2機同時イリジウムフレア

NexStarの記事をひっぱってしまっていたので、記事にするのがだいぶ遅くなってしまったが、5月5日に、イリジウムフレアが2機同時に起こるという珍しい現象が見られた。

いつもちょくちょくしているように今日はいいイリジウムフレアがないかな、とHeavens-Aboveを眺めていたら、すごく近い時間に2つのフレアがあるのをみつけた。よく見ると、たった4秒違いほどで、軌道もほぼ同じである。これまでも、数分おいて、ほぼ似たような位置にフレアが見られるのは見たことがあったが、こんなに近いのは初めてである。片方が光っている間にもう一方も同時に光って見えるはず。

時刻がまだ薄明が明るい時間だったが、それぞれマイナス5等とマイナス8等という予報だったので、まあ見えそうだった。ただし背景には他の星は、たまたま割りと近い方向あった月を除いて、全く写らないはず。見える高度が70°以上と高いが、空だけ写してもさびしいので、フレアの見える方角に高い建物が見上げられる場所を選んで、一緒に入るように撮影した。

背景の明るさに埋もれないように、シャッター速度をかなり短めにして撮影したので、比較明合成した写真の軌跡は、破線状ではなく点線状になっている。

double Iridium flare
2機同時イリジウムフレア 2017/05/05 18:56 Canon EOS 60D, SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM (20mm F5.6), ISO400, 1/2sec×32, Photoshop 7.0

実際に見ていた分には4秒差というよりは、ほぼ同時に増光して減光していった感じだった。明るさも、マイナス5等とマイナス8等というよりはほぼ同じくらいの明るさだった。実際は予報よりも、より近い軌道になっていたのかもしれない。比較明合成してしまった静止画では明るさが同じくらいなのは見て取れるものの、時間差についてはわからないが、これはぜひ動画も撮っておくべきと思って同時にビデオカメラでも撮影しておいたので、こちらの動画を見ていただくと、時間もほぼ同じだったことがよくわかる。

さて、Twitterでこの件をつぶやいたら、大阪の方から、5月1日に同じようなのを撮ったという人が現れた。その人の元のインスタグラムがこちら。

こちらの方が、暗い時間帯の撮影なのでとても立派に写っている。本人は、イリジウム6の軌道予報だけを見て撮影したら2つ写ったということだったようだ。私が見たのはイリジウム6とイリジウム51だったので、これはまさに同じだろうと、Heavens-Aboveで観測値を大阪にして日付を遡って調べてみると、やはりほぼ同時にイリジウム51のフレアも発生していた。

この2機の衛星がどういうわけかは知らないが、現在、非常に近い位置で同じ軌道を回っているようである。もともとイリジウム衛星はいくつかの軌道を複数の衛星が間隔をあけて回っているものと思うが、こんなに近くにいるのは、予備機と交代する途中とか、そんなことでもあるのだろうか?

次は関東地方でうまく見られるのは6月4日(日)の午前3時21分頃 (正確な時刻は直前にHeavens-Aboveなどで予報を確認してもらいたい)。フレアセンターは房総半島あたりにあって、我が家からはマイナス1.5等の予報。東京都心あたりでマイナス3等くらい。高度が低めだが、すぐ近くに金星があって見栄えのする絵になりそうだ。この時期お天気は心配だが、晴れたらぜひまた撮影してみたい。

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