2017年9月 のアーカイブ

メガネ新調

最近メガネを新しくした。単に新しくしただけでなく、経緯が少々ややこしいのでとても長い記事になるが、まあ時間軸に沿って述べてみる。

メガネ壊れる

事の発端は3ヶ月ほど前、会社で仕事をしているとき。それまでかけていたメガネが、ちょっとズレたのを直そうと手を触れたら、ふにゃっと変形する感触がしたので、そおっと外してみると、ツルの根本の部分 (智(ヨロイ)と言うそうだ) が金属疲労で弱った感じで今にも折れてちぎれてしまいそうな状態になっていた。もう少しで仕事を終える時間だったので、そのままそおっとかけた状態で仕事を片付けて、会社を出ることにした。

まだ完全には折れてなかったが、さすがにそのままの状態で外を歩いているうちに完全に折れて落下したりしてもいけないので、メガネは外してメガネケースにしまって、メガネなしで外を歩いて電車に乗ってメガネ屋に向かった。元々強度の近視で日常生活ではフルタイムにメガネ (またはコンタクトレンズ) を着用しているので、裸眼で外を歩くことは全くないのだが、まあ常日頃通っている道ならばまあなんとかなる。いくら強度の近視といっても、細かいものが判別できないだけで、近づいて来た人や車が見えなくてぶつかるとかそんなことはないわけである。しかし、たいがいの文字は読めないので、知らないところに行った場合は、道案内の看板や電車の案内の表示などが読めないと困ってしまうだろう。

ともあれ、そうやってそのメガネを購入したメガネ屋にたどりついて修理を依頼。修理には日にちがかかるので、その日はそのまままたメガネなしで帰宅し、保管してあったその前にかけていたメガネをしばらく使うことにした。前のメガネは比較的長い間使っていて、コーティングが傷んできたり、フレームの塗装が一部剥がれたりしていたので、新しいのに変えたもので、全く使えなくなったりしていたわけではないので、保管してあったもの。

一方、壊れた方のメガネはというと、まだ作ってから1年半ほどしか経っていないのに金属疲労で折れるとはどういうことか。思い返してみると、このメガネにした当初、かけ心地が悪くてツルが左右に開いて緩くなっている感じで何度も直してもらった覚えがある。もともと確かに形状的にも智の部分が弱そうで、恐らくちょっと力が加わっただけで変形して緩くなってしまって、直してもらいに行くというのを繰り返していたのだろう。

予備メガネを持ち歩く必要性

しばらくして修理ができてきた。くっつけたところは、しっかり付いてはいるものの、もともと金属の表面に色の付いた加工をしてあったのが、その部分はロウ付けの跡がそのまま見える、少々見栄えのよくない状態だった。そして、もともと弱かったものが壊れたのだとしたら、今回はそのままのもう一方もまたそのうち同じようにあるときポロっといってしまうのではないかという心配もある。

そこで、今後は急にメガネが壊れたときのための予備として、修理の間しばらく使っていた古いメガネをメガネケースに入れていつもカバンの中に入れて持ち歩くことにした。考えてみれば、これまでの長いメガネ人生の中で、かけているメガネが壊れたらいけないからと予備を持ち歩こうと思ったことなどなかった。小学生の頃は何度も壊して親に怒られた覚えもあるが、その後は普通に生活していてメガネが壊れることのリスクに思い及んだ覚えがない。

主にコンタクトレンズを装用していた時期も結構あるが、コンタクトの場合は、自分の場合は装用感があまりよくなくてちょくちょく外すことがあったせいもあり、コンタクトレンズケースと一緒に、コンタクトを外した後にかけるためのメガネをケースに入れて必ず持ち歩いていた。こちらは本当に必ずメガネを持ち歩いていた。それなのに、メガネを装用してでかける場合は、全く予備のメガネのことなど考えなかったのだ。

日常の生活範囲で、今回のようにすぐにメガネ屋に行けるし家に帰れば予備のメガネがある状況ならともかく、1周間以上の旅行や、最長数ヶ月におよぶ海外出張の場合はもっと困ることになったろうが、それでも予備メガネの必要性には思い至らなかった。

しかし、今回のメガネが壊れた事件で考えをあらたにし、必ず予備のメガネをカバンに入れておこうと思うに至った。

パソコン画面の距離が見づらい

このような経緯で、予備に古いメガネをいつもカバンに入れて持ち歩くようになった日々がはじまっていたが、実はこの件とは別に最近はメガネに関してもうひとつ悩みがあった。

もともと10年近く前から、普通のメガネをかけていては手元にピントが合いづらくなってきたので、遠近両用にしている。はじめてかけたときこそ、顔を左右に振ったときに視野の上の方と下の方でものの歪み具合が違うのに違和感を覚えたが、これはすぐに慣れて、手元を見るときは近くにピントが合って正面を見るときは遠くにピントが合うというのは通常の生活ではとても合理的で、便利に使っていた。

ところが、最近は自分の目のピントを合わせられる範囲がますます狭くなってくるにつれ、パソコン画面くらいの距離のものが、見づらくて困るようになってきた。パソコンの画面は手元の本や書類を読む場合に比べれば距離は離れているが、位置がそれよりも高いところにあるので、視線としてはレンズの正面の位置で見るために遠くにピントの合う部分で見ることになる。以前はそれでピントが合って見えていたのだが、それがだんだんもうそのくらいの距離でもダメになってきた。レンズの下の方の近くにピントに合う部分で見ればピントは合うのだが、そのためには正面のパソコン画面を見るのにもかかわらず顔を少し上向けてアゴを出したような状態で下目遣いに見なければならない。ハタ目には格好悪いし、首が疲れてつらくなる。

さらに、メガネの近くにピントの合う部分で見たときの実際にピントの合う距離の範囲がだんだん遠くなってきて、遠近両用でないメガネをかけていた頃のように、細かいものが見づらくなってきていた。元々近視でメガネをかけている者の最終手段としてはメガネをズラしてレンズを通さないで見ればいいのだが、常にそうやって見るわけにもいかない。

遠近両用の遠と近の度の差をもっと大きくすればよさそうだが、差をつけるにも限度があるし、パソコン画面の距離の問題は解決しない。

ちょっと不便になるが、現実的な解決策としては、遠くまできっちり見えるメガネと、中距離から近くを見るためのメガネと、2つのメガネを用意して場合によってかけ替えるようにしないといけないかなぁ、と漫然と思っていた。

そんなところにメガネが壊れる事件の結果、予備メガネを持ち歩くことになったわけだが、予備メガネを持ち歩くのなら、2つのメガネをかけ替えるために持っていて、かけてない片方をカバンに入れておくのと同じことじゃないかと思った。まあ、片方を壊したときの予備としては、全く同じものではないわけだが、何もないのに比べればその違いはたいしたことはない。そんなわけで、比較的近くを見る用のメガネをかけ替えように新しくつくろうかなという気になってきた。

Zoff SMART HAKUTO Model

そんな折り、メガネ店チェーンのZoffから、民間月面探査レースに挑んでいるHAKUTOのコラボモデルのメガネが数量限定で発売されるというニュースを目にした。フレームに、HAKUTOの探査車に使われているのと同じULTEM(ウルテム)という新しいプラスチック素材を使っているという。度なしのブルーライトカットのレンズがついて (無料で度付きの標準レンズに交換可能)、値段が15,000円と、普通に売っているメガネよりちょっと高いくらい。強度近視+乱視で、屈折率の高い薄いレンズのオプション料金などのかかる私は、最近は旧来のメガネ店でなくこういう格安のチェーン店で買うようになって安くなったとはいえ、やはり一般の価格よりかなり高めになることには慣れているので、フレームがそのくらい高くてもあまり気にならない。デザインもそんなに奇をてらったものではなく、むしろかなりオーソドックスなもので、日常かけるのに全く問題ない。

そもそもメガネを買うときにどのフレームを選ぶかは、山ほどあるデザインの中から、迷ってしまってなかなかひとつに決めづらいものだが、こういう何かひとつ強い動機づけがあれば決めやすい。ちょうどメガネをつくろうかと思っていたタイミングに現れたのも何かの縁だし、渡りに船ということで、ほんの少し悩んだだけで、数量限定なのでなくなってしまわないうちにと、発注した。

そういうシステムがあるのも今回初めて知ったが、メガネをネット通販で選んで注文し、それを持って近くの店舗に行って度の入ったレンズを入れてもらうということができるようになっている。わざわざそんなことをしなくても最初から店頭で買えばいいのにとも思うが、今回のような限定品では店頭で現物を見るわけにもいかないので便利な仕組みだ。今回のもののデフォルト状態のように度の入らないメガネを買うひとは、通販だけで済んでしまう。

実物を試せないということで、サイズのことがちょっと心配ではあったが、普段メガネ店の店頭で試す場合も、それほどサイズに気を使わなくてもだいたいサイズに無理があるということはないし、商品情報に書いてあるサイズを自分の今かけているメガネのサイズ (必ずツルの内側に表記してある) とくらべてもそんなに違わないので、まあ大丈夫だろう、くらいに思っていた。いずれにせよ、店頭に行くので、フィッティングは合わせてもらえるし。

注文した翌々日に品物が届いた。とりあえずそのままかけてみると、これがもうぴったりな感じでULTEM素材の弾力性と軽さのおかげか、かけ心地が非常にいいと感じて、すっかり気に入ってしまった。

弱めの度のレンズを入れる

さて、届いたそのままでは度なしレンズなので私には全く役に立たない。最寄りのZoffのお店に行って、そもそも作ろうかと考えていたパソコン画面を快適に見られる度のレンズを入れてもらいに行く。

そもそもは、遠近両用の「遠」の部分が度がゆるくてパソコン画面くらいにピントが合うもの、と考えていたが、Zoffでは「遠近両用」とは別に「中近両用」というレンズもあって、私の場合これに相当するのかもしれないと、店員に相談してみた。「遠近」と「中近」は単に度が違うのではなくピントの合って見える範囲の分布も違うような話なのだが、いまひとつピンと来ない。お試し用に視力検査のときに使うレンズを交換できるフレームに入れてかけさせてもらったが、やはりピンと来なかったので、結局、自分が最初に思っていたように、単に度を緩くした遠近両用のレンズにすることにした。できあがってから実際にかけてみて、見え加減が思った通りでなければ、無料で度の調整のし直しはしてくれるそうである。

それで、作ってもらうことにしたのは、それまでかけていたメガネの度から、全体の度を1度緩くしたもので、正面でパソコン画面くらいの距離にピントが合い、乱視と遠近の差はそのままにということで、近くはより近くでピントが合って見えるようになって楽になる。レンズの厚みはときかれるので、一番薄いやつと即答すると、店員はちょっと驚いたようだったが、この度数ならそうですよね、と納得。普通は追加料金が高くなるので躊躇するものなのだろう。レンズができてくるまで10日ほどかかるが、これもいつものこと。

新しいメガネの使い心地

さて、レンズが入ったメガネができたのを受け取りに行って、フレームの耳のところの当たりをちょっと合わせてもらって完了。

Zoff SMART HAKUTO Model

見え加減は予定通り。パソコンの画面はとても見やすくなった。手元で本やスマホを見るのも楽になって言うことなし。もちろんその代償として特にピントが合わなくなっている。が、昼間外を歩いている分には、それほど気にならない。瞳孔が小さくなって被写界深度が広くなるため、遠くにもそこそこピントが合う。メガネを受け取った直後、メガネ店の店頭でも、商業ビルの中はかなり照明が明るいので、あまり遠くにピントが合わなくなっている感じはしなかった。自宅室内ではそもそも目の届く範囲がそんなに遠い距離がないのであまり問題ない。ただし、パソコン画面ではなく、大画面テレビで精細な画面を観るにはちょっと距離が微妙な感じがして、どちらのメガネを使うべきか難しい。

会社では自席で仕事をしているときは新しい方のメガネで快適に仕事ができるようになったが、そのままトイレに行くのに廊下に出たり、食堂に行ったりすると、急に遠くがぼやけて見えるのに違和感を感じる。会社の屋内は昨今は節電のためにずいぶん暗くなっている。瞳孔が開くので被写界深度が狭くなってしまう。そして、会社の建物内は自宅とは違って廊下も長ければ職場も食堂も広い。屋内といえども目線が遠くに行く機会がとてもある。自席から離れたところにある壁掛け時計もぼやけて見える。

かといって、席を立つたびに以前の度の強いメガネの方に掛け替えるのも面倒ではあるが、食堂ではスマホを見ながら食事をしたりもするので、移動中でなく食事中は新しいメガネの方が具合がいいので、そのままずっと新しいメガネをかけていればいいかと思った。おそらく、世の中の少しだけ視力の悪い人たちは、メガネをかけずにそんな状態で暮らしている人も多いのだろうし、メガネをかけている人でも緩めの度にして、そんなくらいの状態な人も結構いるのかと思う。

けれど、やはりもともと以前からずっと遠くがくっきり見えるメガネで暮らしていたので、遠くに目線が行くのにぼやけて見えるのはどうも不自然な感じがする。結局、新しいメガネをポケットに入れて、前からのメガネにかけ替えて食堂に行き、席に着いたらまた新しいメガネにかけ替えるという、もっと面倒なことになった。

外を歩く場合も、昼間はいいが、夜はもちろんダメである。星を観ると相当ぼやけて見えるので、もちろん星見のときには使えない。会社の帰りは、帰る前に前からのメガネにかけ替えて外に出る。駅では、新しいメガネだと次の列車の表示板などが、もちろん読めないほどではないが、くっきり見えなくていい感じがしない。ところが、ホームで待っていたり、電車に乗っている間にはスマホを見たり本を読んだりするので、新しいメガネの方が見やすくてうれしい。なのだが、外を歩くのに前からのメガネにしていると、ホームや車内で立ったままメガネをかけ替えるのはちょっと大変だ。ラッシュアワーでは実質的に不可能だ。シートに座れた場合は、膝の上に置いてかけ替えられて問題ない。かけ替えられなくて仕方なくその場に不適応な方のメガネをかけたままになることもよくある。

まあ、こんなふうに、かけ替えるのが思った以上に面倒なのが痛感させられたが、新しいメガネで見え方がずいぶん楽になったのは間違いない。そして、ULTEM樹脂製のフレームのかけ心地もとてもよかった。

そこで今度は気になってくるのが、今までのメガネのかけ心地。前にも何度も調整してもらったり、歪みやすかったり、あまりいいかけ心地ではなかったのが、比較するメガネができてますます気になりだした。しかも、かけ替えの頻度が増すと、修理したのと反対側もいつ壊れるかわかったものではない。

もうひとつ、ちょっと気になっていたのが、せっかく宇宙関係ネタのフレームにしたのに、星を観るときに使うのは、それじゃない方だということ。本当は、星を観るときにこそHAKUTOモデルのメガネを使いたい。たまたま新しいメガネを作ろうと思っていたところに出てきたので早まって不本意なことになってしまった。

もうひとつ新しいメガネを作る

もうひとつ新しいメガネを作ってこの問題を解決することにした。今のメガネはもうお払い箱にして、ULTEM樹脂のメガネをもうひとつ作り、度の強い弱いを逆に入れ替える。先ずは新しいメガネと同じ度のメガネをもうひとつ新しく作り、その後でHAKUTOモデルのメガネの度を、度が合わなかったということで、お払い箱にする今までのメガネと同じ度数にレンズを変更してもらう (これは無料)。

最初HAKUTOモデルの話を聞いたときは、これだけが特別に月面ローバーに使われているのと同じ素材を使ったのかと思ったら、そうではなくて、そもそもZoffは最近この新素材のULTIM樹脂を使ったメガネフレームのシリーズをZoff SMARTとして展開しており、たまたまといっていいのか、月面ローバーも同じ素材を使っているのでコラボしたということらしい。

たくさんあるZoff SMARTラインナップの中から、あまりHAKUTOモデルと違わないデザインで、かつ、ちょっと違うものとしてフレームが細めのZoff SMART Skinnyのシリーズから選ぶことにした。遠近の度の見え加減もあまり違わないように、レンズの上下のサイズもだいたい同じくらいのものにした。

またZoffに行って、Zoff SMART Skinnyのフレームを選んで少し前に作ったメガネと同じ度で作って欲しいと頼む。経緯をその後の予定まで含めて説明しだすと店員がわけがわからなくなったようなので、ともかくこのフレームで前のと同じ度で作ってもらうように頼み、また10日待つ。

できてきた2つ目の新しいメガネは、HAKUTOモデルのときと同じようにいい感じ。HAKUTOモデルはもちろんデザインに選択の余地がなかったわけで、かけたときのサイズ的にはOKだったが見た目的にはちょっと顔よりメガネが大きすぎる感じがしないでもなかったが、新しく選んだSkinnyの方は見た目のバランスも悪くない感じ。

HAKUTOモデルの度の変更

そして、これを受け取ると同時に、それまで使っていたHAKUTOモデルを渡して、これの度をそれより前にかけていたお払い箱にする予定のメガネの度 (遠くがよく見える) と同じに変更してもらうように依頼。そのメガネの度は、購入時に度数を記載したレンズの入っていた袋をもらっているので、それを見せて、この度と同じにしてくださいとお願いした。

Zoffを後にして帰宅途上、Zoffから電話がかかってきた。依頼された度数ではレンズが作れる範囲を1段階分 (0.25度刻み) だけ超えているという。依頼した度数は右が強くて近視−9.0に乱視が−1.25入っていて、どうも近視と乱視の合計が−10まででないとけないようだ。以前、乱視の度入りのダイビング用のマスクのレンズを作ったときも、そんなことを言われた覚えがある。しかし、前のメガネ屋では問題なくその度のレンズが作れていたのに。それで、乱視の度を緩くするか、近視の度を緩くするかということだったが、元々右目の度はかなりきついわけで、それを緩めて−8.75にすることにした。

そしてまた待つこと10日。前に使っていたメガネと同じくらいの度になったHAKUTOモデルができてきた。これで、ULTEM樹脂フレームの2つのメガネを遠近に合わせてかけ替える体制が完成した。

さて、右目を0.25度だけ緩くした影響だが、遥か遠くの物を右目だけと左目だけで見比べると、やはり確かに右目は少しだけぼんやりする。もちろん、もうひとつの近く用のメガネで遠くを見たときほどぼやけるわけではないが、比べると確かにわかる。多少近くのもの、5mくらいのものになってくると、左目は既に少しピントが合わなくなってくるが、逆に右目はくっきりする感じだ。

逆に、近くを見る場合は、前のメガネにくらべてかなり見やすくなっている。左目に比べて右目でならそこそこ手元の文字もちゃんと読めてつらくない感じだ。遠くの場合も近くの場合も、両目で見ればどちらか片方のピントがよく合っている見え方と同様な感じに見えるので、まあこれは都合がいいとえばいい。これならば、外を歩いていてそのまま電車に乗ってスマホを見るときにも、近く用のメガネにかけ替えなくてもなんとかなるし、食堂に近く用のメガネを持っていかなくてもいい感じだ。

ひとつ気になるのは望遠鏡をのぞくときで、効き目の右目で見るのできっちり遠くに焦点の合うのでないメガネで見ることになる。これも比べてみると確かに正確にピントの合う位置はピントツマミをわずかばかり動かしたところにある。と自分ひとりで見ているときは別に問題ないが、観望会で他の人に見てもらうには目のいい人が見てピントが合って見える状態に合わせなければならないのに、少しズレたところに合わせてしまうことになるが、まあズレといってもほんの少しだし、もともと少し近視な状態で暮らしている人も多いことを考えれば多少そちらに寄せておいた方がいいと考えることもできる。若い人は多少望遠鏡のピント位置がズレていても自分の目のピント調節機能で合わせてしまうので、こちらがピントちゃんと合ってないでしょ、と思う状態でも結構ちゃんと見えるようでもあるし。

まあ、そんなことを別にすれば、レンズの度数制限のために、むしろかけ替えの面倒が軽減されてちょうどよかった気もする。ともあれ、メガネは当面はこの2本体制で暮らしていこうと思う。

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