2009年12月 のアーカイブ

今年のイルミネーション

クリスマスが近づくと、各地でイルミネーションがともされる。以前はみんな電球が使われていたが、近年、青色LEDとそれを使った白色LEDがこいうい用途に使えるようになって以来、青色や、真っ白の明かりが非常に多くのところで使われるようになった。しかし、常々こういう冷たい色の明かりが冬の街を彩る明かりとしてはいかがなものかと思っていた。出はじめの頃は、今までそういう色が使われることがあまりなかったために目新しくてよかったかもしれないが、猫も杓子も青や真っ白というのはいただけない。冬の街を照らすには、炎の雰囲気に近い昔ながらの電球のような色や、あるいはにぎやかさを求めるなら、青一色でなく色とりどりの明かりといったものの方がふさわしいのではないか。新しいデバイスができたからといって、用途の適不適を考えずに、そればかり使うのはどうかと思う。デバイスのメーカー側の売り込みのせいと考えられなくもないが。

ダイビング用水中ビデオライトの話では、色温度の低い電球使用のものから白色LEDのものに買い換えたが、この場合はその目的にはその方が適当だからである。

また、逆の話だが、住居の照明の蛍光灯は以前昼光色と白色の2種類だったものだが、電球色のものが登場してこちらを使用する向きも多い。マンションの窓などを見ると、部屋によって色がバラバラでみっともない気がする。これも、新しいデバイスが出てきてそれが使われるようになった例だが、例えば寝室の明かりなどならいいが、色々なことをするリビングなどではやはり白っぽい色の方が細かい仕事をしたり文字を読むのに不都合がなくて適切と思う。新しいものを売りたいメーカーの宣伝に乗せられて判断を誤っている人が多いのではないかと感じている。

海外でホテルに泊まったりすると、部屋の明かりが薄暗い電球色で困る。西欧人は目の感度が違ってそれでもいいのかもしれないが、こちらは寝るだけならともかく、出張なら仕事の書類も読まなければならないし、旅行にしてもガイドブックを読んだりするのにも困ることが多い。

さて、イルミネーションに話はもどって、今年11年ぶりに復活した表参道のケヤキ並木のイルミネーションは、黄色い色調のLEDを使った照明と聞いてうれしく思った。そう思って、街のイルミネーションを見回してみると、今年は青白一辺倒から少し変化が現れているように思う。LED使用でも、赤緑青と色とりどりのものが増えているように思う。やっと青白ばかりがおかしいことに気づき始めたのか。

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