2005年5月 のアーカイブ

アーチ

中国の街でみかけるもので、日本ではそんなに見かけないものに、「アーチ」がある。何か他の呼び名があるのかもしれないがよく知らないので、ここでは私が個人的にそう呼んでいる呼び方で、「アーチ」としておく。

色々な形態のものがあるが、まずは空気を入れてふくらませるタイプのアーチ。添付の1枚目の写真、まあこんな感じのやつである。大きな大型店舗の前の広場になったようなところでイベントをやっていたり、何かの催し会場の入り口なんかに必ずといっていいほどある。空気でふくらませて、ワイヤを張って地面に固定してあり、設置・撤収が簡単なのだろう。写真は常設のものだったようだが。日本にもないわけじゃないとは思うが、あまり見かけない。

こういう風船タイプではなく、もっと大きくて、鉄骨製で、自動車の通る道路をがばっとまたいでいるものも、やはり同じようにアーチの一種として一緒に考えていいだろう。特定のエリアの入り口によくある。これは、日本でも観光地やなんかに、「ようこそ××へ」みたいなのがあるのと同じ感覚か。

驚いたのは、道路をまたいで鉄骨製という意味では同じなもののちょっと毛色が違うのだが、上海の淮海路には道路の上に10メートルおきくらいにずらりとアーチが並んでいて道の上空部分に広告がついていること。ちょっとわかりにくいかもしれないが、2枚目の写真だ。

なんでこんなにアーチが好きなのかなぁと思うのだが、昔からある「門」 (「天安門」みたいな門ではなくて、例えば日本でも中華街の入り口とかにあるやつみたいなの。あれは何と呼ぶのだろう?) と同じ感覚なのだろうか?

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数の漢字

名前の話が出たついでに兄弟の順番を表す漢字の話をしよう。日本人の名前の場合、一郎、二郎、三郎とかついていると長男、次男、三男だとすぐわかる。中国の場合、伯・仲・叔・季というのがあって、順に長男から四男までに対応する。名前のいずれかの文字にこれらの漢字が含まれていれば、何番目に生まれた子供かを意味していることが多いという。はじめて会った人の名前を見て、あ、次男ですか? などと言えるかもしれない。大昔からの慣習だが、最近でもそれなりに使われているらしい。由来は詩経から来ていると聞いたが、詳しくはちとよくわからない。実力伯仲なんていうのもここから来ているとのこと。伯父さんと叔父さんの使い分けもこの上下関係と一致している。

数の話を続けよう。普通の数字は日本語で使う漢字と全く同じ。0は日本語ではたいてい外来語のゼロを使ってしまうが、日本語としては零だから、これも含めて同じ。桁の数え方、大きい桁は万ごとに区切るとかも同じ。100のときは百でなく一百になるとか、真中にゼロがはさまる場合の読み方が微妙に異なるなどといった程度だ。普通の数字とは別に、証書の金額を簡単に書き換えられないようにとかのときに使う複雑な字体の数字を表す漢字 (大字 (中国語では大写 (dàxiě))) があって、壱、弐、参などは日本でもなじみがあるが、それ以上はあまりないだろう。1~3も字体が日本と違うのでもう一度1から書くと、壹、贰、叁、肆、伍、陆、柒、捌、玖、拾、佰、阡、萬となる。空港バスの切符に捌拾园と書いてあって、一瞬何のことだろうかと思った。

数字の1には、上で出た大写の壱とはまた別な表現がある。コンピュータのソフトのデバッグで2進数の値を読み上げているのを聞いていると、日本語だと、ゼロ、イチ と読むのが普通だが、中国語では零(líng)、一(yì) と言うのかと思ったら、1の方は違う読み方である。何と言っているかというと、yāo だ。辞書を引くと漢字は簡体字では「幺」と書くようだがもとは「么」で、これは「什么」の「么」 (これは「麼」の簡体字) と同じ字に見える。マージャンをやる人なら気付くかもしれないが、ヤオチューハイ(么九牌)、タンヤオ(断么)のヤオである (合ってるかな、私、マージャンはあまり詳しくない)。どういうときにこの yāo を使うかというと、数字を数としてではなく記号というか英語でいうとコードというか、中国語でいう号码として使うときにだけ、1はyīではなくyāoと読むらしい。大字は書いた文字を間違う (改竄する) ことのないようにするためのものだが、こちらは聞き間違いにくくするために使うのが主な目的のようだ。電話番号を読むときなんかはこれだ。知らないと、人に電話番号を、書いたものではなくて電話を通して音声だけで教えてもらうときなどにとまどうかもしれない。中国語の入門のテキストで数字の数え方、時刻の言い方、お金の数え方は習うが、そこでこのyāoの使い方はあまり出てこないように思う。もっと進んでから会話例中にそういうのが出てきて少し触れられる程度か。

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姓名の順番

コメントで別に書くと言った、英語で言うときの姓、名の順番について。

日本人も中国人も自国語で言うときはもちろん姓、名の順。当然日本人の名前を中国語で言うときも、中国人の名前を日本語で言うときも同じ。

さて、英語の場合。日本人は英語で名前を言うとき、一般的には名、姓の順に言う。鈴木太郎は Taro Suzuki だ。まあ、異論のある人たちもいるが、それはまた後で述べよう。中国人の場合はどうか、一般的には、中国人が自ら名乗る場合で、中国名そのままの場合は、日本とは違って姓、名の順のままだ。王心凌 (ワンシンリン) は Wang Xinling となる。しかし、英語名があってそれを使う場合、Cyndi Wang と、英語式に名、姓の順になる。日本語で書かれるときも、シンディー・ワンだ。Wang Cyndi とは言わないと思う。

しかし、中国語名で書くときも、場合によっては、英語の文脈の中でフォーマットが決まっている場合、名、姓の順とならざるを得ない場合も多い。何かの申し込み用紙などで、最初からその順に名と姓の記入場所が分けて定められている場合などだ。また、たとえば、うちの社内用のメールシステムのユーザー名は、親会社がアメリカなせいか全部英語式で統一されていて、日本の現地法人であろうが中国の現地法人であろうが、それは名、姓の順でつけられているので、いやでも Xinling Wang という文字列が用いられることになる。メールのシグネチャには名前としては Wang Xinling と書いてあって、メールアドレスは Xinling Wang … だ。それを嫌ってか、自分の名前も自分で Xinling Wang と書く人もいる。

まあそんなふうに場合によっては名、姓の順に書くこともあるので、どちらが姓でどちらが名かには、やはり注意しないといけない。一般的には1+2の姓名が多いから、長い方が名だと想像できないこともないが、2+1の人だっているし、1+1の場合はなんとも言えない。姓によく使われる字と名によく使われる字の違いで見当がつくかもしれないが、そこまで慣れない外国人にとってはわかりにくい。これを更にわかりにくくするのは、中国人の場合、漢字を1つずつ分けて、Wang Xin Ling という表記にすることも多いことだ。どっちが姓、名の区切りで、どっちが2文字の名 (または姓の方かも) の2文字の分け目かわからない。だから、余計に姓、名で書いてあるのか、名、姓で書いてあるのかわからない。

そういうわかりにくい場合のために、一般的な(?)ルールとして、姓を大文字、名を頭文字以外小文字で書くという書き方もある。そうなってれば、どちらの順に書いてあっても、全部大文字で書いてある方が姓だ。日本人の名前の表記で、特に故意に姓、名の順に書くときにも混乱を避けるために用いられることがある。

さて、その日本語の場合だが、「日本人は卑屈にも欧米のやり方に従って、自分の名前をわざわざ自国の習慣とは違う順序で名乗っている。中国人も韓国人も英語でもちゃんと自分の国のやり方を通しているではないか。日本人も日本独自の習慣の通りに姓、名の順にすべきだ。」という主張を繰り返し耳にする。しかし、私の個人的な意見としては、それには反対の立場だ。日本人は相手の言葉をしゃべるのにわざわざ相手のやり方に合わせてあげるという謙虚さこそ、日本人の性格である。それゆえ、日本では旧来から英語では名、姓の順に言うようにしてきたというのが日本の独自の習慣である。先のユーザーIDでの混乱のようなことも起こらない。何も日本語でしゃべるときも名、姓で名乗ろうと言っているのではないのだ。別に、中国や韓国のやり方と同じにしなくてはならない理由はない。それぞれの文化にはそれぞれのやり方がある。また、逆に日本語の中で英米人の名前は名、姓のままじゃないかとも言われるが、それも同じく日本人の謙虚さこそであって、相手の言い方に合わせてあげているのである。

ついでに加えておくと、英語では常に名、姓の順かというと、必ずしもそうでない場合がある。例えば電話帳。さすがに、ファーストネーム順に並べるわけにはいかない。電話帳はファミリーネーム順に並んでいて、表記も姓、名の順だ。人名録のようなものでも同様だ。英語では、こういう場合は、間にコンマを入れて、Arthur C Clerke の場合は、Clarke, Arthur C という表記になる。

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姓名の文字数

ここらへんでちょっと同姓同名の話題が目に入ったので、それに関連する話。

日本人の名前の文字数で一番多いのは姓が2文字、名が2文字の組み合わせ (2+2) なのは間違いない。姓、名ともにそれぞれ少しずつ1文字の場合と3文字の場合がある。一方、中国人の名前の場合は 1+2 が一番多い。しかし、1+1 というのも結構ある。姓が2文字の人もいるので、2+2 や 2+1 もある。

まあ、それでも中国の方が使われている文字数が少ないことからして、同姓同名の組み合わせが多くなりそうなことが想像できる。聞いた話によると、ある時期から1文字の名前を付けることが流行して 1+1 の名前が増えたが、その結果、同姓同名が大量に発生して困ったことになったため、現在では姓が1文字の場合は生まれた子供に1文字の名前を付けてはいけないことになったそうで。姓が2文字の場合は構わないとのこと。だから、ある年代以下には1+1の名前の人はいないらしい。

あんまり正確に聞いたわけではないので、何か間違っていたら、ご覧の中国の方、ご指摘下さい。

ところで、「同姓同名」は中国語で「同名同姓」。なんで逆になる?

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大型店舗

日本人の目から見て中国がどのように見られているかを見るのがおもろいという、中国の方からの感想があったので、どんどん中国関係の話を書いていきたい。(日本語の読める) 中国人のアクセスの割合が非常に多いのではないかと思う今日この頃。

中国で、デパートなどの大きなビルの店舗に入ったときに感じたことを2つ。

1つ目はエスカレータ。片側に寄る話は前に書いたが、それとは別の話。何階もある建物のエレベータは、日本では通常上りと下りがクロスに配置されていて、1つ階を上がったら、すぐに180°ターンすれば次の階に行くエスカレータの乗り口があって、ジグザグ状に上っていくようになっているのが一般的だが、中国では必ずしもそうではない。上り下りが並行していて、各階それが同じ方向に設置されているところが結構ある。日本でも上りだけのエスカレータの場合はそういう配置にならざるを得ないのでそういう状態になっている。こうなっていると、何階も上に行きたいときでも、1階分乗るたびに用のない階の売り場の中をぐるっとまわって反対側に戻って次のエスカレータに乗らなくてはならない。わざと人の流れをそうさせて予定していなかったものも買ってもらおうという計算の上でのことかどうかはよくわからないが、そのつもりのない客の方にしてみれば、わずらわしいばかりである。なお、これは中国の店舗はどきでもそうというわけではなくて、日本と同じようにクロスになっているところもたくさんある。

もうひとつ。こういう何階もある建物の店舗は、たいてい入り口の付近かエスカレータやエレベータの乗り口付近に、各階の売り場案内が表示してある。表示してあるのは日本も中国も同じだが、日本では普通、下が1階で上に向かって2階、3階と書いてあるのが普通だ。つまり建物を外からながめたときの側面図に即して書いてある。ところが、中国の場合は、これがたいてい1階が一番上に書いてあって、下に向かって2階、3階という順になっている。つまり、普通に文書を書くときに項目を1から順に書くときと同じだ。これは、慣れていないと、どうもとまどってしまう。それと、こういう順になっている割合は、上のエスカレータの話の場合に比べてずっと多いように思う。

アメリカなんかに行ったときはこういうことはあまり気になった覚えはないので、これは中国に特有のことなのかなとも思う。ヨーロッパはどうだったかなぁ?

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blogの相互リンク

知らない間に、このblogへのリンクを自分のblogのリストに載せてくれているところが増えてることに気付いた。お互いにコメントのやりとりもさせてもらっているチュアンさんのところなんかは自分でも前から認識しているが、特にやりとりしてなくても、相手でうちのblogに興味を持って載せていただいているようだ。そのおかげか、たぶんそこのblogを見ている人からのアクセスが増えている。

個々の記事に関してはトラックバックという仕組みがあるが、blogサイト全体についてのリンクのトラックバックはないので、そんなふうにリンクしていただいているのは、相手から言ってもらわないと知る由もない。私は、アクセスログをしょっちゅう見て、そこにやってくるアドレスをのぞきに行ったりよくしているので見つけたのだが、全部をチェックしているわけでもないし、他にももっとこっそりリンクしていただいている方がいるかもしれない。

とりあえず、相互リンクのリストを作って、私の分かっている範囲で、リンクしてもらっている方を逆にリンクて載せておいた。他にも、リンクしていただいている方がいたら、お知らせいただければ幸いである。これからリンクしたいという方ももちろん歓迎。

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熊猫は熊か猫か?

中国といえばパンダ。パンダは中国語で熊猫と書くことは、中国語に詳しくない人でも見たことがある人が多いのではないか。ところで、この熊猫、よく考えるとちょっと妙だ。日本人の感覚からすると、パンダは (ちょっと猫っぽい可愛さをした) 熊の一種と思えるが、そうだとすると、猫熊と書くのが正しいのではないか? 中国語と日本語では文法が違うが、こういう場合の修飾の順序は同じはずだ。猫のような熊なら猫熊で、熊猫は熊のような猫を意味するはずである。

で、私の知っている中国人に何人かきいてみた。熊猫は熊ですか、猫ですか? すると、結構答えるのに悩んだりするが、私のきいた限りでは結果は半々くらいの割合で両方の答えに分かれる。つまり、半分くらいの人は字面をとらえてのせいなのか、パンダは猫の一種だと言うのである。日本でアンケートしても、さすがにほとんどの人が熊だと答えると思うが…

中国在住の方、まわりに中国人のいる方はちょっと聞いてみて欲しい。ここを読んでいる中国人の方もコメントでご意見をきかせてもらえるとうれしい。

で、中国語界(?)では有名な相原茂先生の本を読んでいたら、『現代汉语词名 探源词典』 (王爱录 编著、山西人民出版社、2000年) に、

【熊猫】 本来猫熊という。50年代の初め、重慶の北碚博物館で初めてパンダが展示されたとき、プレートに横書きで、 [猫熊] と書かれた。ところが、参観者は旧来の習慣でこれを右から「熊猫」と読んでしまった。以後、この誤読が広まった。

と書かれているという。相原茂はこの話の真偽のほど自分には判断がつかないと書いているが、実際のところ、どうなのだろう???

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デジタル放送のクローズドキャプション(CC)

うちのケーブルTVのセットトップボックス(STB)をデジタルのものに変えてから約1年になる。まだ放送地域が限定されているためにまだここではアンテナを建てたとしても受信できない地上デジタル放送を、ケーブルテレビ局(JCOM)が中継して送ってくれるサービスを開始したのに合わせてのことだった。それまではケーブルのチャンネルはアナログ式のSTBで、ケーブル局のBSデジタルの中継サービスは専用の別のデジタルSTBで受けていたのだが、地上デジタル対応で、地上デジタル含めて3種類をひとつのSTBでまかなうようになった。そのため、これまでアナログで見ていたケーブルのチャンネルもデジタル方式で受信することとなった。衛星の直接受信で言えば、普通のCSのスカパーからCS110のスカパー2に乗り換わったようなものだ。

さて、ケーブルTVを契約している一番の理由はスーパーチャンネルでスタートレックが見られることだが、さらにうれしいことに、クローズドキャプションをつけて放送しているのである。クローズドキャプションって何?って人は、ちょっと説明するのが面倒なので、この後読まなくても結構(笑)。そもそも、スタートレックを見るために、まだCS放送がパーフェクTVやディレクTVのデジタル方式になる前、アナログ方式だったスカイポートTVに契約したのがはじまりであった。

さて、ところがこれがアナログでケーブルチャンネルを受信していたときはちゃんと見られていたのに、デジタルになってから見えなくなっていることに、今ごろになって気付いた。去年の春に「スタートレックまるごとXX時間」で「エンタープライズ」の第2シーズンをまとめて放送したときはまだアナログで見ていて、うちのチューナがデジタルになってから第2シーズンを毎週やってはいたけどそれはもう見ていなかったので、今回第3シーズンの放送がはじまることになって、はじめて気付いたというわけ。

番組表にはクローズドキャプションのついた番組にはちゃんと(CC)のマークがついている (スーパーチャンネルではスタートレックだけ(かな?)、他ではディズニーチャンネルにはたくさんある、それ以外のチャンネルでは見たこと無い(かな?)) のだが、記号の説明のところをよくみると、(CC)のところには「(アナログサービス)」と書いてあるではないか。つまりデジタルではCCのサービスはしていないということだ。CCはなくとも、デジタル放送ではもっと高機能になった字幕の機能がついているのだが、そこにCCのデータをコンバートして入れてくれてもよさそうなものだが、リモコンの字幕ボタンを押してみても当然ながら何も出てこない。これはサービス改悪ではないか。

デジタル放送でCCが出ない理由はわからないではない。CCの信号はいわゆるVBI (垂直帰線期間) に埋め込まれている。だからビデオ信号をまるまるアナログのまま記録するビデオテープではそのまま一緒に記録できる。ところが、デジタル放送では、ビデオ信号の中の画像の部分だけをデータとして取り出してMPEG圧縮して伝送するのだから、CC信号の部分は切り捨てられてしまう。

しかし、考えてみれば、アナログでケーブルを受信していたときも、ケーブルの基地局までの中継はデジタルのCSの衛星を使っていたはずで、ケーブルの基地局から家のSTBの間でCC信号が正しく送れるのは当然としても、送出元からケーブル基地局までどうやってCC信号を送っていたのだろうか。実は画像データのストリームとは別個にデジタルデータとして一緒に送るようになっているはずだ。そういえば、自分は引越しの関係でアナログCS環境から、アナログケーブルTV環境へと移行したので、デジタルCSの経験がないのだが、確かディレクTVの時代にはデジタルなのにそのチューナでちゃんとCSを見られると聞いた (詳しく言うと、チューナによって見られるのとそうでないのがあったように思う)。つまり、画像とは別のデジタルデータとして送られたCCのデータを、チューナーのアナログ出力の部分で本来のCC信号として加えて出力するようになっていたはずだ。

さて、ケーブルのデジタルSTBだが、これは旧来の(デジタル)CSではなく、CS110と同様の仕様であるが、どうもこいつにはCC信号を入れる仕様がサポートされていないのではないか。そのあたりの詳しい仕様まで不勉強でよく知らないが、どうもそんな気がする。それにしても、たとえそうだとしても、それならやっぱり字幕に変換して入れて欲しいものだ。

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潜水士免許証到着

この前合格した潜水士の免許証が届いた。正式には免許証の名前は「労働安全衛生法による免許証」と書いてある。運転免許証でも原付とか大型とか色々免許の種類があって該当する項目が表示されるのと同様に、クレーンとかボイラーとか発破とか、そんな項目が並んでいて、その中の潜水士のところだけ"1"と表示されていて他のところは"0"になっているというだけのものだ。

運転免許証をはじめ、小型船舶の免許証や、PADIのダイビングのCカードや、近所のスポーツクラブの写真入りの会員証など、最近はみんな写真の画像を直接免許証に写し込んでいるが、この労働安全衛生法の免許証は、紙に必要項目をコンピュータのプリンタで印字したものに、申請書に添付して提出した写真そのものを貼り付けて上から「パウチ」したものである。ちょっと見劣りする。

そういえば、20年くらい前に形式が変わった無線従事者の免許証 (アマチュア無線) も同じような体裁だ。これもいまだにこの体裁のままのようだ。

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邮局

邮局は郵便局。日本の郵便局は真っ赤だが、中国の郵便局はちょっと深い目の緑色一色である。写真の通り、配達の車も、ポストもみんな緑色だ。

企業なり何なりのシンボルカラーといったものはまあ多少はあるものだが、日本にしろ中国にしろ、郵便局のこの色のベッタリさ加減は一体どういうわけだろう??

写真のポストも日本のものと形状はとてもよく似ていて、色だけ緑色。日本でもこの形状のポストはすっかり見かけなくなったが、写真のものも口に紙を貼ってふさいであって、現在は使われていない模様。といっても、結構最近まで使われていたようにも見える。紙には何か書いてあるようだが何と書いてあったかは見逃した。

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