「コンピュータとインターネット」カテゴリーの投稿アーカイブ

2021年の当blogアクセスランキング

またずいぶん更新が滞っていたが、まずは恒例のアクセスランキング。4月になって新年度だが、年度区切りではなく今まで通り、2021年の1月から12月までの分の集計を今になっての掲載である。

これまで同様、対象は過去からの全記事。順位の後の括弧内の数字は昨年の順位。最近更新が少ないせいもあるかと思うが順位の変化も少なく、10位以内はほぼこの中で互いに入れ替わっただけだ。昨年の10位以外からとなっている今年の9位も、昨年は12位だったものであまり違いない。

1位、2位、4位は安定上位を維持している天文関係以外の記事。3位は昨年8位に入ってきたものが更に順位を上げた。残りは、中国語関係で唯一残っている8位以外は天文関係となっている。

過去のランキングはこちら。2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年

第1位 (2) 新幹線自動改札に同時に通せる切符の枚数 (2013/01/16) 2,867
第2位 (1) Windows 10でLotus 1-2-3 (2018/01/27) 1,329
第3位 (8) 書店の包装紙カバーのかけ方 (2013/09/22) 1,291
第4位 (4) シャワー洗面台下の水受け (2012/07/22) 763
第5位 (9) Google Earthで方位計測 (2013/03/16) 635
第6位 (6) NexStarを赤道儀モードで使ってみる (2012/10/18) 631
第7位 (7) ASI290MCで惑星撮影 (その4) ― 1.25″ UV/IR Cut Filter (2018/07/13) 580
第8位 (10) 姓名の順番 (2005/05/27) 528
第9位 (-) 天体改造Canon EOS 60D (2019/01/05) 475
第10位 (5) Advanced VX 赤道儀諸々 (2018/08/16) 467

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2020年の当blogアクセスランキング

恒例のアクセスランキング。昨年からwordpressの統計機能できっちり1月1日から12月31日の間の分がとれるようになったので、年が明けてからの集計にする。

対象は過去からの全記事。順位の後の括弧内の数字は昨年の順位。今年は上位の記事はあまり変化ない。1位、2位はそのまま。3位と4位が入れ替わっただけ。このうち3つは天文と関係なく上位を維持している項目。3位は昨今の電子観望流行りのためか前年から上位に入っている。5~7位は天文関係でランクが上がってきている。8位は古い記事がランク外から上がってきたもの。何だろうか。9位は変化なし。10位はランク上げした記事のおかげで下がったもの。2020年は2019年に続いて新しい記事が少なかったせいか、あまり全体に大きく変化していない感じだ。過去のランキングはこちら。2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年

第1位 (1) Windows 10でLotus 1-2-3 (2018/01/27) 3,821
第2位 (2) 新幹線自動改札に同時に通せる切符の枚数 (2013/01/16) 3,096
第3位 (4) ASI290MCで天体撮影 (その5) ― 1.25″ レデューサで電視観望 (2018/07/14) 1,141
第4位 (3) シャワー洗面台下の水受け (2012/07/22) 937
第5位 (8) Advanced VX 赤道儀諸々 (2018/08/16) 778
第6位 (7) NexStarを赤道儀モードで使ってみる (2012/10/18) 750
第7位 (-) ASI290MCで惑星撮影 (その4) ― 1.25″ UV/IR Cut Filter (2018/07/13) 661
第8位 (-) 書店の包装紙カバーのかけ方 (2013/09/22) 652
第9位 (9) Google Earthで方位計測 (2013/03/16) 562
第10位 (6) 姓名の順番 (2005/05/27) 509

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短いmicroSDカードアダプタ

通常SDカード挿入状態

先日購入したIdeaPad S540だが、そのときの記事にも書いたように、SDカードを挿入した際にカードがかなり外にはみ出して、装着しっぱなしで使用するには少々心もとない。

ボールペンのノックや、push-pushタイプのON/OFFスイッチのように、一度押し込むとロックして、もう一度押すと飛び出てくるタイプのものだと、押し込んだ状態ではカードが全部本体の中におさまってしまうようになっているのが普通で、それで困らないわけだが、その機構のないカードスロットでは、取り出すためにカードをつまむ余裕がないといけないので、カードの一部をはみ出させておかないといけないのは仕方ない。しかし、こんなはみ出ていなくてもいいのにとも思うが、ともかくハードウェアがこの形にできてしまっている。

しかし、フルサイズのSDカードならもう致し方ないが、使っているのはmicroSDカードで、それをアダプタに入れて挿入している。それこそ、push-pushタイプのスロットに使うのなら、アダプタは正しくSDカードの大きさでないといけないが、こういうスロットでしか使わないならば、何も正しいSDカードのサイズでなくても構わなくて、もう少し短いものがあればいいのに、と思って探してみたら、あった。随分前からそういうものは存在したようだが、自分が必要にかられなかったので、積極的に気にしたことがなく、気付かなかったのだろう。

接点部分の形状や幅は本物と異なると正しく挿入できないので、長さ方向だけが短くなっている。ロックスイッチは省略されている。

表側裏側

通常のアダプタではカードの挿入方向と同じ向きにmicroSDカードを挿入するようになっているが、microSDカードは細長いので、横向きに挿入することによってアダプタのサイズ縮小を実現している。

MacBookのSDカードスロットも同じ様に完全に収納されてしまわないタイプのものがあるようで、MacBook用には各機種専用に、挿入するとちょうと筐体のスロット周囲の窪みにアダプタのお尻がぴったりはまるサイズに作ってあって、取り出すためにはフチを少しだけ切り欠いてあって爪を引っ掛けて引っ張り出すみたいになってものもあった。

しかし、世の中にあまたあるWindowsパソコンに専用サイズのものは用意されていないので、適当な汎用のものを使うしかない。IdeaPad S540のスロットはかなりささる部分が少なく、この短いアダプタでも、割とはみ出たままになっている部分はあるが、元の状態に比べれば格段に邪魔にならなくなってありがたい。

短いSDカードアダプタ挿入状態

 

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Lenovo IdeaPad S540-14API 購入

当blogを休止していた間にも、ネタになるようなことは色々あったが、遡って取り上げるよりも、まずは最新の話題から。

現用機が使えなくなった

先日、これまで使っていたWindowsタブレットDiginnos DG-D09IW2SLが、Windowsの大規模アップデートに失敗した様子で、詳細は省くが、どうやっても再起不能の状態となった。主に天文関係で赤道儀の制御や惑星用USBカメラの画像キャプチャと、プレゼンテーションなどのために外出する際に持ち出す程度のために使っていたもので、最低限度の性能があって小型軽量、そして約3万円という超安価ということで使っていたもの。

ところが、実際使っていると、キーボードが分離型でカバーの背中でつながっているだけ、後ろはカバーの折り畳んだ部分で支える、というので屋外の望遠鏡の近くで使うのに置き場に少し不自由する。そのBluetoothキーボードは本体と別に充電しなければならず、その充電もすぐに切れてしまい、使いたいときに使えないことが多々あった。Windowsタブレットではあるものの実際のところはタブレットモードで使うことはなく、通常のパソコンとして使うには、タッチパッドが小さくて操作しづらい、画面が小さくて操作しづらい。また、電源ボタンの反応がよくない。など、色々不満も多く感じながら使っていたものだったので、もうこれをどうにか復活させるのはあきらめて、新しいものを購入することにした。

買い替え機種選定経緯

上記の反省にもとづき、一応通常のノートパソコンの形をしたものということで、同じくらい安い低性能版のもので探しはじめた。ノートパソコンなので自動的に画面サイズはある程度は大きくなるが、LCD画面はTN液晶のタイプのものが多い。ここで、最近は電視観望といったことに使うことも考えると、できれば広視野角で発色もよいIPSなどのタイプのものが欲しいと思い、多少価格は上がってもそういうものをと探しているうちに見つけたのが、このLenovo IdeaPad S540-14API。3万円程度からは上がって5万円台にはなるが、性能からするともうまったく低性能版ではなく、とても十分なもの。そもそも本来の価格は125,400円のもので、どういうカラクリで最新機種がこの値段になるのかはわからないが、とにかく大変お得で要求事項も十分すぎるほど満たしているので、これを購入することとした。

直販モデルの一番安いもので、表示価格よりも今ならキャンペーンで更に安くなって5万円を切る値段になるようだが、お届けに最低3~4週間かかるということで、その間惑星撮影などができないのは困るので、ヤフオクを検索したら、転売業者なのかは知れないが、キャンペーン価格よりは高くなるものの、キャンペーンで安くなる前の値段よりは少し安い値段ですぐに納品されるものが出ていたので、そちらから購入。正規購入の証拠として、まとめ買いした伝票のコピーが添付されてきた。

IdeaPad S540-14API

使ってみての印象

キーボード

穴を共有するキー

これは購入前にわかっていたが、まず外見で気になるのが、キーボードで、何と言ったらいいのか、一部のキーが隣同士つながった穴におさまっているということ。アイソレーションキーボードが一般的になって久しいが、アイソレーションキーボードではひとつひとつのキーがパネルに空けられた穴から顔を出しているような状態になっている。US配列のキーボードと日本語やヨーロッパのキーボードとは単にキー配置だけでなくキーの形状が一部違うため、パネルの穴の形状も違えないといけないが、それを1種類のパネルで吸収しようという設計のようだ。最も違いが顕著なのはEnterキーでUS配列では横長、日本語配列では縦長になっているのを、隣のキーと一緒に逆L字型の穴があいていて、その2つのキーの間は仕切りがなくキー同士が少し縁をへこませて接している。

見た目はみっともなくて、どうしてそこまでして部品の共通化を図ったのかとも思うが、実際の使用上はさほど問題にならないので、まあいいことにする。

また、キーボードのバックライトがついているので、暗闇の天体観測時のキーボード操作にもわかりやすい。明るさが2段階変えられるようになっているのだが、あまり明るさ差がなく、暗い方ももっと暗くてもよかったのにとは思うが、あまりに眩しすぎるというほどでもないので、まあいいだろう。

あと、これは普通にノートPCなら特別なことではないだろうが、Diginnosでは暗いところでつかうときに画面の明るさを最小にするために、Windowsの画面からディプレイの設定を開いてスライドバーを操作しないといけなかったが、キーボードのファンクションキーで直接画面の明るさを操作できるのでとても楽になった。

タッチパッド

タッチパッドはとても大きくて、手触りもなめらかで非常に操作しやすい。前のとは大違い。2本指でのスクロール操作もやりやすい。私は元々、トラックポイント派なので、あまりタッチパッドは使い慣れずすぐに外付けマウスを使いたくなるのだが、このタッチパッドはストレスが少ない。マウスのクリック操作はボタンのないタッチパッドで一般的なようにタップでもできて、タップの受け付け加減もとてもよい感じなのだが、パッド全体が押さえると沈んでスイッチにもなっている。ただし、上辺が支点になっているので、あまりタッチ位置が上の方で押さえるとうまくいかない。

タッチパッド

SDカードスロット

撮影した動画データをメインで使用しているデスクトップPCに持ってくるのに、前のDiginnosでは内蔵SSDの容量があまりないことと、コピーが一度で済むことから、キャプチャ時の保存先を、挿入しっぱなしのmicroSDカードにしておき、それを物理的に持ってきてコピーするという運用だった。こちらは内蔵SSDの容量は十分あるが、やはりコピーの手間を考えて同じようにしようと思った。microSDではなくフルサイズのSDカードスロットなのは、microSDを買ってきたときについてきたアダプタに入れればいいだけだが、計算違いだったのは、このSDカードスロットが、SDカードが全部中に納まってしまわないで、カードの半分くらいが本体からはみ出たままというタイプだった。会社で使っているノートPCのスロットは全部納まるものなので油断していた。これだと、カードを差し込んだまま本体を持ち運んだりすると邪魔だし、ぶつけて壊しそうだ。

SDカードスロット

ACアダプタ

ACアダプタは比較的小型なのはいいのだが、ちょっと扱いにくい形だ。ほぼ正方形のひとつの辺の端にACプラグがついた形状で、コンセントに挿すとずいぶん突き出た形になり、しかもDCケーブルはその反対辺の中央から垂直に突き出ている。プラグが折り畳めたりしないのもマイナスポイント。

ACアダプタ

画面

画面はIPS液晶で美しい。サイズも14インチあって十分大きくて見やすい。これで惑星撮影などの際にはずいぶん楽になる。外形サイズはもちろん前のDiginnosに比べるとずっと大きくなってしまったが、額縁が非常に細いので、それでもまあそこそこのサイズに抑えられていて、大きなカバンでなくてもなんとか入るのでありがたい。

カメラ

あと、面白いと思ったのがカメラ。単純なことだが、スライド式のフタがついていて、物理的にカメラを隠せるようになっている。不必要なときにソフトの操作を間違ったり、ハッキングされたり(?)して画像が取り込まれてしまう心配がない。購入時はその部分に上からその機能のことを説明したシールが貼られていてそのシールを剥がしていいものなのかどうかよくわからずとまどってしまった。

カメラオープン時カメラクローズ時購入時についていたシール

CPU、メモリ、ストレージ

基本スペックは、CPU AMD Ryzen 5 3500U (2.10GHz 2MB)、メインメモリ 8GB、ストレージ SSD 256GBと、Atom、4GB、eMMC 64GBだったDiginnosからすると格段の進歩となった。CPUやメモリは赤道儀制御、惑星撮影、PowerPointプレゼンなどでは特に困ることはなく、ステラナビゲータの起動時間がとてもかかるので困るくらいだったが、これならば、出先で画像処理などもそれなりにできそうである。

ストレージ容量も、そもそもDiginnosが再起不能になった原因はWindowsUpdate時に空き容量が少なかったせいだろうと思っているくらいだが、256GBあれば色々ソフトを入れても余裕だろう。

まとめ

まあ上に書いた中にあるように多少不満点もあるにはあるが、全体的にはとても満足な買い物だったと思う。これからどんどん活躍してもらおう。

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2019年の当blogアクセスランキング

さて、遅くなってしまったが、飛ばしてしまうわけにもいかないので、まず恒例のアクセスランキング。いつもは年末ぎりぎりに過去1年分のアクセス数を見て記録していたのだが、最近過去のアクセス数カウントの仕様が変わって、年単位の表示にすると、各年の1月1日から12月31日までのアクセス数が表示されるようになった。たまたまだが今回記事が遅くなったのにもかかわらず、今の時点で見ても2019年分だけの数がきっちりわかって都合が良かった。

対象は過去からの全記事。順位の後の括弧内の数字は昨年の順位。まずは一昨年の記事で昨年3位だったものがアクセス数ダントツで1位に。代わりに1位だったものが今回は第3位になり、2位の記事はそのまま2位キープ。この2つは安定の上位維持だ。4位以下は、6位、7位が昨年とほぼ同様の位置をキープしている以外、ランク外から新記事のランク入りが5つで、ずいぶん入れ替わった。新しい記事もあるが、そうでもない古い記事がランクインしてきたのもある。新しい記事を書かなかったために全体にアクセス数が減少しているのと関係があるのかもしれない。過去のランキングはこちら。2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年

第1位 (3) Windows 10でLotus 1-2-3 (2018/01/27) 3,755
第2位 (2) 新幹線自動改札に同時に通せる切符の枚数 (2013/01/16) 1,589
第3位 (1) シャワー洗面台下の水受け (2012/07/22) 991
第4位 (-) ASI290MCで天体撮影 (その5) ― 1.25″ レデューサで電視観望 (2018/07/14) 827
第5位 (-) 正十二面体プラネタリウム用の原図をつくる (2016/07/21) 616
第6位 (6) 姓名の順番 (2005/05/27) 615
第7位 (5) NexStarを赤道儀モードで使ってみる (2012/10/18) 606
第8位 (-) Advanced VX 赤道儀諸々 (2018/08/16) 595
第9位 (-) Google Earthで方位計測 (2013/03/16) 420
第10位 (-) 帯状疱疹 (2012/02/04) 413

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blog再開

4月1日でエイプリルフールではなく、年度替わりで切りがいいということで、しばらく更新の滞っていた当blogを再開しようと思う。

昨年の1月に不幸があって、しばらくの間はバタバタしていてとてもblogを書いているどころではなくて、放置したままになっていた。こういうものは、ある程度間が空いてしまうと、少々余裕ができてもなかなかまたそれまでのように気楽に復活しづらいもので、そう思っているうちにますます空白期間が長くなってしまって余計に再開しづらくなる。丸一年経ったところで再開しようかとも思いつつ、まだそのままになっていた。何かのきっかけがないといけないが、先日たまたま他にも同じ様にblog更新の間が空いてしまっていて再開せねばと思っているという話を目にして、やはり自分も頑張って再開しようと思った次第。そして、ちょうど切りがいいので、年度替わりの今日から復活することとした。

まあ、このあとどのくらい続けて以前通りのペースで書いていけるかわからないが、まずはこれで再開第一歩としたい。

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2018年の当blogアクセスランキング

恒例のアクセスランキングだが、今回は大晦日に記事にするのを失念していて統計値を取ったのも今日なので、少しだけカウント期間が2018年一年間からズレているが、まあ誤差のうちだろう。対象は過去からの全記事。順位の後の括弧内の数字は昨年の順位。今回は第3位に新記事がランク入り。第6位になぜかずいぶん古い中国語関係の記事が現れている。第8位には2017年の記事がランク入り。2017年のベストスリーは相変わらず上位に残っており、ランク落ちしたのは2017年に6、8、10位だった記事。過去のランキングはこちら。2012年2013年2014年2015年2016年2017年

第1位 (2) シャワー洗面台下の水受け (2012/07/22) 2,465
第2位 (3) 新幹線自動改札に同時に通せる切符の枚数 (2013/01/16) 2,268
第3位 (-) Windows 10でLotus 1-2-3 (2018/01/27) 1,951
第4位 (1) 満員電車でBluetoothが切れる (2012/07/20) 1,405
第5位 (9) NexStarを赤道儀モードで使ってみる (2012/10/18) 1,285
第6位 (-) 姓名の順番 (2005/05/27) 1,173
第7位 (4) 天体写真撮影方法あれこれ (2012/10/20) 1,084
第8位 (-) Windowsタブレット Diginnos DG-D09IW2SL 購入 (2017/08/22) 991
第9位 (5) 正立天頂プリズム (2015/08/25) 919
第10位 (7) NexStar 5SE に決めるまで (2012/09/26) 909

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新PCのパフォーマンス

PCを新しく組んでからもうだいぶ経つが、まだ色々と全部移行しきれていなくて、古い方のPCも机の脇に仮置きしたままになっているが、まあ日常使う分にはもうだいたい新しい方でやっている。

Windows10のエクスプローラの使い勝手など、なかなか慣れないところもあるが、日常使うWebブラウザや、メーラーや、ステラナビゲータなどのソフト自体は同じものなので特段困らない。

新しいPCで何よりうれしいのはやはりパフォーマンスが向上したこと。まあ7年も経てばそれなりにハードウェアの性能も上がっていようというものだが、とはいっても一時期の進化速度に比べれば最近はそれほどでもないだろう、CPUクロックももうそんなに変わってないし、その他色々な仕組みが改善されているといっても、せいぜい古いPCの倍くらいの速度になればいいくらいじゃないか、と思っていた。

起動時間が劇的に短くなったのはCPUの性能のせいだけではなくBIOSやOSのつくりなんかも関係するのかもしれないが、これはもう驚くほど。あとは、システムドライブをSSDにした効果も大きいかもしれない。

ソフトによっては起動するのに結構時間がかかるものがあったが、これもすいすい動くようになってうれしい。ステラナビゲータなんかは起動にずいぶん時間がかかっていたのがだいぶ短くなった。ステラナビゲータの中で場所の設定画面を開くのと、パノラマ画像を設定したときなどもかなり待たされたが、これも相当待ち時間が短くなった。

これに限らずすべての操作の反応が早くてスムーズなのはうれしい。

純粋に重たい計算をさせるようなものの性能はどのくらいになっているのか、いくつか比べてみた。

Kikuchimagickで100枚の画像を比較明コンポジットするのにかかるのが、旧PCでは3′09″だったのが新PCではなんと33″。約6倍弱の速度になっている。しかしそれでもパフォーマンの表示を見るとCPU使用率は半分も行っていない。マルチスレッドを全部うまく使い切れていないようだ。試しに、Kikuchimagickを2つ立ち上げて別々の画像を同時にコンポジットさせてみると、CPU使用率は倍増し、あまり変わらない時間で両方共処理が完了した。3つ同時に走らせると、全スレッドが100%になった。旧PCの方ではもともとCPU使用率が結構いっぱい近くになっていたので、そういう意味で比べれば十数倍速いということになる。

ISSの太陽/月面通過予測のJavaプログラム。こちらはマルチスレッドじゃないと思うが、旧PCでは5′38″だったのが新PCでは47″。約7倍。ちなみに、Androidアプリ版をnexus7(2013)で動かしたら、3′34″だった。旧PCはタブレットより遅かったのか。

測定はしていないがステライメージのコンポジット処理も早くなっているようだが、ファイルのオープン時にファイルを選ぶダイアログが開くのが恐ろしく遅いのは変わらない感じだ。あれ、ファイルの中身全部読んでるんじゃなかろうかと思うが、だとするとHDDの速度依存だからか。

まあたまにそんな例もあるが、全体的に見ると予想以上にパフォーマンスが出ていて、操作も快適になっていて、新PCにはとても満足している。

ちなみに、Windows7までは、Windowsエクスペリエンスインデックスという性能指標をWindows自身で表示してくれたが、Windows10にはない。しかし計測機能はあってシェルから実行でき、その結果をWindows7風に表示してくれるwebmarksというサイトがあるので表示してみた。

webmarks

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Windows 10アプリのショートカット

みなさんそれぞれにパソコンの自分なりの設定というものがあるだろう。私がいつもやっているもののひとつは、電卓をキーボード一発で呼び出せるようにしておくというもの。キーボードのショートカットを割り当てて、Ctrl+Alt+Cで起動するようにしてある。他のアクセサリ的なソフトだつて同じようにすればよさそうにも思うかもしれないが、電卓だけである。実物の電卓を手に取るかわりにキーボードで呼び出す感じか。

これまで使っていたWindows 7まででは、スタートメニューの中のアイコンの実態はショートカットなので、スタートメニューの中の電卓のアイコンで右クリックしてプロパティを出して、「なし」になっているショートカットキーの欄で文字を入力すると、Ctrl+Alt+その文字が登録される。すると、Windowsの操作中、他のソフトを使っていてもそのキーの組み合わせを押すとただちのそのソフトが立ち上がる。

電卓のプロパティWin7

で、Windows 10で同じ設定をしようと思ったら、Windows 10のスタートメニューのアイコンを右クリックしても、ピン留めとかそんなのしか出てこなくてショートカットのプロパティが出てこない。そもそもスタートメニューの中身がショートカットではないようだ。

ショートカットキーを割り当てるには、プログラムの実体ではなくそのショートカットがないといけないので、ショートカットをデスクトップにでも作って、そのショートカットでショートカットキーを割り当てればいい。私は基本的にデスクトップ上のショートカットアイコンをクリックしてプログラムを起動することはないので、デスクトップ上に余計なアイコンを置くことになるが、まあとはいっても色々なソフトがインストール時に勝手にアイコンを置くのはそのままに放置してあるのでそれほど気にしないことにする。

ところで、Windwos 10の電卓は旧来のWindowsのプログラムではなく、ストアアプリの形式になっていて、実体はなんだか普通にアクセスさせてもらえないディレクトリの中におさまっていて面倒なことになっている。それを呼び出す旧来形式のcalc.exeというのも別の場所にあって、それなら簡単にショートカットを作成できるのでそれでもいいのだが、アイコンがアプリのものと違ったりしてちょっといまひとつだ。

calcのアイコン

調べていると、実はスタートメニューの中から表示されているアイコンをドラッグしてデスクトップに持っていくと、直接そのアプリのショートカットができるということがわかった。これでデスクトップに置かれたアイコンもそのもののアイコンになったし、キーボードで直接実体を呼び出すことになってスッキリした。

電卓のアイコン

Windows 10の電卓は今までの電卓とはずいぶん様変わりしてしまってはいるが、まあちょっと計算するのに使う分には特に問題はなかろう。

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スリープ

ノートPCではバッテリ駆動時の節電のために、しばらく使っていないとスリープに入るようにしておくといったことからも、スリープ機能を使うことは一般的だが、デスクトップPCではどうだろうか。私はもう長いこと自宅PCは自作のデスクトップで、メーカー製ならそのへんのお膳立てもきちんとできているのかもしれないが、自作のデスクトップPCでスリープにしようとしてもうまくいった試しがなく、デスクトップ機ではまあバッテリがなくなって困るということもないので、スリープ機能は使わないできていた。

ところが、今回の新PCで、最初に大量のデータファイルをrobocopyでコピーするときに、半日ほどかかりそうだったのでコピーを開始してから所用で外出して帰ってきたらだいたいコピー完了しているかな、と思ったら電源ランプが点滅していてスリープ状態に入っており、コピー済のファィル量からして、デフォルトでスリープに入る設定時間の30分程度でコピー作業が停止していたということがあった。マウスをさわってスリープから復帰すると、robocopyは問題なくそのまま継続して、結局コピー作業は夜を過ぎて翌朝に終わるということになった。

おや、今回のシステムではちゃんとスリープが働くのか、と思ったのだが、その後PCのセットアップがだいたいできてからスリープを使おうと、スタートメニューから電源アイコンのスリープを選んでみるが、一旦スリープに入って画面は消え電源ランプが点滅をはじめるものの、すぐにまたスリープから復帰してロック画面が表示されるという症状になった。

これはネットで色々検索してみると割とすぐに解決に至った。すぐにスリープから復帰するのはスリープから復帰する要因が何か発生しているわけで、色々あるうち一番怪しそうだったのがLANで、ケーブルを抜くとちゃんとスリープした。最初にrobocopyしているときはまだセットアップ途中でネットに接続せずにコピー作業をしていたのだった。

LANの何が悪いのかというと、デバイスマネージャーでネットワークアダプターのプロパティの中の電力管理タブにある項目のうち、“Wake on Pattern Match” というののチェックをオフにするとうまく行った。

ネットワークアダプタのプロパティ

これでうまくスリープに入るようになった。そもそも待機時の消費電力が前のものの⅓くらいなのでそんなに節電するほどでもないかもしれないが、まあそれでも節電できるに越したことはないだろう。

ところで、先程のようにスタートメニューからスリープに入ると、復帰したときに、スリープに入る寸前のスタートメニューが開いてタイルが並んだ状態の画面から復帰する。当然といえば当然だがなんだかしっくりこない。だが、まあ実際にスリープを使うのはそんなふうにわざわざスリープに入れるのではなく、robocopy中に意図せずそうなったように、一定時間経ったら自動的にスリープに入る使い方だろう。それで、時間が経ったらきちんとスリープになるかを、「設定」の「電源とスリープ」で短い時間に設定して試してみたのだが、ディスプレイの電源を切るまでの時間はいつも設定した通りになるのだが、スリープの方がどうも設定した時間と違ったりスリープしなかったり、一貫性に欠ける結果になってよくわからない。もう少し色々試してみないといけなさそうな感じだ。

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