2008年5月 のアーカイブ

EDIUS Neo

今回のパラオで撮影したビデオの編集では、最初、手持ちのビデオ編集ソフトのうちで唯一の正式購入してあるHD対応のものである、Media Studio Pro 8 を使おうと思ったが、途中で中止した。ハルピンのビデオの編集時にもかなり症状が出ていたが、どうもなぜかファイルを読み込むのにやたら時間がかかるようになってきていた。最初に素材を読み込んだときは、プロキシファイルを作成するのに時間がかかるが、それとは違って、何かクリップをさわるとHDDに延々アクセスするようになってしまっていて、もうどうしようもない状態になってしまった。インストールしなおしでもすればいいのかもしれないが、面倒なので、また別の試用版でも使ってみることにした。

以前、EDIUS Pro 4の試用版を使ったが、その記録は今のOS上に残っているので、試用期間が過ぎたものをもう一度使うことはできない。そこで今回は、EDIUS Neo の試用版を使ってみることにした。格付け的にはEDIUS Pro 4よりも下位に置かれるものだが、まあそんなに高度な編集をするわけでもないので、問題ない。Adobe Premiere Elements4 の試用版も試してみたが、プロキシファイルのようなものを使わないので、タイムライン上をカーソルを動かしたときの追従が、パラパラになってしまって、コマ間圧縮なしのHQコーデックを使うEDIUSとは格段に違う。それに、なんか試用版のロゴが画面に入ってしまう。

で、EDIUS Neo の方だが、なかなか快適に使えた。今回のハイライトとしては、以前気になっていた、ワイコンを使った際のケラレの除去である。宮古島のビデオをEDIUS Pro 4で編集したときには、その機能を探して見なかったように思うのだが、今回は、ワイコンを使用してケラレているシーンは、画面のクロッピングの機能を使って、ケラレていない範囲を画面いっぱいになるように修正して編集してみた。最初は、そんな機能がフィルタの中にあるのではと思って探したがみつからなかったのだが、実は、フィルタではなく別に画面のレイアウトという機能がタイムライン上で右クリックするメニューの中にあって、そこでクロッピングに相当する操作ができるのであった。他の編集ソフトでは、どこに割り当てられているのだろう。

インターレースで動いている映像を、中途半端な比率で解像度変換すると、変な映像になってしまうのではないかと心配したが、実際にやってみると、あまりそうでもなかった。まあもともとワイコン使用の画面がある程度甘い絵になっているせいもあるかもしれないが、クロッピング後の映像を見てもそれほど違和感はなかった。これでPC上のオーバースキャンなしの画面で見てもケラレが気になることもなく、今後の撮影では、後でクロッピングすればいいことにして安心してワイコン付きで撮影できる。

また、今回は、撮影したHD動画から静止画を切り出してみた。これが思いのほか良かった。ここのフォトアルバムに載せたのは、それの解像度を落としたものだが、解像度が元のままで見ると、結構スチルの写真として見られるもののように思った。動画から切り出したというより、最初からデジカメで撮りました、といっても通用しそうに思える。解像度とかそういうことではなくて、撮った絵の感じが、ということであるが、どうだろうか。その中で、ひとつ撮影時の失敗で、ワイコンをつけたままズームアップして撮ってしまったカニハゼの写真があるのだが、逆に妙な効果になったせいか、まわりの人たちに見せた中では一番注目を集めたのが、それであった。このカメラとワイコンの組み合わせでは、本体のズームがワイド端以外では、画面のまわりの方が流れてしまうのである。別に述べる、照明が中央部分しか照らせない問題と合わせて、不思議な絵になった。

さて、EDIUS Pro 4のときは、直接WMV出力するには1280×768の選択肢がなかったが、今回のNeoにはちゃんとあったので、PC上再生用のWMVファイルも、HDVテープ書き出し用のMPEG-TSファイルも、EDIUS Neo から直接出力したので、TMPGEncやWindows Media Encoderの出番がなかった。そして更にテープへの書き出しの機能も全く問題なかった。

今回で、EDIUS Neo も試用期間が過ぎたら次には使えなくなってしまうが、今回使った感触からすると、次回からの使用のためには、Media Studio Pro 8を使うよりも、EDIUS Neo を購入するのがいいかなと思っている。

ちなみに、編集済みの動画は、解像度が低くてよければ、YouTubeに置いてある。

Part 1
Part 2
Part 3

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ガラスマオの滝

パラオにダイビングに行くと、現地滞在日の最終日はダイビング以外のことをして過ごさなければならないのが普通である。パラオの航空便事情とダイビングに詳しくない方には、ちょっと説明が必要なので、簡単に説明しておく。

ダイビングで海に潜ると、地上にいるよりも水圧がかかり、その圧力によって気体 (主に窒素) が体液中に通常よりたくさん溶け込む。そのまままた圧力の低い地上に戻ってくると、栓を抜いた炭酸飲料のように泡が体液中で発生して体液がうまく流れなくなる。これがいわゆる潜水病である。通常は、泡が発生しないようにゆっくり戻ってくるので大丈夫である。しかし、ダイビング直後に飛行機に乗ることになると、地上の1気圧よりも更に気圧の低いところに行くことになる。地上に戻った時点で潜水病に到っていないといっても、普段よりたくさんの気体が体内に溶け込んだままであるから、気圧の低い上空に行くと、潜水病になる可能性が高くなる。従って、ダイビング後はその気体が抜けて通常の状態に戻るまで、まあ基準はまちまちではあるが、最低12時間は飛行機に乗ってはいけないことになっている。

それでも、普通の旅行なら現地最終日にダイヒングをして、その夜泊まって、翌日の昼間に帰りの飛行機に乗るのならば十分な時間があって特に問題はないのだが、パラオから日本に帰るための (経由地グアム行きの) 便は、どういうわけか夜中の午前2時台の出発である。グアムで朝早く乗り継いで、日本に朝のうちに到着する。その便しかない。そんなわけで、現地で過ごした最終日はそのまま眠ることなく夜中に空港に向けて出発ということになる。従って、当日の午後にダイビングをしていると、時間制限にひっかかってしまうというわけである。

午前中に潜るだけなら、なんとか時間的には問題ないと考えられ、今回現地で利用したダイビングサービスでは、そのために早朝から出かけて午前中には戻ってくるスケジュールも組んでくれるが、ある程度の人数が揃わないといけなくて、そうしたい人はその日が最終日の人だけだから、必ずしもうまく人数が揃うわけではない。今回の私の場合もそうであった。

それで、現地最終日にダイビングができないとなると、ダイビングだけが目的で来ているにもかかわらず、何か別のアトラクションに参加することになる。例えば、以前に行ったときには、ジェリーフィッシュレイクという、クラゲだらけの湖に行った。このクラゲを見るにはシュノーケリングだけでいいので、水の中に入るといっても問題ない。他には、まあ街の中をうろうろしていてもいいが、たいしたものはない。イルカとふれあうことのできる施設なんてのもある。

で、今回は私はパラオの中で一番大きな島であるバベルダオブ島の奥の方にある、ガラスマオの滝を見に行くツアーに参加することにした。バベルダオブ島はほとんどがジャングルに覆われていて、その中にその滝がある。ジャングルの中を歩き、川の水に胸までつかったりして歩きながら、滝まで行く。滝の名前は、ガイドブックによってガラスマオの滝ともガラツマオの滝とも書かれている。綴りはNgardmauだが、現地の発音がどうだかはよくわからない。パラオの地名には、なぜだかNGで始まるものが多い。しりとりをすると、「ん」で終わっても続けることができるから、ゲームにならない。

古いガイドブックによると、大きなバベルダオブ島をぐるっと船でまわって近くの港まで行き、そこから車で、歩き始める場所まで行くようなことが書いてあったので、てっきりそのつもりでいたら、最近はバベルダオブ島内の道路が整備されたせいか、ずっと陸路を車だった。

前日に予約の電話を入れたときに、(水の中を歩くので) マリンブーツがあったら持ってきて下さいと言うので、もちろんダイビング用のブーツがあるので持って行ったが、実際に当日行ったらレンタルのブーツを借りて下さいと言われ、自分のを持ってきたけど、と言ったら、土でドロドロになりますから、借りた方がいいですよ、という。それなら最初から自分のブーツを持ってこなければよかった。邪魔になっただけだった。ダイバーでもなければブーツは持っていないから、ブーツのレンタル代はもともと代金に含まれている。天気が悪かったので、雨ガッパ代わりに、ボートに乗るとき用の上着を持っていったが、これもやはりそんな天気のこともよくあるのでしっかりしたレインコートを無料で貸してくれた。実際は幸運にも外を歩いている間に雨に降られることはなかったので使わなかったが。まあ、しかし、そんな装備を色々持っていない人も相手にした商売なので、持っているからといって自分でわざわざ色々持っていくことはなかったということであった。

ツアーで一緒になった他のお客さんは、ダイバーではない新婚旅行のカップルが2組。ダイビングをするのでなくパラオに来るというと新婚旅行くらいなのであろうか。ダイビングでなくてパラオに来ている人たちは、毎日こういう現地ツアーに順番に参加しているのだろうか。パラオには、ビーチでのんびりする、というようなビーチがあまりないし。単にホテルでゆっくりしているならあまりパラオに来ている意味ないし。

そういえば、同じ日に最終日で、ジェリーフィッシュレイクを見に行くと言っていたダイバーは、戻ってきてからスーパーでみやげ物を物色していたら偶然顔をあわせて、天候が悪くて船は途中まで行ったが、ジェリーフィッシュレイクには行けずに何もしないで帰って来た、滝が正解でしたね、と言っていた。

最初から濡れるのを前提で水着を着て行っているので、途中の川で泳いで遊んだりしながら、滝まで進む。滝自体は確かになかなか圧巻である。水量も結構あるので、修行僧よろしく滝に打たれようとすると、肩を上から押さえつける水圧で、そのまま立っていられずにしゃがみこんでしまうくらいであった。

まあ、ダイビング後最終日の余興としては、それなりに楽しめたかと思う。

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グアム空港

グアム空港には、行きと帰りをまとめて1回と数えれば、これまで合計4回訪れたことになる。

1996年に初めてグアムに旅行に行って、その後パラオに1997年、2001年そして今回と3回行った行き帰りの乗り継ぎで立ち寄っている。

あまり記憶が正確でないが、初回の1996年と、前回の2001年の間のどこかで、空港のビルの大規模な増築がされていたはずである。前回か、前々回かに訪れたときに、大きく拡張されていて驚いた覚えがある。

ところが、今回行ってみてそのまだできてせいぜい10年かそこらの建物の欠陥が露呈したというか、えらくみっともない状態になっていたのに驚いた。というのも、空港内のいたるところが「ついたて」を立てて仕切られているのである。恐らく、2001年の911以降のテロ対策のためと思われる。

いまどきの空港は、たいてい出発客と到着客が入り混じらないように、通路や階を分けて誘導するようになっているものだが、グアム空港は最近増築したといっても、田舎のそんなに大きくない空港だからか、平屋の通路の両側にゲートが並んでいるだけで、そういう配慮は一切なかった。911以前ではそれでも構わなかったのだろうが、やはり田舎なグアムといえどもUSテリトリーの一部でもあるし、セキュリティの配慮をしなくてはいけないということになったのだろう。真ん中に往復の動く歩道が走っているまあさほど広くもない通路は、その動く歩道の真ん中にずらりとついたてが並び、待合用の椅子が並んでいる場所も、ゲートごとにそれぞれついたてで区分けされている。

飛行機が到着すると、到着ゲートから通路までを仕切って、出発客と入り混じらないようにして、入国審査場の入り口まで誘導される。その間、出発客はそこを横切って向こうのゲートの方へ行くこともできない。

また、グアムで入国せず乗り換えて他の国に向かう乗客は、以前はそれこそ降りたらそのまま出発の待合席にいればよかったのだが、現在は全員必ず一度入国審査を受けなければならなくなっていた。入国審査は、アメリカの制度からすると全員指紋採取・顔写真撮影が必要だが、グアムでは特別に別のグアム専用の書類を書くことでそれは免除されるので少しは楽だ。

さて、このついたてだが、セキュリティの要求が減ることはないだろうから、建物の構造を抜本的に変えない限り、当分このみっともないついたてが置き続けられるのだろう。

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「ダイビングワールド」誌休刊

ダイビングには平均で年に1回くらいしか行かないが、ダイビング界の情報から疎くならないようにと、毎月ダイビング雑誌を買うようにしている。

これまで、ダイビング雑誌は「マリンダイビング」、「ダイビングワールド」、「月刊ダイバー」の3誌があって、1年おきに順番に交代で買うことにしていた。たまたま今年は「ダイビングワールド」の巡りだったのだが、その「ダイビングワールド」が今月発売の6月号を最後に休刊となる。

ちょうどパラオのダイビング旅行から帰って来たのが発売日の10日の土曜日で、ばたばたしていたので翌日も買いそびれたまま、月曜の会社帰りに、通勤途上の割と遅い時間までやっている書店で買おうと思ったら、ダイビングワールドが見当たらなかった。普通、発売日の数日後くらいで売り切れてしまうことはないので、おかしいなと思って翌日は早めに帰れたので家の近所の書店で探したが、やはりダイビングワールドがない。更に翌日、通勤途上で途中下車して更に大きな書店を巡って、やっと発見したら、今号で休刊と書かれていたというわけである。

やはり、休刊の最後の号だからと買う人が普段より多くて、どこでも早く売り切れてしまったのだろうか? それとも、最終号だから、もう売れ残ったら困るので部数を少なめにしたのだろうか?

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3回目のパラオ

昨日、パラオへのダイビング旅行から帰って来た。今年はゴールデンウィークの休日の曜日回りがよくなかったが、私は後ろに5/7(水)~5/9(金)と3日間有給休暇を取って土日につなげて、5/5(月)から6日間の旅行に出かけた。パラオには初めて行った1997年、2回目の2001年に続いて、今回で3回目で、7年ぶりの訪問であった。パラオをご存知ない方のために簡単に説明しておくと、日本のほぼ真南、グアムとフィリピンの中間あたりにある島国で、ダイビングポイントとしては、世界の中でも屈指の場所である。宿泊はパレイシアホテル(帛琉大飯店)。島のはずれにあるリゾートホテルを除いて、市中にある中では一番立派なホテルではある。漢字の名前がついているが、経営が台湾資本らしい。確かに宿泊客は台湾人とおぼしき中華系の人が日本人よりずっと多そうだった。パラオは中国語で帕劳と書くようだが、帛琉もパラオのことのようだ。大陸流の呼び方と台湾流の呼び方の違いかもしれないが、よくわからない。

今回は運悪く、現在日本に接近中の台風2号が、ちょうどパラオ付近で発生しつつあるところだったせいか、滞在中はずっとあまり天気がよくなかった。滞在の中4日間のうち3日間はダイビングをし、水中のビデオ撮影もしたが、そんな天候のせいもあって、少々不完全燃焼気味であった。ポイントまでの行き帰りの船は、海が荒れているため結構な揺れに揉まれた。青空は時々現れるくらいで、従って直射日光に晒されることもあまりなかった。これは、海の中にもあまり光が届かないことを意味し、ビデオで撮影した画像もやはり日光がさんさんと降り注いでいるときに比べると見劣りしてしまう。

ビデオ撮影に関して言うと、今回は失敗が多かった。前回の宮古島から新しいビデオカメラとハウジングにしているわけだが、録画の止め忘れが多く、後で気がつくとテープとバッテリを無駄に消費してしまっていることが多かった。そのせいで撮りたいものが撮れなかった場面も多かった。2日目で多発して、その後気をつけるようにしていたのだが、それでもその後も何度もやってしまっている。これまでに使っていたハウジングと、録画の開始/停止スイッチの形状が違うせいかもしれないが、画面上の録画中表示をもっとよく確認するようにしないといけなさそうだ。

また、今回買ったばかりで初使用のHIDライトだが、こちらもなんとも言えないところだ。まだ撮れた画像をあまりよく見ていないが、撮影しながらの感想で言うと、少々問題ありだ。やはり、最初に感じたように、中央部分に光が集中しすぎている。実際に撮影してみた感じでは、事前に室内で壁を照らしてみたよりも、もっと中心だけスポットライト的に照らされているように感じた。何らかの方法で拡散させないと、ビデオライトとしてはあまりよろしくない。スイッチを入れてから光が安定するまで時間がかかるのも、やはり不便だ。色合いは確かに白いが、肉眼で見るとかえって紫色っぽく感じることがあった。

更に、今度はライト自身の問題ではないが、ハウジングにライトを取り付けるための「シュー」を固定しているネジが緩んで取れてしまった。前のカメラのハウジングでは、ライトを取り付ける部分がハウジングに直接接着されていたが、今回のハウジングでは普通のカメラなどでもストロボを取り付けたりするために用いられるシューがハウジングに付いていて、ライトの取り付け部分をシューに取り付ける部品を介してそこにライトを取り付けている。シューの金具がネジでアクリルの台座に固定されているのだが、気がついたときには4本のネジのうち2本のネジ穴がバカになっており、残り2本も緩んだ状態になっていた。ネジ穴がまともな2本を締め直してしばらくしのいだが、またすぐに緩んできてしまう。もともとかなりトップヘビーな状態なのがいけないのかもしれない。横倒しに平らなところに置くと、ビデオ本体のハウジングの部分の底の方の端とライトの部分で自重を支えてしまうため、シューの部分に無理な力がかかりがちである。また、カメラの取り付け用部品の取り外しの際には、少し左右に揺らしながら抜くような形になるので、それも無理な力がかかることになる。宮古島のときは気がつかなかったが、その頃から徐々に症状が出ていたのだろうか、それとも今回ライトの形状が大きくなったせいだろうか。いずれにせよ、一度DIVに相談して何か対策しないといけない。

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