去年はblogを再開はしたものの、あまりたくさん記事は書けていなかったが、記事にした以外にもいくらかは天体写真を撮っていたので、いちおう記録のために、昨秋あたりからの分を少しまとめて載せておこう。
最初は北天の秋の天の川。何というほどでもないが、すばる、カリフォルニア星雲、ペルセウス座、二重星団、カシオペヤ座、アンドロメダ銀河あたりを全部入れました、みたいな写真。知人の望遠鏡を見せてもらいに行ったついでに撮ったもの。
次はアンドロメダ座にある青い雪玉星雲 NGC7662。上の写真でぎりぎり山に隠れてしまっているあたり。シュミカセは焦点距離が長いので、あまり大きく広がった星雲などは画面に入り切らなかったりするので、こういった見かけの大きさの小さい惑星状星雲などの方が得意。といっても、本当に惑星くらいの大きさなので、いくら焦点距離が長いといってもたかが知れていて、縦横1/4にトリミングしてこの画像。惑星撮影用のカメラで撮った方がいいのかもしれないが、導入が大変そうだ。また、みかけの大きさが小さいことから、同じ等級なら、面積あたりの明るさは明るくて、あまり長時間露光しなくてもよく写る。
続いて撮影日が前後するが、同じ惑星状星雲ということで、うみへび座の木星状星雲 NGC3242。春に撮った土星状星雲も含めて、どれも水色っぽくて内側に明るい楕円状の構造があって似たような感じだ。名前も、土星状だったり木星状だったりだが、どのへんが取り立てて土星だったり木星だったりするのかよくわからない。ちなみにこれは日本語では単に木星状だが、英語では「木星のゴースト星雲」。「CBSアイ」というニックネームもあり、米国のCBS放送のマークの目の絵に似ているということのようだ。
こちらは、ウルトラマンの光の国で有名なM78星雲。本当はM87星雲 (銀河) のつもりだったのが、どこかで間違って78になってしまったのだとか。下の大きい方がM78で、左上の小さい方はNGC2071。オリオン座の三つ星の近くにある。
最後は有名なばら星雲。オリオン座の隣、いっかくじゅう座にある。上の方で書いたように、これは私のシュミカセにAPS-Cサイズのカメラでは、レデューサを入れて1,400mmにしても全くもって大きすぎて、中央部分しか画面におさまらないのだが、案外、この構図はこれはこれでアリな気もするので撮ってみた次第。