USBカメラ天体用改造 (その5)

USBカメラ天体用改造 (その4) 以来、1年半ぶりである。近々、コルキットスピカという安価ながらも性能はそこそこいいと評判の組み立て望遠鏡キットをつくる予定があり、それでただのぞいてみるだけではつまらないので、何か撮影できればと思った。しかし、さすがに小型軽量な望遠鏡にカメラを接続するのは、一眼レフはもちろんのことPowerShot S120のお気軽撮影セットでも荷が重すぎそうだ。一眼レフの場合は逆にカメラ側で支えればよさそうだが、それにしては逆に鏡筒が長すぎそうでもある。そこで思い出したのが、以前作ってほおりっぱなしになっていた、天体用改造したUSBカメラ。これなら軽くてコルキットスピカの接眼口に取り付けても問題なさそうに思える。

さて、久しぶりに改造USBカメラを引っぱり出してきて、ideaPadにつないでみようと思ったが、OSをWindows8に入れ替えてしまったので、ドライバから入れなおし、と思って探すと、カメラが旧機種のためWindows8のドライバのサポートがない。Windows7さえ対応してないようだ。まあとりあえず、XPで使っていた昔のHDDがそのまま取ってあるので、USBカメラを使うときはそのHDDに戻して完全オフラインで使っていればいいか、ということにした。

ところで、(その4) では結局赤外線フィルタが適切でなかったまま放置していたのだが、今回は一緒に望遠鏡を組み立てる人たちにもお披露目することになるので、色がヘンなままではよろしくないと思い、赤外線フィルタを入手するために、ジャンクデジカメを入手することにした。秋葉原のショップインバースというところにいつもジャンクのデジカメが売られているということで行ってみた。機種に応じて値段差が結構あるが、こちらは赤外線フィルタを取り出して使うだけなので、一番安い250円のものをひとつ購入。ついでに店内をながめていると、ジャンク品のUSBカメラも売られていた。1,000円のものはちょっともったいない気がしたが、500円のもので、ラベルに書かれていた型番、V-UBK45を確認してネットで調べてみると少なくともWindows7は対応しているものがあった。実は、近々ideaPadの代わりにWindows7のノートPCを安価で入手する予定があるので、それで使えればいいかと思い、試しにそれも買ってきた。詳しく調べると、ロジクールのQcamのシリーズで製品の型番はQVC-71。球体の形状が特徴。望遠鏡の接眼に挿入するためのスリーブの取付もしやすそうなものだ。多少新しいっぽいものだったので、解像度はもう少しあるかと思ったが、残念ながら640×480ドットしかなかった (前のものと同じ)。

帰宅して、ジャンクデジカメを分解するより前に、USBカメラをWindows7のデスクトップ機に接続してみると、ロジクールから専用のドライバをダウンロードしてきたりする必要もなく、Windowsが自動的にドライバを導入して、使えるようになったようだ。それに気を良くして、Windows8のideaPadに接続してみると、こちらもすんなりドライバが導入された。

ideaPadのWindows8には元々キャプチャソフトなども入れていなかったし、ロジクールのソフトを入れているわけでもないのでロジクールのキャプチャソフトというのもない。前は、ふぬああというのを使ったが、もうずいぶん古いソフトで新しいバージョンは出てないようなのでWindows8でちゃんと動くかわからない。ちょっと探してみると、「天体写真の世界」さんのblogSharpCapというのが紹介されていたので、それを使ってみることにした。

まずはそのまま画像を映してみると、普通に室内を撮っている分にはそれなりにきれいに写っているが、暗いところになるとドットノイズが大量に出てきてひどい状態になる。ちょっとカメラ的にはハズレだったようだ。この機種がいけないのか、たまたまこの個体がそんなんだからジャンクに出ていたのか。まあお遊びだし、月を撮るなら問題ないだろうと、構わずレンズ外しの改造にかかる。

分解の仕方は、モデルは違うが形状が似ているもののこちらの記事を参考にした (機種としてはこのQcam S7500がいいらしい)。レンズ部を取り外して、スタンドも外して、また組み立てる。このカメラはレンズを外したあとも、撮像素子の上に赤外線フィルタがついているようで前回のような問題がない。スタンドの外した穴を黒パーマセルテープで塞ぎ、正面に前のUSBカメラのときと同じようにボーグの31.7mmの延長筒を当てて、やはり黒パーマで貼り付ける。ちょうど筒の内側にぴったり合う段差があってセンター出しにも困らない。レンズの前を塞ぐシャッターもちゃんと動くままにできたので、使わないときは閉じておけば撮像素子がむき出しになっているのも気にならない。そのシャッターの動くところに少し隙間ができるのでそこも黒パーマでふさぐ。これでできあがり。一気にやってしまったので改造前や途中の写真なし。出来上がりがこんな感じ。

V-UBK45

コルキットのアイピースはアメリカンサイズの31.7mm径ではなく、ツァイスサイズの25.4mm径らしいので、コルキットで使う際には、このスリーブをはずして、もっと細いパイプに取り替える予定。パーマセルテープで貼ってあるだけなので簡単だ。

昨夜はぼんやり霞越しの月しか見えなかったので、かなり露出不足の感じだが、とりあえずNexStar 5SEにセットしての試し撮影画像。CMOS撮像素子のせいか、撮影時のフレームレートのせいか、大気の揺れによる画像の揺れがやけにぐにゃぐにゃして見える。画角は、撮像素子の大きさは同じなのか、前のものとちょうど同じくらいのようだ。

広告
  1. USBカメラ天体用改造 (その6) | 世事不可强求
  2. USBカメラ天体用改造 (その7) | 世事不可强求
  3. USBカメラ天体用改造 (その8) ― コルキットに装着 | 世事不可强求

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。