コルキット+USBカメラで撮影した木星

太陽黒点と前後してしまったが、その前夜に撮影していた画像。かねてよりコルキットスピカに天体用改造USBカメラC270を接続して画像を見られるようにしているが、それで何を見ると言って、まあ月以外にはそれほどめぼしいものはない。あとはせいぜい惑星で、木星や土星ぐらいか。土星は日没後すぐに沈んでしまって見られないので、深夜に昇ってくる木星を狙ってみた。

そのまま画面キャプチャしたのがこれ。ちょっと画面中央からはずしているが、画面に入っていれば後の作業にはあまり影響ないのでご容赦を。

木星

いくらUSBカメラの撮像素子のサイズが小さくて望遠気味に写るからといって、f=420 mmのコルキットでは全体の画角に対して木星はこのくらいの大きさにしか写らない。眼視の場合は12 mmのアイピース (35倍) で見ても全体の視界に対してこれよりまだ小さく見えるわけで、円盤像なのははっきりわかるが、縞模様はなんとかわかるかどうかという程度に思える。この画像では木星本体がよく見えるくらいの露出に調節しているが、やはり縞模様はよくわからない感じだ。そうやって暗くしたせいで、ガリレオ衛星は写っていないが、USBカメラの露出を上げれば写ることは写るし、眼視ではよくわかる。

さて、これを数十秒間動画記録して、RegiStax6にかけると、あーら不思議。

木星
木星 2014/10/25 03:22 Logicool C270, Orbys KOL-Kit Spica (D40mm f420mm F10.5), RegiStax6, トリミング, 拡大

こんなにしっかり縞模様が現れた。RegiStaxしてもサイズが直径二十ドットにも満たないのは変わりなくてちょっと小さくて見づらいので、上の画像は木星付近だけ切り出したものを、縦横それぞれ3倍に拡大してある。

眼視の場合も心の目で見れば、2本の縞がこのくらいくっきり見えてくるだろう。

パソコンがあれば、コルキットに1,000円あまりのカメラとフリーソフトで、これだけの写真が撮れる。といいたいところだが、そのまま固定撮影すると日周運動のために、数十秒なら画面から出て行くほどではないものの結構な速度で移動していくので、RegiStaxしたときにうまく位置合わせしきれずに移動した分の筋のような画像になってしまったため、これはポラリエに載せて追尾して撮影したものである。かけた費用が一気に1桁上がってしまう (笑)。固定撮影でも、短か目の時間でやればうまくいくかもしれないが、短くする分出来上がりの画像の質は下がるだろう。うまく木星の位置だけ切り出してRegiStaxに食わせるとかできればうまくいくだろうか?

ちなみに、USBカメラの前の記事でf=1,250 mmのNexStar 5SEで同じUSBカメラで撮影した木星の画像があるので、参考までに。そちらは画像サイズそのままだが、焦点距離がほぼちょうど3倍なので、画像的には同じくらいの大きさになっている。

まあいずれにせよ、NexStar 5SEにアイピース拡大撮影で60Dのクロップ動画で撮ったものとは比ぶべくもないが、こんな画像が撮れますよ、ということで。ただし、拡大撮影にこのUSBカメラを使えば、ドットピッチは細かいのでドット数的にだけはより高解像度の画像が撮れそうだが、どうだろうか。

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