2008年1月 のアーカイブ

フォントの代替

添付の画像は秋葉原のとある店頭。“热烈欢迎中国来客光临”と書いてあるが、よく見るとフォントが揃っていない。“热”、“欢”、“临”だけが日本語でいう明朝体のようで、他はゴシック体のようである。明朝体ぽくなっている文字は、簡体字で日本語では使わない書体で、ゴシック体になっているそれ以外の文字は日本語でも中国語の簡体字でも同じ書体が用いられる文字である。ちなみに、ここで文字が正しく表示できていない方は、こちらの記事をご参照いただきたい。

日本語の Windows PC 上で文書を作成するとき、まあふつうデフォルトで日本語向けのフォントが指定されているが、日本語のフォントでは簡体字にしかない文字は含まれていないものも多い。フォントによっては「・」(なかぐろ)になってしまう場合もあるが、代替のフォントが使用されることもある。文字コードとしては昔とは違ってUnicodeとして日本語も中国語も共通に区別なくなっているのに、フォントが表示できるものとできないものがあるために、このように文字単位で代替されるものとされないものが混じってしまう。

日本語のフォントの2大系統として、明朝体とゴシック体があるように、中国語でも代表的なものに宋体と黑体があって、それぞれ日本語の明朝体とゴシック体に似た特徴を持つ。日本語のWindows上にあるフォント名では、SimSunとSimHeiである。代替で用いられるフォントが、似たものであればいいのだが、日本語でゴシックなのに宋体のようなフォントで代替されると、この写真のようなことが起こる。

中国語のフォントには日本語でしか使わない文字も全部含まれているのが通例だから、一部にでもそのフォントで表示できない文字があれば全部代替フォントで表示してくれればとも思うが、中国語のフォントに含まれる平仮名や片仮名は日本人の目から見るとえらくバランスの悪い文字になっているものが多いから、それも考えものだ。誰がデザインしたのか知らないが。このバランスの悪い仮名フォントは、よく中国製の製品に書かれている日本語 (妙な書き間違いがよくある) に見られる。

しかし、このお店の人も、せっかく中国からのお客さんを歓迎しようと、PCで中国語の文字を入力まではして大きなプリントアウトを作ったのに、フォントがこのままというのはちょっといただけない。美的感覚的にどうにかしようと思わなかったのか。簡体字の方をどうにもできなかったとしても、日中共通の文字の方を明朝体にして、ここまでのアンバランスさを避けることくらいできたと思うのだが。

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C.TEST証書届く

C.TESTの証書が届いた。郵便受けにいかにも中国のものらしい紙質の封筒が郵便受けに入っていると思ったら、それだった。北京のHSKセンターからそれぞれ受験番号と名前のラベルを貼った封筒に入れたものをまとめて日本の事務局に送ってきたものを、その封筒をそのま使って、日本向けの住所の書かれた宛名ラベルを追加で貼って送られてきたようだ。ただし、日本で追加した案内書も入っているので、封筒は封をしないで送ってきたものを日本で封をして発送したのだろう。封筒の中の書類はクリアホルダに入って封筒に入っていたが、そんな心遣いはきっと日本で行われたものだろう。

ADとEFの両方を受けたので、それぞれの個人成績報告と認定証書が送られてきた。ADとEFで用紙の背景の色が微妙に違う。個人成績報告には各問題の自分の答えた解答と正解、それに正解率が問題ごとに全部書かれている。ただし、記述問題は自分の書いた答えが書かれていないの仕方ないが、正解だったのかどうかもわからない。全部で何問答えられたかは小計を見ればわかるのだが。ところで、書かれている文字の位置がなぜかきれいに揃っておらず、それぞれ微妙にずれているのだが、インパクト式のプリンタならともかく、レーザープリンタで印刷しているのだろうから、一体どうしてこんなことが起こるのだろうか?

上の方に書かれているデータは、总成绩は例の正規化された点数。百分等级は相対的な位置ということだが、順位で並べたときの百分数ということなのだろうか、いまいちよくわからない。答对率は純粋に問題が正答どうかを数えたものの百分率だ。组平均分はAD級ではぴったり500、EF級ではぴったり300で、これは正規化するときの平均点ということか。だとすると、EF級は500点満点だが正規化の平均点は真ん中の250ではなく300に設定してあるということか。だからE級とF級の基準点が300±30点の330点と270点なのか。标准差は日本語で言う標準偏差のことだろう。これも150、60というぴったりした数字で、それぞれB級とD級、E級とF級の基準点の差と対応しているように思えることから、そうなるように正規化したということだろう。しかし、全受験者の点をそのように正規化してしまっては、絶対的な評価にならないので、そのへんはどうなっているのだうろか、よくわからない。

はずかしながら、問題グループ別の成績を公表しよう。

L-1   6  60.0%
L-2   8  40.0%
L-3   7  35.0%
L-4   1   5.0%
U-1   7  70.0%
U-2  16  75.0%
U-3  17  56.7%
U-4   5  50.0%
U-5   5  50.0%
U-6   0   0.0%

できるだけ、多少でも答えの絞り込める選択問題を答えるのに力を注いで、半ば捨てていたせいもあるが、記述問題は全滅である、まあそれは予想通りである。他は全般的に思ったより多少できているかなと思う。あと何問くらいできれば、正規化された点数が575点に届くのかはよくわからないが、まあちょっとそれを目指すのは遠そうなので、C.TESTについては今のところはこれで十分満足である。

まあ、このC級の証書が受験料無料でもらえたのだから、せいぜい宣伝しておかなくては。

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C.TEST結果

先日のC.TESTの結果がHSKのwebサイトで先日から照会できるようになっていたようだ。日本のC.TESTのwebにも案内が出ている。そこにもあるように、試験地と国籍のコードはいずれも"525"を入力する。氏名は「ローマ字・半角・大文字で入力。名字と名前の間にスペース。」となっているが、別に大文字でなくてもいいし、漢字でも出る。ローマ字の場合は姓・名の順でないといけない。漢字の場合は逆にスペースを入れてはいけない。まあみなさん適当に試して結果が得られているようだが。

さて、肝心の結果だが、何と驚きのC級がもらえていた。試験対策の勉強も模擬問題を一度やってみた以外には特にしておらず (正解もないので答え合わせもできず)、中検2級に落ち続けているレベルから考えてもともとはD級にかすりでもすれば万々歳と思っていた (だからこそEF級も受験した) ので、正直驚いている。C級といえば、「基本的な中国語のコミュニケーション能力があり、一般的な事柄について中国語を用いて仕事をすることができる。」と書いてある。うーん、自分の実力でまがりなりにでも中国語で仕事ができるとは思えないなあ。

結果の数字は、

  • EFが聴力447、文法和閲読439、総分443でE
  • ADが聴力437、総合運用583、総分510でC

である。他にも百分等級とか書いてあるが、どういう意味の数値かよくわからないので、後で詳しい結果の資料が届いてから分析することにしよう。前にも書いたように、実際に問題が解けた数と点数は直接一致しないので、どうもテストをやってどのくらいできたかという実感とは違う (うれしい) 結果だったということであろう。

ただし、ADの点数を見ると、かなりバランスが悪い。総合の点数だけ見ると、B級ももらえそうな点数だが、聴力の点数の方はずっと少ない。最後のほうの書き取りの問題なんかが全然できていなかったからかとも思うが、このへんも資料が届いてから分析してみよう。無料で受けて、C級の正式の認定証ももらえてしまうので、これでC.TESTの認知度が中検かHSK並であればもう満足すぎで、中検2級の受験料を貢ぎ続けるのは止めにしたいところなのだが、さて今後どうなるであろう。他にもBCTといった中国語のTOEIC相当で中国政府のお墨付きを謳う試験もある。

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中国の休日

中国の休日については、以前、「中国の連休」で少し触れた。昨年の末に法律が少し改定されて増減があったので、そのあたりについて少し書いてみたい。

改訂の主要点は、5月1日の労働節が連休から格下げされて単独の休日となり、その代わりに、単独の休日が3つ追加されたことである。追加されたのは清明節、端午節、中秋節である。結果として、これまで3つの大型連休と1つの単独休日だったものが、2つの大型連休と5つの単独休日となった。大型連休は、前に説明したように実際の法定休日は3日間なので、合計の法定休日日数は、1日増である。

さて、単独の休日が増えたわけだが、実はこれらも純粋に単独の休日ではなく、これも前に説明した3日間の法定休日を7連休にするワザと同様の方法で、単独休日は全部3連休にして運用されるようである。私の勤める会社の中国の会社では、国務院の通知に基づき、以下のようにすると通知が出ている。ちょっと長くなるが全部引用しよう。

  1. 元旦: 2007年12月30日~ 2008年1月1日の3日間が休日。そのうち1月1日(火)が法定休日、12月30日(日)は公休日。12月29日(土)の公休日を12月31日(月)に振替える。12月29日(土曜日)は出勤日。
  2. 春節: 2月6日~12日 (農暦除夕から正月初六)の7日間が休日。そのうち2月6日(除夕)、2月7日(春節)、2月8日(正月初二)が法定休日、2月9日(土)、2月10日 (日)は通常通り公休日。2月2日(土)、2月3日(日)の公休日を2月11日(月)、2月12日(火)に振替える。2月2日(土)、2月3日(日)は出勤日。
  3. 清明節: 4月4日~6日の3日間が休日。そのうち4月4日(清明節)が法定休日、4月5日(土)、4月6日(日)は通常通り公休日。
  4. 「五一」国際労働節: 5月1日~3日の3日間が休日。そのうち5月1日が法定休日、5月3日(土)は公休日。5月4日(日)の公休日を5月2日(金)に振替える。5月4日(日)は出勤日。
  5. 端午節: 6月7日~9日の3日間が休日。そのうち6月7日(土)は通常通り公休日、6月8日(農暦五月初五、端午節)、が法定休日。6月8日(日)の公休日は6月9日(月)に振替える。
  6. 中秋節: 9月13日~15日の3日間が休日。そのうち9月13日(土)は公休日、9月14日(農暦八月十五、中秋節)が法定休日。9月14日(日)の公休日は9月15日(月)に振替える。
  7. 国慶節: 9月29日~10月5日の7日間が休日。そのうち10月1日、2日、3日が法定休日。9月27日(土)、9月28日(日)の2日間の公休日を9月29(月)、9月30(火)に振替える。10月4日、10月5日は通常通り公休日。

以上である。

今回追加された3つの休日はいずれもたまたま金曜日で土日とくっついて3連休になっているか、日曜日に重なって日本と同様に翌月曜が振り替え休日になってやはり3連休になっている。しかし、これは今年たまたまそういう曜日のめぐり合わせになっただけで、やは単独休日の元旦や労働節ではこれまでの大型連休で行われていたような、土日を出勤日にして別の平日を休みにして連休を作る措置が行われているので、今回の新設休日でも今後は同様だろう。

ただ、3連休を7連休にする場合には問題にならなかったことが、単独休日を3連休にするには問題になってくるように思われる。単独休日が水曜日になった場合、どう3連休にするのだろうか?

また、中国の休日には、新暦の日付で規定されているものと農暦(旧暦)の日付で規定されているものがある。新暦と農暦の日付の関係は毎年ずれて一定ではない。元旦、清明節、労働節、国慶節は新暦。春節、端午節、中秋節は農暦の日付で決まっている。ちなみに、日本の休日では、春分の日と秋分の日が天文現象に基づいて決められるので、地球の軌道上の位置のめぐりあわせによって年によって日付が変わることがある。(清明節は、上で新暦の日付としたが、実際は春分の日や秋分の日のように決まると思われる。) さて、ここで少し気になるのは、中秋節である。中秋節は国慶節に近くて、農暦のずれ具合によっては、国慶節の連休の期間に含まれてしまう場合がある。その場合には8連休になるようにでもするのだろうか。また、含まれなくとも、微妙に近い日付けになって、連休にするために移動させようとする土日が中秋節と国慶節で取り合いになったりしないだろうか。
まあ、いずれにせよ、一般則が定められているのではなくて、毎回このように土日を移動させます、と通知が出るのならば、多少変則的であろうとも、その年はこうするのだと言い切ってしまえば、それでいいということなのだが。

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