月齢28の月の出 (秋版)

今日の未明はイリジウムフレアに北極星と金星と月と木星をまとめて撮ろうと欲張りなことを考えて撮影に臨んだが、日の出が近すぎたせいかイリジウムフレアの時刻には空が相当明るくなってしまっていて、その撮影はうまくできなかった。しかし地平線近い月齢28.2の細い月や金星はなんとか撮れた。振り返ってみると、今年の4月にも月齢28の月の月の出を未明に撮影して記事にしていたのでちょっと見比べてみると、月の傾きが大きく違うのがわかる。今日が秋分の日で、前回は本当は春分の日近くだったらもっとよかったのだが、まあ1ヶ月違いで春分の日近くとそれほど違わないと思ってもらおう。

月齢28.2
月齢28.2 2014/09/23 05:03 Canon EOS 60D, EF-S55-250mm F4-5.6 IS II (250mm F5.6), ISO1600, 1/15sec

秋の未明に東の空に昇る細い月は欠けた口の方がかなり真上に近い方向を向いているのに対して、春の同様の細い月はそれがかなり横向きになっている。これは、春と秋で黄道の傾きが違うため。実際は月の通り道は白道といって黄道とは少しズレているが、まあ天の赤道と黄道ほどには傾いていなくて、だいたい黄道に近いと思っていい。地球の地軸の傾きによって赤道と黄道は約23.4° 傾いていて、互いに傾いているために円周上の2ヶ所で交わっているが、そこが春分点と秋分点。太陽が春分点にある日が春分の日で、秋分点にある日が秋分の日。天の赤道は地上の観察者からみて一定の位置で自身に沿って回転しているだけだが、黄道は春分点・秋分点で天の赤道と交わる位置を固定されたままぐるぐる回転するので、地上から見た角度が変化する。

秋分点に太陽があってその太陽が東の地平線ぎりぎり下にあるとき、斜め右上に立ち上がる天の赤道に対して、黄道はさらに右上に傾くように交わっているので、かなり垂直に近くなる。春には交わり方が逆になっているので、水平に近くなっている。月の満ち欠けは黄道に方向に向かって起きるので、その黄道の傾きの変化に合わせて月の欠けて見える方向も違ってくるということになる。

夏至や冬至の頃はどうなっているかというと、赤道と黄道は位置は離れているが向きは並行した状態になっているので、月の欠ける方向も赤道の方向に近くなり、すなわち春分と秋分の中間くらいになる。

たまたま未明の月で春と秋に似た条件で撮影できたので比べてみたわけだが、夕方の細い月でも同じことが観察できる。位置が反対側になるので、傾き方の関係は逆になって、秋の夕方の細い月は横向きに口を開けていて、春は上向きになっている。

そして、なんとか一緒に写った金星と月。本当にかすかにしか見えないが左真ん中あたりに金星と右上に月。

金星と月
金星と月 2014/09/23 05:14 Canon EOS 60D, EF-S55-250mm F4-5.6 IS II (96mm F5), ISO200, 1/60sec

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