2007年3月 のアーカイブ

テレビが壊れたかと思った

壊れネタ続きであるが、これもつい数日前の話。

私のテレビは8年前に買った、まだ当時としてはあまり一般的ではなかったハイビジョンテレビ。薄型テレビはもっと一般的ではなく、これはブラウン管式の36型である。重さは約80kgある。アナログ・ハイビジョンテレビの最後の世代で、定価は50万円以上したと思う。D端子はないが、信号的には同等のコンポーネント入力端子が複数ついているので、デジタル・ハイビジョン時代になった現在でも、うちはケーブルテレビであるが、デジタル・ハイビジョン対応のSTBや、ゲーム機のハイビジョン出力、そしてハイビジョン・ビデオカメラなど、問題なく対応できて、まだまだ現役である。

さて、そのテレビ、朝の出勤前に見ていた画面が、急に崩れて、あっという間にランダムな横縞のような画面になってしまった。縞模様は常に変化しているが、色は全体にマゼンタっぽく、たとえば画面の横方向の変化がなくなっただけという感じてもない。昔のテレビのアナログ的な壊れ方で水平同期が狂ったとかそういう感じでもない。ブラウン管のテレビではあるが、スキャンレートのコンバージョンや、2画面表示などの特殊効果などのために、画面の表示にはフレームバッファを経由していて、そのフレームバッファからの出力はブラウン管的にはきちんと表示されている様子である。フレームバッファに入る前のどこかか、フレームバッファ自身でデータがおかしくなっているようであった。ちなみに、音声は全く正常である。

そのときは本体内蔵のチューナーで地上波アナログ放送を見ていたが、他のチャンネルにしても外部入力にしても、症状は全く変化しない。電源を切って入れなおしても、やはり同じ画面になってしまう。その場の対処では直らなさそうだ。

これは困った。昔のテレビのように、叩いて直るものでもない。保証期間はとっくに切れているので、修理するには当然費用がかかる。この重さでは修理に持っていくことはできないどころか、家に修理を呼んだとしても、修理の人がひとりではテレビを移動させて、裏返して蓋を開けてみることもできない。私が修理の人を手伝って移動させるのか、それともこういうものの場合は修理の人も2人とかでやってくるのか。2人で来るとすると、修理の派遣代は倍かかるのか来てもらっても直る保証はないし。頭の中は、テレビがこのまま映らなかったら、これを機会に薄型テレビに買い換えた方がいいか。それなら急いで機種選定をしなければ。今の場所に置ける薄型テレビの画面サイズはいくつぐらいまで大丈夫かな。などという考えが渦巻いていた。

そんなことを考えながら、出勤準備を続けていたが、ふと、もう一度、さっき電源を入れなおしたのは普段通りリモコンでやったが、本体電源を一度落としてみようと、やってみたら、なんと、全く正常に戻ってしまった。リモコンで切っただけでは電源の落ちない (回路にリセットのかからない)部分のどこかがおかしくなっていたのが、リセットされて正常に戻ったということであろう。正常に戻ってとりあえずひと安心である。その後、短い時間のうちには同じ症状は再発していない。考えてみれば、元の電源を切らないと切れない部分は、停電でもしない限りずうっと動きっぱなしである。ソフトウェア的なゴミがいっぱいたまってしまうようなこともあるんじゃないかという気がする。

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シリアルATAコネクタを壊す

私の現用のPCには4台のハードディスクドライブが実装されている。えらく多いようにも思えるが、マザーボードに搭載のRAID機能を使って、2台1組でミラーリングして、万一1台のドライブが壊れても大丈夫なようになっている。それが2組で、基本的にシステム用のドライブとデータ用のドライブとして使っている。昔のことを思えばハードディスクも安いものなので、通常の倍の値段をかけて安心を求めたっていいだろう。たまたま前のシステムからの引継ぎのせいもあるが、システム側のドライブが160GBのシリアルATA、データ側のドライブが120GBのパラレルATAである。

システム側のドライブは、2つのパーティションに分けてあって、片方のパーティションは、通常に使っている Windows XP とは違うOSの実験インストール用等にあてている。以前は 64 bit 版のWindowsを入れていたが、少し前に Windows Vista の発売を受けて、Vistaを入れてみていた。ところが、マザーボードのVista対応ドライバが出ていないので、使用しているチップセットの汎用のドライバを入れただけだったからか、どちらかというと問題の起きそうな起動用ドライブの方のRAIDは問題なく認識されてVistaがインストールできたのだが、データ用ドライブの方がRAIDとして認識されず、中身が同じ2つのドライブに見えてしまっていた。

このことから、マザーボード上のパラレルATAのRAIDはVista上でドライバが対応できておらず、シリアルATAのRAIDはちゃんと動作すると考え、そろそろデータドライブの容量が不足気味に感じてきていたので、新しい大きい容量のシリアルATAのドライブに置き換えれば、RAIDも認識できてよかろうと考え、バイト単価の一番安いレンジの320GBのドライブを2台買ってきて取り替えることにした。

取替え作業自身は順調に行って、新しいドライブのRAIDの設定をし、バラックで両方つないだ状態で、旧ドライブの中身から新しいドライブへの全データコピーも完了し、旧ドライブを取り外して新ドライブを内蔵の金具に取り付ける作業をしている間に、誤ってシステムドライブのうちの1台にささっているケーブルのコネクタに力がかかってしまい、ケーブルがコネクタにささったまま折れてしまった。SATAのコネクタを見たことがあればわかると思うが、薄いプラスチック版の片面に電極が乗ったような形状になっている。そのプラスチック版がケーブル側のコネクタのスロット状の部分に埋まったまま折れてしまったのである。電極部は折れずに残って、裸で突き出した状態になっていた。

PCケースの中は結構覗き込みにくくて、半ば手探りのような状態でコネクタを抜き差ししたりしていることもあって、最初は折れているのにも気付かず、プラスチックの隙間に裸になった電極がうまく滑り込むと、一見正しくコネクタが差し込まれた状態のようにみえたりしたが、なんか緩いなあとか思ったりしていた。で、ぜんぶ取り付けたと思って起動してみると、システム側ドライブのRAIDが片肺状態になっているというエラーが出て驚いてしまった。で、よく見てみるとコネクタが壊れているのに気付いたという次第である。いちおう取り外した後に撮影した写真を掲載しておく。何度か無理に抜き差ししている間に裸になった電極の両端1本ずつは押し付けられてへしゃげててしまっている。ケーブル側のコネクタから掘り出したプラスチック部分も並べて撮影しておいた。

さて、幸いなことにRAIDになっているから、1台が壊れても残りの1台で通常通りシステムは起動するので、日常のPCの使用に関しては問題なかった。これが、RAIDでないドライブを壊したのだったら、目の前真っ暗である。まあしかし、RAIDにしているせいでドライブを4台も内蔵していて、そんなにたくさんあるからコネクタをぶつけて壊したので、そうでなければそそも壊す可能性が少なかったということも考えられないではないが。

しかし、ドライブがPATAの場合は、こんな壊れ方は考えられなかった。コネクタが大きくてしっかりしていて、ケーブルだけ飛び出た形状になっていないからだ。それに比べると、SATAはケーブルが細くなって取り回しが楽なのはいいが、堅牢性という観点では非常に劣っていて、こうやって間違って壊してしまいやすいといえる。

さて、壊れた部分は、プラスチックは本体と一体化しているもので、コネクタだけきれいに取り替えるということはできない。外に別にコネクタをぶらさげてワイヤでつなぐような形状でならなんとか使用できるようにできなくもないが、またPCに実装するときにどこかがちぎれたりとか面倒なことになっても困るので、ここは同じドライブを入手して置き換えることにした。

すでに世代交代しているドライブなので、もう普通に店頭には並んでいないため、ネットオークションで中古で出ているのを探して入手することにした。それが今日届いて、今度は他のドライブを壊さないように気をつけて交換して、RAIDの再構築をかけたところだ。

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ジャスミン茶をご一緒に

昨日は中検があったので後回しになったが、先日の熱烈交流会での公開収録のうち、最後の放送になる、「ジャスミン茶を飲みながら第16回:中国語熱烈交流会 ~ジャスミン茶をご一緒に~ Vol.0 関東編(後編)」が配信になった。

熱烈放送局のときはほとんど会場での収録が丸々そのまま使われていたが、こちらでは話の流れ的にそのまま使いにくかったのが、後でスタジオで収録したつなぎの解説を加えた編集になっていた。

出席者参加のクイズの模様が放送されて、私の声も恥ずかしながら少しだけ登場している。

ああやって、わざわざ集まってくる人たちだから、感想とかもっと書かれているかと思ったが、テクノラティで検索してみたりしても、話題にしてるのは私の他にはaripさんくらいだ。ジャスミン茶を飲みながらのwebサイトにもコメントを書いておいたら他にも誰か反応するかと思ったが、チャオベンさんが返事してくれただけだった。

そういえば、熱烈放送局の公開収録の最初の放送を聴いて思ったのが、ゲストの紹介しているソフトの売りが中国語の読み上げ機能が改善されて発音がとても自然になっているという話だったので、せっかくの音声メディアなのだから実演して実際に音声を聞かせてくれると良かったのではないだろうか。

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中国語検定2級 3回目の受験

今回で3回目の受験となる、中検2級の試験であった。

結果はというと、また今回も微妙だ。自己採点の結果は次の通り。70点の通常の合格基準点では不合格だが、また難易度に合わせて引き下げられて、リスニング、筆記ともに65点以下になれば、合格するかもしれない。

リスニング
[1] 30点 [2] 35点 合計65点

筆記
[1] 21点 [2] 16点 [3] 8点 [4] 11点 [5] ?/20 合計56+中訳点(?/20)

筆記の配点は適当なので、実際は少し違うかもしれない。

リスニングは大問の[1]、特にその前半がダメだった。最初に言っている文の前半は聞き取れるのだが、後半が聞き取れない。そのまま選択肢に突入するので、1回目はなんだかわからない。2回目の発音でなんとか聞き取ろうとするが、やっぱりよくわからない。出だし2問がそれだったので、もうだめと思った。大問[2]の(9)は、电子邮件とは聞き取れていたのだが詳細には聞き取れていなくて、選択肢で发传真と出てきて、FAXで書いたのを送ってeメールで返事をもらうと言っていたのかもと余計なことを考えて間違ってしまった。この1問に限らないが、どれかあと1問できていれば合格点だったのだが。

筆記の方は全体的にはまあまあなんとかという感じだが、大問の[3]がちょっとダメだ。ホウメイと名古屋外国語学院で答えの違うものが1つ含まれていて、私はホウメイの解答例の方にしたのだが、上の自己採点では間違っている方にカウントしておいた。この[3]がもう少しよくできてれば筆記に関しては安心だったのだが。あとは、筆記の採点次第。解答例とは違うがそれなりに書いたつもりなので、まあ半分くらいはもらえるだろうかといったところか。

あとは、結果の発表を待つのみ。

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Suica/PASMO 連絡定期券

先日の記事、「PASMO開始」で、すっかり大間違いを書いてしまった。東急とJRで磁気の連絡定期が発行できなかったと書いたが、東急とJRは以前から連絡定期券が発行されていて、連絡定期券が発行できないのは (町田乗換えの) JRと小田急の間だった。以前はJRと小田急を乗り継いで通勤していたこともあり、そのときの記憶が東急とごっちゃになっていたようだ。東急=JR乗り継ぎで通うようになって、せっかく1枚の磁気定期券になっていたのを、Suicaのために、また2枚に分けていたのだった。そんなわけで、現在の私は、そもそも心配する必要がなかったようだ。逆に、小田急=JR乗り継ぎの人は、やはり不便な目にあっているようだ。こちらの記事「横浜線←→小田急線:町田駅乗換えのSuica定期券は発行できない!」をたまたま見つけて、自分の間違いに気付いたのであった。

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今期のNHK語学講座

本屋のNHKの語学講座のテキスト売り場が真っ黄っ黄になってしまった。これまで言語別に色分けされていたのだが、どういうわけか今年からどれもこれも全部同じカラシ色のような黄色に統一されて、一見区別がつかないくらいである。まあこれだけみんな同じようであれば、逆によく見て買うから間違えて違うものを買うことはないかもしれないが、どうも売り場の見た感じがあまりにも妙な気がする。

さて、他の言語は特に見ていないのでわからないが、中国語だけに関していうと、今期は色々と新しいチャレンジがあるようだ。テレビ講座の方は講師が陳淑梅から楊達になって、メインの内容は影絵の西遊記。ラジオ講座の応用編と連動したスキットもある。他の出演者では、谷原章介がいなくなって、生徒役には新しく若い女性と小学生(?)ぐらいの男の子が。
前田知恵、黄鶴、張熙寧はそのまま。「中国語会話」の番組とは別に、「とっさの中国語」という5分番組がはじまり、こちらに陳淑梅と谷原章介。そして久々再登場の慮思に、卓球の福原愛。放送時間は「中国語会話」が以前の23:00~23:25に戻り、その直後の23:25~23:30に「とっさの中国語」なので、わざわざ別番組にする意味あるのかとも思ったが、再放送はそれぞれ別の曜日・時間である。

ラジオ講座の方は月~木の初級編に陳淑梅、応用編は、金曜日に楊達、土曜日は劉穎と、半ばテレビとラジオが入れ乱れた状態。昨年末に Radio SHARK2 を買ってラジオ講座もiPodに移して聴けるようになっているし、応用編はテレビと連動だとか、クイズの問題がテキストに書かれていたりもするので、ちょっとまじめにやってみようかと、テキストを買って見た。

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花粉症の薬

先週の月曜日に、喉と鼻を痛めて会社を休んで病院に行った。前に書いたように、いつも花粉症で毎日市販の薬を毎日飲んでいるのだが、副作用で喉や鼻の粘膜がカラカラになる。するとどうしても花粉症のせいではなくて炎症を起こしやすくなる。今回も病院で診てもらって、炎症を抑える薬が処方された (炎症が治るまでなので4日分) が、同時に花粉症自身のためのアレルギーを抑える薬ももらった (こちらは14日分)。アレジオテック錠20という薬だが、これが、結構調子がよくて、先週今週はこちらの薬を飲んで、いつものパブロン鼻炎カプセルSは飲まずにいる。以前に病院で花粉症で診てもらって、もらった薬は、あまり効果がなくて、結局パブロンを飲んでいたのだが、今回はこれならまた病院で処方してもらってこれを飲み続けるのがいいかなと思っている。

パブロンだと、鼻水がピタリと止まるのはいいのだが、喉と鼻の粘膜が本当にカラカラになる。結果、上のような問題が起きる。アレジオテックでは、そんなにカラカラにならない。そのかわり、かなりドロドロ状の鼻が鼻の中に残るので少しグジュグジュするが、通常の花粉症の水のようにとめどなく出てくる鼻水は全く出ない。くしゃみが止まっているのは同じか。目のかゆみは、パブロンではあまり止まらず別に目薬をさしていたが、アレジオテックにしてからは、目薬なしでも目のかゆみもほとんど感じない。眠気はなんともいえないが、パブロンより少なめなような気がする。

パブロンのように遅れて溶ける粒の入ったカプセルではないただの錠剤だが、1日1回就寝前服用で、ずっと持続して効いているように思う。

そろそろ残りがなくなるので、土曜日にでもまた病院に行って同じ薬をもらってみようかと思う。

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PASMO開始 (その2)

PASMOの2日目、月曜日の今日は出勤時に東急の駅で残った東急の磁気定期券の払い戻しを受けた。昨日のJRはともかく、私鉄の駅の窓口は今日もPASMO切り替え客でもうちょっと混雑しているかと思ったが、私と同様に払い戻しに来ている人がひとりいた以外に、行列もできておらず、全くすいていた。PASMOへの切り替えは自販機でできるのであろう、自販機のところには駅員がたくさん立って案内していた。あとは、改札機の近くにオムロンの作業着を着た作業員が、手持ち無沙汰で立っていた。まあ、軽微な問題は発生していたようだが、これだけのシステムがさしたる問題も発生せず開始できたのは、まあほめてもよさそうだ。

さて、これまで磁気カードしか使えなかった首都圏の私鉄の改札機が一斉に非接触ICカード対応になるためには、かなり事前からこっそりと対応の改札機に置き換えられていたはずである。しかし、まだサービスが開始していないのにカードのタッチ部分が利用客に見えてはおかしいので、導入済みのICカード対応改札機のタッチ部分の上には、シール式の広告が貼られていた。サービス開始前日の夜中にはがすのかと思っていたら、私の下車駅では、2日前の金曜日の朝の、わざわざ通勤時間中に駅員が広告シールをはがしていた。

ちょっと妙に思ったのは、そのシールの下から出てきたタッチ部に書かれてるのは、ICカードとしか書かれておらず、PASMOとは書かれていないことである。Suicaの改札のタッチ部にはちゃんとSuicaの文字がデザインとともに書かれているのに対して、何やら地味である。SuicaもPASMOも使えることから一般名称にしたのかとも思ったが、Suicaの方はSuicaのままPASMOが使えるのだし、相互利用できることが周知されていれば問題なかろう。で、改札機を離れて、PASMOで支払いのできる店舗のレジにある読み取り機を見ると、こちらのタッチ部には、ちゃんとPASMOの文字と電車とバスの絵のデザインが描かれている。

で、考えてみると、PASMOのデザインは電車とバスの絵なのだが、間違いなく電車だけに乗るための改札に、電車とバスの絵を描くのはおかしいと思ったのかと想像してみた。レジの読み取り機は、もはや本来交通料金用のカードを、交通機関をはなれて利用しているということがわかるので、電車とバスの絵でいいのかと。バスに搭載のタッチ部はどうなっているのだろうか。

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PASMO開始

今日からPASMOの運用が開始された。

私の通勤経路はJRと東急を乗り継いでいるのだが、定期券は、これまではJR区間はSuicaの非接触ICカード、東急区間は従来の磁気カード式の定期券を使い分けなければいけなくて、せっかくのSuicaの非接触カードの便利さも中途半端だった。PASMOはSuicaと同じシステムで互いの乗り入れ利用もできるので、実質、Suicaが首都圏の私鉄・バスにも運用範囲を広げたと考えてよく、これまで泣き分かれだった定期券も1枚になって便利になるというはずだが、実はちょっと心配していたことがある。

というのも、JRにSuicaが導入される以前にも定期券は2枚必要だったからである。磁気定期券の利用では、例えばJRと小田急を乗り継ぐ場合に、乗り継ぎ定期券として1枚になった磁気定期券が購入できたが、私の利用している区間だけかはわからないが、JRと東急の間ではそれができないと言われたからだ。PASMOの案内にも、乗り継ぎ定期券として、JRと私鉄の定期券を1枚のICカードに入れることができるとは書かれているが、注釈として、連絡定期の対応区間は従来の磁気定期券と同じとも書かれていた。もしそうだとすると、私の場合、JRと東急を1枚のSuicaに収めることができないということになる。

そうなると、なんだかかえって不便になってしまいそうである。連絡定期ができないからといって、JR区間をSuicaで定期券に、東急区間をPASMOの定期券にすればいいかというと、そうも行かない。同じ規格の非接触ICカードを同じ定期入れに入れたまま利用するわけにはいかないから、その場合は、別々の定期入れに入れてそれぞれ使い分けるという、間抜けなことをしなければならないし、間違った方を改札にかざしてしまうと、定期券を持っているにもかかわらず、そうでない区間に乗ったことになって課金されてしまったりしかねない。結局、東急は磁気カードのままにした方がいいということになってしまう。

などと、心配しながらも、早速今日JRの窓口に行って、このSuicaの定期券と、東急の磁気定期券を、Suicaに一緒にできるかときいてみると、ちゃんとできるという。ただ、手続き的には、定期券の使用期間中だし、それぞれの使用期間がズレているし、今日から一緒にしたいのであれば、一旦払い戻しして、新たに連絡定期を購入という形になる。窓口では、Suicaから現在のJR区間だけの定期券を払い戻して、空にしてもらい (VIEW Suica 定期券の区間表示部分は、一旦真っ白になった)、東急の定期券は東急の窓口で払い戻してもらうことになるが、そのために「一葉化に伴う払いもどし申出証明書」を書いてくれる。新規の連絡定期券をSuicaに入れるのは、自販機で自分で行った。行き先の駅名に東急の駅名を入れるとちゃんと東急経由の連絡定期の扱いで発行された。いつの間にかJRと東急の間も連絡定期が発行できるように対応されていたのだろう。取り越し苦労だった。あとは、明日の通勤時に東急の駅で払い戻しをすれば完了だ。

これで、JRも東急も定期入れの中から何も出さずに改札を通れるし、これまではパスネットカードを使っていた通勤区間以外の私鉄の乗車も、ほぼ全部Suicaで乗れることになり、磁気式のパスネットカードも不要になる。PASMO導入と同時に扱いの始まったPASMO対応の店舗などの買い物も全部1枚で済ませることができる。これでまた電子マネーの利用も増えそうだ。

最近の電子マネーの利用の増加で、どうしようかと思っていることがある。昔から家計簿を自分でつけているのだが、昔なら、財布の中身イコール残高で、あとは、銀行の預金だけを考えれば、日々の入出金は管理できていたのだが、そのままのシステムでつけていると、電子マネーはチャージ時に一括して発生したことになって、個々の利用が現れてこない。これまでも、テレホンカード、オレンジカード、といったプリペイドカードのあたりからそういうことが発生していたが、用途が1つなのでまあまだまとまって交通費というふうでよかったが、何にでも使える電子マネーになって、ちょっと付け方を考えないといけないかなとも思い始めている。ヨドバシカメラのポイントで丸々現金を支払わずに購入したものなども家計簿に現れなくて扱いに困る。これもある意味電子マネーの一形態と考えるべきなのか。悩みはつきない。

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中国語熱烈交流会

いつも聴いているPodcastの「中国語熱烈放送局」と「ジャスミン茶を飲みながら」で、リスナーの交流会兼公開収録のようなイベントがあり、申し込んだら、参加定員30人のところ、何人の応募があったのかはわからないが、運良く抽選に当選したので、参加してきた。

受付をして、席は自由なのでと言われたので、適当に空いている席に座ったら、すぐに後ろから、aripさんから声をかけられた。それ以外は知っている人はいなかったんだろうと思うが、実は参加者同士それほど話をしたわけではないので、たまに見ているblogを書いている人とかがいた可能性がないわけではない。私も、このところちょっと立て込んでいて更新が滞っていたこともあって、aripさんのところのコメントでは書いたけれど、自分のところでこれに参加予定という話を書いていなかったくらいだから、他にもそういう人もいかたもしれない。

始まってみるまで、どういう内容で進められるのか予想がつかなったが、まずは熱烈放送局の公開収録で、いつものようなゲストを迎えての対談を2つ分。これはリスナーはだまって聞いているだけ。次にジャスミン茶の収録で、こちらは晔晔さんからリスナーへの質問コーナーとかがあったのですが、最初に受けたひとがあまりに中国語ペラペラな人だったので、他の人が (自分も含めて) 後に続かなくなってしまい、日本語でもいいですよと言って、もうひとりお茶を濁した感じだったか。

その後は、クイズのコーナーで、一部空欄になったテキストが配られ、前でテキストが読まれるのを聴きとって、各テーブルでそれぞれ担当の空欄を答えるというもの。私のテーブルはたまたま人が少なくて、私ともうひとりだけだったので、ゲストで来られていた高電社の山崎さんと神崎さんが入って下さった。おかげで、他の参加者よりたくさん神崎さんと会話ができたかもしれない。しかし、みんな中国語はそれなりなので、クイズの責任は全部私の肩に。でも、わかりやすいところでよかった。参加者のレベルは様々だろうから、なかなかこういう企画の設定は難しいかもしれない。まあこれは商品がかかっいるわけでもなく、各テーブルが答えるときに、答えるべき空白の部分まで前で読んでしうことが何度もあったりして、まあご愛嬌だった。

最後に抽選会があって、協賛各社の書籍やソフトウェア、そして中国雑貨など、何かが全員に当選するのだったが、私に当たったのは刺繍の入った布製のコースターで、どうも私は全員の中で一番淋しいものだったようだ (泣)。

全体的には、公開収録が主だった感じで、参加者同士の交流という時間が、収録と収録の間の休憩時間と、終わった後のしばらくだけで、ちょっと少なかったように感じた。終わった後は三々五々解散して、aripさんとはお茶したのだが、早く帰らないといけないということで、それほどゆっくりは話す時間がなかった。最初から何か2次会みたいなものが用意してあってもよかったなと思う。

ちなみに、イベントを通して私がしゃべった中国語はクイズの回答の3単語だけだった。まあ考えて見れは中国人と交流する会というわけではないのだからそうかもしれないが。

帰ってきてからよく見て気がついたのだが、受付のときにもらった、チャオベンさん、神崎さん、晔晔さんのメッセージの印刷されたカードに書かれたサイン、印刷だと思っていたら直筆だった。考えてみれば、わざわざ書いたものをスキャンして張り込むより、30枚分その場で書いてもらった方がてっとり早いもの。

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