ISSの日面通過を望遠鏡で初撮影

これまでISSの月面/日面通過は、

2014/06/14 ISSの月面通過初撮影
2014/09/13 ISSの日面通過
2014/10/04 ISSの月面通過を望遠鏡で初撮影

と、行ってきた。月面通過は望遠鏡で撮影したが、日面通過は望遠鏡に太陽フィルタがなかったので撮影できていなかったが、その後、

2014/10/26 アストロソーラーフィルターと巨大太陽黒点

の記事で書いた通り、このときにもISSの日面通過を観測できるチャンスがあって、そのために望遠鏡用に太陽フィルタを用意したのだが、結局天気が悪くて見られなかった。それ以来なかなかいいパスが巡ってこなかったのが、やっと機会に恵まれた。

しかも、今回は夏至近くのお昼近くの太陽という、かなり天頂に近い位置での通過。すなわち、自分からの距離が近くてISSの見かけの大きさは大きく見える。そして、お天気は梅雨の時期なのに運良く晴天と、これ以上はないというくらい申し分ない条件だったので、期待もふくらむ。

今回は、太陽フィルタ付きの望遠鏡と、以前にも使ったNDフィルタ付きテレコン付きビデオカメラの2台を、通過の中心に近い場所の駅の近くの道路脇の空き地に運んで撮影に望んだ。望遠鏡の三脚の運搬には先日購入したマンフロットのバッグが初出動。

先に仮にポラリエに載せたビデオカメラのセッティングをしたが、その後望遠鏡の方で少し手間取ってしまい、試し撮りしているうちに、通過時刻が迫ってきてしまった。空はよく晴れてはいたもののところどころ雲がただよっていて、そのぎりぎりに試し撮りした際には少し薄雲がかかっていたので、ISO感度を一段上げておいて撮ったのが下の写真。

ちなみに少し大きめの太陽黒点が出ているが、日食フィルタで肉眼で見てみたところでは、私の目ではよくわからなかった。

ISS通過前
太陽 2015/06/24 11:02 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) 直接焦点, ISO800, 1/2000sec, トリミング

さて、もう時間が迫っていたが、ビデオの方をあまり正確に極軸を向けないまま追尾させて放置してあったので追尾ズレしているのを修正していると、もう通過時刻。そんな中、よりによって雲が濃くなってきてしまったが、もうその時点で今さら感度を調整する時間はなく、そのまま望遠鏡の方のカメラの連写開始。結果、撮れたのは、そのままではほぼ真っ黒の画面にしか見えない写真になってしまった。

階調の調整で救うにも限度があるが、まあそれでもいちおうわかる画像にはなった。とはいえ、今回の条件から予想していたのに比べるとかなり残念だ。下の画像はそうして見られるようにした、ISSの写っていた2コマの画像を比較暗合成したもの。

ISSの日面通過
ISSの日面通過 2015/06/24 11:03 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) 直接焦点, ISO800, 1/2000sec×2コマを比較暗合成, トリミング

2コマしか写っていないのは、天頂近いパスでISSへの距離が近くて大きく見える一方、みかけの速度も速くなるので、同じ連写速度で写るコマ数が少なくなるのは致し方ないのだが、そうはいってもうまくおさまれば3コマ撮れたはずなのに、運悪く太陽のギリギリ外側で一回シャッターが切れて、その次はだいぶ奥に入ってからになってしまったので、結果、2コマしか撮れてなかった。

いちおう、ISSの部分だけをdot-to-dotになるように拡大したものも載せておく。光量があればもっとくっきり写っていただろうか。ともあれ、これが私が今までで撮影した中で一番鮮明なISSの姿ではある。前に月面通過では結構近い距離の通過を望遠鏡では撮れていたが、ここまで近くはなかったし、欠けた月の頃だったので太陽電池パネルが斜め向いていた。今回は日面通過なので、太陽電池パネルは真正面 (真背面といった方がいいのか) を向いている。

拡大画像

そして、ビデオで撮った方からキャプチャした画像がこちら。なんだか火星の表面の模様でも見ているようだ (笑)。下の端がほんの少し切れているのは、通過前に時間がなくて、フレーミングをきっちり合わせきれなかったため。

ISSの日面通過

ISSの日面通過 2015/06/24 11:03 Canon HV10 + Raynox HDP-7700ES, ND400フィルタ×2, 1/2000sec, 30fps撮影の15コマを比較暗合成+インターレース分離, トリミング

動画はこちら。

今回の反省としては、まあ通過時刻ぎりぎりになって急に雲が厚くなったのは運が悪かったとしかいいようがないが、そうはいっても時間に余裕があればそれを見越して適正感度に合わせてもう少しはきれいな画像が撮れたはずである。機材を2セット持って行ってひとりで両方操作しないといけないからにはもっと余裕をもって準備していないといけなかったようだ。

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  1. ISS待ち受け拡大撮影失敗記 | 世事不可强求
  2. ISSの日面通過 (その3) | 世事不可强求

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