プラレア巡り(27) 上天草市ミューイ天文台

鹿屋と入来に行った翌日はこれで九州最後となる、上天草市ミューイ天文台に向かう。投影時間が午後2時からしかなく、帰りは夕方に熊本空港まで戻って飛行機で帰る。あまり早く行っても仕方ないので、午前中に熊本城を見に行って、熊本市内で11時半にレンタカーを借りて、6時間の契約で、午後5時半に熊本空港に着く予定。

市内から2時間ほどで着く予定だったが、市内を出るのに結構時間がかかってしまい、島に向かう途中の道もずいぶん詰まっていて速度が出ず、ナビに出る予想到着時刻は投影開始の2時を大幅に過ぎていたが、現地に近づくととやっと他の車が少なくなって飛ばせるようになったので、ぎりぎりちょうど2時寸前に到着できそう、と思ったら、最後の最後で海岸沿いの道路から山の上に上がる道の入り口 (思わず見逃しそうになる) に、この先通行止めの表示が。後で聞いたところに寄ると、昨年の地震で通れなくなってしまったとのこと。ナビにはぐるっと山の反対側から登る道がもうひとつ表示されているが、それだとかなり時間がかかりそう。

本当に通行止めなのか実は行けたりしないかと確認のために天文台に電話してみるがやはりダメとのこと。投影時間は何分間くらいかと聞くと、20分ほどだというので、3時からの回を見て終わって速攻で空港に向かえばなんとかなるかということにして、ともかく別の道で山頂に向かうことにする。大道というところから上がるといいと言われ、ナビでは経路に出てこなかったが、そこからだとそれほど余計に時間がかからなかった。

結局到着したのは2時5分過ぎくらい。あとちょっとのことで既に投影中で間に合わなかったかと思ったが、天文台の建物に行ってみると、奥の方で人の気配がして、声をかけてみると、エプロン姿のおねいさんが出てきて、さきほど電話に出た人だったもよう。実はここでもまた他にお客さんはおらず、私だけだったので、時間に間に合うとか間に合わないとか関係なく、今からやりましょうか、ということで、プラネタリウムの準備をしてくれている間、まずは蛍光ペイントがすごいシアタールームで映像を眺めて待つ。

上天草市ミューイ天文台

準備ができたので、プラネタリウムのある部屋の方に行くと、天井こそ小さいながらもきっちりしたドームになっているものの、座席はソファ的なものとパイプ椅子を並べただけ。真ん中の木でできた台の上に、五藤のE-5というピンホール式の投影機が載っている。ピンホール式といえども、惑星棚も付いたいちおうちゃんとしたプラネタリウムで、使われなくなって投影機だけ保存展示してあるのは他所でいくつか見たが、実際に稼働しているのを見たのは初めてで、それもそのはず実際に稼働しているのはここだけらしい。

上天草市ミューイ天文台上天草市ミューイ天文台上天草市ミューイ天文台

プラネタリウム投影は何から何までエプロンおねいさんひとりで、投影機はそんななのでドームの端にコンソールがあるとかではなく、投影機の台座のところに操作部があるので、目の前に立って操作しつつ、足元に置いたCDラジカセで音楽を流しつつ、1台だけあるスライド投影機 (通常はたくさんあって必要なものをそれぞれ事前にセットしておいて順番に切り替えて投影する) に暗闇の中で星座絵のスライドを取り替えつつそれぞれの場所に向きを合わせて投影しつつの生解説。そして、その解説の内容はこれぞプラネタリウムの生解説という鉄板な内容。エプロンおねいさんすごい。

投影像を見た感想は、ピンホール式といえどもそんなに見劣りするものではないなあと思った。天の川がずいぶんしっかり表現されているなとも思った。昼間に太陽が見えているところから投影が始まったが、徐々に沈んでいくところを期待していたら、投影機の一部 (たぶん子午線投影機) に隠れてしばらく太陽が見えなくなってしまった。小型の投影機ゆえか、そういう事態も起きるようだ。惑星の位置は、もう年周運動で自動的にちゃんとは合わせられずなってしまっていて、そのときの惑星の位置に固定して投影しているとのこと。朝焼け、夕焼けの投影装置もあるのだけれど、ランプが暗くて全然空が赤く染まらないんですよ、と言っていた。

ドームのある部屋には、ここのゆるキャラのキララちゃんが突っ立っていてびっくりする。スイッチを入れると目がピカピカ光る仕組みになっているが、なんだかシュールで恐い光り方だった (笑)。

キララちゃん

プレリア巡りのガイドブックにスタンプの押す場所があるが、そのスタンプは上の望遠鏡ドームにあるということで (なぜ?)、望遠鏡も見学に。そして、そのスタンプは、消しゴムを彫って作ったという手作りスタンプ。ガイドブックのスタンプ欄にはそれぞれの館の印影が薄く印刷してあるのだが、ここのはやけに大雑把な絵柄だなぁと思っていたのだが、そういうことだった。そして、プラレア巡りの人にはオリジナルペーパークラフトがもらえる。天文台の建物のペーパークラフトだった。これ、どうしたらいいものか。望遠鏡は去年の地震で故障したが、しばらくして無事修理できてまた使えるようになったとのこと。

上天草市ミューイ天文台

後は、山頂の99万ドルの夜景の見られる展望台に登ってみると、お天気が悪くて霞んでいたが、天草諸島の島々が眺められ、空が澄んでいればすごく眺めがよさそうだった。ハート岩という看板があるので行ってみると、岩にハート型のへこみがある。しかし、その岩の向こうは崖っぷちで、ちょっと近づくのが恐いような場所にある。ヤギさんに挨拶して、帰りの時間もまた余計に時間がかかってはいけないので、3時過ぎに現地を出て、空港にはほぼ予定通りの5時半頃に到着した。

99万ドルの夜景展望台 展望台からの眺め ヤギ

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