2016年1月 のアーカイブ

THETA画像の角度の正確さ

THETAを使ってステラナビゲータ用のパノラマ画像をつくるにあたって、気になるのが方角や高度角の正確性だ。せっかく天体の見える方向が正確にシミュレーションされているのに、それと比較して隠れるか隠れないか、その真上に見えるかどうかなどを判断するために地上風景を表示しているときに、その位置が正確に表示されていなければ意味が無い。

もともと、多数枚をステッチしてパノラマを作成していたときは、ステッチの際の合わせ具合や、1枚1枚の写真の中での歪みなどで、あまりきれいに均一で正確に方位が正しくはなっていないのではないかと思っていた。特に、片側がすぐ近くの建物だったりする場合はズレが大きく、ステッチングがうまくいかないので、一周で360°というのがきっちりわからなくなっていそうでなおさらである。THETAで期待したのは、それがただ2つの固定されたレンズで撮影されて、そのレンズの歪み方の特性もわかった上でパノラマ画像にマッピングされているはずだろうから、角度の正確性は向上するであろうということだ。

さて、その正確性をどうやって調べようかと思った。実際に地上風景用のパノラマ画像を作成して、そこに写っている目標物をGoogle Earthで方角を調べてチェックしてもいいのだが、まずは室内で色々試してみるということで、壁に一定間隔の角度の印 (タンジェントの計算をして) をつけて、それをTHETAで撮影してみる、ということをやってみた。

THETAを普通に垂直に立ててみたり、それを縦の軸を90°回転させたり、THETAを横倒しにしたり、いろいろにセットして撮影したものを並べてみたのがこちら。

THETAの角度測定

黒いテープの下端が10°ごとの角度の位置だが、なかなかいい感じである。iPhone経由で傾き補正のかかったデータを取り出しているのに、中にはどうしても垂直が正しく出てくれなかったものもあるが、角度の間隔に関してはおおむねぴったり合っている。悪くても1°以内くらいの感じだ。悪くないんじゃないか。垂直が正しく出ないのは、向きによって加速度センサの苦手な方向とかあるのだろうか?

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THETA用に小型三脚と自撮り棒

THETA Sを活用するにあたって、色々と小道具があると便利なようだ。手持ちだと必ず自分の手が底部分に大きく写るし、本人も必ず目の前で大きく写り込んでしまう。

小型三脚

テーブルの上に置いて撮るには、本体だけで自立しないことはないが、いつ倒れてもおかしくない。倒したら凸形状のレンズ面をぶつけてしまう。これはむしろ多少脚が写り込むのを我慢しても小型三脚のようなものに載せた方がよさそうである。

ずいぶん以前にLUMIX FX7を買った際に (自分所有のコンデジとして、Canon PowerShot S120の前のRICOH CX1のその前) オマケに小型三脚をもらったのだが、ほとんど使わないもののまだ取ってあったので、それを使ってみることにした。特にマンフロットの超小型三脚を買ってからはほとんど出番がなかった。S120を使うのにそれではうまく角度が取れないと思ったのときに使ったくらいだ。THETAに使うにはちょうどよさそうなので、捨てずに取っておいてよかった。

ミニ三脚

畳むと平らになるつくりになっている関係で、開いた時は雲台部が中央よりも左右の足の開いた側に少し飛び出る形になってバランスがよくないが、前記事で書いたようにTHETA自身がきっちり垂直に立っていなくても構わないので、THETAを少し傾けて重心が真ん中にくるようにすればよさそうだ。

THETA S搭載状態

ところで、THETAを小型三脚に載せることに関して少し検索していると、似たような形状の小型三脚で脚が伸びるようになっているものの写真を見かけた。もしやと思って自分の小型三脚もよく見てみたら、何とびっくり、ちゃんと脚が伸びて1.5倍くらいの長さになるようになっていた。これなら、写り込みは少し増えるが、安定性が増す。自分で選んで買ったものではないし、そんなに真剣に使う気もなかったせいか、そこが伸びるとは長年の間夢にも思っていなかった。

脚を伸ばしたところ

自撮り棒

一般的にはスマートフォンのカメラやコンパクトデジカメに使われているのが自撮り棒という言葉で、THETAで使うにあたっては自撮りというわけでもなく、むしろ自分をあまり写さないために使うわけで、THETA棒などという呼び方もあるのだが、まあここでは自撮り棒と呼んでおく。

スマホ用の自撮り棒はそれはたくさんの種類のものが販売されているが、THETAで使うためのポイントのひとつは底面にカメラネジ穴のついていること。それで、三脚に載せて更にに高い位置からの撮影したりするのに便利だ。といっても上記の小型三脚に乗せて自立一脚のように使うのはさすがにちょっと無理がありそうだ。

たくさんある中で、「RICOH THETA パーフェクトガイド」に紹介されていた、

  • よしみカメラ 自撮り棒II
  • Landport Pocket Xshot
  • エツミ セルフ撮りスティック

あたりが、ネット記事を眺めても評判がよさそうだったが、実際ヨドバシカメラの店頭で実物に触れることのできたLandportのものもエツミのものも、パイプを伸縮させるときの感触が非常によくないと思った。結構動きが重くて、スムースに伸び縮みさせられない。よしみカメラのものは現物にさわれなかったが、割りと短めなようで、できればもう少し長いものの方がいいと思ったし、確認せずに他2点と同様に感触が悪かったらうれしくない。他に展示されていたものの中で、FotoproのQP-903SHが、見た目も伸縮の感触もダントツに良かった。動きがシャキっとしている。さすがにちゃんとした三脚を出しているメーカーのものである。スマホアダプタの部分は作りがちゃちいが、THETAには必要ないので関係ない。しいて言えば、雲台部分が、小型の自由雲台型ではなく、Landportやエツミのもののように、台座部分が平たくて1方向にしか首を振らなくて、締め付けツマミは台座と別になって回転するタイプの方がいいとは思ったが、それを捨ててでもFotoproのものの方が使いよいと思い、そちらを購入した。

QP-903SH

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リコー THETA S 購入

全球パノラマ画像が一度で撮影できるリコーのTHETA、初代発売のときから気になってはいたのだが、ぐるぐる回して一部を見るには全解像度が少々物足りない感じがしていた。その後、動画の撮れるTHETA m15が出たが基本性能は変わらず。ところが、昨秋に発売された新モデルTHETA Sでは解像度が向上した上に、マニュアルモードもあってシャッター速度は最大60秒まで設定でき、星も撮れるという。

THETAに興味を持ったひとつの理由が、ステラナビゲータで使うパノラマ画像の作成。以前の記事「ステラナビゲータのパノラマ地上画像」に書いたように、観測地のパノラマ画像を撮影してステラナビゲータに読み込ませると、天体の見える方向を見定めたり、どのくらい地上物に隠れて見えなかったりするかが判断できたりしてとても便利である。そのためのパノラマ作成には、これまでは普通のカメラで方角を少しずつずらしながら順番にたくさんの写真を撮って後でコンピュータ上でつなげるという面倒な作業をしていたが、これが一度で撮れるのは非常にうれしい。しかも出てくる画像形式は、特殊な専用形式ではなく1枚の長方形に展開したJPEG画像で、「ステラナビゲータのパノラマ用写真の投影法」で取り上げた投影法の件についても、これが水平360°なだけのパノラマではなく全球パノラマであることから、ステラナビゲータの必要とする投影法にマッチしているようなので、単に上下トリミングするだけでいい (その後の空のマスク作成の手間は変わらないが)。

しかし、そのままトリミングしただけで使うには、うまく水平が出ていなくてはいけない。バラバラの写真でパノラマを作成するときには、撮影時に気を使ってカメラを向けているのだが、本体の小さなTHETAの場合は撮影時にカメラの水平を取るのがなかなか難しいのではないかと思っていた。ところが、たまたま聞いた話で、THETAは加速度センサを内蔵していて、それによって撮影時の重力の方向を知って、本体を傾けて撮っても、正しく水平出しされた状態になるというのである。それなら撮影時にあまり気を使わなくていい。それを聞いてついに実際に購入に至ったという次第。

撮影例

では早速撮影した画像を、といきたいところだが、部屋の中で撮ったりすると部屋中のすべてのものが写ってしまってあまりお見せしづらいし、いつも自宅で星を撮っているベランダや非常階段からの画像は実は1ヶ所から見える空は非常に狭くて天井や壁ばかりの画像になってしまったりでこれもあまりよくないのので、ちょくちょく自宅からは見えない方角を撮りたいときに行っている、駅前近くの少し開けた場所に行って星の見える空を撮影してきた。

THETAで撮影した画像を、自分で専用アプリを持っていなくてもぐるぐる回して見てもらえるサイト、theta360.comに画像をアップロードしておけば、YouTubeのように自分のblogにも埋め込み画像として見てもらえるようになっているのだが、どうもこのblogでは埋め込み機能がうまく働かないようなので、ここでは自分で作成したサムネイル画像に、theta360.comへのリンクを張っておく。飛んだ先に行けばぐるぐる回して見られる。

THETA S画像

月と冬のダイヤモンド 2016/01/19 20:17 RICOH THETA S, 1.31mm, F2, ISO400, 2sec

街なかの明るい空ながら、ちょうど肉眼で見える程度の星が写っている。

撮影は本体のシャッターボタンを押してすることもできるし、スマートフォンやタブレット上のアプリからWi-Fi接続でリモート出することもできる。手持ちの場合はどうしても自分の手と自分自身が写ってしまう。リモートでは三脚に乗せないといけないのでその三脚が少し写ってしまうし、やはり本人も近くにいると何かに隠れなければどうしても写ってしまう。上の写真では実は隠れる場所がなかったので、自分の立つ位置を変えて2回撮影し、合成することによって自分の姿を消している。

傾き補正

気になっていた傾き補正だが、最初は手持ち撮影にしろiPhoneからリモート撮影にしろ、撮った直後にiPhoneのアプリでWi-Fiで転送された画像を見ていたら、きちんと傾きの直った画像が見られていたので、てっきりカメラの中で撮影後に補正した状態で展開したJPEG画像にしているものと思った。ところが、画像の取り出しはWi-Fi経由だけでなく、USBケーブルでパソコンに直接接続して、USBメモリと同様にして読み出すこともできて、そうやって取り出した画像は、撮影されたときの傾きのままで展開JPEG画像になっている。Exif情報の中に撮影時の傾きの情報を持っていて、THETA専用のビューワで見る場合にはその情報を使って傾きが補正された状態で見られるが、単純にJPEG画像として写真用のビューワで見ると、傾いたままの画像になっている。

一方iPhoneに転送された画像はiPhoneのカメラロールに保存されているが、これは既に傾き補正済みの状態で展開されたものになっている。カメラから受け取ったものを、表示する前に傾き補正を施してからカメラロールに保存しているものと思われる。

ステラナビゲータの地上風景素材に使うには、傾き補正されたものでないと、自分で直すのは困難なので、iPhoneに転送されたものを読み出して使うか、THETAビューワの「天頂補正書き出し」機能を使って水平の正しく出た画像に変換してから使わないといけない。

ところが、USBから読み出した生元画像ファイルに画像エディタで編集を加えると、この傾き情報がなくなってしまう。したがって画像編集をする場合には、傾き修正後の画像を使った方がいい。しかし、上の例の2枚の画像の合成などならいいが、比較明合成をするために何百枚も撮影して処理するには、素材を1枚1枚天頂補正保存するのはとても+手間がかかるし、全てiPhoneに転送するのも時間がかかる。まとめて処理するのはUSBで転送した生の画像を使って、完成した1枚に後から天頂補正を施したい。そんな場合のために、Exif情報を移植するツールがあるそうなので、今度比較明合成をするときには試してみたい。

その他使用感

さわってまず最初に感じたのが本体表面の感触。実に不思議な感触なのである。きめの細かいゴム貼りのようだが、なんとも言えない。自分は普段はあまり汗をかかないので構わないが、汗ばんだ手で持つとべとべとに指紋がつきそうだ。

次に気になるのがレンズ面。魚眼レンズの表面は本体から飛び出ている上に両面がレンズなので、ついうっかり傷付けそうで恐い。机の上に平たく置こうとすると片側のレンズを机の面に接触させてしまうことになるので、必ず付属のケースにしまうように気をつけている。どうしてもとりあえず仮に置きたいときは、側面を下にして置くことにする。

その付属ケースだが、伸縮性のある素材で、本体にぴったりすぎるくらいの寸法である。出すのはまだいいが、しまうのに一苦労である。しかし、逆にスカスカでも間違って抜け落ちたら危ないし、まあこんなもんで、そのうち慣れるだろう。ケースなしではカバンにいれたりするどころか、どこにも置いて置けない。

別売の合皮製のソフトケースもあるのだが、ほんの少し小さいサイズの初代用につくられたものなので、こちらもちょっときついらしい。

撮影時のシャッター音は実に奇妙な音がする。普通にデジカメによくあるメカシャッター音を模したような音でいいと思うのだが。

Wi-Fi機能で妙なのが、iPhoneでWi-Fi接続しても、iPhone上のアイコンが扇型のWi-Fiのアイコンにならず、4Gなどの表示のままである。キヤノンのCamera Connectや東芝のFlashAirなどではちゃんと扇型のアイコンになるのに。また、既に接続情報のある自宅Wi-Fiのある環境などでも、キヤノンではアプリを立ち上げただけで自動的にWi-Fi接続先が切り替えられるのに、こちらは自分から設定に行って切り替えないといけない (まあ、それはFlashAirも同じだが)。しかも、ふと気を許すと (一瞬でも電波が弱くなった瞬間に?) 自宅Wi-Fiの方に接続が取り返されてしまう (FlashAirでもこれはないと思う)。

 

さて、早速観望会をやる場所などでステナビ用のパノラマ画像を撮りに行きたいところだが、先日大雪が降ってしまったためにまだどこも雪景色、あるいは少なくともそこここに積んだ雪が残っている状態だ。後々使うパノラマ画像がそんな特別な景色になっているのもおかしいので、ステナビ用画像の撮影は雪がなくなってからにしよう。

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プラレア巡り(12, 13) 焼津、浜松

先日、プラレア巡りの12館目、13館目として、ディスカバリーパーク焼津天文科学館と浜松科学館を1日で訪れてきた。

距離の近いところはできるだけまとめて訪れたいが、1日で複数巡るのは案外苦労する。今回も午前中は子供向けの投影だったり、時間によって全天映像の投影だったりするが、せっかく行くのだからできればプラネタリウムの生解説の回を見たいところ。結局、焼津で午前中に通常投影のある土曜・祝日に、11時からの回を見て、急いで浜松に移動して14時からの生解説の回を見た。もっと後の回でよければ在来線で行っても構わないのだが、この回に間に合うために静岡=浜松間の移動も新幹線乗車。

ディスカバリーパーク焼津天文科学館

まずは焼津から。表ではパラボラアンテナがお出迎え。

ディスカバリーパーク焼津天文科学館パラボラアンテナ

プラネタリウムと展示・体験室は別料金で、プラネタリウムを見るだけならそちらの料金だけいいのだが、せっかく来たしプラネタリウムが始まるまで少し時間があるので展示・体験室も見ておく。

エレベーターに乗ると、中は薄暗くて、蛍光インクで描かれた松本零士の絵が浮かび上がるのだが、なんだか恐い。

エレベータ内

屋上は展望台になっていて、太平洋が見渡せる。80cm望遠鏡用のドームが見える。反対側には太陽望遠鏡用の小さなドームもある。真ん中のステージのようなものと3本の柱は何だろう? 観望会用の望遠鏡用のピラーだろうか。

屋上

2階のプラネタリウムのドーム入口前には、解説台に座ったかめ吉

かめ吉

ここのプラ「レア」ポイントは、日本初の光学式・デジタル式統合型プラネタリウムとのこと。まあ今となっては一般的になっているので珍しいわけではないが。日本初ということで特別仕様だったのか、システム名は GEMINISTAR III YAIZU となっている。

GEMINISTAR III YAIZU

光学投影機はINFINIUM γ II。

INFINIUM γ II

よくあるように、夕方の太陽が西の空にあるところから始まったが、この日は月齢1だったので月はまだ太陽の近くでとかなんとか言っていた後に、なぜか太陽が沈んでいかずにあろうことか逆行しだしてあわてて取り繕う場面が。

季節の星座の解説の後に、年初ということで今年の天文現象の解説。火星の接近の話を終えたところで、そのまま終了。夜明けの演出をせずに終わってしまうのは割りと珍しい気がする。

光学投影機の恒星球と惑星投影機との間に、小さな固定補助投影機のようなものがやけにたくさん並んでいたが一体何だろう? そしてその横の送風ファンのようなものも。

小さな投影機の列

浜松科学館

新幹線で浜松駅を通過するときに原色のパイプが入り組んだようなもののある建物が見えるのがこの浜松科学館。

浜松市科学館

時間の都合で、プラ「レア」ポイントの興和プラネタリウムがプラネタリウムのドームへの入場列の脇のガラス内に展示してあるのは素通りしてまずはこちらの館のプラネタリウムの投影を見る。

GEMINISTAR IIIGEMINISTAR III

ここにも小型の補助投影機がたくさん。こちらは直線に並んでいなくて円形の台の上に取り付けられている。何だろう?

小さな投影機がたくさん

ここでの投影は薄明るいドーム内に夕方の太陽が映されているところから始まるのではなく、全天映像で夕方の空に雲がたくさん流れていく様子から始まった。雲が出ているので生画像を中継して映しているのかとも思ったが、どうやらそういうわけではなさそうだった。そして太陽が沈むシーンは現れずにそのまま夜空に転換していった。こういうのも珍しい気がする。

プラネタリウムの解説は、普通は落ち着いた雰囲気のしゃべりが多いが、このときの解説はずいぶんハキハキしたしゃべりだったのが印象的だった。

こちらでの終了時は夜明けを迎えたのだが、昇ってくる朝日が赤くてなんとも巨大だったので驚いた。あれは何で映していたのだろうか? しかし、普通の光学式プラネタリウムでは夕焼け朝焼けの演出はあっても太陽自体が赤くならないのが残念に思っていたので、これはこれでアリかもしれない。

さて、あらためて、展示の興和プラネタリウム。投影機本体だけでなくコンソールも一緒に展示されている。

興和プラネタリウム

惑星棚の部分は、惑星の軌道の動きをギアで再現するのではなく、そのときの惑星の位置に合わせた投影機を固定で取り付けるものと思われる。岐阜や旭川で観たZKP-1と同様の方式と思われる。それらでは、本体側の取り付け部の形状がわかるだけで、取り付けられるべき惑星投影機は付いていなかったが、ここではこれがしっかり取り付けられた状態で展示されていた。惑星の区別が文字ではなく記号で表示されている。また、Algolと書かれているものもあり、変光星を個別の投影機で実現していたようだ。

惑星棚

地平線下が写らないようにするシャッターは、カールツァイスと同様の機構。

南天恒星球

こちらの恒星球の首のところに取り付けられているのは、月投影機だろうか。回転式フィルタのようなものがついているが、これで月相を変化させるのだろう。

銘板には「型式 1B」と刻印されている。プラレアリウム巡りガイドブックでは14ページには1型と書かれているが、誤記のようだ。3ページの目録にはちゃんと1B型と書かれている。

北天恒星球銘板

そして、コンソールと回転式の星座絵投影機。

コンソール

科学館の展示で目を引いたのは、この月球儀。「かぐや」のデータを元に作成したもので、縮尺400万分の1とのこと。よくできている。

ムーンスコープ ムーンスコープ

 

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NGC2392エスキモー星雲

オリオン大星雲を撮ったので他にも何か撮ってみようと、昨夜はふたご座にあるエスキモー星雲ことNGC2392を撮ってみた。今月の星ナビに明るいので都会でも撮影しやすいと紹介されていたからという単純な理由。ちょうどうちから撮りやすい場所にもいる。

さて撮ってみたところ、最初にカメラのモニタで見た感想は、ちっちゃっ。確かに明るく写っているのだが、色が水色っぽいこともあって、見た目はまるで尾の出ていない彗星。撮ったままの画像をトリミングなしで掲載するとここんな感じ。

NGC2392NGC2392 Eskimo Nebula 2016/01/04 21:38 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO6400, 8sec

直焦の画角ではちょっと小さすぎる。惑星を撮っているときのように、拡大撮影しないといけなかったか。

ともあれ、20枚ほどコンポジットして、トリミングして、階調調整した結果がこれ。

NGC2392NGC2392 Eskimo Nebula 2016/01/04 21:29~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO6400, 8sec×20, StellaImage7, Trimming

星ナビに載っていた写真には及ぶべくもなく、エスキモーの顔のように見える模様はまるで判別できないが、かろうじて同心円状の模様が見て取れる。

ちなみに、写真の向きはいつものように経緯台で撮ったままなので、ここでは北はちょうどすぐ近くの明るい星のある方向。エスキモーの顔と見るには北を下にして見る。

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久しぶりにM42オリオン大星雲

久しぶりにM42オリオン大星雲を撮ってみた。望遠鏡で撮ってこのblogに載せるのは、望遠鏡を買ってまだ間もない頃に載せたもの以来だ。そのときの写真を再掲しておこう。

201210
M42 Orion Nebula 2012/10/30 00:10 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO1600, 30sec, Photoshop7

オリオン大星雲はいわゆる星雲の中ではダントツに明るいので写真にも写すだけなら簡単に写るのだが、その立派な姿を立派に写そうとすると、これがなかなか難しい。これまでも何度か前よりよく撮ろうとしたものの、どうもぱっとせずだったのだが、去年の暮れにまたちょっと枚数をたくさん撮ってみて、それを処理しようと思いながら少し放置していたものを、年明けになってから処理してみた。

いつも多数枚撮ってコンポジットするときに、架台が揺れてブレ写っているために使えないコマがたくさんあって、今回はなるべくそれを減らそうと露出時間を8秒と短めにして枚数をたくさん撮るようにしてみた。それでも、結構ブレているコマがあったので、やはり採用率はあまりよくない。

コンポジットはいつものようにステライメージ。3年前のときはまだステライメージも持っていなかったので、Registaxでやっていた。ステライメージでは位置合わせを自動でやってくれるのだが、私の場合撮ったものをそのまま食わせると全然きちんと合わせてもらえないことが多いので、手動で基準点を2ヶ所ずつ地道に指定している。するとバッチ処理でも画像ファイルを開かずに行うことはできなくて、一度全部ステライメージ内で開かないといけないが、私のパソコンではこれが一度に40枚くらいが上限のようで、それ以上になるともう動かなくなってしまう。それで、今回は40枚ずつ2回に分けてコンポジットし、できたものをもう一度コンポジットして80枚のコンポジットとした。

本当はコンポジットの作業をDSSというフリーソフトを使ってやってみたいのだが、そちらはそちらで使いこなしが難しいようで、コンポジット自体はうまく行われるのだが、どうも出てくる画像が期待通りにならなくて困っている。

20151220M42-2M42 Orion Nebula 2015/12/20 00:59~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 8sec×80, StellaImage7, trimming

さて、それでできたのが上の写真。3年前のものよりはいくらかはよくなっているだろうか。しかし、せっかくこれだけ重ねたのだがやはり元の1枚の露光時間が短いせいか、周辺の淡いところがあまり出てこない。

それで、昨夜また撮影してみて、今度は感度を普通使っている上弦のISO3200からもう1段上げてISO6400にし、露出時間も15秒にしてみた。その代わり枚数が少ない。

20160103M42M42 Orion Nebula 2016/01/03 23:12~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO6400, 15sec×40, StellaImage7, trimming

結構素材の条件が違うはずなのに、あまり変わり映えがしない気もするが、先のものに比べて少し周辺の淡い光が出ているように思う。その代わり、感度を高めているのと枚数が少ないせいかザラザラ感が多く、枚数をもっと増やさないといけないのかもしれない。しかし、これでも、空のきれいなところでカメラレンズで1枚撮りしたもの (記事の最後の方) と比べると周辺が全然出ていない。まあ街なかで撮っていたらこんなものか。

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フォトマスター検定1級合格

受験したことだけ記事にしていて、まだ結果を記事にしていなかったので一応報告ということで。昨年11月に受験したフォトマスター検定は、併願した準1級、1級とも無事合格していた。合格の日付けは12月18日付になっているが、合格通知は週の明けた21日に発送されて、翌日中には届かず祝日の明けた24日に到着することになり、ちょうどクリスマスプレゼントとなった。

フォト検1級合格

併願で受験しても、結果通知の部分にそれぞれ合格とは書いてあるのものの、もらえる合格証は上の方の級だけである。まあ、それで十分といえば十分だが。

1級の上のEX級は、自分のような者が対象ではないようなので、受けるつもりはないので、フォトマスター検定に関してはこれで打ち止め。

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