2011年10月 のアーカイブ

iPhoneの絵文字コード変更 (その2)

一昨日の記事の追加情報だが、iOS5になって入力した絵文字のコードが新コードになる前に、表示だけは新・旧どちらでもできるようにする対応が始まったのは、そんなにごく最近というわけではなさそうなことがわかった。といっても、ほとんど情報はないし、それほど古いバージョンで使っている人もあまりいないので、まだ境目がどこかははっきりわからない。現在手持ちの情報としては、iPhone OS のバージョンが3.1.3では、新コードは表示できないが、iOS4の4.2.1では、新・旧ともに正しく表示できるとのことだ。

ただし、これはOSレベルの話であって、実はアプリで対応できていないということがある。私が最初に、iOS5で入力した絵文字が正しく表示できないという話を聞いた事例では、そのときはOSのせいだと思っていたが、後でわかったところによると使っていたアプリが対応できていなかったのだった。SOICHAというアプリでは、少なくとも現在のバージョン (1.1.4) では、iOSのバージョンにかかわらず新コードは正しく表示できない。先に言った、新・旧表示両対応の4.x.xでもそうだし、iOS5ででもそうである。対応できていないアプリは他にもいくつかあるだろうとは思うので、ここでひとつだけやり玉にあげるのは不本意だが、たまたまわかったのがそれだということで他意はない。

更につけ加えると、入力もダメである。iOS5の上のSOICHAで絵文字を入力 (すなわち、新コード) しても、文字コードが違う値になって送信されてしまうので、相手方が正しい環境であっても表示できない。これは、このアプリでは絵文字の新コードの領域はそもそも使われていなかったわけなので、それが正しく取り扱えてないようだ。

まあ、他にもキーボードの漢字変換エリアの件とかもあるようなので、サポートのよいところならばこういった点はじきに対応バージョンが出てくるだろうから、しばらくの我慢だろう。

下のスクリーンショットは、3.1.3で一昨日の記事を表示した様子。

 

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HSK五級受験

5月の記事で次の試験は12月なのでそれを受ける予定と書いたが、いつの間にか10月に試験が追加されていた。たまたまその申込締切日の3日前にHSKのwebサイトを見に行って気がついて、あわてて申し込んだ。どのみち時間をかけて試験対策の勉強してから受験するつもりはなくて、実力試しのつもりだったからということもあるので、それなら早い方がいい。その受験日が (日付変わって) 昨日で、都内の会場まで受験に行ってきた。

まず、10月の受験を決めてから、いくら腕試しといっても、前にやった「大纲」の1回分の模試だけでは足りないと思ったので、試験形式に慣れておくために模擬試験問題集を1冊買ってきた。日本の出版社からはほとんどHSKの教材は出ていないので、神保町の東方書店まででかけて、中国で出版されている問題集を物色して買った。あまりたくさん問題は必要無いので、代わりに解答の解説のついているものを選んだ。听力の音声の内容も文字にして掲載されている。北京语言大学出版社新汉语水平考试模拟试题集第五级 (核心HSK) というものだ。

やってみると、「大纲」より少し難しい目な感じがした。まあ「大纲」は1回分だけだから、なんとも言えないが。しかも、まあそうはいってもまあそれなりにある程度の正答はできるのだが、時間を管理せずにやってると規定の時間よりずいぶんかかってしまっているようだった。なるべく考え込み過ぎないようにして最後の回は時間いっぱいぐらいでできるようになった。といっても、阅读と书写はそれぞれ40分という試験時間を続けて1時間20分と考えてのことだ。、阅读を全問答えるのにはやはり40分以上かかってしまうので、問題数の少ない书写の方で、特に作文にかける時間をとにかく何か書くだけに近い状態にしてなんとかするという感じだった。実際の試験で、ここの区切りをどうするのか、初めてなのでよくわからなかった。

さて、そんな状態で今日の試験に挑んだ。実際に試験が始まってみると、問題集よりも少し簡単な気がした。ちょうど「大纲」と同じくらいか。听力では、問題集では簡単な問題も難しい目の問題も順不同に出てきたが、実際の試験ではどうも易しいものから難しいものの順で並んでいる感じだった。そのせいで余計に最初に簡単に感じたのかもしれないが。

問題の筆記試験の部分は、まず、听力の後に用意されている5分間のマークシート記入時間に、問題用紙の听力の最終頁と阅读の最初の頁が見開きになっているのを利用して、阅读の答えを考えておく。この書き写す時間というのは、聴いていると忙しいので問題用紙に印をつけておいて、後でマークシートをきっちり塗るために用意されているようだが、実際には問題を聴いて直接マークシートを塗っていても全然問題ない。いちおう、ここではきっちりそういう時間だと言われるので、実際に阅读の解答に進んだらいけないだろうと、最初のページにとどめておいた。阅读の時間を開始と言ったところで、すぐにマークシートを塗り始め、次の頁の問題に進む。また、問題集には阅读の時間は40分と書いてあったが実際にはwebにも書いてあったが45分間だった。これで合計10分近く増えたことになる。それと、実際に問題が簡単目だったこと、更に加えて、偶然なのか最後の問題の長文部分が、問題集でやっていたのに出てきたのと同じ話だったので詳しく読まずともストーリーがわかっていたこと (設問の内容はもちろん違うのだが) も手伝って、ちょうど阅读の時間が終わって书写の時間になると言われるちょうどのところで阅读の解答を終えることができた。しかし、実際にどの部分を答えているかチェックされたりするわけではないので、時間の配分を融通しても問題はなさそうだった。

阅读が時間通りに済ませられたおかげで、书写にまわす時間がゆっくりとれて落ち着いて作文することができた。まあ、作文の採点はどんなものだかはわからないが、わずかな残り時間であわてて書いたよりもいくらかでも点数は多くもらえるだろうと期待している。

HSKでは中検とは違って問題用紙も回収されてしまうので、中国語学校の出す模範解答を見て自己採点というわけにはいかない。今回問題が簡単に感じたからといって、成績がいいとは限らない。TOEICなどと同じように、統計的手法で点数の正規化をしていて、正答の絶対数すなわち得点ではないはずだ。いずれにせよ、1ヶ月後には中国のサイトで結果が確認できる。

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iPhoneの絵文字コード変更

一見気付きにくいが、iOS5になって絵文字に使われている文字コードが変更になった。

このblogをiPhoneで見ている人は、下の2つのカギカッコの中を見て欲しい。

「」旧コード 0xE415
「😄」新コード 0x1F604

2つとも黄色い顔の絵の絵文字なのだが、古いiPhoneの人は上の方だけ正しく見えて、下は四角形が表示されているはずだ。iPhone4SやiPhone4以前でもiOSが新しい人は、両方とも同じ顔の絵が見えるはず。パソコンで見た場合は、ブラウザにもよるが、四角形が表示されたり、firefoxの場合では四角形の中に16進コードが書かれたものが表示される。

iPhoneで絵文字を入力したときに使用される文字コードが、ソフトバンク独自の割り当てから、ISOで正式に規格になったコードに変更になったということのようだ。これはiOS5から切り替わった。といっても、昔に書いたものが表示できなくなってしまうと困るので、表示の方はどちらのコードでも表示するようになっている。わずかのサンプルだが聞き取り調査したところでは、表示の方はiOS5になる前のある時点から知らない間に両対応になっていたようだ。iOS5になるまでは入力文字は旧コードだが表示は両対応だったらしい。もっと以前のものでは新コードの表示はできず、旧コードの絵文字だけが正しく表示される。どこが境目かよくわからないので、この記事をご覧になった方は、上の絵文字の表示状況とiOSのバージョンを教えていただけるとうれしい。また、同じ時期に出たMacOS Lionでも、絵文字が表示できるようになってるが、これは新コードだけの対応ということだ。

そもそも、今回、auからもiPhoneが出ることになって、絵文字のコードは一体どうするのかと思っていた。いくらなんでも、auがiPhoneの場合だけそのままソフトバンクの絵文字コードを使うのを許すというのはおかしな話だし、そうだとしたら、自社内で自社ケータイに送るメールではiPhoneからのものだけ変換処置をしなくてはならなくなるが、それもなさそうな話である。だからといって、Appleがわざわざauのためにソトフバンクとは異なる独自の絵文字コードも使えるようにするといのもなたなさそうな話だ。

ここで、いつの間に正式決定していたのかはよく知らなかったが国際規格に採用された絵文字コードに移行することで、この問題の解決を図ったわけだ。今後はいちおうiPhone上での表示のサポートは残しつつ、これから使用するのは全て国際規格のコードになるということだ。

これまでAppleは絵文字の使用をSMS/MMSとメールに限定していた。まあ、さまざまな方法を使って、twitterやなんかでも非公式には使われてきたわけではあるが。考えてみると、この制限は、絵文字がソフトバンクの独自コードを使用しているからというのが理由だったのだろう。webなどからPCの世界に絵文字が流れていっても、通常のパソコンから見た場合に対応する義理はないので、iPhoneからの書き込みが世の中の標準を乱しているということになってはよくない。ところが、国際規格に正式に採用されたコードとなれば、今度は表示できないのは、できない方が悪いということになる。そこで、MacOSも対応させた。こうなると、マイクロソフトも遅かれ早かれ対応せざるを得ないだろう。iOS5になって急にどこでも絵文字が使えるようになった理由はこういうことだったわけだ。

Appleとしては、iPhone3G発売後、強い要望を受けて絵文字対応をしたものの、ソフトバンクの独自コードであることに不自由さを感じながら、国際規格で絵文字か使えるようになる機会を見計らっていたのだろう。これで大手を振ってどこでも使えるようになったので、iOS上での使用もすべてのアプリで解禁になったわけだ。

ただ、仕方のないことだが、古いiOSを使い続けているiPhoneユーザーには、今後新しいiPhoneから書き込まれる絵文字が表示されないということになって、切り捨てられてしまった感じだ。まあこれは標準化のために致し方のないことだろう。

しかし、iPhone 3G発売当時はあれだけ絵文字絵文字と騒がれていたのに、今回auへの対応といった観点でも、コードの国際規格化ということも、ほとんど取り上げられていないようなのはどういうことだろう。

更に、新しくなった絵文字のコードをよく見てみると、細かい点では色々と気付くことがある。一部の絵文字は旧コードのままだったり、一部の絵文字は以前からUnicodeにあった白黒の絵のコードが割り当てられていたり、また国際規格版でそうなっているからだが、四角で囲まれた数字は、1バイトコードの数字と四角で囲んだ数字の絵文字を表すコードの組み合わせで表現されていたりする。ソフトバンクの絵文字のセットと、国際規格に採用された絵文字のセットに相違があることも原因だろう。時間があれば詳しく調べてみたいものだ。

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iOS5でBluetoothヘッドホンの機能向上

iOS5のアップデートの細かい発見はいろいろ続く。発表されている変更点のリスト中の項目のひとつに、Bluetoothで曲名がヘッドホン側に表示できるというのがあった。私の使っているmaxell HP-B10.IEには表示機能はないので関係ないのだが、もうひとつBluetoothの規格上にはあるのにサポートされてなかったものとして、早送り巻き戻しボタンがある。試しに操作してみると、ちゃんと機能するようになっているではないか。HP-B10.IEではトラック送り・戻しボタンと兼用になっていて、長押しするとトラック送りではなく早送り・巻戻しになる。早送りしたいのに長押しの時間じっと待たないといけないのはちょっと不便な気もするが、何もできないよりはずっといい。語学教材を聞いていて、ちょっと戻ってもう一度聞きたいとか、ここは飛ばしたいとか思ったときに、便利だ。全体が長い時間のもののうち、少しだけの一定時間戻したいといったときは、画面のスライダを操作するよりやりやすいかもしれない。

これでまたひとつ便利になったというわけだが、どうしてこんなことがこんなに小出しなのだろうか。そもそも最初はiPhoneではBluetoothがあるにもかかわらず通話にしか利用できず音楽を聞くのに使えなかった。iPhone OS が3になって音楽再生に使用できるようになったが、音量調節が本体画面で操作できず、ヘッドホン側のボリューム調節機能を使うしかなく、その機能のないBluetoothヘッドホンでは実質的に使用できなかった。iOS4になってボリューム調節ができるようになり、トラック送り・戻しボタンが機能するようになったが、早送り・巻戻しは対応していなかった。そして、iOS5になってやっと早送り・巻戻しと曲名表示だ。2年前から使っているヘッドホン自体にはその機能があったのに、ずっと使えなくて、やっと全部の機能が有効になった。どうして、もともと存在する機能のサポートにこんなに時間がかかったのだろうか。

さて、早送り・巻き戻しのサポートは純粋に喜ぶとして、ちょっと気になるのが曲名表示だ。曲名表示のできるBluetoothヘッドホンで人気のあるのがソニーエリクソンのMW600だろう。この場合も曲名表示の機能があるのに、今まではiPhoneでは曲名が表示できなくて残念な状態だったのが、これで更に脚光を浴びるかもしれない。ここで私の場合気になるのが、中国語の曲名が表示できるかどうかである。日本語の曲名が表示できる、とは書いてあるが、中国語がどうかは書かれていない。ネットで探していると海外版というのもあって、FMラジオの機能の周波数が違ったり、付属のACアダプタが100~240V対応だったりするのだが、それなら多国語対応もOKかなと思いきや、タイトル表示は英語だけという記述もある。実際のところどうなのか、どなたか実際に確認した方の情報があれば教えていただきたい。

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QiとXi

中国語を勉強してる人が見たら、中国語に特有の発音のピンイン表記の話と思ってしまいそうだが、どちらも最近エレクトロニクス業界に現れた新しい規格の名前。どちらも発音の想像がつきにくい。ピンインは中国語の音をアルファベットに効率的に割り当てるために、一部に英語での発音から想像のつきにくいアルファベットに割り当てられてしまっている音がいくつかあり、QとXがその代表格だろう。よりによって、その2つが、それもちょうど中国語の発音としてあり得る母音との組み合わせで名前になっている。

Qiは携帯機器のケーブルなし充電の規格で、チー、Xiは携帯電話の新しい方式のdocomoでの名前で、クロッシィ、と読むのだが、なまじ中国語を知っていると、Qiは正しく読めてもXiはシーと読んでしまいそうだ。逆に、中国語のピンインを知らないとどうだろう。Qiはどうにも発音できなさそうな感じがする。どうしても無理に読もうとすると、キュイ? キ? って感じか。Xiはたぶん普通に見たらクシーとかクサイ、エクシーと読みたくなるんじゃないか。英語の発音に詳しければ、ズィーとかザイと発音するかも、とか思うかもしれない。どちらもなんでわざわざそんな読んでもらいにくいネーミングにしたのだろうかと首をかしげてしまう。

Qiはまさに中国語の「気」からのネーミングなので、中華人民共和国の中国語としてはその発音、表記で正しいのだが、日本人に限らず世界の他の国の人にとってみても、Qiでチーと読んでもらうには苦しい物がある。コンソーシアムの中で中国人が中心になって決めたのだとしても、国際規格なのだから何もわざわざ他の国の人が読むのに困る語を選ぶことはないのにと思う。中国語でだって別のローマ字表記方式ではこの発音をQで表すわけではないのだから。

Xiの方は意味としてはXを英語の十字(クロス)として読ませているわけで、これは他の国の人にとっても、説明されればわかるという感じだが、これは日本国内向けのものだから、あまり関係ないか。しかし、やはりひと目で見て正しく発音してもらえないというのはわかっているからか、実際の表記ではあらゆるところで『「Xi」(クロッシイ)』と、読み方を添えて書いてあって、それならいっそのこと最初からカタカナだけの名前でいいんじゃないかとさえ思う。

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iPhone4をiOS5にアップデート (その4)

色々書いているうちに早速解決した件が出てきた。あと、気になった機能をひとつ。

小学館中日・日中辞典

一番痛いと書いた、中国語辞典の問題は、早速アップデートが出て解消された。一安心だ。

PhotoShare

丸1日以上おかしな状態が続いていたが、やっと復旧した。まだ何か少し挙動不審な状態があるようでもあるが、まあ元の状態に近い状態に戻った。多くの人がこのまま終わってしまうのではと心配していたのが復活したのは喜ばしい限りだが、今回の一時的なサービス停止は、何かメンテを入れたせいで長い間止まってしまっていた人気の写真の更新と、twitterの連携の昨日が回復するのではと期待していたのだが、どうもそれはないようだ。今後サービスがどれだけ維持されるのか不安を残したままだが

ロック画面での通知のアイコンをスライド

巷の新機能紹介記事でも見たことがなかった機能に自分で偶然気付いてうれしくなってしまったのだが、twitterやPhotoShareで紹介してもみなさんの反応は鈍くて、少し意気消沈。

iOS5で新しくなった「通知」の表示機能は、iPhoneがスリープ状態でロックされている場合も複数の通知が、その通知を出しているアプリのアイコンとともに、順に並んで表示される。そのアイコンを、ロック解除のスライダと同様にスライドさせると、パスコード入力画面になって、入力完了後ただちにその選んでスライドさせた通知のアプリの画面になる。ロック解除スライダと同じ動きをさせるというのが面白い。

どこにも書いてないのかというと、ちゃんとオンラインのiPhoneユーザガイドにはロック画面で通知に応答する方法として書かれていた。

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iPhone4をiOS5にアップデート (その3)

その2でまだ書き漏らしていたことと、先に書いた事の補足があるので、その3。しかし、単に話題のキーワードを含むタイトルなせいだけなのか、もしかしたら誰かがどこかで宣伝してくれたのか、「iPhone4をiOS5にアップデート」の記事以後、アクセス数が急増している。普段の記事より1桁多いアクセスがあって驚いている。

アルバム中の写真のソート順

写真アルバムにPCからiTunesで写真を入れる設定にすると、iPhoneの上で他のデジカメで撮った写真を見たりするようにできるが、このとき写真の表示される順序は一体何で決まっているのか。元のPC上でのファイル名の情報はiPhone場では参照することができないが、iPhone内でも元のファイル名で保存されていて、以前は表示される順序はファイル名順だった。数字のついたファイル名のソートの仕方がWindowsと少し違うので厳密に同じ順になるわけではないが、ファイル名順はファイル名順だった。これが、やはりiOS4からだったか、4.3だったかから、突然、タイムスタンプ順になった。数枚ずつPCからiPhoneに追加で入れるようなファイルはそれ用のフォルダにまとめて追加で入れていくようにしていたが、ファイル名順だと、iPhone上では表示されている画像のファイル名がわからないので、数が増えてくると探しにくくなっていたが、日付順になったことによって、基本的には最後に追加したのは新しいファイルなので、一番下の端まで行けば見つかるようになって便利になったものと思っていた。

ところが、今回iOS5になって、またファイル名順に戻ってしまったようだ。一体どういうポリシーでソート順を変えているのか、わからない。

Marinar Calc補足

キーボードが切り替わらなくなって英語しか使えなくなったと思って、もうこれで完全にお役御免だと思ってしまったMarinar Calcだったが、設定を見なおしてみると、「キーボード」という項目があって、それが何も選ばれていない状態だった。ASCIIかNumericかを選ぶものだが、これがどちらにもセットされていなかったせいで、どいうわけかキーボードの切り替えもできなくなってしまっていたようだ。これのどちらかにチェックが入った状態にしたところ、キーボードの切り替えができるようになり、日本語や中国語も入力できるようになった。以前はうまく表示されなかった漢字変換候補も、こちらの場合はiOS5への変更によって問題なく使えるようになった。

これで、実はMarinar Calcは、やっと日本語も含めて問題なく使えるようになったのだが、既にiPhoneでのスプレッドシートはNumbersを使うことにして乗り換えてしまったので、今更使えるようになってもらっても…という感じである。

PhotoShare障害発生

表示の不具合が解消されてよかったと思っていたばかりなのに、昨日からうまくアクセスできなくなってしまった。しばらくは完全に何もアクセスできなかったが、今は、部分的に機能が生きているという中途半端な状態になったまま、もう丸一日以上経過している。今までも、ときどき止まることはあったが、これだけ障害状態が続いているのは初めてではないか。

私のところでは、iPhoneからは写真の投稿はできて、自分の写真とお気に入りはサムネイルが表示され、選択すると画像は表示されずに真っ黒なままだがコメントのボタンを押すとコメントは表示されて追加もできる。しかし、「すべての共有写真」を見ようとすると、初期状態のメッセージが表示されて、アクセスできません、となってしまう。PC上のブラウザからは、それぞれのサムネイルは表示されるので、他の人達もアップロードできているのは見えるが、写真を選択してクリックすると、Timeoutになってしまう。Webのインターフェースでは、コメントも写真の表示と同じ画面なので、コメントは見ることも書くこともできない。

今回の障害がiOS5がリリースされたことと何か関係があるのか、たまたまなのかよくわからないが。アナウンスも何もないし、一体どうしたものか。PhotoShareで知り合った多くの人はtwitterなどでも連絡が取れるが、中にはPhotoShareでしか連絡のつかない人もいるので、突然使えなくなってしまうのは寂しい。

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iOS5でのキーボード切り替え順序

iOS5にしてから最初にキーボードを使った時 (切り替えた時?) に一度キーボードの切り替えについての案内が表示されたが、単に全て初期状態からの案内が出ているだけかと思って見過ごしていた。ところが、これは実は今までと少し挙動が変わったことの案内でもあった。今までは登録したキーボードが登録してあるリストの順番に切り替わるだけだった。ところが、iOS5ではこれが単純にぐるぐる切り替わるだけではなくなったようだ。確かに、予想しないキーボードが出てきて、あれっと思ったことがあった。

たまたま案内メッーセージの表示された画面のスクリーンショットを保存しておいてくれた人のを見ると、地球儀ボタンを押すと直前に使用したキーボードに切り替わり、その後順番に切り替わるということである。ここで気を付けないといけないのは、出発点が、「何か文字を入力した後の状態」ということ。ぐるぐる順番に切り替え中にふと立ち止まっても、そこで次に地球儀ボタンを押しても、直前に使用したキーボードに切り替わるわけではない。また、「直前に使用したキーボード」というのも、今使っているもの以外で、直前に一度でも文字を入力したことのあるキーボードということである。

たくさんキーボードを登録しているが、主に使うのはメインにひとつと、あともうひとつくらい、という場合は、その間を行ったり来たりするのにどちらも地球儀ボタン1回で済むので便利といえば便利である。しかし、逆にいつもキーボードの順番を覚えていて必要な回数だけ地球儀ボタンを続けて押して目的のキーボードに切り替えるのに慣れていると、使った履歴で現れる順序が変わるのは却ってわずらわしいかもしれない。

また、リスト順の切り替えがはじまるのは、「直前のキーボード」に行った後からなので、その前の状態から考えると、並びによっては、途中何も文字入力せずに地球儀ボタンを2回押すとすぐにまた元のキーボードに戻ってくることもあれば、丸々一周してから戻ってくることもある。つまり、直前のキーボード以外のキーボードに行きたいときに、なぜか一度元のキーボードに戻ってからでないと使いたいキーボードに行けないということも発生して、なんだか妙な気がする。もはや、順次切り替えは使わないで、長押しでリストから選ばないとけない感じだ。

私の場合は、せっかくつい少し前に「キーボード切り替え改良版」の記事に書いたように自分なりの切り替え方法を確立したところだったのに、この変更のおかげで、おじゃんになってしまった。もう一度考え直さないといけない。方針としては、地球儀キーを単純に押すのは1回押しで短期的に同じキーボードと行ったり来たりするためにだけ使い、それ以外で他のキーボードに移動するには全て長押しリストを使うようにして混乱しないようにしたい。前のやり方では最も使うキーボードにすぐに戻れるように、長押しリストの一番下に表示されるようにし、次によく使うキーボードを最も使うものの次の順番に来るようにリストが一周して一番上に置いたのだが、リストから選ぶには下にあった方が使いやすいので、よく使うものから順に下から並ぶようにするのがよさそうだ。一番使うもの自身は地球儀キー1回押しで戻って来られるのでリストで選ばなくていいから一番上にやってしまってもよさそうだが、やはり2番目以下のもの複数を続けて使った後に戻るために、一番下に置いておくのがよさそうだ。

なんだかわかりにくくなってしまったが、とりあずこれで様子を見よう。

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iPhone4をiOS5にアップデート (その2)

昨日の記事でまだ少し書き漏らしていたことがあったので、キーボード切り替えの話に行く前に、もう2点。

ボリューム

今まで、iPodで音楽を聴いているときに、本体側面のボリュームボタンで音量を調節すると、iPod再生中の画面を表示している状態でも画面上のスライダが移動せずに、別の画面の上にかぶさる音量アイコン (着信音量の表示になっている) と簡易バー表示の音量バーが出て、そちらが変化するという症状が出ることがあった。音楽の音量自体はそれにともなって変化し、後でiPodを開き直してみると、音量バーは、そのとき変化させた位置になっている。いつもBluetoothヘッドホンを使用してるので、それに関係するのかもしれないが、逆に有線のヘッドホンであまり試したことがないので、実際どうだかわからない。

この症状が、今のところiOS5にしてからは今のところ一度も発生していない。まあ、頻度の問題かもしれないので、もっと長い間見ていないと確実なことは言えないかもしれないが。

ホームボタン

iPhone4が出てから、よくホームボタンの不具合の話が出るようになった。デコピンをするとか、有機溶剤を流し込むとか、さまざまな対処法が言われ、つい最近は原因はソフト的なもので、スリープボタン長押しで電源オフのスライダが出たところでホームボタンを長押ししてホーム画面が出るまで待てば直るという説も出て、実際効果があったような気がしていたところだ。

実は、よく言われているホームボタンの不具合は、ホームボタンの効きが悪くなる、つまり押しても反応しないことがあるということのようだが私の場合は、1度押したのにダブルクリックになってしまう、ということの方が多かった。つまり、たいていアプリを切り替えようとホームボタンを押すと、タスク切り替えの画面になってしまうという状態だった。

この症状は残念ながらiOS5にしてからも発生している。更に、スリープ状態から起こすのにホームボタンを押すと、たまに普通のロック解除画面ではなくカメラ起動ボタンと音楽再生コントロールと付きのロック解除画面になることがある。まあ、そのことでさほど実害はないわけだが、これはやはり原因はハードウェア的にチャタリングが起きてダブルクリック扱いになってしまっているだけだったということだろうか。

また、これに関連してアクセシビリティの機能を使ってハードウェアのホームボタンを使う代わりにソフト表示のボタンを使う方法が取り上げられているが、やっぱり見た目邪魔っけだし、本来の機能で動いてもらう方がいい。ハードボタンが全く動かないなら仕方ないが、致命的に動かないわけではないのだし、自分はまあこのまま使ってみておくことにする。

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iPhone4をiOS5にアップデート

世の中iPhone4Sの発売で騒がしいが、iPhone3Gの発売から1つおきに買い替えている私はハナから買い替える気がなく、静観しているだけだが、ほぼ同時にリリースされたiOSのアップデートの方は、早速適用してみた。全般的な話は他所に任せて、自分に関係のある変化などを以下に。

PhotoShare

先ずはiPhoneで一番お世話になったと言っても過言ではないアプリのPhotoShare。今や作者の興味は他に行ってしまってサポートもほぼなくなり、一部の機能も動かなくなったまま放置され、ユーザーもずいぶん減ってしまってはいるものの、とりあえずまだサーバーは動いていてサービスは継続されている。ソフトのつくりが何か凝ったことでもしているせいか、今まで何度かOSのバージョンアップでアプリがうまく動かなくなることがあって、確かiOS4.3になったときから、サムネイルから画像を選んでも真っ黒な画面しか表示されず、一度戻ってもう一度表示に進んでやっと表示されるという、妙な症状になった。これに対応する修正版も出されず放置されたままで、みんな自分で表示しなおしすることだ対処していた。

これが、驚いたことに、たまたま運良くということだと思うが、iOS5にするとこの症状が現れなくなった。これが一番の朗報である (笑)。表示だけでなく、画像アップロード時のアルバムのフォルダ選択の画面も乱れていたのも直っていた。

しかし、代わりにといっては何だが、Big Canvasの一連のアプリで、PhotShare以外はもっと前のOSのバージョンアップで画像が逆さまになってしまうという症状になったまま放置されたままになっていたものが、iOS5では画像を読み込んだ瞬間にアプリがクラッシュしてしまうようになり、実質使用出来なくなってしまつたのは残念である。私が自分で確認したのは、iPhone上に残してあった、SmallCanvasとPhotoCanvasだけだが、恐らく同様のルーチンを共用しているであろう他のアプリも同じだろう。

小学館中日・日中辞典

iOS5の影響でこれが一番痛い。iOS5になって悪影響を受けた例は他には後で延べるキーボード関係くらいなものなのだが、これのアプリだけは大問題だ。起動して検索まではできるが、検索結果を選んで辞書の内容を表示しようとすると、何も表示されずに真っ白になってしまう。値段の高いアプリでもあるし、早急にiOS5対応版を出してもらいたいものだ。

 写真

上記のPhotoShareの写真アップロード時のフォルダ選択の問題と関連しているのかもしれないが、iOS4.3では、「写真」のアイコンからPCからiPhoneに入れた写真のフォルダの一覧を表示させたときに、一番上に「カメラロール」、次に全部のファイルの入った「フォトライブラリ」そして各フォルダ、の準に表示されるが、その画面をスクロールしても、一番上のカメラロールが表示されるまで下がりきらず、タイトルバーの下に隠れたままで選択できなくなってしまうことが時々発生していた。そんなときは、一度タスク切り替え画面を出して、「写真」を完全終了させてから起動しなおすと正常になっていた。

この症状も、iOS5になって全く発生しなくなった。

ミュージック (旧iPod)

これは以前から不思議な仕様だと思っているのだが、iTunesで入れた音楽の表示と、iPhone上での音楽の表示の仕方が微妙に異なる。特にコンピレーション関係だ。iTunes上ではコンピレーション扱いにした曲のアーティスト名はアーティスト名選択の一覧には出てこず、コンピレーションというひとつのアーティスト名として扱われるのだが、iPod上にはばらばらに全部の歌手名が出てきてしまうので、目的のアーティストが探しにくくなる。

また、全部がバラバラのアーティストの曲を集めたアルバムの場合はコンピレーションという仮アーティスト名としてもいいが、ひとりのアーティストのアルバムの中で一部だけ他のアーティストと一緒に歌っている曲が混じっている場合は、そのアーティスト名の1つのアルバムとして扱いたい。そのためにアルバムアーティストという情報欄があるのだが、そのへんの扱いもうまく協調できていないようで、iPod上ではアルバムがバラバラになってしまうといった現象が起きていた。

これも、今回のアップデートでかなり改善されたようだ。まだ微妙な食い違いがあるようだが、まあ満足できるレベルになったように思う。

iCloud

基本的にクラウドはあまり好きではないので、今までもMobile.Meや、Google Docs といったものも特に使わずに来ていた。今回、iColudでこれだけデフォルトで使うこと前提になってくると、使わないといけないかなとも思うが、今のところやはりまだ使っていない。

キーボード

キーボードにも結構変更が入っている。漢字変換の候補の表示のされ方が変わって、候補の文字が大きくなって見やすく、かつ指で選択しやすくなったのはいいが、その分表示部が大きくなってしまったことと、何も候補が表示されていないときにも空欄が表示されるようになったために、入力画面のレイアウトの整合がとれなくなってしまうアプリが発生している。例えば私がメインのtwtterクライアントとして使っているTwitBirdがそうである。

すると、以前、Marinar Calcが、漢字データの扱いのおかしいのが直ったと思ったら、今度は漢字変換候補の表示がうまくいかずに、やはり日本語でうまく使えなかったのが、どうなったのか見てみようと動かしてみると、なんと、キーボードに地球マークが出ずに英語キーボード以外に切り替えられなくなってしまっている。一体どういうことか。まあ、もう、スプレッドシートはNumbersを使うことにしたから構わないのだが。

日本語テンキーの設定に「フリックのみ」という項目が追加され、この設定にしておくと、今までフリック入力時に「あ段」の音を続けて入力するときに、携帯方式で「あ」を2回押して「い」を入力したいときと区別するために、一旦「→」キーを押したりしないといけなかったのが、単に、1回タップを2回続ければ、「ああ」と入力できるようになった。これはありがたい。どうして最初からその設定がなかったのかと思うほどだ。

記号を入力するときは、たいてい英語キーボードに切り替えてしまうので、自分としてはそれほど影響はないのだが、テンキーのアルファベットモードに含まれる記号の配列が少しだけ変わっている。以前、「テンキーで入力する記号」という記事を書いたが、他に出てくる候補も含めてもう一度調べ直さないといけない。

絵文字は、今まで少なくとも表向きはSMS/MMSやメールでだけの使用に限定されていて、携帯電話とのメールやiPhone/iPad内の世界だけで閉じさせられていたのが、今回からどういうわけかどこのアプリでも使えるようになった。よく見ると、一部だけ絵文字の絵のデザインが変更されている。

また、地球儀ボタンを押してキーボードを切り替える際に現れるキーボードの順序を決めるアルゴリズムが変更になった。おかげで、少し前に編み出した切り替え方法がうまく働かなくなってしまった。これについては、項を改めて書きたい。

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