初イリジウムフレア

Iridium Flare
さそり座にイリジウムフレア 2014/01/31 05:56 Canon EOS 60D, EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II (29mm F5.6), ISO800, 4sec × 14, KikuchiMagick

今朝は初めてイリジウムフレアを撮影してみた。これまでISS (国際宇宙ステーション) は何度か撮影してきたが、似たようなジャンル(?)としてイリジウムフレアというのがある。

地球をめぐる数多くの人工衛星は、ISSと同じように夕方や明け方には上空だけ光が当たって見ることができるはずだが、ISSに比べてずっと小さいので、明るさも暗く、都会の空ではほとんど見えない。ところが、衛星に大きな反射面があると、そこに反射した太陽の光が真っ直ぐ地上に届くときだけ非常に明るく見える。特定の地点に対して角度が合致するのはほんの少しの間なので、今まで軌道上にあっても見えなかったのが、一瞬だけ輝きを増して、またすぐ暗くなるように見える。それで、これを衛星フレアと言う。

イリジウムというのは、地球上どこにいてもつながる衛星電話のための衛星で、GPS衛星と同じく、常にどれかの衛星が頭上にあるように、同じ衛星がたくさん打ち上げられて地球を回っている。そのイリジウム衛星の形状が、大きな平面状のアンテナを備えているためにこの衛星フレアを起こしやすく、しかもたくさん回っているのでその機会をとらえやすい。

ISSの通過に比べると早い明るさの変化があっておもしろいが、見られるのが非常に短い時間だし、地表の場所によってもそれがずれて来るので、正確な予報をもって、正確な時刻に見ないと見逃してしまう可能性も高い。そういうこともあって、これまでチャレンジしていなかった。

さて、今朝の予報では、明け方に東の空に昇ってきたさそり座のアンタレスのすぐ近くでフレアが見られるとのこと。画面は縦位置にして、地表を入れた上で垂直に立って登ってくるさそりをおさめ、ついでに画面端には土星も入ってもらった。

イリジウムフレアの撮影は初めてで勝手がわからないので、とりあえずISSを撮影しているのと似た設定で撮影した。フレアが起きるのは一瞬とはいっても、ある程度の時間はかかるので、最初から最後まで1枚で撮ると、薄明で明るい空が明るくなりすぎてしまうだろし、撮り始めるタイミングも難しいし、やはり少しずつ撮って比較(明)合成した。難点は、軌跡の途中に切れ目ができてしまうこと。

少し早目から撮っておいて、少し多めに撮影しておいて、必要な部分のコマだけを合成すればいいと思ったが、撮れた写真をよく見てみると、肉眼ではわからなかったところでもかすかに光っているのが写っている。結局、余裕をもって撮ったと思ったほぼ全部の枚数を合成した。合成後の写真でも5、6コマしか合成していないように見えるが、よく見るとその前後にまだかすかに軌跡が見える。

完成した画像で、切れ目がなくてつながっていれば、流星のようにも見えるが、実際の速度は、流星よりはずっと時間がかかっている。

ところで、夜明け前で地表に近づくに従って空がオレンジ色に変化していくのは美しいのだが、ある高度から急に線を引いたようにどす黒い色になっているのは大気汚染のせいか、あるいは単なる気象現象的なものか。

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