ナイトロックス

ナイトロックスとは窒素 (Nitrogen) と酸素 (Oxygen) の混合気体のこと。ご存知ない方のために解説しておくと、ダイビングの際に使う普通のタンクの中に詰まっているのは酸素ではなくて、普通の空気。普通の空気だって窒素約79%酸素約21%の混合気体なのだが、ダイビングでわざわざナイトロックスというときは窒素と酸素の混合気体ながら酸素の比率を多くしたもの (ここで使ったのは約32%のもの) のこと。そうするとその分だけ減圧症の原因となる窒素の量が減るので、普通の空気より少し長い時間潜っていても大丈夫になる。

イクエーター号のドーニにはナイトロックスの充填装置も装備されている。事前の情報でなんとなくそんな感じはしたが、基本、全員このナイトロックスを使って潜る感じだ。自分は普通の空気で潜る、といっても構わないが、そうすると他の人たちと深度や時間の制限が異なってくるので、一緒に行動しにくくなって不都合だろう。

ナイトロックスを使って潜るには、ナイトロックスのための講習が必要だが、私は今までナイトロックスを使って潜れるところで潜ったことが一度もなく、当然講習も受けていない。ナイトロックス利用の追加料金は1日US$10だが、講習を受けれは講習代US$150にナイトロックスの利用料も含まれる。一度講習を受けておけば、今後他のところでもナイトロックスで潜れるしまあよかろうということで、講習を受けてナイトロックスで潜ることにした。

自分の今までの経験では出会っていなかったことから、ナイトロックスはいまだそれほど普及しているわけではないかと思っていたのだが、参加者9人中、ナイトロックスの講習を受けたのは私ともう一人だけで、後は全員ナイトロックス経験者だった。

ダイビングをするときは体内に溶け込んだ窒素量の管理などのために一般的にダイビングコンピュータ (略してダイコン) を使うのだが、ナイトロックスを使うときにはナイトロックス対応のダイコンで、使用するナイトロックスの酸素濃度などを設定して潜らないといけない。私のダイコンは結構昔に買ったもので、ナイトロックス対応の機能がない。しかし、最近のダイコンはすべてナイトロックス対応になっているようで、これまた驚いたことに私以外全員ナイトロックス対応のダイコンを持っていた。初日1本目は普通の空気で大丈夫なプロフィールのダイビングで自分のダイコンで潜って問題なかったが、2本目以降はナイトロックス対応のものを無料でレンタルしてもらって潜った。その初日2本めは念のため比較してみようと自分のダイコンと両方一緒に持って潜ってみたら、今度はナイトロックスで潜れるだけきっちり潜ったようで、ナイトロックス対応のダイコンの方ももちろんOKだったが、普通の空気の設定で計算している自分のダイコンは潜ってはいけない限界を越えてしまったという表示になってしまった。ダイコンは一度そういうエラーを出すと、更に続けて潜ったりしないように、48時間機能しなくなるようにできていて、私のダイコンはその状態になってしまった。

その後ずっとレンタルのダイコンで正常に潜っていたのだが、最終日の2本目、そのナイトロックス対応のダイコンがエラーを出してしまった。確かに少し深いところに長目にいたが、他の人と比べて自分だけそんなに深くにいたわけでもないし、どうしたことか。最後の1本を前に潜れなくなってしまったかと思ったが、よく見てもらうと、ダイコンが高所潜水の設定になっていた。2段階ある低い方だったが、高所潜水の設定のために通常より制限が少しきつい状態になっていて、この回たまたま少し限界に近い潜水だったので、高所潜水の設定ではエラーとなってしまった模様。ログを見るとそれまでもずって高所潜水の設定で潜っていたようだ。それまではたまたま全部限界に対して十分余裕をもって潜っていたのでエラーにならなかっただけということのようだ。どうして高所潜水の設定になっていかはよくわからない。最初にダイコンをレンタルしてもらったときに自分のダイコンとは違う操作方法に慣れないで色々メニューの変なところに入って間違って変更してしまったのかもしれないし、その前からそうなっていたのかもしれないし、よくわからない。エラーになってしまったダイコンは次の潜水に使えなくなっているが、まあいちおうそういうことと判明したので、まあ反復潜水の残留窒素量が反映されないのは目をつぶってもうひとつ別のレンタル用のダイコンを使って潜った。

ナイトロックスでは減圧不要潜水時間が長くなるというメリットの一方。酸素が多いことで普通ならもっと深く潜らないとならない酸素中毒になる深度が浅くなって注意が必要である。ナイトロックスで潜る際に、毎回酸素濃度を測定して、その値を記録しておくのだが、その際にそれに対応する限界深度の値も書く。この値はだいたい30数mになるが、モルディブではダイビングの深度が30 mと法律で決まっていて、それ以上深く潜らないので、酸素の測定値にかかわらず、30 mと記録していた。

講習の方は、ダイビング間の休憩時間などで自分でテキストを読んでおいたり、ビデオを見て少し講義を受けたりした後、テストをやって終わり。無事テンポラリカードをいただいた。

Enriched Air Diver

PADIのスペシャルティーは、ダイビングを始めた頃に3つほど取っていて、これを合わせて4つ。メンコ集めではないがスペシャルティーを5つとレスキューダイバーを取ると、あわせてマスター・スクーバ・ダイバーという、インストラクターに行かないアマチュアのレベルでの最高位となるのだが、もうひとつ何かスペシャルティー取ってレスキューやってみたりするか??

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