星の並びから天球上の位置を特定する

先日教えてもらったAstrometoryというのがすごい。空のどこでもいいから星の写った写真を入力すると、星の並び方を解析して、それが天球上のどこの部分かを教えてくれる。

Astrometry.netのトップページから “use” を選ぶと、4つの利用方法が示されているが、一番お手軽には最初の、“web:” を選ぶ。最近他の人達が検索した写真が表示されている。上の方のメニューで “upload” または左側の大きなタイルの “Calibrate & Share” を選ぶとファイル選択の画面になる。“参照…” ボタンを押して、調べたい星の写真のファイルを選択し、“upload” ボタンを押せばいいだけ。しばらく待つと、結果が出てくる。

試しに、前の記事に載せた小惑星2015 TB145を撮影した画像を読ませてみた。画面には9等星以下の星しか写っておらず、視野はf=1250mmの望遠鏡にAPS-Cカメラでの撮影なのでおよそ1°×0.7°と結構狭い範囲である。このとき小惑星が通過していっただけの場所なので後でどこを撮ったのかわからなくなったらいけないと思って、前の記事では1つだけ恒星の番号を調べて画像に描き込んでおいていた。

待つことしばし、処理が完了したら “Go to results page” のリンク先を開いてみると、表示された結果には見事に正しい星の番号が示されていた。

Astrometry

恒星番号のシステムが違うが、HIP 48974は確かにHD 86336のことであった。よくもまあ、膨大な数の星の中からこの写真の間隔で並んでいる星の組み合わせを見つけてくるもんだと思う。NexStarの自動導入のSkyAlignだって、2等星くらいまでの3つの星を名前を選んだりせずに方向を教えただけでちゃんと組み合わせをみつけてきて望遠鏡の向きを決定するのにさえ驚くのに、Astrometryはそれに比べると恐ろしく桁違いのデータ量のはずだ。

まあ、自分で撮った写真を調べるということはあまりないかもしれないが、他の人の撮った写真を調べてみるということはあるかもしれない。よく、広告のポスターなどの背景の星空が一体どこの星座あたりだろう、と気になることはよくあるが、活用できるかもしれない (笑)。

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