火星小接近 (その2)

昨日4月14日は、今回の火星小接近で火星と地球が最も接近する日だった。と、同時に偶然ではあるが、満月に近い月が火星に接近する日でもあった。といっても、前者は太陽系内の惑星の軌道上の実際の距離の話、後者は地球から見た天球上の見かけの位置の話。全く別次元の話だが、どちらも「接近」という言葉が使われるのでいつも表現に困ってしまう。2種類の現象を区別して扱う用語があればいいのにと思う。

偶然とは言ったが、火星の接近のその日に、月が接近したのはたまたまだが、その月が満月近いというのは偶然ではなくて必然である。火星が接近しているということは「衝」の位置に近く、地球から見て太陽と反対側にあるということであり、もしそのときに月がその近くに見える位置にあるのならば、その月と地球と太陽の位置関係からして、満月に近いはずなのである。

能書きはさておき、火星はかねてよりスピカの近くにいたので、月とあわせて3つの天体が集合しているので、この様子を写真に撮った。月と他の天体を一緒に撮ると、明るさの差が大きくてなかなかうまく撮れない。特に、満月近い月は凶悪なまでに明るい。しかし、今回は余計な技巧を使わず、月は明るさが飽和するにまかせた。この月の明るさに対して、接近中の火星はそこそこがんばっているが、スピカの方はかなり弱々しくしか見えない。まずは、あまり照明の当たっていない建物の上方をそこそこアップで。

Mars, Moon & Spica
火星・月・スピカ 2014/04/14 21:55 Canon EOS 60D, EF-S55-250mm F4-5.6 IS II (65mm F4), ISO800, 1/4sec, StellaImage7, Photoshop 7.0

次は、ちょっと引きで明かりのついた建物と一緒にその上に浮かぶ様子を。

Mars, Moon & Spica
火星・月・スピカ 2014/04/14 22:23 Canon EOS 60D, EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II (18mm F4), ISO400, 1/2sec, StellaImage7, Photoshop 7.0

それから、日付が変わってからだが、3日前に撮ったのと同じ撮り方で火星のRegistax処理した画像。ちょっと今回の方が画像が暴れているが、まあ再接近記念画像ということで。

火星の自転周期は地球の自転周期より少し長いだけなので、毎晩同じくらいの時刻に観ると、模様は少しずつ後戻りしていく。下の画像は3日前の画像とそんなに違わない時刻に撮ったものだが、正面に見えていた大シルチスが、だいぶ左の方に寄って見える。

Mars
火星 2014/04/15 00:14 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), 8-24mm eyepiece projection (8mm), ISO1600, 1/60sec x 1372, Registax6, トリミング

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