旭川市科学館サイパル

全国カールツァイス・プラネタリウム巡りの最後の旅は旭川。旭川市科学館「サイパル」のプラネタリウムにある現用のSTARMASTER ZMPと、保存展示されている旧旭川市青少年科学館で閉館の2005年まで使われていたZKP-1。

午後に到着して、間に合うのは14:30からのドームシアター番組。しかし、これではカールツァイス・プラネタリウムを見たことにならないので、その後の最終回投影のプラネタリウムの一般投影番組と、両方見ることにする。待ち時間の間に、科学館の方を。行ったのは三連休前日の平日だったので、客の入りはそれほどでもなかった。

展示室に入ってみると結構普通の科学館の展示という感じとは違う。体験型の装置がずいぶんたくさんある。それぞれ係員がついていて、他に客もあまりいないので誘われるままに、「宇宙ゴマ」と「ムーンジャンプ」を体験。「宇宙ゴマ」は宇宙飛行士の訓練に使われる装置を模したという、地球ゴマのような外観の二重になった円環の中にシートがついていて三軸自由に回転する装置。なぜか靴を脱いでシートに座り、ベルトががちがちに縛り付けられて乗り込むための階段が離れていってから回転開始。1分30秒間ぐるぐる回される。そんなに猛スピードで回るわけではないので目が回るということもないし、自分では酔って気分が悪くなるということもなかった。胃の検査でバリウムを飲んでX線撮影するときと似た感じだなぁ、と思ったくらい。ただ、頭が下になっている間は、かなり頭に血がのぼっている感じがした。

「ムーンジャンプ」の方は、シーソーのようなものの先についた自転車のサドルのようなところに乗って、反対側の重りを体重に合わせて調整して、重力が小さい状態を体験するというもの。実際は月の重力は地球の約6分の1なのだが、ここでは10分の1にしてあるとのこと。6分の1ではそれほどおもしろくないということか。

ロビーには水のスクリーン。この写真では何が写っているかよくわからないな。

水竜

その後ろがプラネタリウムのドーム。広い建物の空間の中にドームがつくってあって、その外殻がそのまま見えているというつくりは珍しいのではないか?

プラネタリウムドーム

プラネタリウムの入口に向かう通路の曲がり角のところに、ZKP-1が展示されている。

ZKP-1

岐阜市科学館に展示されていたものと同型だが、展示の仕方によるのか割りと雰囲気が違う。岐阜では展示されていなかった補助照明装置もあるからか。

ZKP-1ZKP-1ZKP-1ZKP-1ZKP-1

隣には、小惑星探査機はやぶさの模型が、川口淳一郎氏と的川的川泰宣氏の色紙とともに。

はやぶさ

ドームへの入口の脇には旧旭川市天文台で使われていた15 cm屈折望遠鏡が展示されている。

15cm屈折望遠鏡

ドームに入ると赤いシートが目をひく。ここのシートは少し変則的で、北側半分は横につながったシートだが、南側半分はひとつひとつが独立していて、回転するようになっている。プラネタリウムのときは中央向き、ドーム映像のときは南側正面を見られるようにということである。

STARMASTER ZMP

中央の投影機がカールツァイスのSTARMASTER ZMP。名古屋で使われているUNIVERSARIMよりも小さいドーム向けの投影機と聞いて、宗像ユリックスのZKP4ほどではないにしろ、割りと小さ目の投影機かと思っていたが、それほど小さくもない。恒星球は一見旧来のプラネタリウムの恒星球のようだが、恒星以外の星座絵などの投影機も同じ球上に設置されているので、球面上はいろろいなものがひしめき合っている感じだ。これはUNIVERSARIUMもそうだが。

STARMASTER ZMP STARMASTER ZMP

恒星球の南側には惑星投影機。

STARMASTER ZMP

カールツァイス・イエナの銘板。

STARMASTER ZMP

ドーム映像は、ドーム周囲5箇所に設置されてるプロジェクターで投影されている。BarcoReality Sim 4という機種のようだ。ドームに何やら赤いマークがつけてあるが何だろう?

BarcoReality Sim 4

さて、先に見たドーム映像は、「ETERNAL RETURN ―いのちを継ぐもの―」。この手のドーム映像はあまりたくさん見たことがないので一般的につくりがどうなっているのかはよく知らないが、これは傾斜型ドームを前提に作成された映像を水平ドームで上映しているようだ。映像の地平線が斜めになって見える。

2回目に見た投影は生解説の星空解説。解説中に星の位置を示したりするのに使うポインタが赤色のレーザーらしき光で矢印形が描いてあるのはちょっと珍しい気がした。今の冬の星空の解説だったが、星空を見ながら、そうか、ここではカノープスは見えないんだ、と思った。座る位置にもよるが、そういえば北極星の位置も高いような気がする。北海道にある科学館だけあって、星の解説にはアイヌの伝説の話もたくさん織り交ぜられていたのが印象的だ。

ドームに入る前に古い望遠鏡を眺めていたときに、4階には行かれましたか、と言われたので、プラネタリウムの終わった後、閉館時間までを利用して4階に上がってみた。4階は建物は一部だけになっていて、外の屋上部分に出ると、そこに望遠鏡のドームが2つあって、昼間でも公開されている。

望遠鏡ドーム

このときは大きい方のドームだけ公開されていて、先に親子連れが一組望遠鏡を覗かせてもらっていた。設置されている望遠鏡は、三鷹光器製の65 cmカセグレン望遠鏡。まだ日没後間もなくて空は明るかったが、ちょうどよく見えていた月を見せてもらっていた。

GNF-65

親子が帰った後もしばらく残って、ゆっくりのぞかせてもらった。まだ明るかったが、他に何か見ましょうかということで、天王星を導入。操作用のパソコンを見ると、ステラナビゲータである。うちのステラナビゲータのメニューに三鷹光器なんてのはないが、特別仕様なのか、あるいは何かの互換仕様なのか。自動導入すると、望遠鏡と同時にドームも自動で適切な位置まで動く。まだ空は少し暗い程度だが、5.8等の天王星もこんな望遠鏡を使えばしっかり見えていた。木星も昇ってきたところで、もう少し待って高度が望遠鏡で狙える高さになったら見てみましょうかと言っていたが、東の空に雲がかかっていて全然ダメそうだったので、そこであきらめて退散することにした。

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