2007年2月 のアーカイブ

MAGLITE LED (その3)

LED版マグライトだが、"3 WATT LED" と書いてあるのが気になって、本当に3ワットなのかと気になって、電流を測定してみた。といっても通常は密閉された状態で点灯するものなので、テスタを当てられないわけだが、テールキャップをはずして電池とボディの間を電流計にしたにテスタでつなぐ状態にして測定。その状態なので、電圧は測定できないが、まあ新品の電池なので2本でおよそ3Vということにしておく。ついでなので旧来のマグライトも測定してみた。結果は、

  • MAGLITE LED   0.40 A ⇒ 1.20 W
  • (OLD)MAGLITE  0.28 A ⇒ 0.84 W

全然3Wも食っていない。3Wというのは単にLEDの定格ということで、実際にはそこまで使っていないということか。それでも、電球タイプの旧MAGLITEよりたくさん電流が流れているから、早く電池がなくなってしまうことになる。ただ、もともと暗い電球タイプは、電池が減って電圧が下がってくるにつれ。ますます暗くなるが、LEDはおそらくDC/DCコンバータで一定電圧に変換しているので、電池の電圧が下がっても、ライトの明るさがだんだん暗くなることはなく、その代わりある時点でぱたっとダメになるのであろう。しかし、実はLEDの方が電流が多く流れているのは予想外だった。可視光への変換効率はLEDの方がいいだろうから、電流は少なくて長持ちするのかと思ったのだが、それよりももっと明るくなる方を選んだ設計になっているということだろうか。まあ実際に電球とLEDの発光効率のデータがどんなものか知らないのでなんともいえないのだが。電球よりLED版の方がかなり明るいのは確かだ。

いずれにしろ、このMAGLITEに使われているLEDは、従来のLEDライトでよくある複数のLEDで明るさを稼いでいるものに比べて、1つあたりでかなりの明るさを出せるものである。どこかで、こういうのを複数使って30W相当くらいの水中ビデオライト (別に水中用に限らないが) を作ってくれないものだろうか。まだたくさん使うと高価になりすぎるのだろうか。

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花粉症の季節の過ごし方

今日から花粉症の薬を飲み始めた。これからだいたい2ヶ月半ほど、花粉症対策の生活が続く。私の例年の花粉症対策はこうだ。

まず、薬。とにかくくしゃみ鼻水が止まらないことには、平穏な生活を送れない。他の対策はしたとしても、完全に花粉症の影響から逃れられるわけではないので、とにかく症状を薬で止める。医者に行ってもあまり効き目のない薬しかくれないので、市販の薬で自分にとって効果が高かったと思ったもの。私が例年飲んでいるのは「パブロン鼻炎カプセルS」である。カプセルの中に溶ける時間の異なる粒が入っていて、1度で効果が約12時間持続するので、1日2回服用する。くしゃみ鼻水は結構ピタリと止まるのだが、その代わりに鼻や喉の粘膜の部分がカラカラになった感じになる。その状態で大きな声で長い間しゃべり続けたりすると、喉を痛めてしまうことになる。また、頭がぼーっとして、眠気もする。PCの画面を見つめたまましばらく気を失っていることもないとは言えない。毎日飲んでいると、頭がぼーっとする感覚は妙な浮遊感にも似たものになる。まあこのおかげでこの期間は仕事の効率はかなり落ちているかもしれないが、対策をしなくてもやはり仕事をしていられないので同じことだ。

で、この副作用の対策のために、のど飴を買ってなめている。喉の渇きが潤されるのと、口を動かしていることでの眠気の防止も兼ねている。特に花粉症対策成分入りなどと銘打ったものではなく、いちばんよく買うのは「龍角散ののど飴」だ。

マスクは花粉を防ぐのにある程度有効だが、かけているのはわずらわしいものでもある。しゃべるときだって声がくぐもるし、対面する相手だって、マスクをしている人と対面するのはあまり気分もよろしくなかろう。そこで、基本的に屋内にいて誰かと話す機会などのある間はマスクは一切していない。花粉を浴びる量が多い屋外にいるときというのは、単に一人で通勤の移動中とかなわけで、その間だけマスクをするようにしている。花粉用マスクは、いろいろな種類のものが市販されているが、私の常用のものは、重松製作所というところのNewクリーンメイトというマスクだ。一般的な形状のマスクは、自分のくしゃみで飛散する唾液の飛沫をまわりに飛ばさないという目的には有効でも、自分が吸入する空気から有害物を取り除くという目的では全く役に立たない。いくらマスクの布地の中に活性炭が入っていようが特殊繊維でできていようが、顔の横に隙間があれば、呼吸する空気は何も抵抗の大きいマスクのフィルタなんか通らずに、横から入ってきた空気がどんどん体内に入ってしまう。立体裁断で、頬にぴったりするようなマスクでないと隙間からの空気は防げない。しかし、そういう形状のマスクは、いささか奇異で着用するのが恥ずかしい。ところが、この重松製作所のマスクはよくできていて、プラスチック製の顔にフィットする形状の枠にフィルタを張ったものがあって、その外側に普通のガーゼマスクのようなものがそれを覆うようについている。外見からすると、ちょっと真ん中が普通より丸くふくらんでいるように見えはするが、普通の四角いガーゼのマスクをしているように見える。しかし、呼吸はきちんとプラスチック枠のフィルタを通るのでなかなか効果的だ。難点は結構高価だということか。

あとは、目のかゆみは、適宜花粉症用の目薬をさす。だいたいこういったところが、私の例年の花粉症対策である。

そうそう、それでもやはりテッシュはよく使うので、普段は無視する街頭のポケットティッシュ配りは、花粉症の時期の少し前くらいからは自分から進んででももらうようになる。

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携帯内蔵カメラ撮影画像の歪み

今日、新幹線に乗っているときに携帯電話内蔵のカメラで撮影したところ、妙な写真が撮れたので紹介したい。

今日は天気がよくて、富士山がきれいに見えいて、席も山側のE席だったので、まあちょっと撮っておいてみようと、携帯のカメラで撮影した。本当は、ちゃんとしたコンパクトデジカメも持っていたのだが、わざわざ取り出すほどでもないと、ポケットにあった携帯で撮影した次第。

高速走行中の新幹線の窓からの撮影だが、線路沿いには当然架線を支える電柱が一定間隔で立っていて視界に入ると邪魔なので、電柱と電柱の間にいる間にシャッターを切らないといけない。それは普通はそれほど難しいことではないのだが、携帯のカメラの場合はモニタ画像の反応速度が鈍いことから、タイミングがつかみにくいというのは感じていた。まあそれはともかく、タイミングを見計らったところで撮影してみると、取れたのがこんな写真である。かなり妙な形状のものが写っているが、タイミングに失敗して運悪く目の前に何かある時点の画像が撮影されたのかと思った。実際、目の前を通過する電柱やその付属物などは、新幹線ではあまりに早く視界を通りすぎで、人間の目にははっきり見てとれない。しかし、こんな妙な形のものが存在するのか。更に何度か、何もないときに撮影してみようとしたが、似たようなおかしなものが写り込んでしまう。

で、これは何かと後で考えてみると。画面上の場所の撮影時刻のズレによって、電柱が歪んで写ったものなのである。私の使っている元vodafoneの804SSという特定の機種に限ったことか他の携帯内蔵カメラ一般に同様に起こることなのかはわからないが、おそらく使用している撮像CMOS素子の原理上の理由か、性能上の理由で、撮影される画像は画面全体がある一瞬の状態を固定するのでなく、画面を上から下へスキャンしていくそのときそのときのその点に見えている画像が記録され、ここではそのスキャン速度がおそらく0.何秒単位程度の実感できる遅さなので、撮影している間に被写体が移動していると、こんなふうに歪んで写ってしまうというわけである。

画面の上の端の方の画像を取り込んでいる時点では画面の右端にあった電柱は、画面のまんなかあたりの画像を取り込んでいる頃には視界の左端の方に移動していしまっている結果である。移動する車内から見えるものは、自分に近いものほど早く移動してみえるので、電柱はこんなに角度が急な斜めに写り、よく見ると向こうにある墓石や建物も電柱ほど角度が急ではないがやはり傾いて写っている。遠方の煙突や富士山はほとんど動いてみえないので歪んでいない。電柱にも少し線路に近いものと遠いものが2つあったようで、電柱に金具のついているものと柱単独で見えるものがあるが、単独のものの方が重なり方からも手前にあるが、その通り傾きも急である。ほぼ横倒しになっているように見えるが、実際はこれは垂直に立っているものの画像である。

ちなみに、今、手元で、携帯カメラのモニタ画像を見ながら水平に振ってみると、見えている壁や家具の垂直の線が確かに傾いて見え、それは振る方向によって逆になるのがわかる。みなさんの携帯ではいかがだろうか。

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radio SHARK 2 (その3)

最近は、アクセスログを見ると、radio SHARK 2 の検索でやってくる方が多い。

これまで radio SHARK 2 については2回書いたが、その後の状況を書いておこう。

AM放送の受信は、ノイズが多くて気になると前に書いたが、その後はUSBの延長ケーブルを購入して、窓際のできるだけ雑音の入らない位置に radio SHARK 2 本体を置くようにした。それでも結構ノイズが入るのは入るのだが、AM放送はそんなものだとある程度割り切って、慣れてしまえば、それはそれでそんなに気にならなくなった。そうやって、毎週金曜と土曜のNHKの中国語講座の応用編を聞いている。

ちょっと気になるのは、自動でiTunesに録音結果が登録される際に、iTunesが固まってしまうことがあることだ。何も問題ないときもあれば、勝手に固まっていることもある。固まったときは、バグレポートを送信しますかのダイアログが出ている。固まっていても、録音データの登録はできているようだ。

これを書いているついでに、ソフトのアップデートがないか、Griffin Technology のページを見に行ったが、ダウンロードのところには、PC用ではV2.0.0があるのだが、買ったCDからインストールしたソフトを見るとV2.0.2となっている。買った製品についていたCDより、ネットからダウンロードできるファイルの方がバージョンが古いというのもどういうわけだろう。あと、Microsoft .NET update 1.1.4 が必要なようだが、私のPCには、Microsoft .NET Framework 1.1 と Microsofr .NET Framework 2.0、そしてそれぞれの Hotfixや Security Update、そしてJapanese Language Pack がインストールされているが、2.0が入っているところにやはり1.1.4を当てる必要があるのかどうか。妙なことをしてかえっておかしくなっても嫌だし、どうしたものか。

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紫外線LEDライト (その2)

以前に書いた紫外線ライト。紫外線を当ててみて楽しそうなものをいくつか書いたが、そのときは気がつかなかったものがいくつかあったが、ここのページや、そこにリンクされている掲示板のページにを見て、他にもあるのがわかったのでここでも紹介しておこう。

まずは、パスポート。外国の紙幣を調べていて、なぜここに思い至らなかったのかと思うが、最近のパスポートでは、顔写真が蛍光インク画像になって、亡霊のように浮かび上がる。しかし、これは発行された時期によるようで、同じ小型サイズになって以降のものでも、古いものでは蛍光インクの写真はなくて、目に見える写真のところに割り印のようにかかっている画像だけである。

クレジットカードは、リンク先の掲示板のページにも書かれているように、コーポレートカードのゴールドカード (三井住友VISA) では見えなかったので、ないのかと思ったが、実は他のカードでは色々と模様が書かれていたりする。それで、ゴールドカードもよーく見てみると、普通のシルバーのカードと同じハトの模様が非常にうっすらとだが見える。本当に薄いので見逃していたのだった。周りの可視光の照明を暗くしてみないとわからない。しかし、どうしてこんなに薄いのか。

あとは、自分で試してみたのだが、テレビのブラウン管の画面。ちゃんと3色に光る。ただし、RGBによって紫外線に対する感度が違うのか、もともと同じ強さのものを当ててもダメなのかわからないが、色のバランスは悪く、全体で白くはならずに緑っぽくなった。

他には、大昔に日本の郵便切手で蛍光インクの使われたものがあるのは知っているが、現物がないので試せない。中国の切手には、なにやら数字が印刷されている。

他にも何か面白いものがあったら教えて欲しい。

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花粉症到来

今年も、昨日からいよいよ花粉症の症状が出はじめた。今年は暖冬なので、早いのかというと、それほどでもない。私は、例年、だいたい2月の上旬から花粉症の症状が出はじめる。これからゴールデンウィーク前頃まで、憂鬱な季節が続く。

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C.TEST今後の予定

前に紹介したC.TESTだが、今後の予定が発表されている

今年の予定は、3月18日、6月17日、9月16日、12月2日の4回で、次回の3月18日の受付はもう始まっていて、締め切りは2月末日。インターネットでのみ受付られる。詳しくはリンク先を。

私は、受験予定の3月25日の中検の寸前なので、受けるつもりはないが、やはりちょっと気になっている。サンプル問題も、音声 (MP3データ) も含めて公開されているが、模範解答はどこかにないだろうかと思ったら、HSKのwebサイトに新しい情報が追加されていて、《实用汉语水平认定考试(C.Test)应试指南及真题分析》 という本が、北京语言大学出版社から正式に出版されるらしい。《C.TEST考生手册》 という結構立派なパンフレットのPDFもある。

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映画フィルムの裏焼き

最近、ラジオ中国語講座の題材が陳凱歌だったりすることもあって、DVDで「北京ヴァイオリン」を観た。そこで、本編ではなく、おまけについている予告編映像のうち、アメリカ版の予告編を観ていると、フィルムが裏になっているシーンを発見した。北京駅の駅舎が画面いっぱいに映っているのだが、建物の上に大きな文字で “北京站” と書いてあるのが、しっかり裏返しになっていた。

雑誌や本では時々写真のフィルムが間違って裏返しになって使用されたまま印刷されているものが時々あるが、映画でフィルムの裏焼きというのは、今まで聞いたことがなかった。

裏返しになっていても気がつかないものと気がつくものがあるが、文字が入っていると通常は間違いなく気付くものだが、これが漢字であって、アメリカ版の予告編はアメリカでアメリカ人が編集したのだろう、漢字の裏表の判別がつかなかったに違いない。しかし、予告編なんかは監督は見ないものなのか。監督でなくても、チェックする人間の中に漢字のわかる人間が誰もいなかったのだろうか。日本のDVDに入れる際には、日本人は気付いたかもしれないが、これはもう劇場で使われた予告編をそのまま入れるわけだから、気付いたとしても修正するわけにはいかなかっただろう。

“北京站” の文字以外にも、大きな時計が映っているのだが、時計の針は、分針と、時針の微妙な位置とを考えたとしても、裏返しになっていても、論理的な矛盾は発生しないので、判断の基準にはならない。しかし、時刻が4時10分頃なのに、夜の景色というのは、ストーリー上午前4時とはちょっと考えにくいので、やはりおかしい。また、文字盤の数字は裏返っていれば気が付く。DVDの解像度では、つぶれて判別不能だったが、元のフィルムではなんとか読めるぐらいだったのではと思われる。そこまで目が行っていれば裏焼きは避けられたことだろう。

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Googleマップ中国版

Google Earth は以前紹介したが、Googleには地図の見られるGoogleマップというサービスもある。対称地域は当初アメリカだけではじまり、後に日本も対象地域となり、最近は、お国柄に合わせてということか、日本ではゼンリンと提携して独自の描画方法で日本人にとってなじみやすい地図の表示になっている。これが、世界地図上でシームレスにつながっていて、表示範囲が日本にやってくると日本用の描画方法になるが、そのままスクロールしていって他の国に行くこともできて、すると描画方法も日本用のものでなくなる。これは、maps.google.comから入っても、maps.google.co.jpから入っても、初期表示される国の範囲がアメリカか日本かという違いがあるが、中身は同じである。

ところが、ditu.google.comというサイトがあって、こちらでは中国語版のGoogleマップが表示される。初期画面は中華人民共和国で、そのまま範囲を広げると世界地図なのは同じだが、違うのは、中国以外の地域の情報が全然入っていないことである。逆に、通常のGoogleマップでは、中国の情報は全然入っていない。どういう事情か、中国版とそれ以外の通常版は排他の関係にある。通常版には香港は詳細に描かれているが、台湾は真っ白である。一方、中国版では香港は中途半端に鉄道が描かれているだけ。台湾は非常に粗い情報だけではあるがいちおう曲がりなりには地図の体をなしている。地名の記述には台湾省と書かれている。マカオについては、通常版、中国版、いずれでも地形そのものが描かれておらず、地球上に存在しないかのようだ。

ちなみに、dituとは、中国語で地図、簡体字で書くと地图の発音による表記である。

中国の有力な検索エンジンの百度(baidu)にも同じような地図サービスmap.baidu.comがあって、Googleマップと非常に似ているが、こちらは香港も更にマカオも詳しく描かれている。台湾は、やはり中途半端な詳しさだ。

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