赤道付近での星見

今回のモルディブの滞在地は、赤道超えにはならないものの、南半球に行ったことのない私にとって今まで行った中で一番緯度が低い (実は、飛行機を乗り換えたシンガポールの方がもっと赤道に近いが、宿泊していないということで)。普段は見られない南天の星を見るのも楽しみにしていた。ただし、ずっと揺れる船の上のこと、カメラを三脚に乗せても長時間露光する写真の撮影は無理なので、天体写真撮影にまでは気合は入れず、眺めるだけということにして、機材はカメラはコンデジのS120だけだが、双眼鏡はいちおうモナーク7 8×42を持って行く。しかしこれを入れたおかげで機内持ち込み荷物が案外かさばって、デイパックでは入りきらないので、去年の旅行の際にも使ったカメラバッグになった。

まずはモルディブに着く前にシンガポールからモルディブへの飛行機の中。夜便なので飛行中室内の明かりも落とされて窓から外をのぞくと星がそこそこ見える。航路はほぼ赤道付近を東西に飛んでいる。私は右側の窓側の席だったので見えるのは北天。普段見られない星が見えるわけではないが、星の見える位置が違う。ひしゃくの部分を下にして縦位置になった北斗七星のひしゃくの部分は水平線ぎりぎりに、そしてその右の方に北極星も水平線近くに見えた。

モルディブに到着してからは、雨季なこともあって、雨が降っているわけではないものの雲がかなり多い空模様。夕焼けや朝焼けは見られたが、夜は到着日もダイビング1日目も曇りで星は見られなかった。写真はダイビング2日目の朝焼け。やはり雲が多い。

モルディブの朝焼け

ダイビング2日目の休憩時間、同じツアーに参加していたTYさんがiPhoneで何か写真を見せてくれた後にアイコン画面になったのを見ると、「星座表」アプリがあったので、星を見るのが好きかと聞くと、南十字を見るのを楽しみにしているというので、じゃあ一緒に見ましょうと、運良くこの日の夕食後は雲量50%以下くらいで星が見えていたので、他の人たちも一緒に南十字星探し。

上弦を過ぎた月が輝いているので天の川や暗い星が見えないが、さそり座が日本で見るよりはるかに高い位置にしっかり見える。その右下の方に、ケンタウルス座α星、β星の並びが明るく見え、更にその右下方向に南十字が見えるはずだが、低い位置には雲が多くて、よく見えない。最初は南十字座の4つのうち明るいα星、β星しか見えておらず、残るγ星とδ星はなかな見えなかった。しかし、やがて雲がなくなって4つとも見えるようになった。それでも高度が低くて霞んでいるせいか、一番暗いδ星はわかりにくいようだったが、双眼鏡で見てもらうとよく見えたようだ。

北斗七星は飛行機から見たときと同じように低い位置に見えたが、北極星は地平線近くてわからず。夏の大三角は、日本でなら全部昇っている時間だが、地軸が寝ているせいでまだ高度が低く、ベガはよく見えていたが、デネブは低い位置の雲でわからなかった。月が明るいのと雲が多かったせいで、満天の星空という感じではなかったが、ケンタウルスと南十字が見られただけでもよしとしたい。

写真は撮らないとはいいながらも、いちおうS120で。星空モードにするとシャッタースピードが長くなってしまうので、マニュアルで船の揺れでブレない程度のシャッタースピードにして撮影。三脚は持って行ってないので船のデッキ上で物に立てかけてセルフタイマーで撮影した。そんな事情もあって水平線が入っていないが、画面下端の少し下が水平線。さそり座が高い位置に見えているのがわかるだろう。右上端の画面のすぐ外に月があるので画面が明るくなってしまっている。どうせ撮るんなら、せっかく見えていたケンタウルス座や南十字も撮っておけばよかったのだが。

モルディブで見たさそり座
さそり座周辺 2014/07/07 20:43(GMT+5) Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO3200, 0.5sec, PhotoShop 7.0

その夜はそこまでで寝たが、私は朝も早起きして日の出2時間前くらいから星を眺めにサンデッキに上がった。月が沈んで暗い星が見えることと、時間が経って、宵の時間には地平線の下にあって見られなかった南天の天体、特に小マゼラン雲を見たかったからだ。月が沈んで天の川がきれいに見えていたが、小マゼランは残念ながら地平線近くには雲があって見えなかった。目立つものとしては、エリダヌス座のアケルナルくらい。

結局、その後は毎晩空の様子を伺うものの、よく星の見えない夜ばかりだった。

飛行機は雲の上を飛んでいるので地表の天気が悪くても星は見られる。帰りも、モルディブ=シンガポール間は夜便なので窓から星が見られた。席は、行きと同じく右側の窓側だったので、今度は見えるのは南の空。船の上から明け方に見たのと同じくエリダヌス座の1等星アケルナルが非常に明るく見えていた。

行きは撮らなかったが、今度は撮影してみようと試みたが、さすがに飛行機の窓を通してだと、明かりは落としてあるとはいえ色々な光が反射したりして、あまりうまくは撮れなかった。二重窓の間隔があるので、カメラのレンズの周囲を覆ったくらいではうまくいかない。全体を暗幕で覆うとかしないといけないかもしれない。それでもなんとか撮ったのが下の写真。アケルナルだけはよくわかる。

機内から見たアケルナルアケルナル 2014/07/12 02:43(GMT+6) Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO3200, 0.5sec, PhotoShop 7.0

広告
  1. コメントする

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。