プラレア巡り(4) 銚子市青少年文化会館

プラレアリウム対象館は関東地方には少なくて全部で5館。そのうち4館は都心近くにあるが既に3館を訪れた。あとひとつはおいておいて、次は、少し遠いが関東地方としては残りひとつの、銚子市青少年文化会館まで行ってきた。

同じ関東地方とはいっても、こちら関東地方の南西部からすれば、関東地方最東端の銚子まではずいぶんな距離である。しかも新幹線が走っているわけでもないので、かなり時間がかかる。プラネタリウムを見に行って帰ってくるだけで丸一日の旅行である。さすがにそれだけでは少しもったいないので、行ったついでに犬吠埼の灯台も見学してきた。

しかし、銚子行きの特急しおさいの本数もそんなに多くなければ、JR銚子駅から先の銚子電鉄の本数も少ないので、銚子駅かラタクシーで犬吠埼に行って、見学している間待っていてもらって、戻る足で青少年文化会館に行ったのだが、おかげでタクシー代がずいぶんかかってしまった。

犬吠埼灯台には、表に、灯台と同じに真っ白に塗った郵便ボストがあり、脇の広い敷地に、DGPS (GPSの補正情報を含んだ信号) の送信アンテナがあった。

犬吠埼灯台  白い郵便ポスト

DGPS信号送信アンテナ

さて、青少年文化会館は、こんな建物だが、プラネタリウムはこの少し不思議な形をした建物の真ん中に納まっているのかと思ったら全然違って、この正面玄関から入ると、奥にはジオパークの展示があった。

銚子市青少年文化会館

プラネタリウムは、右側の階段を手前の方からのぼった上に、独立した建物のようになっている。階段をのぼりきった付近の壁にはなんだか古めかしい案内板。

案内板

ここに記載の通り、一般向けの投影は普段は土曜か日曜に、1日1回しか行われていない。

こちらがプラネタリウムの建物。東京海洋大学よりは前室があるだけ立派。

銚子市青少年文化会館プラネタリウム

少し時間の余裕をもって行ったので、着いたときにはまだ他にお客さんは誰も来ておらず、解説員の方とゆっくりお話をして、いろいろ聞くことができた。

パンフレットなどの置いてあるテーブルには、プラ「レア」リウムに登録されたとのお知らせがあって、ガイドブックも売られていた。プラレア巡りで来たのだと言ったら、そう言って来たのはあなたが初めてだと言われた。

プラレア巡り登録

前室の隅の方にずいぶんたくさん望遠鏡があまり使われていない様子で置かれていた。観望会のようなものはあまり頻繁には行われておらず、月食などのイベントがあるようなときだけ行われるとのこと。

望遠鏡

さて、ドーム内はこんな感じ。この投影機もなかなかに古い機械である。ミノルタのMS-10。ここのプラ「レア」ポイントとしては、常時公開施設では関東地区で最古のものだということだ。

ドーム内

台座の回りに補助投影機的なものがたくさん取り付けてあるが、東京海洋大学でワゴンに乗っていたのと同じように、星座絵などを投影するものだそうで、固定されているので日周・年周運動に追従しないわけで、そのときそのときの解説に合わせて、星座絵を表示するときの天球上の星座の位置に、事前に向きを合わせて固定しておくのだそう。

投影機のアップ。後ろにはちょうど南中位置の太陽が投影されているところ。

MS-10

そして、こちらは季節の太陽の位置の投影機。3本の投影機が角度をずらして設置してあるが、それぞれ夏至、春分・秋分、冬至の太陽の南中位置を向いている。投影の最初の方に、これを使った説明があった。

季節太陽投影機

最近は、プロジェクターで映すのであまりみかけないが、昔のプラネタリウムのドームによくあった、地上風景のシルエット。他のところではどうやって作りこんであったのかあまり間近で見た覚えがないのだが、ここは近づいて見てみると、スクリーンの金属板 (音響効果のために穴あきになっている) をシルエットの形に切り抜いてあって、裏側の黒い壁が見えるようになっている。なくなってしまった建築物もあるのだけど、そのままになっていると言っていた。

地上風景シルエット

コンソールはこんな感じ。コンソールの話ではないが、この写真の右上の方に、ドーム内の方角を示す文字の「西」が赤く光っているが、その下に光っていない緑色の「東」の文字が見える。東京海洋大学でもそうだったが、ここでも南半球での星空を説明するときは、投影機をぐるっと縦に回して、南北の方角を入れ替えるので、この方角表示もスイッチで切り替えるのだという。東京海洋大学で見るまであまり気にしたことがなかったが、これら2ヶ所でそうだということは、何かの制約があってそうしないといけない理由があるのだろう。

コンソール

色々話を聞いている間も全然他にお客さんは現れなかったが、投影時刻が近づくと、最終的に私以外に3組のお客さんが来て、いちおう体裁は整ったという感じになった。実は翌日が千葉県民の日にあわせた無料投影日だったので、きっとこの土日に見に来ようかと思う人は皆そちらに流れたせいで人が少なかったのかもしれない。こちらは、千葉県民でもないし、プラレア巡りをするのに無料にタダ乗りするのも気が引けるし、無料だともしチケットがなかったら訪問の証拠が残らないかもしれないとも思って、敢えて通常の日に訪れたのだった。

お客さんの中の一組の親子は、毎週ずっと見に来ているのだそうでびっくりだ。内容は月替りだからその月の間は毎回同じ内容を聞いているはずだ。何回も聞けば内容もよく覚えられることだろう。

ここの解説員さんはとてもいい感じの人で、ずいぶんいろいろとお話をしていただいた。古い機械ながらも、大事にしながら使っている様子がよくわかり、これからも少しでも長い間この投影機を動かし続けてもらいたいものだと思った。

帰りは、もうタクシーは使わず、最寄り駅の、銚子電鉄の観音駅まで歩いた。この駅はなんだか風情のある駅舎だった。

観音駅

 

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