2006年7月 のアーカイブ

過去記事一覧

これまでに書いた記事の数もずいぶん多くなってきて、過去記事を参照しようと思ったときに探すのが大変なので、一覧にしてみた。今後も順次新しく書いた記事を追加していく予定。資格・検定関係と、「その他」は、(その2) の方に分けてある。交通

中国

2009年上海皆既日食

2010年上海世界博会

健康

コンピュータとインターネット

エレクトロニクス

ゲーム

スクーバダイビング

iPhone

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甘いペットボトル茶

中国でたまに、やられたー、ってやつが甘いペットボトルのお茶。甘くないつもりで飲んだお茶が甘かったのは、自販機で冷たい飲み物を買うつもりで間違ってあったか~い方を買ってしまったのと同じくらいのショックである。

日本人としては、お茶に砂糖が入っているのはかなり違和感なのだが、中国で売られているペットボトルのお茶には甘い味付けのしてあるものが多い。もちろん、そうでないものもあるけれど。

まあ紅茶に砂糖を入れるのに、烏龍茶や緑茶に入れて何が悪いという気もしないでもない。私は紅茶にも砂糖は入れないので、やっぱり一切砂糖はいらないのだけど。

じゃあ、中国人はペットボトル登場以前も烏龍茶や緑茶に砂糖を入れて飲む習慣があったのかというと、そういうわけでもないだろう。普通に飲む温かいお茶に紅茶のように砂糖を入れて飲んだりするわけではない。まあ、ジャスミン茶に氷砂糖を入れる例はあるが。

日本では暑いときには冷やした麦茶を飲む習慣があったが、中国ではそもそも冷たいお茶を飲むということがなかったらしい。だいたい冷たいものを食べるのは体によくないというふうに考えられていたようだ。

そんな中で現れた冷たいペットボトル入りのお茶は、お茶というよりはそれまでに存在した冷たい飲み物のジュースの類に分類されるので、甘くても不思議はないという感覚らしい。

あと、多少中国のことを知っている人には当然かもしれないが、多くの中国が初めてという人の持っている誤解として、中国人はお茶といえばみんな烏龍茶を飲んでいるというもの。日本での烏龍茶の広告での中国の印象があまりに強いせいだろうか。

あと、日本では普通紅茶しかみかけない、リプトンの黄色いティーバッグ。中国では同じデザインのティーバッグで緑茶バージョンも一般的だ。

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パラソル

中国ではよくパラソルを見かける。よく見かけるといいながら、あまり適当な写真がなかったが、下の写真の下の方に写っているコダックのロゴが入ったやつのようなパラソルのことである。

公園や大きな通りの道端や大きな商業ビルの表なんかで物を売っていたりするところ、たいていこのパラソルである。日本なら、テント付きの屋台(みたいなもの)だったりしそうなところだが、中国ではみんなこの同じようなパラソルだ。2色が交互になっていて、端に少し下に垂れるひらひらがついたやつ。どこかが一手に供給しているのか。企業のロゴがついているもののことが多い。売っているものと明らかに関係なさそうなものの場合もあるが、どこか他で使っていらなくなったのをもらってきたりするのか?

このパラソル、場所によっては、かなりちぐはぐな感じがしないでもないが、どうだろうか。

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11月に向けて

6月に受験した中検の結果がぎりぎりで不合格だったので、いちおう次の11月に再チャレンジする決意はしている。ただしそのまままた受けてもまた落ちるに違いないので、勉強しないといけない。ここは再び基本からということで、まずは、「Why?にこたえる はじめての 中国語の文法書」。

前から、本の名前は知っていたが、少し前までなぜか書店で実際に見かけたことがなく、こんなに大判でボリュームのある本だと思っていなかった。気付いたのは前回の受験の前だったが、そのときは別の本をやっていて、もうそんなにたくさん勉強する時間はなかったから、その回不合格になって次に勉強するならこの本、と思っていて、予定通りになってしまった。

最初から一通りなのだが、入門書なら細かいことは省いて進めてしまうところを、詳しく勉強しなおせるという感じか。これで、2級の試験でできなかった問題が直接できるようになるかというと何ともいえないかもしれないが、やっぱりまずは基礎からきっちり押さえておかないとと思う。

各課ごとに練習問題もついているのもいい。やはり自分で問題をやって手を動かすことによって身につくというのは大きいと思う。

コンスタントに勉強を進めていくようにしたいと思い、毎日1課ずつ進めている。すると、1ヶ月あまりで終わり、11月まではまだまだあるので、その後何をやるかはまた考えよう。

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以为

先日のChinesepodで、“以为” のことに少し触れられていた。“以为” (yǐwéi) とは、実際には正しくないことを間違って思い込んでいた、というような意味。日本語や、英語にも、単純に対応する単語はないように思う。さらっと言ってしまうには日本語では「××だと思っていた」という言い方で、間違っていたということは言葉の上には全く現れず、文脈などで判断するしかない。逆に、「××と思い違いしていた」などという言い方は説明的だし、あまりに間違っていたことが強調されてしまうように思う。それを単純に一言の単語で言い表しているところが、なんか便利そうな単語だなあと感心した。

このように、違う言語の間で、単語の示す範囲は必ずしも一致しないのはよくあることだ。日本語では温度によって「水」と「湯」に分けられる液体のH2Oだが、英語では単にwater。お湯を表現したければ、hot water とか boiled water とか説明的に表現しないといけない。そういう再分化した意味に個別の単語が与えられているのは、その言語を使う民族の文化がそのことにそれだけ重きを置いているからだと考えられる。エスキモーの言葉には雪を表すのにその種類によって何十もの単語があるのだとか、そういう話だ。

そこらへんから考えるに、中国人はよく思い違いをするので専用の単語があるってことなのだろうか??

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建物越しのクレーン

下の写真、近所にある病院の建物なのだが、増築 (改築?) 工事中でクレーンが立っている。長い建物は、こちら側が建物の裏側で、玄関は向こう側にある。手前の土が見えている工事中の部分はこれまで駐車場だったところで、ここに建物を建てる気配だ。最も手前に見える手摺は、ずっと手前にある全く別の建物の屋上にある手摺で関係ない。

さて、このクレーン、ちょうど既存の建物の屋上の構造物と重なってしまってちょっとわかりにくいかもしれないが、クレーン本体は建物の向こう側、つまり玄関前の空いた場所に立っている。裏の元駐車場の位置にはこの大きなクレーンが入ってくる通路がないので仕方ない。

しかしこれで一体どうやってクレーンを操縦するのだろう? クレーンの操縦席は本体の根元のところにあるのだと思うが、荷物の降ろし先が全く見えないはずだ。別のところにいる作業員が無線か何かで合図するのを頼りに何も見えないで操縦するのか、それともクレーンの先にカメラでもついていてそれを見ながら操縦したりするのだろうか?

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亡くし物見つかる

数日前から鞄の中身のあるモノが行方不明になっていた。モノが何かは伏せておくが、まあそれほど大きなものではない。家で使うこともあるし会社で使うこともあるものなので、たいていは鞄に入れっぱなしにしてある。

ある時ふと家で使おうと鞄の中を探ったが見当たらない。あれれ、どこかに出して置きっぱなしにしたかなと思って机の上とかを探したがない。

ということは、会社で使って置き忘れて来たかと、会社で探したが、やっぱりない。外で移動しながら使ったりするものではなく、家か会社で落ち着いた場所で使うだけだから、そうそうどこかで落としたりするわけもない。しかし、家も会社も持っていきそうなところはくまなく探したが見つからない。

たまたま家で使ったときに机から転げ落ちでもした運悪くゴミ箱の中に転落し、更に運悪くそれに気付かず上から他のゴミも入れてしまったりして、ゴミで捨ててしまったなんて可能性がないでもない。もしそうだとしたら、そうなったという証拠はもはやどこにもないから、迷宮入りだ。

と、かなりあきらめの心境に達しかけていたとき、それはふと姿を現した。

写真を見てもらえばわかるが、私の鞄はファスナー式のいわゆるソフトアタッシュである。ソフトアタッシュの中には、へりのファスナーを全部開けると蓋の部分が全開になってしまうものもある。以前そういうものを使っていたこともあるが、たまにファスナーが開いているのに気付かず取っ手を持って持ち上げると、鞄の中身を全部ぶちまけてしまうことになる。私が今使っている鞄は、脇の部分に蛇腹状のものがついていて、ある角度以上開かないようになっている。これは蓋の開く角度を抑制するだけでなく、脇の隙間から鞄の中身がこぼれ落ちるのを防ぐ役割もする。たまにファスナーを閉めるときにこの部分が噛んでしまうことがあるのがちょっとした欠点ではある。

で、実はそのお隠れになっていたモノは、この蛇腹とファスナーの隙間に嵌り込んでいたのであった。鞄の中を覗くときはそんなところは見ないから、鞄の中にはないと思い込んでしまったのだった。蛇腹は鞄の上の方で少し隙間があるから、ファスナーを閉じた状態で鞄を上下逆になるように傾けたときに (電車の網棚に鞄を乗せるときなど、そういう状態になる)、蛇腹の外側に入り込んでしまったのであろう。そんなことはつゆ知らず、電車に乗りながらや駅の中を歩きながらとか鞄を半開きにして中の文庫本を出し入れしたりしていた。蛇腹があるから安心して歩きながらでも鞄を開けたりするのだが、それこそそのときに蛇腹の外側に嵌り込んでいたモノが知らずに落下していたかもしれない。無事、発見されるまでそこに留まり続けていたのは、幸運だったという他ない。

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Fortune Cookie

アメリカでチャイニーズレストランに行くと、必ずといっていいくらい、食事の最後にフォーチューンクッキーというものが出てくる。生地を折り曲げたような形になっているクッキーの内側に、運勢のようなことが書かれた (当然、アメリカなので英語で) 小さな紙片が入っている。以前アメリカに長期間出張で滞在していた頃には、よくお目にかかかった。

そんなわけで、アメリカでは中華料理店の大きな特徴として認識されていると思うが、中国に行っている間には一切見かけたことはないし、日本の中華料理店でも見かけない。アメリカの中華料理店のみの特徴と見られる。(ヨーロッパなどではどうだろう?)

調べてみると、しかしこれが、最初に発明したのは日本人らしい。サンフランシスコで日本人が辻占煎餅をもとにフォーチューンクッキーの原型に近いものを出していたのを、中華料理店がまねて広まったとのこと。しかし、アメリカ人はみんなこれは中国の習慣だと勘違いしているに違いない。

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写真の掛け声

先日のChinesepodの例文は、写真を撮るという内容。写真を撮るときに、撮る方が “说茄子!” と言い、取られる方が “茄子!” と言う。英語の “Say cheese!” と同じだ。茄子の発音 “qiézi” はカナで書けば「チエツ」という感じなので、単純に英語のチーズを似た発音の他の食べ物と入れ替えたということだろう。

日本語では、文章として「チーズと言って!」じゃおさまりがわるいというか妙なので、単に「チーズ」とか、「はい、チーズ」とか言うだけなので、意味もわからずに言っている人も少なからずいるかと思うが、「チーズ」というときに口元がにっこりした (「ニー」っと笑った) 顔になって笑顔の写真が撮れるがために言うものだ。日本語版では、「いち足すいちは?」「にー」とかいうバージョンもあるが、こっちの方がわかりやすいかもしれない。

で、「チーズ」という場合は真ん中の音を伸ばしているところが笑顔になるわけだが、中国語の茄子の発音の場合はどうだろうか。“qiézi” の最初の方の “ié” じゃうまく笑顔で撮れないうな気がするし、そうすると最後の “i” のところの方か? しかし軽声だし。なんか、似た音の言葉を持って来た割には、笑顔で撮影するためにそれ程適当でもないような気がする。

さて、私が出張で中国滞在中の休日にあちこち観光地に行ったときには、自分はひとりで観光地に来ているので自分入りの写真は誰かに撮ってもらうしかないし (セルフタイマーで撮ったこともあるが)、逆にひとりでぷらぷらしているせいで他の観光客から写真を撮ってと頼まれることもよくあった。そんなときに、中国人に向かって何て合図の言葉をかければいいかそのときはよくわからなかったので、自分が撮られたり他の人が写真を撮っているのを聞いたりしていると、簡単な話で、たいていは、 “一、二、三” (「イー、アル、サン」) と言っている。茄子って言っているのは聞かなかった (と思う。それとも、“一、二、三” 以外は聞き取れなかっただけか?) そんなわけで、私が他人を撮ってあげるときも、たいてい “一、二、三” と言っていた。

しかし、ある日会社でたまたま記念写真を撮る機会があって、交代で私がシャッターを押したときも、 “一、二、三” と言ったら、会社の人には何やら笑われてしまったようだった。単に、私が中国語で数えたことがおかしかったのか、それとも “一、二、三” なんていう言い方をするのは観光地に来ているおのぼりさんだけで、大都市で働く彼ら (そのときは上海だった) からするとダサいのか、まあそのへんはよくわからなかったが。

ちなみに、アメリカなんかでも、“Say cheese!” と言っているのは実際には私はあまり聞いたことがなくて、私が他人を撮ってあげるときには、普通、“Smile!” と言って撮ってあげることにしている。

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箸の袋

中国のレストランでちょくちょく見かける、日本ではあまり見かけないもの。

箸が袋に入ってくる。それだけなら別に珍しくないが、袋の幅が広くて、箸の入っている部分と別の収納エリアがある。インスタントラーメンによく入っている、例えば粉スープと調味油が間に仕切り部のついたひとつのつながった袋に入っているのを想像してもらって、それを細長く伸ばした形状を想像してもらうといい (こんな説明でわかるだろうか)。材質はラーメンのスープの袋とは違って内側にビニールを引いた紙のようなものだ。

広い方に入っているのは、いわゆる使い捨てのおしぼり (おてふきと言った方がいいか?)。ウエットティッシュのようにアルコール系の液体で湿らせてある。

聞いたところによると、この手の「箸・おしぼり一体パック」は、SARS騒動以降ポピュラーになったとのこと。

これとは別に、単に普通に箸だけが袋に入ってるものも当然あるが、この場合、日本の割り箸は封のされていない、幅のある平たい紙の袋に入っているのが一般的だが、中国でポピュラーなのは、ほぼぴったりサイズの (そんなにぴちぴちになっているわけではないが) ビニール袋で密封されているもの。

同じ箸の国といっても、色々違う。

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