2015年5月 のアーカイブ

NexStar 5SE三脚用キャリングバッグ

以前、ISSの月面通過を撮影する際に、NexStar 5SE一式を電車移動で持っていったことがあったが、その際には架台と鏡筒は購入時に入ってきたウレタンクッション入のダンボール箱に入れたが、三脚はそのまま畳んで先の部分を開いてしまわないようにベルクロテープで巻いただけでハダカのまま運んだ。しかし、やはり電車に乗る場合は、どこかにぶつけたりして傷つけて自分が損害を被るかもしれないこともそうだが、周囲の人に対する配慮としてもこういうものはケースに入っていた方がいいし、更に肩からかけることができたり、運び方も自由度が増える。

そう思って以前から適当な三脚用バッグを探していたのだが、NexStar架台用の三脚は、頭部が架台の底をそのまま載せて周囲の3ヶ所でネジ止めするようになっているため、架台を受ける金属板が架台の底と同じ大きさをしていて、一般的な三脚の頭部より直径がかなり大きい。そんなわけで普通の三脚バッグでは頭部がおさまらず、かといってもっと太さのある長物バッグでは長さももっとありずきたりして、帯に短し襷に長しというのか、なかなかちょうどいいものが見当たらないなあと思っていた。

先日たまたま知人が望遠鏡の鏡筒を入れているケースを見て、なんとなくちょうどよさそうだったので、どこで買ったのかと聞いたら、スターベースさんだということで、三脚の寸法確認の上、秋葉原に向かった。頭部は直径20 cm。長さは畳んで端から端まで72 cm。

NexStar 5SEの三脚を入れるのにちょうどいいバッグを探しているというと、セレストロン製品だからか、まずシュミットさんに行ったか? ときかれた。いえまだです、と言いつつ、店頭にある鏡筒や三脚用のバッグを見せてもらったが、私の見た知人の持っていたのと同じサイズのはなかったようで、店頭にあるものではやはりちょうどいい寸法のものはなかった。

それで、次に言われた通り、シュミットさんに向かう。同じようにNexStar SEの三脚を入れるのにちょうどいいバッグを探していると言ったが、店番をしていた若いお兄さんは要領を得ず、そんなものは無いのはこちらはとおに承知なのだがセレストロンのカタログを出してきて純正のバッグがないか探し始め、そうでなければビクセンから出ている鏡筒バッグ (これはクッション付きのいいバッグだが寸法は合わない) ぐらいしか出てこず、もっと別にどこがつくっていてもいいからうまく三脚の収まるバッグが欲しいのだけどと言っても、そういうのは扱っていないのか。実は以前シュミットのNorthern Crossブランドで扱っていたバッグでちょうど寸法がよさそうなものがあったので注文したらもう品切れで以後入荷ないということであきらめたことがあったのだが。まあとにかくダメそうだったので、協栄産業にも行ってみる。

協栄産業では、話をすると、やはり頭が大きいしそれにちょうどいいのはないですね、ということで、撮影の照明機材などを運ぶためのバッグなどで探すといいのではないかと助言をもらった。

それならと、ヨドバシカメラのそういう機材の売り場に行ってみたが、だいたい長過ぎるのもが多い。ついでに普通のカメラ用の三脚バッグもと見てみると、そこにぶらさがっていたManfrottoの大きめの三脚バッグが、頭のところが丸いクッションがついていて結構太目のものがあって、いい感じに収まりそう。仕様上の長さは書いてあるが、先端が斜めになっていたりするので頭の平らな金属板の付いた三脚の収まる長さはもっと短かそうである。店員さんにメジャーを借りて、実寸を確認したところ、80cmサイズだとかなりぎりぎりそうで、ぴったりなら嬉しいのだがもし実物を入れてギリギリで入らないと困るので、90cmサイズにするのがよさそうだった。

ということで、購入したのがこちら。

Manfrotto MB MBAG90PN パッド付き三脚バッグ90cm

結局まわりまわって普通のカメラ用三脚バッグ売り場でよく探していればいいだけだった。まあ、有名ブランドのバッグ (ちょっと意味が違う?) ということで、少々お高かったが、見た目もいいし、これでNexStar 5SEが運びやすくなった。

Manfrotto  MB MBAG90PN

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パラオの星空

今回のパラオはメインはダイビング旅行ながら、星の方もそれなりに楽しめた。南の島に行っても、案外雲が出ていて星空が見られなかったりするものだが、今回は多少雲はあったものの結構晴れていた夜が多かった。 ダイビング機材があって荷物になるので、星用の機材は、大きいカメラは持って行かずにPowerShot S120に、小さい伸縮式の三脚。それと眼視用に双眼鏡だけ。 初日のダイビング後ホテルに戻ると、窓から日没の太陽は地平線近くの雲で見られなかったものの、きれいな薄明光線が金星とともに見られた。

薄明光線
薄明光線と金星 2015/05/13 18:31 Canon PowerShot S120, 7.48mm F2.8, ISO400, 1/40sec

食事に行って帰ってきた後、南十字星が見えているので撮影しにカメラを持ってホテルの表に出るが、ホテル前はあまりに明るい。街はほとんど中央の1本のメインストリート沿いにあるだけで、メインストリートから直角に入っていく道を進むと人気はなくなるが、案外外灯が明るくてうまく星を撮れない。宿泊していたココロホテルから、道路をはさんで反対側の道の奥が暗くなってそうなので、そちらまで行って色々撮影してみた中で、一番よかったのがこちら。

電柱と南十字
電柱と南十字 2015/05/13 22:02 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO1600, 8sec

暗がりになっている感じがしたが、写真に撮ってみるとそれでも結構道路からの車の明かりに照らされて電柱や植物はずいぶん明るく写っているものの、星空も結構よく写っているので割りといい感じになった。画面ほぼ真ん中が南十字。電柱の隙間とすぐ脇に見えている明るい2つの星がケンタウルス座αとβ。南十字の2つとあわせて1等星が4つも狭い範囲にかたまっている。日本からは見えないのであまり認識がなかったが、このケンタウルス座やおおかみ座の付近は他にも明るい星が多くてかなりにぎやかである。 ホテルの前に戻ってみると、周囲は明るいながらも南十字はしっかり見えているので、一応ここでも撮影。

ココロホテル前での南十字
ココロホテル前での南十字 2015/05/13 22:10 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO1600, 2sec

翌日は、日没はホテルの窓からだと電線がかぶるので、後で暗くなってから撮る場所の下見も兼ねてTドックという、島から北側に突き出た突堤に向かう途中の西が開けた橋の上で。やはり水平線には雲があって沈む太陽は見られなかった。

夕暮れと金星
夕暮れと金星 2015/05/14 18:31 Canon PowerShot S120, 5.2mm F2.5, ISO320, 1/60sec

一旦、夕食に街なかに戻った後、暗くなってからまたTドックに向かい、同じ橋のところから、西の空を。低くなった金星が水面に映っている。外灯が手前の樹木と、浅瀬の底を照らしている。向こうに見える島の明かりはかなり明るい。

水面に映る金星など
水面に映る金星など 2015/05/14 20:46 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO800, 15sec

そして突堤に向かうと、船が停泊していた。ちょうど真上に日本で見るより低い位置の北斗七星が見えていていい構図だが、白い船があまりに明るいので、星との明るさのバランスが難しい。

北斗七星と船
北斗七星と船 2015/05/14 20:52 Canon PowerShot S120, 5.2mm F2.5, ISO800, 15sec

突堤の先端までいくと、船が西方向を邪魔しているのは別として、かなり周囲がぐるりと開けていてる。赤道付近といえども北半球なので、天の南極は見えないが、日本ではお目にかかれないきつい同心円状の軌跡写真をS120の星空モードで撮影。もう少し長時間の軌跡を撮影するつもりだったが、この場所は住民たちの憩いの場というか溜まり場というかそういうものになっているようで、軌跡撮影中に、近くでずっとだべっていた若者たちが、帰るのに車を出してヘッドライトで照らされそうになったので、そこであわてて中断。20分ほどの軌跡になった。右端の方に南十字、左側に日本では見られないほど立った状態のさそり座がよくわかる。

南天ぐるぐる
南天ぐるぐる 2015/05/14 21:30 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO400, 30sec for 20min, 星空軌跡モード, Photoshop 7.0

その後たまたま入れ替わりで来た別の車と、椰子の木を入れて。ど真ん中に立ったさそり。すぐそばに1本明るい外灯があるので、地上風景はちょっとそれに照らされ過ぎ。

椰子の木と車とさそり
椰子の木と車とさそり 2015/05/14 21:39 Canon PowerShot S120, 5.2mm F2.5, ISO1600, 15sec

北側は突堤の先端が向いている方向なので、はるか向こうのバベルダオブ島の一部の島影と明かりが少し見えるだけで、完全に開けている。むしろ、島影のおかげで水平線がどこかよくわかる。手前の浅瀬はやはり外灯の光で照らされて底が見えている。ここはやはり、北緯7°にあることがわかりやすい、天の北極中心の軌跡写真。ところが、この方向は、バベルダオブ島にある空港に飛行機が侵入する経路なので、軌跡撮影中に2回飛行機に邪魔され、3回目でやっと30分間の軌跡を撮影することができた。カメラ内部で合成してくれるのは簡単でいいが、こういうときに、後で飛行機だけ消すとかできないのでちょっと困る。

北天ぐるぐる
北天ぐるぐる 2015/05/14 22:43 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO400, 30sec for 30min, 星空軌跡モード, PhotoShop 7.0

最後にもう一度南を向いて、天の川が写るように撮ってみる。日本で光害のない環境にいいところに行って撮るよりは環境は悪いが、まあ天の川もそこそこには写る。レタッチしてよく見えるようにしたのがこちら。

銀河中心方向
銀河中心方向 2015/05/13 22:53 Canon PowerShot S120, 5.2mm F1.8, ISO1600, 15sec, PhotoShop 7.0

撮影風景はこんな感じ。

撮影風景 @Tドック

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2015年パラオダイビング

平均すると、おおむね1年に1度行っている南の島でのダイビング。今年は、ちょうど天皇皇后両陛下が訪れられたのにあやかってということもあり、これまで何度か行っているパラオに久しぶりに行くことにした。

最後に行ったのは7年前。これまでは、いつもグアム乗継便だったが、今回はデルタの直行便。乗り継ぎが無い分、楽は楽だが、現地到着が深夜で出発が未明という不便さは違いがない。出発が午後遅くてよくなって、帰宅が午前中になるというだけのこと。

台風12号が接近していて、それから逃げるように離陸する感じだった。右側の窓側席だったので、台風の渦が上空から見られるのではないかと思ったが、考えてみたら夜中なので何も見えない。

中4日のうち、ダイビングは3日間。最終日は、早朝ダイビンクなどもせず、オプションツアーで、今回はペリリュー島ツアーにした。

初日1本目は、チェックダイブ的に様子見ますよとか言って入ったニュードロップオフは、かなり強い流れで結構ハードだった。その後のブルーコーナーの方がかえってゆったり。

2日目はウーロン方面。

今回は、最初に申込書を書くときに、まあ有名どころはどうせだまっていても行くだろうし、ちょっと変わったところで、今まで行ったことがないので行ってみたいと思っていた、シャンデリアケーブをリクエストしてみていた。しかし、だいたい1日3本潜るところ、みなさん外洋に出たら全部外洋のポイントに潜りたいものなので、なかなか行く機会がない。今回も複数の船が出ているが、私は上級者の方の船に乗っているのでそういう状況だった。私の方もそんなに無理に行ってくれないてもいいですよ、くらいには言っていたのだが、3日目に、もし初級者の方の船に乗れば、そちらのお客さんがオッケーだったら2本外洋で潜った後、戻ってきてから3本目シャンデリアケーブに行けるかもしれないというので、そうしてもらった。まあ、もともと人数のバランスの関係もあったのかもしれないが。

そんなわけで、マンタの出ないジャーマンチャネルと、ブルーホールを潜った後、希望通りシャンデリアケーブに行くことになった。シャンデリアケーブの場所はパラオの中でも人のたくさん住んでいる島に近いところにあるのは知っていたが、正確にどこのあるかはよく知らなかったのだが、たまたま今回選んだダイビングサービスのクルーズコントロールの船着場のすぐ向かい側というか本当に目と鼻の先にある。他のサービスなら、そこまで目の前というわけではなかったのだが。

それで2本潜って帰ってきて、一旦船をつけて空タンクを降ろしたりしてから、あらためてすぐそこまで船を出して、ダイビング開始。ところが、前の2本のダイブであまりビデオのバッテリが減っていなかったので、つい横着してバッテリを替えずに入ったら、洞窟に入って最初の空洞に浮上する前のところでバッテリ切れになってしまった。入り口付近は結構濁っていたので、結局何が写っているかよくわからない映像しか撮れなかった。むしろ、撮影用のビデオライトはその前のブルーホールでも結構点灯させていたので、洞窟内ずっと点灯させ続けないといけないシャンデリアケーブで残り大丈夫かと心配していたが、こちらは全然大丈夫だった。

そんなわけで、ビデオ一式はライトだけを使って、あとはめずらしく自分の目で見て脳裏に焼き付けるだけのダイビングを楽しんだ。水没鍾乳洞ということでは、以前にメキシコのセノーテを堪能しているので、何もわざわざこちらでも、という気もしないでもなかったが、やはりこちらはこちらで感じが違う。ビデオに撮れなくてここに映像を載せられないのは残念だ。パラオも全体的にサンゴ由来の石灰岩の浸食されてできた地形なので、他にも同じようなところがあってもよさそうなものだが、こういうところは他にひとつも発見されていないそう。

さて、シャンデリアケーブの話ばっかりになってしまったが、下にシャンデリアケーブ以外の今回撮影したビデオと、ビデオからキャプチャした静止画を貼っておこう。

Still0518_00000 Still0518_00001 Still0518_00004 Still0518_00005Still0518_00006 Still0518_00007 Still0518_00008 Still0518_00010 Still0518_00011 Still0518_00012 Still0518_00013 Still0518_00015 Still0518_00017 Still0518_00018 Still0518_00019 Still0518_00020 Still0519_00000 Still0519_00001 Still0519_00002 Still0519_00003 Still0519_00006 Still0519_00007 Still0519_00008 Still0519_00009 Still0519_00010 Still0519_00012 Still0519_00013 Still0519_00014 Still0519_00015 Still0519_00016 Still0519_00017 Still0519_00018 Still0519_00019 Still0519_00020 Still0519_00023 Still0519_00024 Still0519_00025 Still0519_00026 Still0519_00027 Still0519_00028 Still0519_00029 Still0519_00030Still0519_00031

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メモリカードリーダーのおかしな挙動と対策

実は現用のPCでは長らくメモリカードリーダーの動作があまりよろしくなかったのだが、ようやく、きれいに解決したというわけではないものの、対処法が確立した。

今のPCには、もともと3.5インチベイに組み込み型のメモリカードリーダーを取り付けてあるのだが、これがどうもうまくカードを認識してくれずに、うまく使えないままだった。メモリカードを使う用途は昨今、ほぼデジカメのデータ読み出しだけだが、CX1以来、デジカメのSDカードはEye-Fiカードを使っているので、あまりメモリカードリーダーを使わなくてもよかったので、さほど不便というほどのこともなかった。しかし、天体写真を始めて、RAWでたくさん撮影したり、比較明星景でJPEGだけにしても桁違いの枚数を撮ったりするようになって、Wi-Fiで転送していては時間がかかって仕方ないので、直接カードから読ませたいことが多くなってきた。しかも最近、とうとうEyf-Fiカードの調子も悪くなってうまく転送してくれないことが多くなってきて困り始めた。

内蔵式のカードリーダーが使えないと、代わりにはプリンタ複合機についているカードスロットがあるのだが、これはいちいちプリンタの電源を入れないといけないのが面倒。もうひとつの方法は、Eye-Fiカードについてきた、Eye-Fiカード設定時に使うためのUSB接続SDカードリーダーみたいなもの。いちおう普通にSDカードリーダーとして使えるようなのだが、これも時どきに認識がよくない。

さて、組み込みのメモリカードリーダーが調子が悪いのはマザーボードのUSB I/Fとの相性が悪いのかと推測した。また、マザーボードは内蔵端子にはUSB2.0しかなく、高速のUB3.0は背面の外付け端子にだけ出ている。どうせ新しく別のリーダーを何か買うならせっかくだからできるだけ高速に転送できた方がいいのでと、外付けのUSB3.0タイプで少し長目のケーブルがついているメモリカードリーダーを買ってきた。

これでリーダーが内蔵されてなくてちょっとおさまりが悪いという以外は万事よろしくなるかと思ったら、そんなことはなくて、新しいリーダーもこれまでの内蔵のものと違わない症状のようである。さて、その前から悩まされていた症状はどういうものかというと、カードを挿入すると、メモリカードリーダーのドライブのアイコンが、

Empty から、 Mountedに変わって、

カードが挿入されたことは認識しているようなのだが、ドライブをクリックすると、

Error

と言われて、中身にはアクセスできない。色々実験してみると、内蔵式リーダー同様、外付けリーダーも最初からUSBケーブルを接続したままPCを起動しているとこのようになる。外付けリーダーを最初は接続していなくて、起動してからUSBケーブルを接続すると、正常にアクセスできる。なるほど、Eye-Fiカード付属のSDカードリーダーではうまく動いていたのも同じことかとうなずける。

据え置きのPCなので、できればカードリーダーはつなぎっぱなしにしておきたいので、色々試してみた。起動時にリーダーのスロットにSDカードを差し込んだままにしてPCを立ち上げると、ドライブのアイコンをクリックするとエラーにならずにきちんと中身にアクセスできる。どうも、カードリーダーのデバイスが何かカードが差さった状態でないと起動時にうまく認識されないということか。さて、そうすれば間違いなく正常アクセスできることはわかったのだが、しかし、これではカードを読みたいときに、いちいちPCを再起動しないといけない。

では、起動時にダミーで実際には使わないカードを入れておき、必要なときにそれを取り出して、必要なカードを差すというのはどうだろうと思って、まずは起動時から差してあったカードの取り出しの操作をすると、今度は、

Error

というエラーが出て取り出せない。困った。といっても、挿入してあるカードは実際には使用しないカードなので、データが失われる心配は気にしなくていいので、メッセージは気にせず無理やりカードを抜いて、別のカードを挿入してみると、カードはきちんと認識され、中身に正常にアクセスできた。しかも、今度は取り出し操作をすると、きちんと「安全に取り出せます」のメッセージが出て完了する。その後は他のカードと入れ替えても大丈夫だったが、最初に挿入してあったカードを差すと、そのカードでは取り出し操作が最初と同様にエラーになる。

ともあれ、ダミーカードを差しっぱなしにしておくことと、使用時にそれを強制抜去するのを気にしないことにすれば、正常に使えることがわかった。実はこの挙動は元からあった内蔵のカードリーダーでも同じことで、そういう運用にしていればこれまでも使えていたのだったようだ。

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惑星状星雲2題

先日、惑星状星雲を2つ、こと座のM57リング星雲と、こぎつね座のM27亜鈴星雲を撮影した。光の淡いガス星雲や銀河のような天体は、非常に明るいオリオン大星雲は別格として、自宅での撮影では光害環境や、経緯台式自動追尾の架台は追尾できるといっても30秒ぐらいまでが限度といったこともあって、あまりうまく撮れないと思って、あまり撮ろうとしてこなかった。しかし、考えてみれば、彗星を撮っているのだって条件はそんなに変わらないので、同じように何枚も撮ってコンポジットすれば、それなりの絵になるのではないかということで、まずはM57を狙ってみた。夏の星座だが赤緯が高い目なので、南中すると天頂近くに上がってしまい、かえってマンションの非常階段からでは天井があって狙えず、西側に下りてくるときは建物の向きでやはり狙いづらいので、東の空でまだそれほど高度が高く上がってしまわないこの時期がちょうどいい。

M57は視直径は結構小さいので、直焦よりもアイピース拡大撮影した方がいいくらいの大きさだが、あまり拡大するとますます光が薄くなってしまうので、ここは直焦で撮影した。眼視でもかすかには見えるので、1枚撮りでもそれなりには写る。15枚コンポジットして処理したのがこちら。対象が小さいので縦横半分の画角にトリミングしてある。それでも画面の真ん中に小さくポツンと写っている感じだが、大きくするとボロが出るので、このくらいにしておく方がきれいに見えていい。しかしそれでもよく見ると、中心星もなんとなく写っている感じがする。

M57 Ring NebulaM57 Ring Nebula 2015/05/01 23:36~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO1600, 30sec×15, StellaImage7, Trimming

M57が撮れたのに気を良くして、次はあまり遠くない場所にあるやはり惑星状星雲のM27を狙ってみた。等級としてはM27の方がM57よりも明るいのだが、面積が大きいためにその分だけ光が広がって淡くなるるので、撮影条件は厳しい。こちらは眼視ではほとんどよくわからなかったし、1枚撮りの撮ったままの写真ではなにかぼんやり明るくなっているだけで輪郭もはっきりしないくらいだった。その分、枚数もたくさん撮影したが、画像処理も強くかける必要があり、かなり荒れた画像にはなってしまっている。まあ、亜鈴の形状がちゃんとわかるくらいにはなった。トリミングもM57の写真と同じにかけているので大きさの違いも比べられる。

M27 Dumbbell NebulaM27 Dumbbell Nebula 2015/05/03 00:43~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×55, StellaImage7, FlatAide, Trimming

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水星とすばる

このところ水星が東方最大離角に近く、宵の空に見頃を迎えている。特に今回は高度も高くて見やすい。といっても、やはり地平線近くであることから見える方角が地平線近くまで開けた場所でないと見られないし、見え始めてから見えなくなるまでの時間もそんなに長くないので、いつでもどこででも簡単に見られるというほどでもない。

少し記事にするのが遅くなったが、たまたま去る5月1日に自宅から建物に隠れない位置にうまく見ることができた。しかも、そのときはちょうどすばるが水星のすぐ近くに見られるというオマケ付きだった。とはいっても、薄明の中肉眼ではすばるはよく見えなかった。しかし、双眼鏡ではよく観察できたし、写真にも写った。ただし、下に載せた写真もかなり画像処理した結果ではある。

Mercury & M45
Mercury & M45 2015/05/01 19:36 Canon EOS 60D, EF-S55-250mm F4-5.6 IS II (131mm F5), ISO800, 2sec, Photoshop 7.0

Mercury & M45Mercury & M45 2015/05/01 19:28 Canon EOS 60D, EF-S55-250mm F4-5.6 IS II (250mm F5.6), ISO1600, 1sec×21, StellaImage 7, FlatAide, Trimming

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いて座の新星 2015 No. 2 (その2)

1ヶ月余り前に一度記事にしたいて座の新星 2015 No. 2 だが、その後も不規則な増減光を繰り返し、なかなか暗くなってしまわずにいる。

今回もAAVSOの現時点でのグラフに私がステラナビゲーターで測定した値を赤色で描き加えたのが下図。この季節、なかなか天気のいい日が多くないので、自分のデータだけでは増減がはっきりわからないが、最後の方で少し外れている以外はだいたいAAVSOのグラフに乗っている感じ。増減に周期性があるわけでもなく、一体どうなっているんだか。5月2日あたりで今までの最暗値よりも暗くなり、もういよいよこのまま減光していくかと思ったが、また少し明るくなっているようでもある。まだしばらく観測を続けよう。だんだん早い時間に見られるようになってきたので、ちょっと夜更かしするだけでよくなって、一旦寝てから変な時間に起きて観測する必要がなくなってきた。

Nova Sag. 2015 No. 2

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