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2022年の当blogアクセスランキング
2022年は4月に前回のアクセスランキングの記事を書いたきり、他には何も記事を書いていなかった。それでも過去記事へのアクセスはあるので、昨年のアクセスランキングを恒例通りに掲載する。できれば今年はこの記事だけにならないようにしたい。
近年新しい記事がほとんどないこともあって順位はあまり変わらず、互いに多少入れ替わっている感じなのは去年と同様。上位の1、2、4位には天文関係以外の記事。ただし、いつも上位にいたのが8位に落ちているのが目を引く。5位に唯一の中国語関係で、残りが天文関係。去年の9位と10位が落ちて、代わりに現在の7位と10位が11位以下から入ってきているが、以前も10位近くにはいた。落ちたのも入ったのも天文関係。
最後の数字がアクセス数だが、前回と比べるとずいぶん減っている。過去記事自体は変わりないのだが、新規投稿がないと過去記事のアクセスも減ってくるものか。
過去のランキングはこちら。2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年。
第1位 (1) 新幹線自動改札に同時に通せる切符の枚数 (2013/01/16) 960
第2位 (3) 書店の包装紙カバーのかけ方 (2013/09/22) 751
第3位 (5) Google Earthで方位計測 (2013/03/16) 688
第4位 (2) Windows 10でLotus 1-2-3 (2018/01/27) 589
第5位 (8) 姓名の順番 (2005/05/27) 393
第6位 (6) NexStarを赤道儀モードで使ってみる (2012/10/18) 353
第7位 (-) 正十二面体プラネタリウム用の原図をつくる (2016/7/21) 327
第8位 (4) シャワー洗面台下の水受け (2012/07/22) 327
第9位 (7) ASI290MCで惑星撮影 (その4) ― 1.25″ UV/IR Cut Filter (2018/07/13) 309
第10位 (-) ASI290MCで天体撮影 (その5) ― 1.25″ レデューサで電視観望 (2018/07/14) 256
木星
関東地方が梅雨明けになった夜、日付変わって7月17日未明。久しぶりに自宅ベランダから木星を撮影したら、気流がとてもよかったせいか、いつになくきれいに撮れた。今までずいぶん撮ってきた中で自分史上最高のできといえる。毎回毎回同じ機材で同じように撮って同じように処理していても、そのときによって画像の出来具合は違って、ここまできれいに撮れたことはなかった。なのだが、このblogを遡ってみたら、今の機材で撮るようになってから、その今までずいぶん撮ってきた木星の画像を全然載せていなかったことに気付いたので、「いつもよりこんなにきれいに撮れました」ということができない。以前のNexStar 5SEで撮っていた画像は載せているが、それに比べてよく撮れているのは当たり前ではある。土星はやはりたまたまよく撮れたときの画像を載せているが、悪いときの画像がない。火星はたくさん載せているので、日々撮れ具合が違うのはわかっていただけるかと思うが。
次に、少し後で、約2時間連続で撮影して動画 (GIFアニメ) を作成した。2分間撮影、2分間休みを繰り返して撮影した29回分の画像をつなげた。このときは、上のときほど状況はよくなくて、まあ普段の中ではよく撮れた方だが、上の画像と比べるとかなり違うのがわかる。しかも、このときは連続して29回同じように撮影しているのだが、コマ毎に精細度が結構違っているのがわかると思う。こんなふうに撮るたびに結果が異なってくるのである。
もう少し前に撮った天体写真をいくつか
昨秋から今年にかけて撮っていた写真をまとめて載せた前の記事からもう1ヶ月以上経ってしまったが、それよりもう少し前、blog中断期間中の2019年から2020年初めまでに撮っていた写真をいくつか載せておく。
まずはM87。前の記事でM78を載せたが、そこで触れた、本来ウルトラマンの故郷と設定されるはずだった方の銀河。おとめ座にある。これは、ブラックホールの姿をイベント・ホライズン・テレスコープ (EHT) プロジェクトが初めて撮影に成功したというニュースに呼応して撮ったもの。撮影されたのがこの銀河の中心に存在する超大質量ブラックホール。もちろんこの写真ではそんなことは全くわからず、楕円銀河の外観が小さく見えているだけである。ただし、この銀河はそのブラックホールに起因するジェットを吹き出しており、小さくしか写っていないこの写真でも、かすかに右上、時計の2時の方向にジェットが確認できる。
いて座の三裂星雲 M20は、2017年に一度NexStar 5SEとノーマルカメラで撮影しているが、あまりよく写らなかった。今回は、2018年末に赤外改造のカメラを入手したのと、鏡筒もEdgeHD 800になっているので改めて撮ってみたもの。さすがにHαの赤色はよく写るようになった。北側の青い領域はいまひとつぱっとしない感じではあるが、前のものとは雲泥の差である。
2017年に現れた初の恒星間天体オウムアムアに続き、2例目となる恒星間天体ボリソフ彗星 (2I/Borisov) が発見され、地球に近づいた頃にはアマチュアの機材でも十分に観測できるということで撮影したもの。このときはコップ座にあった。しかし、さすがにかなりかすかにしか捉えられず、かなり荒れた画像となってしまっている。2枚目の写真はステラナビゲータでシミュレーションした画像で、尾はずいぶん長く描かれているが、位置と尾の方向が一致しているのがわかる。
おうし座にあるかに星雲 M1も2017年に撮影しているが、有名な天体の割にはそれほど明るくはなく、NexStar 5SEではやはりなんとか写せた程度だったが、今回は改造カメラのおかげでHαのフィラメント状の構造がよく写った。また、これはこの頃から自宅だけでなく、遠征というほどではないが、多少は空の暗い、比較的近所のちょっとした山の上に行って撮ることもしだして、そこで撮ったもの。
アトラス彗星 (C/2019 Y4)。2020年に明るくなると期待された彗星だったが、結局たいして明るくならず。代わりに突如現れたネオワイズ彗星 (C/2020 F3) がヘール・ボップ以来の明るい彗星となったのは周知の通り。この写真は、おおぐま座にあって、M81、M82に近づいたときに撮影したもの。これも、上記のかに星雲と同じ場所での撮影。