正立天頂プリズム見比べ

正立天頂プリズムを買ってからずっと雨や曇りの日が続いていたが、今夜やっと曇りながらも隙間から月が見える天気だったので、雲がかかったり切れたりで落ち着かないながらも、望遠鏡についてきた通常の天頂プリズムと、今回購入した正立天頂プリズムの見比べをしてみた。

できるだけ雲が切れたときを狙って見てみたが、雲がないように見えても薄くかかっていたりしているので、コントラストが悪いだとかいった見え味の違いは正確に評価はできないが、私のいい加減な目で見た分には、特に違いが感じられるほどではないように思えた。

天頂プリズムを通して写真を撮るには、セレストロンのズームアイピースにPowerShot S120のお気軽撮影セットを使うことになるので、このアイピースとの相性ということになるが、ともかくその結果が下の2枚。通常の天頂プリズムの方は左右反転してある。

正立天頂プリズム

通常天頂プリズム

さて、どちらがどちらか区別がついただろうか。正解は、最初のほうが正立、後の方が通常の天頂プリズムである。

画像で比べてみると、正立で見たほうがほんの少し大きく見えていて、前の記事で書いたように焦点距離が微妙に変わるせいかと思った。しかし、視野を比べようと思って後でセットしなおして露出オーバーにして撮った写真では上に示した写真と少し大きさが違っていた。しかも、大きさの関係が逆転していて、カメラのズーム位置は同じ設定なのだが、セットしなおしたときのわずかの位置のズレによって引き起こされていただけかもしれない。いずれにしても、ほんの僅かの違いなので、あまり気にするほどではなさそうだ。

実際に眼視で月を見てみて、月の模様が正立像で、肉眼や写真で見るのと同じに見えるのは本当にありがたい感じがする。これで月のきれいな日には心置きなくムーンウォッチングが楽しめそうだ。

点光源の恒星も見てみたが、特に光条が見えるということもなかった。金星や木星のような明るい星だとどうかはまだわからないが。

ひとつ、これは最初からわかっていたことだが、NexStar 5SEでこの正立プリズムを使って見るときに、通常の天頂プリズムの場合と異なることが、コントローラの矢印ボタンでの移動方向である。NexStarのコントローラでは、移動速度の設定が高速の場合には、ハタから見て望遠鏡の鏡筒を動かす方向に動くようになっているが、低速の場合には通常の天頂プリズムをセットした状態でアイピースを覗いている前提で、押した矢印ボタンの方向に視野に見える天体が見かけ上動くように鏡筒が動く、というようになっている。つまり、天頂プリズム付きだと上下は正しく見えているから、上ボタンを押すと鏡筒は下方向に、下ボタンで上方向に動く。一方左右は鏡像になっているので、右ボタンを押すと鏡筒は右に、左ボタンで左に首を振るようになっている。これが、正立天頂プリズムにすると、左右の動く向きが入れ替わってしまって、上下はみかけの動きが矢印通りなのに、左右は矢印と逆、というややこしいことになってしまう。

しかし、これは直焦点撮影のためにカメラを取り付けてモニタで眺めている場合も同じことが起きていたので、既に場合によって頭を切り替えて操作するように慣れているので、特に問題ではない。

 

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