2006年11月 のアーカイブ

中国語の歌詞で覚えた単語

中検の問題の中で、いくつか中国語の歌を聴いていて出てくる単語があったので少し触れてみよう。今回2級を受験した人以外は、問題を見ていないから、そう言われてもだからどうだ、という話だがご容赦を。

まず、筆記の大問1の問(2)。

寂寞の正しいピンイン表記は、次のどれか。

(1) jìmó (2) jīmò (3) jìmò (4) jīmó

“寂寞” (さびしい) はいろんな歌の歌詞に出てくるが、問題は正しい声調を問うものである。これは痛い。歌で覚えた単語はメロディーに乗っているので、正しい発音は知っていても、声調は全然きちんと覚えていない。全く間違えてしまった。正解は(3)。

もうひとつ、大問3の空欄を埋める問題の (8)。

她有一个非常幸福 ( ) 的家庭。

(1) 美满 (2) 圆满 (3) 满足 (4) 满心

これは、先々週のChinesepodの Saturday Show で、今流行している曲として紹介されていた、陶喆 と蔡依林のデュエット曲、“今天妳要嫁给我”に出ていた。正解は美满。結婚して幸せな家庭を、みたいな内容の曲で、そのまま“美满的家庭”と出てくる。試験前にはこの曲の歌詞をチェックしていなかったので、この問題も間違えてしまった。試験の前にチェックしていたらきっと答えられたのにと思うと残念。

あとは、今回の試験ではないが、試験勉強にと、まだ問題集の本になって出てない今年3月の試験問題と解説を単品で中検協会から購入してやった中で、筆記の大問1の長文問題が、試験中に内容に感動して涙している人たちもいたという恋愛ネタだったのだが、“分手”とか“热情”とかが正解の問題があって、こういうのも歌詞によく出てくるので、自分でやっていたときはみんな正解できた。この回は他にも歌の歌詞とは関係ないけれども、マクドナルドとかピザハットとかカルフールとかいった単語も問題文に出ていたのも目を引いた。

てことで、歌の歌詞で単語を知っていて少しは得をしそうなところだが、今回の試験では全然生かせなかったという話であった。

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第60回中国語検定試験 2級

今年6月に続いて、2回目の受験となる2級の中国語検定の試験を受けてきた。

結果は、惨敗である。ホウメイさんの解答速報による自己採点では、リスニングがかろうじて合格点ぎりぎりの70点だが、筆記は作文をまあ甘い目に15点と見積もり、枝問の配点のはっきりしない部分もできるだけいいように解釈しても61点となった。問題が難しいときに合格点が70点から65点に引き下げられることがあるが、それでも無理だ。てことで、来年3月も再度受験か。

自分ができなかっただけかもしれないが、リスニングも筆記も今回は難しかったと思う。リスニングの方は過去問をやっている限りはもう自信があったのだが、今回は試験中ああもうボロボロだと感じていた。大問1の方もかなり聞き取れていなかったのだが、これはなんとかヤマ勘も当たったようで、だいたい正解できていた。大問2は結婚の話題で、特に前半はここでも少し前に話題にした狗年双春で今年は結婚が多いという時事話題だった。おかげで枝問の(4)は得したかもしれない。前回は大問2の後半は設問文があらかじめ問題用紙に記載されないようになったのだが、今回はまた以前のように記載されるように戻っていた。

筆記の方は、大問1なんかもう全然ダメだった。配点がよくわからないのだが、上で言った自分にいいような解釈とは、合計点の半端な大問1と4で、それぞれ最後の文章全体の趣旨を問う枝問だけ特に重要と考えて6点として、他の枝問を全部2点とした。そうでもしないと、他の枝問でどれが2点でどれが3点とか、判断しがたい。それら最後の枝問はどちも正解できていたからだが、もしそれらの配点が2点だったとしたら、予想点は最大8点下がるかもしれない。

日本語中訳は、かなり前にも見たようなパターンの問題が多かったのだが、その割にはその模範解答的にはなかなか書けなかった。それでもなんとかそれなりに書いたので、それなりの点はもらえるのではないかとは思っている。枝問3だけは、ホウメイさんの模範解答と全く同じだった。受身文でとの指定があるので、まあきっとみんなほぼ同じ文を書いているだろう。「チベット」はちょっとびっくりした。西蔵だったかなと思って書いたが、正解は西藏だった。左に余計なものがついている。

さて、他に今回2級を受けられた方々、結果はいかがだっただろうか。

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HV10用水中ハウジング完成

今月の下旬と言っていたほぼ予定通り、HV10用の水中ハウジングが完成したのを、今日直接池袋のDIVまで行って受け取ってきた。

DIVのハウジングはそれぞれ世界に1台しかないものなので、まずは記念にハウジング自身の写真を撮っておいた。色々と撮っていたら、それで疲れてしまったので、今日のところはまずフル装備の写真を1枚だけ載せておくことにして、詳細はまた後程ということにしておこう。

さて、あとは、いつこのハウジングの進水式をしに潜りに行くかだ。

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プリンタ買い替え

プリンタを買い換えた。年賀状だけがプリンタの使い道ではないが、確かに年賀状シーズンを前にしての買い替えである。

今回購入したのは、キヤノンの PIXUS iP7500。これまで使っていたのは同じくキヤノンの PIXUS 950i。思い返すと、1年前に年賀状を印刷していた頃からだが、950iがどうも色がちゃんと出ない症状が出るようになっていた。だいたい赤っぽくなる。わざと逆になるように色を修正したりして、だましだまし使っていた。ヘッドのクリーニングしてみたり、ドライバを最新版にしてみたり、色々してみたが、特に効果が無かった。そのときによって色の変わり具合が違うように思えたし、用紙の種類によって症状の出方が違うようにも思えた。そんなこんなで追求して試し刷りばかりしていても手間がかかるばかりだし、試し刷りの用紙代やインク代を無駄に費やすくらいなら、最近は値段も安くなったことだしさっさと新機種に買い換えた方が手っ取り早いということで、買い換えようと思ったのがこの夏のこと。

その前に、ちょっと調べていると、この PIXUS i950 で、私のと同様に赤っぽくなる症状で、修理に出したら交換部品がもうないので、新機種と交換になったという話を読んで、ダメ元で、修理に出してみた。しかし、結果は、問題再現せずということで戻ってきた。費用はかからなかったが、わざわざプリンタを修理に持って行ってまた持って返ってくるという手間だけが無駄にかかった。とはいっても、向こうで点検した結果、直ってたりしないかと思ったが、家で使ってみるとやはりおかしいままだ。で、年賀状シーズンが近づいてきたので、結局新しいのを買うことにした。

製品的にはi950でまあ気に入っていたので、今回もキヤノンのラインナップ上ほぼ同じ位置になる、単機能機の中で一番高性能なiP7500にした。そうはいっても、値段は2万円もしない。安くなったものだ。i950のときは4万円以上したと思う。昨今のインクジェットプリンタは高性能化はもう行き着くところまで行って、今は多機能機にシフトしていっているからか。自分はスキャナはスキャナで持っているし、あまり多機能機に興味はないので、単機能機が安いのはありがたい。

今回購入のiP7500は、実は今年のモデルではなく去年のモデルだ。年賀状シーズンに売れ行きのピークを迎えるプリンタは、毎年夏の終わり頃に新製品が発表されるが、ちょうど950iを修理に出した頃に今年のモデルが発表になった。実は新製品が出たら旧モデルがもっと安い値段で叩き売りになるのを買おうかと思っていたのだが (どうせ性能向上はもうほとんどないから)、そうはならなかった。ほとんど性能の向上しない新モデルを出さずに、そのまま同モデルを継続したということは、それだけもう高性能化は天井に達したということだろう。

i950の頃からもうそう思っていたので、そんなにプリンタは買い換えなくていいかと思っていたが、性能向上以外の理由で買い換えることになったわけだ。思えば、PCは過去6世代、だいたい3年おきくらいに買い換えてきたが、それは性能向上のためである。プリンタはPC本体より買い替え周期が長いつもりでいたが、数えてみるとPCと同じ世代買い換えている。さて、このプリンタはいつまで持ってくれるか。

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生日快乐

誕生日おめでとう。誰の誕生日って、Chinesepodの Jenny Zhu だ。2日遅れだが。そのせいで番組内容も誕生日の話題だった。私の誕生日も実は1週間ちょっと前だった。

誕生日といえば、私が2回目の北京出張の滞在中に誕生日が来て、たまたまちょうどその日が設計データ出しの期日。夜中までかかって、仕事を完了した後、実は今日は誕生日だったのだと言うと、じゃあこれからご苦労会と誕生祝いをしようと、深夜0時を回っていたにもかかわらず、茶芸館に行ってお祝いをしてくれた。今のところ、海外滞在中に誕生日を迎えたのはこの時だけである。

それと、滞在中、CCTVの外国人向けチャンネルでやっていた“学汉语”という番組をよく見ていたが、たまたまその頃誕生日が話題の回があった。そこで、中国でも誕生祝いにハッピーバースデートゥーユーを歌うのだということ、そしてその歌詞はほぼ英語のまま歌う日本とは違って、中国語で、“祝你生日快乐”と4回繰り返すものだということを知った。これを歌というものの範疇に含めるなら、私が初めて覚えた中国語の歌詞の歌である。英語や日本語では3回目の“to you”のところが誕生日の人の名前になるが、中国語版では“祝だれそれさん生日快乐”とやるのはちょっとうまくおさまらないのか、全部同じに4回繰り返すみのである。

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YouTube 更にその後

「その後」の記事を書いてから、また色々とビデオを入れておいた。私のアップロードした映像を全部見るにはこちら、といちおう宣伝しておく。

最初はダイビング関係だけだったが、天文関係で、サイパンの金環日食とか、先日の水星の日面経過とか。後は、昔撮ったPS/2のレーシングゲーム (Ridge Racer V) の完走画面とか。また、ダイビング関係でも、ちょっと珍しいパラオのクラゲだらけの島内湖 (Jerry Fish Lake) とか。

アクセス数は今のところ、最新の水星日面経過がぐんぐん上昇中だ。Jerry Fish Lake はあまり人気がないらしい。金環食は、サムネイルの画面が食が最大のあたりから取られているせいか、真っ黒だからかどうかはわからないが、水星ほど人気がない。

ハワイはもともと1本のビデオにまとめてあったのを時間制限のために3つに分けて入れてあるのだが、前に書いたように溶岩ツアーの部分が一番人気だ。マンタナイトのマンタが乱舞する映像も圧巻だと思うのだが、単なる一般的な海中映像の部分よりもアクセスが少ない。サムネイルがわけのわからない絵になっているからだろうか。そういう意味では、サイパンの映像の中でも、B29の残骸が映っているものが目を引くのか、他に比べてアクセスが多い。ハワイの溶岩のサムネイルは、マンタと同じくらい何だかわからないサムネイルだが、これはテキストの方でひきつけられるのか。

このサムネイル画像、アップロードすると自動的につくのだが、おそらく時間的に真ん中あたりのコマを取り出しているように思うが、自分で好きなコマを指定する方法はないのだろうか。

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iTunesの「歌詞」表示で中国語文字化け

IE7で Windows Live Spaces の文字化け問題が片付いたと思ったら、今度はiTunesだ。

これまでは問題なかったのに、恐らく先日7.0.2.16に更新されてからだと思うが、「歌詞」の表示で中国語が文字化けするようになってしまった。

中国語の文字化けでよくあるように、日本語に無い中国語簡体字の文字だけが正しく表示されない。しかも悪いことに、今回の問題では、表示できない文字は"?"になって表示されるが、これは本当に"?"のキャラクタコードになって表示されてしまっているので、画面上の文字をカットアンドペーストして、正しく中国語の表示できるワープロソフトの画面などに貼り付けても、もはや正しく表示させることはできない。

Chinesepodの課文がちゃんと読めなくて困ってしまう。Podcastの「説明」の方は正しく表示されているのだが。元通りにしてくれないかなぁ、Appleさん。

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狗年双春闰月

Chinesepodで、一昨日の高级38:「理想男人」でも、昨日の街语16:「二手喜糖」でも、立て続けに、今年は中国では結婚にいい年だということで、結婚する人が多いという話が出ていた。

実は、うちの会社でも最近、日本留学の後そのまま日本でうちの会社に入社した中国人が、留学中に知り合ったやはり中国からの留学生と結婚した。その際に、今年は結婚にいい年なのだという話をしていた。何がどういいのか詳しい理由がわからなかったので、後で調べてみた。

別の中国人にきいたら双春なんとかだというので、そのキーワードでネットで探すと、日本語の記事も結構みつかる。今年は、双春闰月の年だということで、旧暦で1年の中に立春が2回ある、閏(うるう)月のある年なので縁起がいいのだということだ。

立春は普通1年に1回のはずだが、太陽暦では1ヶ月を1年365日をほぼ均等に12分しているのに対し、旧暦では月は実際の天体の月の運行にあわせているので、12ヶ月は365日に足りない、そのずれを埋めるために、時々同じ月がもう一度挿入される。それが「うるう月」である。うるう月のある年は1年が13ヶ月あることになる。すると、場合によるが、立春が一年の初めの方だけでなく、本来来年のはずの立春が今年の終わりの方に入ってしまって1年に立春が2回あるということになる。これは、うるう月のある年ならかなりの場合発生する。

それに加えて、今年は1年の日数が最も長い年でもあるということだ。旧暦では各「月」の長さは、太陽暦と違って毎年何月は何日間と決まっておらず、その月その月によって月の運行周期の端数との関係で大の月だったり小の月だったりする。そのため、年によって一年の長さも違う。閏月の年のせいで1ヶ月分長いのに加えて、今年はおそらくその端数処理の関係でも日数が長く、1年の長さが最も長い年だということらしい。

あとは、戌年 (中国語では狗年) も結婚に縁起のいい干支らしい。日本では、戌はお産に関係がある?

まあ、そんなことが重なって、今年はとても結婚にいい年だという事で、結婚式が例年よりもすごく多いということである。

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水星の日面経過

今日の朝、「水星の日面経過」があった。もう少しわかりやすく、「水星の太陽面通過」ともいう。詳しい説明は、国立天文台のページでも見ていただくとして、簡単に言うと、地球と太陽のちょうど間を水星が通過する現象のこと。月食の月を水星に入れ替えたと思えばいいが、距離と見かけの大きさが全然違うので、太陽面上を、非常に小さな点が動いていくように見える。日本では、日の出の時点で既に太陽面上に水星があって、午前9時10分頃に太陽の縁から離れる。

普段ならちょうど出勤中の時刻だが、うちの会社は裁量勤務制度によって出退勤時刻の定時というものはないので、今日は少し遅出にすることにして、自宅ベランダから撮影に臨んだ。マンション住まいゆえ、満足な観測はできないので、もともと望遠鏡は持っていないのだが、こういう現象なら望遠鏡がなくても、なんとかならないこともない。そして、ちょうど水星が太陽から離れる前後の時間、マンションのベランダから見通し可能なわずかな空間に太陽が位置することも前日に予行演習をして確認済みだ。

撮影機材は、添付の写真にもある通り、先日購入したHDVカメラ、Canon HV10に、Tokinaのテレコンバータレンズ VC Zoom 2.5X~5.0Xを例によってステップアップリング経由で装着。このテレコンはビデオカメラ用のテレコンとしては巨大な鏡筒なので付属のサポート金具に乗せた上で三脚に乗せる。

太陽撮影のための減光フィルタには、このレンズにきっちり装着できる専用のものなどないので、人間が肉眼で日食を観測するのに使うための、Vixenの「日食グラス」をレンズにテープで貼り付けた。

テレコンのズームは5.0倍側の端いっぱいに伸ばし、ビデオカメラ本体のズームも、対象補足時以外は再望遠側。オートフォーカスはうまく効かないので、カメラ側は無限遠の設定に、レンズ側のフォーカスリングも回しきったところで大丈夫だった。明るさは黒い背景に明るい太陽の円盤の画面上の入る比率によってAEが露出を変化させるといけないので、適当な状態でAEロック。そして、それでは太陽面が明るすぎて小さい水星の点がつぶれてしまうので、露出補正で暗くしておく。

あとは、三脚は自動追尾の赤道儀などではないので、どんどん画面から太陽が移動していくのを、逐次追いかけること。

そうやって撮影したのが添付の写真である。HDV撮影した画像をキャプチャしたものから1920×1080ドットの静止画として取り出し、そのうち、必要部分を拡大縮小せずに切り出したものである。実際にはズームいっぱいで画面の上下方向の画角一杯で太陽が少しはみでるぐらいに映っている。これが、SD解像度のビデオで撮影していたら、水星はほんの数ドットになってしまって判別できなかったかもしれない。

カメラはHDVといっても、テレコンバージョンレンズの方の性能は、ちゃんとした望遠鏡やスチルカメラの望遠レンズには比べるべくもないので、この程度の絵しか撮れなかったが、それでも望遠鏡なしでなんとか水星が移動しいてく様子が動画で撮影できたということで、自分としては満足である。

画像は順に、8:44頃、9:06頃、9:09頃のものである。最後のはちょうど水星が太陽の縁に半分かかってるあたりのはずだが、もうはっきりわからなくなっている。

しかし、今回は予行演習日も含めて晴天でよかった。一昨年には同様の現象でもっと発生頻度の少ない、「金星の日面経過」があったのだが、曇天で見ることができなかった。

Transit of MercuryTransit of MercuryTransit of MercuryVideo Camera with Tele-conversion Lens

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IE7で中国語の文字化け解消

8月の msn Spaces から Windows Live Spaces への変更以来発生していた中国語の文字化けで、対策としてブラウザにFirefoxを使うことをお勧めしてきたが、今回正式リリースとなった、Internet Explorer 7 で見てみると、あら不思議、ではないが、Firefox同様にきちんと表示される。これで、Internet Explorer をお使いの方にも、ブラウザを乗り換えて下さい、ではなく、最新版にバージョンアップして下さい、で済むようになった。

本件は、KentaさんのChinesepod日本語サポートblogの記事で気がついた。感謝である。

Internet Explorer 7 のダウンロードはこちらから。

以前の記事も修正しておこう。

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