惑星状星雲2題

先日、惑星状星雲を2つ、こと座のM57リング星雲と、こぎつね座のM27亜鈴星雲を撮影した。光の淡いガス星雲や銀河のような天体は、非常に明るいオリオン大星雲は別格として、自宅での撮影では光害環境や、経緯台式自動追尾の架台は追尾できるといっても30秒ぐらいまでが限度といったこともあって、あまりうまく撮れないと思って、あまり撮ろうとしてこなかった。しかし、考えてみれば、彗星を撮っているのだって条件はそんなに変わらないので、同じように何枚も撮ってコンポジットすれば、それなりの絵になるのではないかということで、まずはM57を狙ってみた。夏の星座だが赤緯が高い目なので、南中すると天頂近くに上がってしまい、かえってマンションの非常階段からでは天井があって狙えず、西側に下りてくるときは建物の向きでやはり狙いづらいので、東の空でまだそれほど高度が高く上がってしまわないこの時期がちょうどいい。

M57は視直径は結構小さいので、直焦よりもアイピース拡大撮影した方がいいくらいの大きさだが、あまり拡大するとますます光が薄くなってしまうので、ここは直焦で撮影した。眼視でもかすかには見えるので、1枚撮りでもそれなりには写る。15枚コンポジットして処理したのがこちら。対象が小さいので縦横半分の画角にトリミングしてある。それでも画面の真ん中に小さくポツンと写っている感じだが、大きくするとボロが出るので、このくらいにしておく方がきれいに見えていい。しかしそれでもよく見ると、中心星もなんとなく写っている感じがする。

M57 Ring NebulaM57 Ring Nebula 2015/05/01 23:36~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO1600, 30sec×15, StellaImage7, Trimming

M57が撮れたのに気を良くして、次はあまり遠くない場所にあるやはり惑星状星雲のM27を狙ってみた。等級としてはM27の方がM57よりも明るいのだが、面積が大きいためにその分だけ光が広がって淡くなるるので、撮影条件は厳しい。こちらは眼視ではほとんどよくわからなかったし、1枚撮りの撮ったままの写真ではなにかぼんやり明るくなっているだけで輪郭もはっきりしないくらいだった。その分、枚数もたくさん撮影したが、画像処理も強くかける必要があり、かなり荒れた画像にはなってしまっている。まあ、亜鈴の形状がちゃんとわかるくらいにはなった。トリミングもM57の写真と同じにかけているので大きさの違いも比べられる。

M27 Dumbbell NebulaM27 Dumbbell Nebula 2015/05/03 00:43~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×55, StellaImage7, FlatAide, Trimming

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