2014年2月 のアーカイブ

火星を初拡大撮影

1年半ほど前に望遠鏡を買った頃にはうちからは見づらくなってきていたところだった火星、やっと一周して見頃が近づいてきた。見るだけなら時刻を気にしなければずっと前から見られていたのだが、地球と火星の距離がまだあまり近くなかったために、望遠鏡で見てもあまり大きく見えない状態だったのが、今年4月14日の小接近を控えて、いよいよ大きく見えるようになってきたので、初めて他の惑星でしたのと同じようにズームアイピースの拡大撮影をクロップ動画モードで行ってRegistax処理してみた。

大きく見えるようになってきたといっても、今回の接近は小接近なので、大接近のときに比べるとずいぶん小さい。現在の視直径が11.2″。最接近時には15.2″にまでなるが、大接近時ならこれが24″を超えるまでになるからずいぶん違う。下の画像は、これまでに撮った木星土星金星の画像と同じサイズに処理してあるので、大きさの違いがよくわかるだろう。

Registaxの処理のおかげでなんとなく模様が見えているが、どれだけ実際の火星表面の模様が復元されているかはちょっと怪しいところだ。眼視でも模様はあまりよくわからない。うちの望遠鏡ではこの程度が限度か。小学生の頃に望遠鏡を買ってもらったきっかけがそのときの火星大接近で、そのときの記憶ではその6cm屈折での眼視でまがりなりには模様がわかったと思うので、これと倍以上の見かけ大きさの差の違いは大きいのか。

最接近前後になればこれよりもまだだいぶ大きく見えるわけなので、もう少しいい絵が撮れることを期待したい。

Mars
火星 2014/02/26 03:20 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), 8-24mm eyepiece projection (8mm), ISO1600, 1/60sec x 552, Registax6, トリミング

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SORA×NIWA ICE PARKで天体観望

銀座松屋デパートの屋上で行われている、SORA×NIWA ICE PARK (ソラトニワアイスパーク) ~恋するアイス~ に行ってきた。望遠鏡メーカーのビクセンが協賛しており、会場に望遠鏡が置いてあって星が見られるようになっている。昨年の12月のこのイベントの最初からやっていたようで、どこかで読んでいた気もするが、あまり意識に入っておらず、最近、来る2月28日に、更に宇宙かふぇとのコラボで宇宙ないとというイベントが行われるということで、このことを知った。

この宇宙ないとにぜひ行こうと思ったのだが、どうも当日の天気が思わしくなさそうなので、ちょうど昨夜は天気が晴れていて、ISSのパスもあるということで、スケートリンクを前景にISSが撮れればおもしろいかと思い、急遽行ってみることにした。急に思いついたので機材の用意がなく、いつも鞄に入っているS120だけである。S120の比較明合成でISSはうまく撮れないのはわかっているので、今回はスケートリンクの人の動きもあるので動画で撮ることにした。三脚がないとさすがにISSをうまく撮れないだろうから、会社にあった小型の三脚をちょっと拝借して行った。これはかなり背が低いがまあ致し方ない。

ISSの通過は19:00過ぎからで、まあその15分位前には到着した。案内には望遠鏡は19:00からと書いてあるが、ちょうど私が到着したときに望遠鏡を設置したところのようだった。こちらはまずISSの撮影だったので、まずは望遠鏡はスルーして、スケートリンク付近にいた係員にここで三脚を立てて星の撮影をしていいか確認をとって、場所選びに入った。しかし、会場内はあちこちにある照明が明るく、また建物の外でも、特に銀座通り向かいの北西方向にあるアップルストアの看板があまりにまぶしく、ちょうどISSがそちら方向の地平線から上がってくるのだが、看板の明かりが画面に入らないように少し南西寄りの方向にカメラを振ってしまった。動画モードだとハイビジョン比率の画面になって上下が狭まってしまう上に、スケートリンク内の様子も画面に入るようにしたら、あまり空の高いところまで写らない。結果として、ISSが画面の端の方にいるうちに画面の上にはずれてしまったのだが、そもそも西の空は明かりでカブっていて画面からはずれるくらい高度が高くなるまで、肉眼で見ていてもどこにいるかよくわからなかった。結局、更に南の方に来てそちら側のビルの上の方に来たあたりを、手持ちで撮った部分しか、ISSが明るくきれいに撮れなかった。今回の撮影は準備不足と光環境のせいもあって、まるっきり失敗であった。

ISSISS

ついでに、S120の星空夜景モードで星空の写真も撮ってみた。それだけ明るい都会の中の空でも、写真に撮ってみると、まがりなりにもそれなりの数の星が写る。とはいえ、カメラをどこをに向けても照明がカブってくるのを、なんとか手をかざしたりしてハレ切りしながら撮った、比較的見られた南東の空がこんな感じである。冬の大三角形プラスその上に木星が加わって昨今話題の今冬限定の大十字と、オリオン座が見える。

今冬限定大十字

ともあれ、少し撮ったものをネットにあげたり何やして、望遠鏡の方を見ると、最初に設置していたスタッフがついていたりするわけでもなく、単にずっと放置されているだけである。しかし、入ってきてスケートリンクに向かう経路上に置かれていることもあってか、興味をもって覗こうとしている人がいるが、無理もないことだがよくわからない様子である。そこで、「お手伝いしましょうか」と声をかけて、一番見せて喜ばれそうな木星を導入しようとしたが、これがなんだかおかしい。

対象の木星は天頂近くにあってファインダーを覗く角度がちょっときびしいながらも屈みこんで見上げながら覗いてみると、どうも木星の姿が捉えられない。何かやけに歪んだ光の像が見えるが動かしてみるとどうもこれが星像らしい。ファインダーが何やらひどい状態になっているようだった。とにかくそのいびつな光をファインダーの中央に持ってきて主鏡筒をのぞくが、これがまた何も見えない。確認のために、地上のビルの明かりに望遠鏡を向けてファインダーを確認してみると、めちゃくちゃズレている。じゃあ、ファィンダーの光軸合わせをするか、と思ったら、調整用のネジが1本しかなくて、残りは、自分の望遠鏡ではないのでどうなっているのが正しいかよくわからなかったが、どうももげてしまっているような感じで、調整のしようがなかった。仕方ないので、十字線のこのあたりにもってくると主鏡筒で見えるというのを覚えておいて、そこに合わせるようにした。

それでなんとか導入できるようになったが、架台の微動ツマミが、水平方向のはあるが、垂直方向のがなくなっていて軸だけになっていた。これでは回せないので、垂直方向は微動なしのフリーストップだけで操作した。接眼部もなんだかガタつくのでよく見たら、ドローチューブの根元のネジが緩くなっていた。ファインダーの像がちゃんと見えなかったのも、よもやそんなところを回してあるなどと思わないが対物側も接眼側もレンズを組み立ててある部品がネジが何周かするぐらい緩んでいた。

どうも、この望遠鏡、本当に単に放置してあるだけで、わからないお客さんたちが勝手に色々いじった結果そうなってしまったのだろうか。ちょっとあまりに望遠鏡がかわいそうな状態になっていた。今までずっとこんな状態だったのなら、せっかく望遠鏡があるから星を見ようと思った人がいても、誰も観ることができない状態のままにずっと置かれていたということだ。

ビクセンさんを非難するつもりはなくて、もっと頑張って欲しいと思うだけなのだが、まず望遠鏡を提供しても全く誰もいずに放置するだけでは、さすがに一般のお客さんは興味を持っても星は見られない。ファインダーで狙ってから見る方法の説明の紙はぶらさがっていたが、初めての人にはそれでも難しいと思うし、今回はファインダーがズレた状態になってしまっていたので、それに従っても何も見えなかった。期間中ずっとビクセンから人を貼り付けるのは大変過ぎるとしても、店員さんの何名かに望遠鏡の最低限の扱い方をしっかり教えておいてお客さんの手伝いをしてもらうようにするとか、なんとかできなかっただろうか。あれではせっかく望遠鏡を貸し出して置いているのに全然意味がないに等しい状態に思えた。機材の状態も、週に一度くらいでも誰かが確認に行っていればあんな状態になってはいなかったろうと思う。

ともあれ、最初は時間がかかってしまったが、木星を見せてあげられると、みんな喜んでくれた。これが、見せてあげている方にとっても喜びの瞬間である。昨夜は、その場ではわからなかったがイオがちょうど木星面上に重なっていて、残りの3つの衛星が全部同じ側にほぼ等間隔で並んでいるという状態だった。

Vixen A80MfVixen A80Mf

客層は主にカップルや、若い女性の2、3人組が多かった。あとは親子連れや、外人のグループなど。結構みんな通りがかりに望遠鏡に興味を持つようで、私がちょっと写真を撮ったりネットをしたりしている間にまた別の人が望遠鏡を覗こうとしていて、結果的に私が案内しはじめてから会場にいた人のほとんどが望遠鏡を覗こうとしたと思う。これは結構すごいことだと思った。それを見つけるたびに、僭越ながら導入を手伝ってあげて説明してあげていた。いつもそんな案内人がいればよかったのだろうけど、昨夜訪れた人はラッキーだったといえるかもしれない。本当に、普通に訪れた人がたまたま望遠鏡があってちょっと興味を持って、星を見られて喜ぶ。そんなお手伝いができて、自分もとても楽しい時間を過ごせた。

今回はほぼ木星だけを見せていた。あとはすばるくらいも見せてあげられればよかったと思うが、先に書いたようにあまりに光害がひどく、肉眼では比較的マシな南東方向でも1等星以上しか見えない状態。西寄りはもう全然ダメで、肉眼ではすばるどころかアルデバランもわからなかった。ファインダーを覗きながら手探り見当でオリオン座からたどっていけばみつけられたのかもしれないが、自分の望遠鏡のスターポインター式のファインダー+自動導入に慣れ切っていると、肉眼で見えないものをファインダーで導入するつもりにならずに、最初から見えないと諦めていた。ちょっと反省。

望遠鏡のことは残念だったが、このイベントのことをよく知ったのがつい最近で、期間は3月2日まで。明日以降の天気はもうずっと悪そうなので、もう今さら改善しても仕方なくて、もっとイベント期間の早いうちに気づいていたらなあと思うが、また来年も同じ企画があるなら、ぜひ何らかの改善がされることを期待したいところだ。

ところで、ここのイベントのメインはスケートリンクで、その話を書いていなかったが、せっかく行ったので何年ぶりかのスケートも滑ってきた。しかし、ここのリンクは極端に狭いので本当にお遊び程度だ。まあそれは、こういう場所はこれでいいんじゃないかと思う。別に本格的にスケートを滑りに来るのではなくて、ちょっとデートがてらたわむれるにはちょうどいいのではないかと思う。会社帰りの格好で行ったので、コケない前提でそのままスーツにネクタイにコート姿のまま一人で滑っていた。ちょっと場違いなオッサンだったかもしれない。しかし、親子連れの子供が親から離れたところでコケたのを見て、あ何か様子見てあげないといけないかな、と思って振り返ったとたんに自分がコケてしまった。恥ずかしい。

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コードバンド

星を撮るときに使う用具のうち、カメラのリモートレリーズ (タイマーコントローラ) はたいていカメラバッグにカメラと一緒に入れてバルコニーや非常階段に運んだり、そのまま収納してあったりするが、そのときにケーブルがうまく収まってくれないと面倒だ。

このリモートレリーズについているケーブルはあまり柔軟性がなくて購入時に梱包されていた状態の折り癖がついたままだが、かといってそのままきれいに折りたたんだ状態まではいかないので、そのままにしておくと中途半端に折れた状態になって暴れてしまって収拾がつかない。

それで、買った直後から、パソコンなどのケーブルをまとめる用に売られている結束バンドを買ってきて束ねて止めるようにしていた。これは面ファスナーでできたもので、巻き付けるだけで止められて、まあ便利に使えた。

面ファスナー

しかし、寒くなって手袋をするようになってから、その手袋はiPhoneを操作したりするのに使える指先が導電性になったものだが、これがニットなもので、面ファスナーのイガイガが引っかかってしまって、これがいただけない。まあ、使い始めるときと、片付けるときだけなので、昨冬は我慢して使っていたが、この冬もまた同じ状態で、やはりなんとかならないかと思った。

表面がケバケバしていない素材の手袋でスマホ対応ものもがあればいいのだが、あまり見かけない。結束バンドの方を面ファスナーでないものにすればいいのだが、簡単に縛ったりほどいたりできるもので面ファスナーでないものは案外見当たらない。プラスチック製のものは、たいてい一度噛んだら抜くのが難しくなっているタイプのやつばかり。

昔は、家電製品の電源コードにはたいていフチがギザギザになった軟質のプラスチックでできた結束具がついていたもので、あれならちょうどよさそうなのになぁ、と思って家の中のコンセント付近をあちこち探したがなかなか見つからず。何という名前で呼べばいいのかよく知らなかったが、調べてみると「コードバンド」というのか名前らしい。しかし、最近はもうこのタイプはすっかり見かけなくなってしまった気がするが、まだ売られていることは売られているようだ。ようやく、思っていたのとは少しタイプの違うものだが、ひとつ見つけたので、それを取り外して使うことにした。

コードバンド

これで、面ファスナーが手袋にくっつかなくなってよくなったが、通したり抜いたりするのがちょっと面倒なのと、端の余ったところがピンと飛び出るのと、本体ごと巻きつけられないのとが、ちょっと難点。まあ、何事にも一長一短はある。

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全国カールツァイス・プラネタリウム巡り達成

先般より各地のプラネタリウムの訪問記を書いている通り、全国カールツァイス・プラネタリウム巡りに挑戦してきたが、最後に残っていたコスモプラネタリウム渋谷を先日訪れて、無事、3月31日までの期間内にコンプリートできた。コスモプラネタリウム渋谷には昨年の2月に一度訪れていたのだが、タイミング悪く、そのときはまだこのキャンペーンが始まっていなかったのでカウントに入らず、今回の再訪となった。

訪問順にもう一度紹介しておこう。

2013/08/17 明石市立天文科学館 UPP23/3 (そういえば最初のここだけblog記事にしていなかった。)
UPP23/3

2013/10/09名古屋市科学館 IV型とユニバーサリウムIX型
Carl Zeiss Model IVUniversarium Model IX

2013/10/09 岐阜市科学館 ZKP-1
ZKP-1

2013/10/12 大阪市立科学館 II型
Carl Zeiss Type II

2013/12/25 宗像ユリックスプラネタリウム スカイマスターZKP4
SKYMASTER ZKP4

2014/01/10 旭川市科学館「サイパル」 ZKP-1とスターマスターZMP
ZKP-1STARMASTER ZMP

2014/02/11 コスモプラネタリウム渋谷 IV型
iV型

さて、各プラネタリウムの入場券などを台紙に貼って明石市立天文科学館宛に送付。果たして達成者は全部で何人になるのだろうか。既に昨年10月13日に5名の達成者がいて記念品授与式が行われている。達成者数予想クイズというのも10月31日締め切りで行われていたようだが、これは応募しそこねた。

応募用紙

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