岐点だったラスクルーセスが近くてよかったのかもしれないが、せっかくテキサス州近くまで来ているので、今まで空港乗り換えでしか立ち寄ったことのないテキサス州に足跡を残しておこうと、エル・パソまで足を伸ばす。エル・パソは国境の街。国境線になっているリオ・グランデ川をはさんだ対岸にシウダー・フアレスというメキシコ側の街がある。深圳と香港みたいなもんだろうか。実際に行ってないのでわからないが。

まずはホワイトサンズから、来た道US70を戻る。逆方向は検問は何もない。山越えをすると、眼下にはラスクルーセスの街明かりが広がっている。ここで、I10まで戻らずに、I25に入って南下する。すると、もともとのI10がI25に合流してくる。更にしばらく走ると、テキサス州との州境。例によって、州境を超えた直後のレストエリアに入る。ここも、ちゃんとインフォメーションがあるようだったが、既に夜で閉まっていた。

Texas Travel Information CenterTexas Travel Information Center

そしてもう少し走ると、この日のホテル、Extended Stay America El Paso – West に到着。

Extended Stay America El Paso - West

ところで、今回はちょっと長目の旅行なので、途中で着るものを洗濯しないといけなくなってくる。前のツーソンに泊まっているときに、2泊するから、ホテルにクリーニングに出せば出発する前に受け取れると思っていたのに、朝、洗濯物を持って行くと、もうピックアップは行ってしまったと言われて、洗濯できなかった。部屋にあった案内には8時までと書いてあって、ちゃんと7時半に持って行ったのに。まあ、高いクリーニング代払わなくてよくなってよかったが。そんなわけで、次のこのホテルで、コインランドリーで洗濯することに。

Coin Laundry

コインランドリーを使うには、一度に結構な枚数のクォーターを使う。洗濯機に$2.00と乾燥機に$2.00。合計16枚も必要だ。そんなに持ち合 わせがないので、フロントに行って、両替してもらった。受け取った硬貨を見ると、そのうちの半分以上が各州のデザインのクォーターだ。以前このクォーターのことを記事に書いたと きからかなり経っているが、その後既に全州分のデザインが発行されていて、みんな普通に流通しているようだ。更に、新しいシリーズで、国立公園類のデザイ ンのものもある。前の記事に書いていたように、何と何を持っているかはリストにしてチェックしてはいたのだが、家においたままで持って来なかったので、こ こで持っているものといないものを選別することができなかった。しかし、洗濯するために両替したので、このうちほとんどは使ってしまわないといけない。年 号の新しい、以前には絶対入手してなさそうなものを残して、他のものを洗濯に使った。

QuartersQuarters

ところが、その取っておいた分は、その後も使ってしまわないようにと別に分けておいておいたつもりが、どうもそのままこのホテルに置いてきてしまったようだ。後でまた他の州デザインの新しいクォーターを見つけたときに、そこに追加しようと思ったら、荷物のどこを探してもなかった。ずいぶん多いチップだなと思われたかもしれない。そういうわけなので、持ち帰ってきたのは、その後に入手した分だけになってしまった。今度アメリカに行くときは、コインアルパムでも持って行くか (笑)。

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