ラブジョイ彗星 C/2014 Q2

C/2014 Q2 LovejoyComet Lovejoy C/2014 Q2 2014/12/17 23:00 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) 直接焦点, ISO3200, 15sec×36, StellaImage 7 Metcalf composite

前の記事で触れたように、1年ほど前にアイソン彗星が消えてなくなった頃に話題になったC/2013 R1とは別のラブジョイ彗星が、光度がずいぶん明るくなってきて、見やすい位置にやってきている。1年ほど前から他にもいくつか明るい目の彗星が見られたが、だいたい明け方の東の空に見られるもので、普通は寝ている時間に無理に起きてみないといけなかったりすることが多かった。しかし、現在のラブジョイ彗星の位置は、オリオン座の南の方で、まだ少し高度は低いものの、0時を過ぎない頃に南の空に比較的観察しやすい位置に見られる。これから更に高度が上がって見やすくなってくる。

明るくなったといっても、ステラナビゲータに出ている値では7.1等ということなので当然肉眼では見えない。まずは双眼鏡で探してみたものの、双眼鏡では全くわからず。それで、望遠鏡の登場となるが、パソコン制御が必要なのは、私の望遠鏡のファインダーはドットファインダーで肉眼で見える星しか狙えないので、ほぼアライメント用の星を狙うのや、月や惑星などの明るい天体を導入するのにしか使えず、それ以外は自動導入に頼らないといけないのだが、彗星のような突然やってくる天体の軌道情報はコントローラに内蔵されてないわけで、データをダウンロードする機能などもないので、パソコンからの制御が頼りというわけである。(望遠鏡のコントローラ単体で赤経・赤緯を直接入力して向けることはできるので、データだけ持ってくればパソコンを接続しないで向けることはできなくはないが)

そうやって、最新データをダウンロードしたステラナビゲータを走らせたパソコンから望遠鏡を動かして彗星に向ける。導入精度はめちゃくちやぴったりというわけでないので、ステラナビゲータの画面で彗星の周囲の恒星の並びと望遠鏡で実際に見えている星を見比べて、正しい位置を見ているかを確認する必要がある。

残念なことに、望遠鏡を使っても前日の夜に見た時は眼視では彗星の姿はわからなかった。そこでこの日は最初からカメラでの撮影にかかった。眼視で見えなくてもカメラで長時間露出すれば写ってくる。長時間露出といっても、まずは見つけるための試し撮り目的だけなら画質は荒れてもいいのでISO感度を最大にしてなるべくシャッター速度を短くした方が手早くできていい。

で、そうやって試し撮りしてみると、あまり画面中央から外れないところにぼんやりした青緑っぽい明らかに他の恒星とは違う像が写っていた。当たりである。いちおう周囲の恒星の並びも確認。

長時間露光で写るといっても、ライブビューでモニタしている画面では当然何も見えないので、目標を画面の中央にもってくるにも、手探りで少し望遠鏡を動かしては試し撮りして確認、という感じ。

フレーミングがOKになったら、感度とシャッター速度を調整しなおして、もう一度試し撮り。OKなら、そこからレリーズをロックしてコンポジット用に連続撮影開始。あとはしばらく待っているだけだが、寒かった。

撮影後は、枚数撮影した画像をステライメージ7でコンポジット。彗星の場合は、例によってメトカーフ法というのを使う。10分ほどの撮影時間中にも彗星は背景の恒星に対して動いているので、恒星がぴったり合うように重ねると彗星の像が流れてしまう。彗星基準で重ねたいが、彗星の像はぼんやりしているし、1個所だけなのでうまく位置合わせできない。そこで、彗星の軌道情報から割り出した移動量をステライメージに入力してやると、恒星で位置合わせをしつつ、移動量分だけずらしながら合成してくれる。そうやってできたのが最初の写真である。

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  1. ラブジョイ彗星 C/2014 Q2 (その2) ― ファインディングチャートを頼りに探そう | 世事不可强求

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