USBシリアルアダプタ買い替え

望遠鏡を制御するためのパソコンにはこれまでideaPad S10eを使っていたが、最初からわかっていたものの画面が少々手狭で使いづらかった。もうしばらく前になるが、もう少しまともな画面サイズのパソコン、ThinkPad X201iの中古を安価に入手できたので、望遠鏡制御用のパソコンはそちらに乗り換える準備をしてステラナビゲータをインストールしたりして、いちおう室内で望遠鏡に接続してちゃんと認識できるかまでは確認してあったが、実際にパソコンで制御して望遠鏡を向けないといけない機会が今までなかった。

一昨夜、そろそろラブジョイ彗星 C/2014 Q2 (去年アイソン彗星の代打として注目を浴びたC/2013 R1とは別モノ) が見やすい位置にやってきているので望遠鏡で撮影してみようとしたところ、アライメントを済ませた望遠鏡を接続して、目標に向けようとしたとたんブルースクリーンで落ちてしまった。再起動して何度かやり直しても、接続してほんのしばらくは動いているもののすぐにブルースクリーンになったり、固まってしまったりする。

仕方なくideaPadの方を引っ張り出してきて、しばらく更新してなかった軌道デーを更新して使おうとしたが、充電もなくなりかけていて、すぐに使えなくなってしまい、結局その日のラブジョイ彗星はあきらめることに。

パソコン以外はそのままでideaPadの方では今まできちんと動いていたのに、ThinkPad X201iではダメなのはどうしてか。ideaPadにはWindows 8を入れてあって、ThinkPadの方はWindows 7だが、以前のideaPadのxpでもOKで8でもOKなのに7だからダメということもなさそうである。パソコン自体が違うからということはあまりなさそうで、疑うのは望遠鏡のシリアルポートとの接続に使っているUSBシリアルアダプタである。

使っていたのは望遠鏡を買った後にPCを接続しようと思って適当に買ってきたサンワサプライのUSB-CVRS9というものだが、ドライバもいちおう最新のものを入れてある。デバイスマネージャーにはATEN USB Serial Bridgeと名前が出ていて、モノとしてはUC-232Aというものと同じもののようである。ネットで探したらxxxxにATENのドライバを入れた方がよかったというのを見つけたので、そちらに入れなおしてみたが、やはり同じ症状。そもそも入っているドライバは同じもののようだった。

ここまでの感触で、どうもこの特定のUSBシリアルとThinkPad X201iの何かの相性が悪いのだろうと判じて、別の種類のUSBシリアルアダプタを買ってきた。バッファローのBSUSRC0605BS。こちらは、Windows Vista以降は専用のドライバは必要なくWindows標準のもので動作する。いきなりUSBコネクタを接続してしばらく待つだけでデバイスの準備完了となった。これはうまく行きそうである。

それで、まずはまた室内で望遠鏡につないで、いろいろ動かしてみて、しばらくの間接続状態を続けてみたが、前のアダプタのように不具合は発生しなかった。これで安心して昨夜のラブジョイ彗星撮影再挑戦に投入できた。

シリアルケーブルとUSBシリアルアダプタ

  1. ラブジョイ彗星 C/2014 Q2 | 世事不可强求

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