ピギーバック

望遠鏡本体を買ってからも、何やかやオプション類をちょっとずつ買ってばかりいるような気がするが、今回買ったのは、やはり以前の記事「天体写真撮影方法あれこれ」で触れた、ピギーバック・マウント。

NesStar 5SEのファインダーを一旦取り外して、そのネジ穴のところに、まずこのピギーバック・マウントを置き、その上にもう一度ファィンダーの台座を重ねて、ピギーバック・マウントに付属のネジ (最初にファインダーを取り付けてあったネジより長い) で取り付ける。このマウントは、セレストロンのシュミカセ鏡筒、5SEからC14まで共用になっている。台座の部分は鏡筒の曲面に合わせて弧状になってるのだが、全部直径が違うのだから曲度も違ってどうなっているのだろうと思ったら、太い筒の場合はもう一枚間に挟むアダプタ板があって、それも一緒にセットになっている。あと、ネジも3種類。写真は、マウントを取り付けたところと、赤道儀モードでセットアップしてカメラを乗せたところ。

試しに、オリオン大星雲を撮ってみた。レンズは、キットレンズの長い方の、EF-S 55-250mm F4-5.6 IS IIで望遠端。ちょうど直焦の場合の五分の一なので、それだけ小さく写るが、下の写真はそれをトリミングして倍に拡大した状態にしてあるので、結果、直焦の場合の縦横それぞれ2.5倍の範囲が写っていることになる。前に直焦で撮影したときには、30秒露出だと変に流れてしまってうまくいかなかったが、このくらいの画角ならあまり影響ないかと、30秒露出で8枚撮影し、RAW画像を大まかに明るさ調節してJPEGにしたものをRegStaxに食わせたが、それでも階調が足りなくてWavelet処理はしても汚くなるだけだったのでなし。スタック後にトーンカーブの調整だけをしたのがこの画像。明るさについては、前は暗くて見えていなかった部分も少し余分に出てはいるが、画像が荒くなってしまった。

ついでに、直焦で撮った月齢25.4の月。

  1. C5のファインダー問題は「ピギーバックマウント」で解決するかな

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