2005年6月 のアーカイブ

永和大王

中国にも、主にアメリカ由来のファーストフードチェーンがたくさん進出している。また、それに似せたまがいものの店をみかけることもある。


かし、この永和大王はどうだろう。ニセものとは言いがたい。色使い、おじさんの顔をつかっているところが、ケンタッキーフライドチキンにそっ
くりといえばそっくりなのだが、おじさんの顔つきが全く違う。そりやそうだ、西洋人の顔だとしたら、一体それは誰だってことになる。それに、出している料
理が全く違う。フライドチキン屋じゃないのだ。出てくるのは、ファーストフード化はされているが、中国の料理だ。

それなのに、この看板はどうだろう。KFCを意識していないはずは絶対にないと思う。しかし、KFCに似せる必要があるのか? 見るたびに本物のKFCを思い浮かべて、つい笑ってしまう私である。

あと、永和豆漿というのもあるが、これと永和大王とが関連があるのかどうかよく知らない。

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Google Earth

以前、NASAの World Wind について触れたが、Googleから似たようなもので更に色々と改善されたようなものが出た。それが、Google Earthだ。

以前から、Google Maps
で、米国内の衛星画像の提供が行われていたが、今回は、NASAの World Wind
と同様の専用ローカルアプリがネットワークから画像を取ってくる形態のもので、世界中の画像が見られる。NASAのものに比べると、日本にも一部だがより高解像度の画像データが入っている。私の住んでいるところや、会社の近所など、東京近辺では、自動車の一台一台がはっきりわかるほどの解像度である。日本にはないが、一部には建築物の高さデータも入ってて、地形だけでなく建物も3D表示できる。

ところが、今、Google Earth のサイトに行ってみると、アクセス急増のためか、ダウンロードが休止されている。サーバーを増強でもしてから再開するのだろうか。

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ウェットスーツ新調

日曜日に、新しいウェットスーツを注文しに行ってきた。

今まで使ってきたウェットスーツは、ダイビングをはじめたときに作ったもので、まあ合計たったの百数十本ではあるが、ずいぶん長い間ずっと同じものを着てきた。まだ全く着られなくなったわけではないが、あちこち傷んだり、糸がほつれてきたりしているし、寸法もちぢんで結構きつくなっている。ウェットスーツは、やっぱり既製品でなくて、体の寸法にきっちり合ったフルオーダーでと思っているので、いつも、次のダイビングに行く前に新調しようと思いながら、事前に十分な期間を取らずに行くものだから、スーツをつくっている余裕がなかった。

なので、今回は特に次の予定はないのだが、とりあえず、そういう間につくっておこうと、思い立って少し前から見当をつけていたウェットスーツ屋のTRYに行って、速攻でオーダーしてきた。

形状は、3mmのロングジョンとボレロのツーピース。あまりポピュラーではないと思うが、今までのウェットも3mmのシーガルとボレロのツーピースだったので今回もほぼそれにならった。フルスーツだと、どうも上半分脱いだときの腕がぶらぶらなのが気になりそうだし、3mmだとちょっと水温低いと寒そうだし、でも薄くて動きやすい方がいいし。ツーピースなら3mmでも多少寒くても大丈夫だし、まあ、いくら暖かくても、肌の露出で怪我をするのは嫌なので、ツーピースの下だけで潜ることはないが、長袖のラッシュガードと組み合わせたりするのもいいかもしれない。

で、色は前のは最初は初心者でみんなに見つけてもらいやすい方がいいだろうとの配慮から、蛍光オレンジ、蛍光黄色をたくさん使った色使いだったのだが、今回は一転して、表は全部メッシュスキンの黒一色にした。これで見た目は一挙に玄人っぽくなるはずだ。スキンの方が乾きやすくて、上がった後の寒さが少ない。玄人を目指すなら裏もスキンだろうが、それだと脱ぎ着がしにくいので、ここは奮発して新しい目の素材のエアーストレッチってやつにした。裏地だから色はもっと地味なのかと思っていたら、かなり派手な朱色に近いような色だった。それはそれで、米軍パイロットのフライトジャケットのMA-1みたいでよかろう。表の色はモスグリーンだが、墜落遭難時に裏返しに着れば救難機から見つけてもらいやすいように裏地が蛍光オレンジ色になっているやつだ。

しかし、考えてみれば、ちょうどこの時期、夏が近づいてきてこれからという人が多くなるらしく、結構こんでいるので少し時間がかかりますと言われてしまった。こちらは別に急ぐわけじゃないので、全然平気ですよと答えた。で、出来上がるのは3週間後。

さて、ところで、次にダイビングに行けるのはいつだろうか。

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コンセント

海外に旅行に行くときに確認しておく必要があることのひとつが、コンセントの形状だ。国によって色々な形状があり、また電圧も異なる。海外旅行ガイドにはたいていそれぞれの国の形状と電圧のリストが掲載されているものだ。

さて、中国はそのうちのどの形状かというと、どれでもなくて、どれでもある。家庭の事情は知らないが、オフィスやホテルで見た限りでは、日本のようにどれか一つにきれいに統一されていないと言っていいと思う。統一されていないと困るので、何種類もの形状のプラグが差せるようになったコンセントが多い。写真は、私がよく滞在していたホテルにあったコンセントを撮ったもの。順に、

  • 壁についていたイギリス式、スイッチ付き
  • 机についていた色々差せるマルチ型
  • バスルームにある電気カミソリ用、2電圧型

おそらく、イギリス式の角張った3ピン型が基本形なのかと思う。単独で見るのはこれが多いような気がする。ヨーロッパの中でもこのイギリス式は少し異色で、非常にがっしりした形状である。マルチ型は、ほぼどの形状のプラグでも差せるタイプのものだ。イギリス式をはじめ、日本式の平ピン並行タイプ。それに丸型接地ピンのついたアメリカ型、ヨーロッパでかなり多い丸ピン型、更に平ピンのハの字型も差せる。

日本でも、機器によってはアメリカ式の接地ピンがついた機器が通常のコンセントに差せないと困るので、そのためのアダプタが付属していたりするが、中国でも、プラグが差せなくて困った場合のために形状変換アダプタもよく使用されているようだ。こういったアダプタの差される側の穴やテーブルタップなども、上記マルチ型になっていることが多い。

ただし、注意したいのは、中国では、コンセントの形状はどうあれ、電圧は220Vだということである。、マルチ型のコンセントにしろ、アダプタ使用にしろ、100/115V用の日本やアメリカ向けの機器に使われる形状のものも差せてしまう。使用範囲が100~240Vのユニバーサル対応のパソコン用ACアダプタのようなものなら日本で使っているものがそのまま使えて便利だが、当然100V専用の機器も物理的には差せてしまうことになるため、大変危険なこともある。機械を壊すだけでなく、火災や感電などの危険もあるので要注意。要は、100V専用機器は中国に持って行かないことだろう。

また、ホテルは特殊な例だと思うが、バスルームにだけ、電気カミソリ専用に差す場所 (プラグの形状) によって115Vと240Vの2種類の電圧が供給されるコンセントが装備されていることが多い。

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ウチナーグチ

最近少しウチナーグチ (沖縄語) の本を読んで、面白いことに気付いた。

沖縄は日本の本土と台湾の間に位置するので、もしかしたら言葉は日本語と台湾語の中間みたいなものかと想像されるかもしれないが、あまりそうでもなくて、かなり昔の日本語から分化したものらしく、基本的には日本語の亜種のようである。

ただ、その中で少し中国語に似ていて面白いと思ったのは、疑問文の最後につく音である。日本の共通語では通常、疑問文の最後に「か」がつく。

  • パンダは猫ですか?
  • パンダは何ですか?

中国語では、「か」に相当するのが "吗" である。しかし、中国語で疑問文を習ったときに面白いと思ったのは、疑問文のうちでも「何」かを尋ねるものでは、"吗" が必要ないということだ。なぜなら、"什么" (「何」) と言った時点で疑問文だとわかるからだ。

  • 熊猫是猫吗?
  • 熊猫是什么?

沖縄語では、普通の疑問文と「何」かをきく疑問文では、語尾につく助詞に違うものを使うのだそうだ。YES/NOを問う疑問文では「ミ」で、「何」かを問う疑問文では「ガ」が使われる。

  • パンダマヤーヤイビーミ?
  • パンダヌーヤイビーガ?

で、その解説の中に、実はあまり気付かれないが日本の他の地方の方言でもそういう例が結構あると書いてあった。そこで、関西弁で考えてみると、

  • パンダは猫か?
  • パンダは何(なん)や? (「パンダは何(なに)?」も可)

おぉ、「パンダは何か?」とは言えない。中国語で "吗" の付け方を習ったときになるほどとは思ったが、関西弁でも同じような使い分けがあるなんて、全く思いもしなかった。これは驚き。

もう少し中国語の学習が進むと、"什么" があっても「吗」のつく疑問文もあることも学ぶ。英語で言えば、"something" に相当する「何か」という場合だ (実際は疑問文で "anything" になるか。) この場合も沖縄語、関西弁とも同じで、普通の疑問文と同じになる。

  • パンダは何か食べていますか?
  • 熊猫在吃什么吗?
  • パンダヌーガナカドーンミ?
  • パンダ何か食べてるか?

まあしかし、よく見返してみると、関西弁だからということではないのかもしれない。最初の共通語の例文が「です・ます」調で、関西弁の例文はそうでないからというだけのことかもしれない。関西弁でも「ですか?」にあたる「でっか?」を用いれば、「何」のときにも「何(なん)でっか?」になる。

(注) 上記の沖縄語は正しいかどうか全く自信がないので、間違っていたらご容赦を。

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自転車用ポンチョ

今日、日本のテレビでCMしてるのをはじめて見た、中国式自転車用ビニールポンチョ。中国でも地域によるが梅雨はあるので、自転車大国の中国ではこの時期必需品かもしれない。中国で雨の日に自転車に乗っている人はほとんどみんなこれを着ている。

日本にも以前からないわけではないと思うのだが、全くポピュラーとは言えないと思う。レインコートとは違って、人間だけで着ると下の方がどばっと広がっているそれをずっぽりと着たまま自転車に乗って、ポンチョごとハンドルや前のカゴまでおおってしまうモノだ。

これは日本でも雨の日に自転車に乗る人には本当に便利だと思う (って、自分で使ってみたことはないのだが)。関西では、自転車のハンドルのところに傘を取り付ける装置がかなり普及しているようだが、傘を片手でさしながら運転するのに比べれば安全性を向上させる役には立つが、自転車で傘ではやはり相当濡れてしまうのは仕方ない。一方こちらは濡れるのは顔と足元くらいか。カゴに入れた荷物も大丈夫だ。

去年の梅雨の時期に出張に行っていたときに、おみやげに1着買って帰ってこようかと思っていたほどだが、結局すっかり忘れていた。

しかし、それがテレビでCMをはじめたくらいだから、一瞬しか見なかったのでよくわからないが、有用性に気付いたどこかの会社が日本で大々的に売り出そうとしているのだろう。

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徐行、YIELD、让

「徐行」の標識について。日本の道交法では徐行とは「直ちに停止できる速度で進行すること」ということである。ところが、よその国の道路標識を見ると、日本の徐行の標識と似た標識があるが、少し意味が違うことに気付く。

アメリカでは "YIELD" であるが、これは「譲れ」という意味である。一般的には優先度の異なる道どうしの合流で、優先度の低い方の道から優先度の高い道に入るところとかに表示されている。向こうの流れに合わせて合流してね、または向こうの流れが途切れたところで入ってね、ということだ。

日本の場合は徐行の標識はそういうところに使われるのではなく、まわりに十分注意してゆっくり走る必要のあるところにある。

中国にもこれに類する標識があって、"让" と書いてある。日本の漢字からすると、同じ逆三角形の標識の「止まれ」の「止」になんとなく似た形の字に見えるが、さにあらず。簡体字の中でも相当に簡略化されてしまった部類だが、これは「譲」の簡体字、すなわちアメリカの標識と同じ意味だ。画像はないがイギリスでは、"GIVE WAY" と書いてある。同じ英語でも国によって表現方法は違うが、意味するところは同じである。

思うに、日本の「徐行」の標識は、日本に輸入されるときに、どこかで誰かが意味を取り違えてしまって、そのまま正式な規定になってしまったのではないかと思う。わざわざデサイン的にそっくりの標識にした上で違う意味を持たせるという理由がわからないからだ。逆三角形の標識は止まれと徐行の2つしかない、割と特別扱いな標識なのだし。私の想像だが、最初、徐行は「除行」と書いたのではないか。相手をよけながら行くというのなら、yieldの標識と意味が合う。ところが誰かが「除」の字と「徐」の字を間違えた結果、徐々に行くという意味に間違われてしまった。法律にもその勘違いした意味のまま取り入れられ現在に至る。うん、間違いない。

だいたい、日本の道交法でいう「徐行」って意味がよくわからない。数学的に言えば、直ちに止まれる速度というのは限りなく停止しているのに等しい状態でないといけないが、それでは進むことができない。それなら制限速度5km/hとか2km/hとかというような速度制限にすればいいじゃないかとも思うが、現実的にそんな遅い制限速度を設けても規制不能と思われるので、そうはしないのであろう。逆に徐行の標識の前で警官がいて徐行の違反をとられなかったとしても、本当に「直ちに停止」できる状態だったかというと決してそうとはいえなかろう。

逆に、アメリカに行って車を運転するときに、yieldという単語はあまり聞きなじみが無いので意味がわからずに、日本の徐行と同じ意味だろうと思って運転していては大きな間違いなので、注意したい。

ここの道路標識の画像は、勝手ながら、KICTECさんのサイトから借用させていただいた。謝謝。

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高層建築物

この前、「アーチ」の記事のコメントで、また今度書くと言っていた話だが、チュアンさんのところの記事、「上海の建物【これは怖い】」で私が書こうとしていたよりも恐ろしい驚愕の事実が明らかになった。

もともと書こうと思っていたという話はこうだ。日本の高層マンションでは一般的にエアコンの室外機はバルコニーの中に置かれる。バルコニーの床置きなら間違いないし、天井吊りの場合もあるが、それでもバルコニーの中に入っているので、落ちたからといってバルコニーの床に落ちるだけである。ところが、中国の高層マンションでは、エアコンの室外機が建物の外壁に取り付いているのだ。万が一取り付けボルトが緩んで落下したら、そのまま地面まで落ちてしまう。驚愕の事実とは、実際にそれが落下して人が死亡する事故があったということだ。

エアコンの室外機が外壁に取り付いているのは、だいたい日本の一般的なマンションにあるような形状のバルコニーがないせいだと思うが、考えてみれば、逆に、日本のマンションのバルコニーは、人が手摺に寄っかかって倒れ込んだらそのまま下まで落ちて死んでしまう。飛び降り自殺したければ手摺を乗り越えるだけだ。そっちの方がよっぽど危険と思われるかもしれない。50階建ての超高層マンションでも5階建てのマンションと同じようなバルコニーなのだから。

しかし、だからと言って中国ではどうして20階も30階もある高層マンションの外壁に室外機を取り付けるのか。危険だと思わないのか。何もエアコンのない時代に建てた建物にあとからつけようというのではないのだから、最初からエアコンが標準装備でなくても取り付け用の安全な場所を確保して建物がつくっておけないのかと思う。だいたい、あれを取り付けるときはどうやって取り付けているのか? オフィスビルの窓掃除のゴンドラみたいなのを屋上からぶらさげて工事するのだろうか?

もうひとつ、こちらはマンションより商業ビルやオフィスビルの方だが、近代的高層建築であるにもかかわらず、実用上の必要もないのにビルのてっぺにには瓦屋根 (の形状の飾り) がついていたり、正面玄関のまわりのところが門の上の瓦屋根のようなものがついていたり、瓦屋根に限らず大仰な装飾物がやたらとついている建物が多い。どうも、あのあたりの美的感覚がどうしても違和感がある。マンションの場合は、沢山の棟が建っているときにみんな壁の色が色とりどりだったりってのも多い気がする。まあ、とはいっても、日本の感覚からしても普通な建物ももちろんたくさんあるのだが。

あと、もうひとつ。北京でも上海でも街のあちこちで建設ラッシュだ。以前にどこかで建設の足場を竹で組むのだと言う話を聞いたことがあって、中国で建設中の建物を見ると、一見、確かに竹のような黄緑色っぽい棒を縛り合わせて足場を組んであるように見えて、おー本当だと関心してみたのだが、実はそんなことはない。あれは黄色く塗った鉄パイプだ。

日本の場合は建設現場の足場はたいてい「門」の字のような形をしたユニットになった足場を順番に積み上げて組み立ててある。一方、中国で一般的に見かけるやり方では、鉄パイプを縦横に組み合わせて作ってある。1本のパイプでは当然長さに限りがあるから、少しずつずらして互いに束ねてある。縦横だけだと交差しているところで固定しただけではひしゃげてしまうので、ところどころに斜め45度にもパイプを渡して互いに固定してある。

そんなふうに、作りが違うので、建築中のビルの見た目は日本と中国で結構感じが違う。

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傘の柄

そろそろ梅雨の季節である。この時期、電車の中や駅などで他人の持っている傘を見る機会が多いが、以前からどうしてもて気になることがある。

どうして傘の柄 (取っ手) のところの包装用の透明なフィルムを剥がさないまま使っているの?

自動車で言えば、新車を買って座席にかぶせてあるビニールをかけたままその上から座って運転しているようなもの、と思うのだが。

例えば、スキー板にわざわざ保護フィルムを貼る人がいるように、傷がつかないようにわざとかぶせたままにしている、という説もあるだろうが、それは少数派ではないか。まあ、私はスキー板の保護フィルムにも首をかしげるのだが、それは置いておいて。傘の柄にかぶせてある保護フィルムは、あまりにぴっちり密着していて、それも結構厚手のプラスチックフィルムで、あまり簡単に破れてしまったりシワになったりしないもんだから、最初からそんなもんだと思っている人が多いんじゃないか? しかし、よく見ると、端の方は収縮処理の都合上、ちょっとくしゃっとなっているし、わかりそうなもんだと思うがどうだろう。

それと、この保護フィルムをつけて販売している、傘を製造している業者の側は一体どう考えているのだろう。自分は店頭でお客さんが買うまでに傷がつくのを防ぐためにと付けているフィルムなのに、巷の人がみんなそれをはがさずに街を歩いている光景をたくさん目にして、どうにかしようとか思わないものか。使うときに剥がして下さい、と注意書きをつけるとか (余計なお世話か?)、見ただけでいかにも剥がすものだとわかるようなものにすることはできないのか?

他人のものながら、あれを見るたびに、持ち主の手から取り上げてフィルムを剥がしてやりたくなる。

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中国に旅行に行ったら、生水は飲まないように気をつけよとよく言われる。お腹をこわすからだと。私もいちおうこの教えに従って、生水を飲まないようにしていたので、実際に飲むとお腹をこわすかどうかの検証はしていない。

お腹をこわすのは、外国人で現地の水に慣れていない、あるいは、なじまない、ためなのか。それとも、現地の人だって生水を飲むとお腹をこわしやすいのかは、現地の人にきいてみないとわからないが、見たところ、現地の人も飲み水には気を使う人は気を使っているようだ。

まあ、日本でも昔は本当に水道から出てくる水をそのままがぶがぶ飲んでいたが、最近はPETボトルの飲み物の普及のせいか、あまりそういうのを見かけなくなってきた。とはいえ、会社なんかに置いてある紙コップ式の冷水も出る給茶機だとか、小さな放物線を描いて放出される水に口をつけて飲む冷水機なんかの水源は水道管と思える。

一方、中国でよく見かけるのは、タンク式の給水/給湯機だ。20リットルくらい入る大きなボトルを機械の上部に逆さまにセットする。下に日本の紙コップ式給茶機と同じようにコップを置く場所があって、その上に冷水とお湯の出るコックがある。水 (お湯) を出すと、後で、ごぼこぼこぼっと空気がボトルの中に入ってく音がする。水がからっぽになると、またその巨大ボトルを取り替える。まあ、日本にもこういう給水機がないわけではないが、見かける頻度は全然違う。

外を歩いていると、よく、この水ボトルを自転車のリヤカーに満杯に積んで走っているのをみかけたりする。何百キロもあると思うのだが、よく走ってるもんだ。

中国の人はよくお茶を入れた容器をいつも持ち歩いていて、ちょこちょこと飲んでいる。入れ物はちょうど大き目のインスタントコーヒーの瓶くらいの形状の円筒形のものが多い。本当にインスタントコーヒーの空き瓶を使っている人もいるのではないかと思う。中身が減ってきたら、この給湯機からお湯を継ぎ足している。あれ、お茶っ葉はずっと入れっぱなしで平気なんだろうか? 出すぎて渋くなっちゃったりしないのか? お茶の種類が違う? お茶の話はまた改めてしよう。

ご家庭ではどうなのかは私はよく知らないが、この給水機のメーカーでメジャーなところのホームページを見ると、ご家庭用もちゃんとあるので、結構使われているのだろうか。

一方、ホテルではたいてい冷蔵庫にビールやジュースと一緒に入っている有料のミネラルウォーターとは別に、洗面所に無料でPETボトルのミネラルウォーターが2本くらい置いてある。やはり生水は飲むなということだろう。私が見た中では、上海の花園酒店だけでは、ここの蛇口から出る水はちゃんと処理してあるから飲んでも大丈夫と書いてあった。でも、PETボトルの水も置いてあったような気がするが (ちょっと記憶が不確か)。

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