へびつかい座の球状星団M10, M12, M14

へびつかい座

前の記事のジョンソン彗星 C/2015 V2を撮影したついでに、へびつかい座にある球状星団3つも撮影してみた。へびつかい座の星座線が閉じた多角形になっている中には、メシエ天体が球状星団ばかり3つある。なぜか番号がひとつおきのM10、M12、M14で、並んでいる順がまたなぜか数字通りではなく西からM12、M10、M14の順。西側のうしかい座にいたジョンソン彗星を撮った後にそちら側から順に撮影したので、ここでもその順番で並べておこう。同じ球状星団といっても、それぞれに感じが違う。

M12

M12M12 2017/06/03 02:25~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×13, StellaImage 8, FlatAide, trimming

M10

M10M10 2017/06/03 02:37~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×16, StellaImage 8, FlatAide, trimming

M14

M14M14 2017/06/03 02:51~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×14, StellaImage 8, FlatAide, trimming

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ジョンソン彗星 C/2015 V2

C/2015 V2Comet C/2015 V2 Johnson 2017/06/03 02:00~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×12, StellaImage 8 Metcalf composite, FlatAide

ジョンソン彗星 C/2015 V2 は、半年ほど前に一度紹介しているが、そろそろ近日点に近づくというので先日晴れた日にまた撮影してみた。写真中央付近のちょっとぼんやりした像がそれ。実はその間にも撮影してみたことはあったのだが、いまひとつぱっとしなかったので、blogでは紹介していなかった。

今回撮影した結果も、近日点近いというのにやはりあまりぱっとしない。半年前のときもそうだったが、彗星独特の青緑っぽい色もあまりよくわからない。むしろ、前の方が尾がよくわかった感じだ。どうも、うちで撮っていたのではこの程度か。

ともあれ、いちおう記録として残すことにしておく。

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M4, M6, M8, M20

しばらくメシエ天体とかあまり撮っていなかったのだが、1ヶ月ほど前に、春の間に夏の星座のさそり座、いて座付近の天体をいくつか撮っておいたので載せておく。なぜ春のうちに夏の星座かというと、我が家から真南から南西方向は建物が障害になって高度の低いところは見えないので、さそり座、いて座付近の赤緯の低い天体は、南中手前でないと見られないので、本来の季節より少し早めの間しか見られない。しかも、だいたい撮影するのは夜遅くなので、その分余計に季節より早めでないといけない。また梅雨時期にかかってしまうと天気がいい日がないというのもあるが、そんなわけで5月の頭に晴れた日にちょっと撮っておこうかと思った次第。

例によって光害地の自宅から、たいしたことのない機材で撮っているので、美しい天体写真というわけにはいかないが、いちおう確認できましたという証拠写真程度で。

球状星団M4

まずはアンタレス近くの球状星団。球状星団にしてはちょっとまばらな感じ。ずいぶんオレンジ色っぽい。

M4M4 2017/05/02 00:31~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×7, StellaImage 8, FlatAide

散開星団M6

続いて散開星団M6。こちらはさそりの尻尾の先付近。明るいのでコンポジットせずに1枚撮り。近所のM7も撮ったのだが、それもコンポジットしなくていいからと数枚だけしか撮らなかったら、全部流れてしまってまともな写真が1枚も撮れてなかったので、今回は割愛。

M6M6 2017/05/02 00:40 Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec, StellaImage 8, FlatAide

散光星雲M8 (干潟星雲) ― 散開星団NGC6530

これは干潟星雲という名前で有名な散光星雲のM8の見える範囲なのだが、赤外線改造していない私のカメラでは、赤い星雲はあまりよく写らないので、この写真では写真中央より少し右上寄りの部分くらいしかわからないが、それはよく見るきれいな写真では、一番明るくて白飛びしてしまっていそうな部分である。その左下に黒い帯に見える部分がかろうじて認識できて周囲が薄赤くなっていることがわかる。散光星雲が広がっている領域に散開星団も存在しており、こちらにはNGC6530という番号が付いていて、それらの星星はよく映っている。

NGC6530-M8NGC6530 and M8 2017/05/02 00:51~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×3, StellaImage 8, FlatAide

散光星雲M20 (三裂星雲)

最後に三裂星雲M20。こちらの方が「三裂」している様子がよくわかるか。赤外線改造していないから赤い光が写らないだけかというと、この星雲の青い部分もやはりあまりよく写っていない。

M20M20 2017/05/02 01:01~ Canon EOS 60D, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10) prime focus, ISO3200, 15sec×18, StellaImage 8, FlatAide

上記の4つの天体がどこにあるかを、以前に撮ったこのあたりの星域の写真に示しておく。

M4 M6 M8 M20

 

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航海三角

航海三角

一昨年にプラレア巡りのために初めて行って以来、毎年訪れていて今年が3回目になる、東京海洋大学の海王祭でのプラネタリウム公開。去年は適当な時間に行ってひとりだけだったが、今年はまた初日の第1回の時間に間に合うように行ったら、見慣れたメンツがたくさん揃っていた。

機器の不調もあって、長い間待っている間にみなさんとおしゃべりしている間に、その中では私は初対面だったSさんが、「航海三角」の話を持ち出した。航海三角とは聞いたことのない言葉だったが、確かに東京海洋大学海事普及会のプラネタリウムの「近代化改修工事」の記事の最後の方に「海事普及会では使い方が伝承されていない、航海三角機能」が改修で使えるようになったと書かれている。これは気が付かなかった。

一昨年に初めて見たときに、コンソールもじっくり見せてもらい、写真も撮っていて、それを見るとしっかり航海三角と書かれたツマミが写っている。その当時は使えない機能だったためか、人工衛星のツマミとともに赤色のラベルが貼られている。しかし、人工衛星には目が止まった覚えがあるが、航海三角には目が行かなかったのか、その意味不明な用語は何だろうと思った覚えもない。ちなみに、人工衛星投影機の方は、渋谷の旧東急文化会館で使われていたカールツァイスIV型にも装備されていたのを知っていたので、まあ、ここにもその機能があったんだろうな、と思っただけだった。

さて、その航海三角で盛り上がった一同、投影終了後の自由時間(?)に、係の学生さんたちにお願いして点灯させてもらった。投影されたのは、こんな2本の線。左下側には天の赤道と黄道が映っているが、右側の方と下の方にあるのが航海三角。三角というものの2本の線しかない。途中で途切れているが、天球上の大円に沿った線と思われる。像が流れているのは、説明で投影機をぐるぐる動かしていたため。

航海三角

そして、投影機を動かすと、この2本の線は恒星像と一緒についてくる。つまり地上からの高度とか方角とかによって決められる線ではなく、天球座標上に引かれた線ということになる。

投影機はどこについててるのか、恒星についてくるのだから恒星球のある本体のどこかにくっついているはずで、探してみると、小さな円盤状のものが2つ寄り添っているものがあって、これがその航海三角の投影機だ。

航海三角

ちょっとアップで撮りすぎて全体像が分かる写真を撮り忘れたが、一昨年に撮った写真の中にちょうどいい具合に写っているものがあったのでそちらも載せておく。

航海三角

投影機の首の部分は可動式になっているようで、固定するためのクランプのツマミがあるのがわかる。そしてこの投影機自体が、プラネタリウムの投影機本体をとりまくレールの上に取り付けられており、自由な位置に動かせるようになっている。試し投影では一部が途切れて映っていたが、おそらく近くにある天の赤道・黄道投影機の影になってしまっていただけで、本来はうまく影にならない位置に移動させるのだろう。このことから、この航海三角投影機は、事前に天球上の好きな位置に2つの大円を設定しておいて投影できるというもののようだ。

果たして、それで一体何の説明に使うものだったのか。使い方が伝承されておらず、修理した五藤光学の技術者も直しはしたけれどどういう使い方をしたのかは知らなかったのだろう。ネットで検索しても、なかなかこれといったものはヒットせず、出てきたのは、上で紹介した近代化改修工事の記事と、実は昨年の公開時に既にこの航海三角のことを取り上げていたblogが見つかっただけだ。いやしかし、よく見ている人がいるものだ。ちなみに、このblogのコメント欄の書き込みによると、今のプラネタリウムのある建物の、プラネタリウムに行く階段がなんだか妙な感じになっている理由が書かれていた。

少し話が脱線した。さて、「航海三角」というからには、何か天測航法に関係することに違いないだろうとは思うのだが一体何だろう。天測で三角(形)というと、1つの星の位置から地図上に1本の線を引き、2つの星で2本の線を引けばその交点が自分の位置だが、誤差があるので、3つの星で3本の線を引くと、3本がきっちり1点で交わらずに三角形がでて、誤差を考慮して自分はその三角形の真ん中。といったようなことしか思いつかないが、これは地図の上に描く三角形であって、天球に投影する話ではないので、関係なさそうだ。まあ私が考えていても埒が明かないので、どなたかこの謎を解き明かしてくれる人が現れるのを待ちたい。

ところで、コンソールの「人工衛星」のツマミにも赤いラベルはなくなっていたが、人工衛星投影機らしきものは見当たらなかった。

そして、コンソールの端に、旧来の大きな筒のポインターがあった場所が空っぽになっていたので尋ねたら、調子が悪くなって修理に出しているとのこと。それで、解説は赤いレーザーポインターでやっていたのか。ちゃんと直ってきて来年は古いポインターで解説してもらいたいものだ。

今回は他にも、事前に、補助投影装置が大活躍の予定と言われていたので、どういうことかと思ったら、解説のストーリー中で、説明用の地図やら写真やらをたくさん写していた。ON/OFFするしっかりしたトグルスイッチを切り替える音がバチン、バチンとドームに響いてるのが印象的だった。スライドは、リバーサルフィルムではなく、プリンタ用のOHPシートに印刷したものを切り抜いてマウントにしたとのこと。

それから、もうひとつ聞いた話は、コンソールの惑星のスイッチ。中央のOFFの両側にONがあって、土星の像は、片方は点像で、片方は輪のある土星の形がわかる像、と切り替えられるのだそうだ。惑星棚の柱にかぶって隠れたときに困らないように、それぞれ2本ずつある惑星の投影機を切り替えるようになっていて、片方ずつ投影する像を違えてあるということか?

そして、今回は最後に、自分のお願いしたタイミングで日周運動を回してもらい、PowerShot S120の4秒露出で軌跡写真を撮らせてもらった。三脚を使っていないので、コンソールの上にカメラを押し付けて撮影したが、上向きの角度を手で保持しての撮影だったので、やはり少しブレてしまった。ポケット卓上三脚でちゃんと固定して撮ればよかった。

M-1

今回は色々とおもしろい話が聞けて、収穫のあった訪問だった。

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2機同時イリジウムフレア

NexStarの記事をひっぱってしまっていたので、記事にするのがだいぶ遅くなってしまったが、5月5日に、イリジウムフレアが2機同時に起こるという珍しい現象が見られた。

いつもちょくちょくしているように今日はいいイリジウムフレアがないかな、とHeavens-Aboveを眺めていたら、すごく近い時間に2つのフレアがあるのをみつけた。よく見ると、たった4秒違いほどで、軌道もほぼ同じである。これまでも、数分おいて、ほぼ似たような位置にフレアが見られるのは見たことがあったが、こんなに近いのは初めてである。片方が光っている間にもう一方も同時に光って見えるはず。

時刻がまだ薄明が明るい時間だったが、それぞれマイナス5等とマイナス8等という予報だったので、まあ見えそうだった。ただし背景には他の星は、たまたま割りと近い方向あった月を除いて、全く写らないはず。見える高度が70°以上と高いが、空だけ写してもさびしいので、フレアの見える方角に高い建物が見上げられる場所を選んで、一緒に入るように撮影した。

背景の明るさに埋もれないように、シャッター速度をかなり短めにして撮影したので、比較明合成した写真の軌跡は、破線状ではなく点線状になっている。

double Iridium flare
2機同時イリジウムフレア 2017/05/05 18:56 Canon EOS 60D, SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM (20mm F5.6), ISO400, 1/2sec×32, Photoshop 7.0

実際に見ていた分には4秒差というよりは、ほぼ同時に増光して減光していった感じだった。明るさも、マイナス5等とマイナス8等というよりはほぼ同じくらいの明るさだった。実際は予報よりも、より近い軌道になっていたのかもしれない。比較明合成してしまった静止画では明るさが同じくらいなのは見て取れるものの、時間差についてはわからないが、これはぜひ動画も撮っておくべきと思って同時にビデオカメラでも撮影しておいたので、こちらの動画を見ていただくと、時間もほぼ同じだったことがよくわかる。

さて、Twitterでこの件をつぶやいたら、大阪の方から、5月1日に同じようなのを撮ったという人が現れた。その人の元のインスタグラムがこちら。

こちらの方が、暗い時間帯の撮影なのでとても立派に写っている。本人は、イリジウム6の軌道予報だけを見て撮影したら2つ写ったということだったようだ。私が見たのはイリジウム6とイリジウム51だったので、これはまさに同じだろうと、Heavens-Aboveで観測値を大阪にして日付を遡って調べてみると、やはりほぼ同時にイリジウム51のフレアも発生していた。

この2機の衛星がどういうわけかは知らないが、現在、非常に近い位置で同じ軌道を回っているようである。もともとイリジウム衛星はいくつかの軌道を複数の衛星が間隔をあけて回っているものと思うが、こんなに近くにいるのは、予備機と交代する途中とか、そんなことでもあるのだろうか?

次は関東地方でうまく見られるのは6月4日(日)の午前3時21分頃 (正確な時刻は直前にHeavens-Aboveなどで予報を確認してもらいたい)。フレアセンターは房総半島あたりにあって、我が家からはマイナス1.5等の予報。東京都心あたりでマイナス3等くらい。高度が低めだが、すぐ近くに金星があって見栄えのする絵になりそうだ。この時期お天気は心配だが、晴れたらぜひまた撮影してみたい。

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はじめてのNexStar 5SE (その6)

運搬

「その2」で購入時の梱包を捨てずに取っておいて、運搬時に使うと便利と書いたが、実際に私がどうしているか。梱包箱に入っているときは、ファインダーを取り付けていない状態なので、その状態でぴったりなように緩衝材がくり抜かれている。しかし、運搬するたびにフィインダーを取り付けたり取り外したりするのは、ドライバーの必要なネジ留め式なので、ちょっと面倒だ。そこで、ファインダーをつけたまま納まるように、緩衝材の一部を切り取ってしまう。

ファインダーが当たるのは、上下に分割されている緩衝材のうち、ちょうど上側だけで、写真の黄色で印をつけた部分を切り取ればいい。オレンジ色で印をつけた部分は、私のNexStar 5SEにはピギーバックマウントというもうひとつ余計なものが取り付けてあるので、それが当たらないように切り抜いてある部分で、これを取り付けていない人はここを切り抜く必要はない。

Nexstar 5SE

架台と鏡筒はこれでうまく納まるのだが、あとは三脚なのだが、三脚をバラすと、アクセサリートレイが取り外されて邪魔になる。とてもしっかりしした厚みのある金属製で、三方に向かって突き出た形をしているので、ちょっとカバンに突っ込んだりすると、運んでいるうちにカバンを突き破ったりしてそうで、納まり場所に困る。そこで、これも鏡筒の入る箱に一緒に入れてしまおうと、もう少し緩衝材を削ることにした。上の写真でも写っているのでわからなくもないが、緩衝材を組み合わせた状態で、底の方から見たのがこちらの写真。

Nexstar 5SE

こんなふうに、梱包箱の底におさまるように、アクセサリートレイの厚み分だけきれいに削り取った。普通望遠鏡を出し入れするときは、下側の緩衝材は箱に入ったままで、中身を入れてから、上側の緩衝材をかぶせて箱を閉じる。アクセサリートレイを入れるのも本体を入れるのと同じタイミングで、次の写真のように半分差し込んでおいてから、上から緩衝材をかぶせる。上の写真で削ってあるのがきれいに三ツ矢型ではなく、上半分だけは両側めいっぱいの幅に削ってあるのは、これを上からかぶせるときに先端が通り抜けられるようにするため。

Nexstar 5SE

これできれいに箱に納まったが、カバンやスーツケースのように持ち手がついているわけではないので、運ぶためにはよく買い物用なんかに使われる折りたたみ式のカートを使う。こんなやつ。

カート

載せるとこんな感じ。箱の蓋は、元から貼ってあったテープの上に、テープで留めて閉じてある。こうすると、箱を傷めずに何度もテープを貼り剥がしできる。

Nexstar 5SE

ちょっと大きめの旅行用のキャリーケースくらいになる。このように箱を縦に載せると上にあまり余裕がないが、箱が横倒しになるように載せた方が重心が低くて安定するし、上に他のカバンを載せたりできるが、電車移動の場合は、縦だと普通の自動改札を通れるが、横にすると、荷物の多い人など用に特別に幅が広くなっている自動改札でないと通れない。

残る三脚は、やはり電車移動の場合は裸でというわけにはいかないので、うまく納まる三脚バッグに入れて運ぶ。ただし、この三脚、普通の三脚に比べて、頂部が大きな板になっているので、長さの割に太い三脚バッグでないとうまく入らない。三脚バッグを探した話は以前こちらの記事に書いた。

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はじめてのNexStar 5SE (その5)

NexStar 5SE 付属品

付属品

私が買ったときは、望遠鏡に直接必要なアイピース、天頂プリズム、ファインダーの他に、上の写真のような付属品がついてきた。上から、

  • PC接続ケーブル
  • カメラシャッターケーブル (サポート対象外)
  • 水準器
  • スパナ

である。ところが、最近購入した人の話だと、2種類のケーブルはなくて、水準器とスパナしかついてこないらしい。とはいえ、PC接続ケーブルはパソコンを接続したい場合以外必要ないし、カメラシャッターケーブルはまるで使うことはなさそうなものなので、それほど気にすることもない。

PC接続ケーブル

PC接続ケーブルは、パソコンを接続して望遠鏡の制御をしたい人には必要なものだが、そこまでしない、望遠鏡単体で使うという人には必要ない。必要な場合はオプションで3千円ほどで売られている。モジュラープラグとDSUBコネクタがつながっているだけなので、結線情報はネットで探せばみつかるから、自作のできる人はもっと安く作ることが出来る。

いちおうどう使うか説明しておくと、モジュラープラグの側はハンドコントローラの底の部分にあるモジュラージャックに接続する。架台の台座にもモジュラージャックがあるが、そちらに接続するのではないので、間違えないように。ジャックがコントローラの底にあるので、コントローラを架台にセットした状態では接続できない。一旦ケーブルを接続したら、その状態で架台にセットすることはできなくはないが、ケーブルがぎゅっとはさまってしまって、あまりよろしくなさそうだ。かといって、外しておくと、コントローラが架台とつながっているカールコードは上の方から生えていて、下からはこのケーブルが伸びて、なんだか宙ぶらりんになってしまい、どうに落ち着かない状態になる。一体どうしてこんな作りなのか。

DSUBコネクタはパソコン側だが、今時、旧来のシルアルポートのあるパソコンは絶滅しているので、一般的なパソコンに接続するためには、これをUSBに変換するアダプタが必要になる。セレストロンからもオプションで売られているが、これは普通にパソコンショップ等で売られているシリアルUSBアダプタを買えばよい。

パソコンを使っての制御の方法は、「はじめての」の範囲外と思われるのでここでは触れないことにする。

カメラシャッターケーブル

次にカメラシャッターケーブルだが、これは私が購入したときについてきたマニュアルにも「サポート外」と書かれていたくらいで、まるで必要ない。NexStar SEには、何ヶ所か設定した方向に順番に望遠鏡を自動的に向けてカメラのシャッターを切っては次に進む、ということのできる機能があって、そのときにカメラのレリーズを接続するためのケーブルがこれである。これは台座のカメラの絵のあるモジュラージャックに接続する。相手側はミニプラグだが、それとカメラのレリーズ端子を接続するケーブルを用意する必要がある。しかし、どのみちそんな機能を使うことはなさそうなので、付属品としてついてこなくても全く困らない。

ちなみに、架台にはもうひとつAUXと書かれたモジュラージャックがあるが、ここにはオプションのGPSユニットやWi-Fiアダプタを接続するらしいが、これもあまり使うことはなさそうだ。

水準器

まるでオモチャのような小さい水準器がついてくる。場合によっては、三脚の水平を正確に合わせることは重要だが、この水準器ではたいして精度も出そうにないし、それほど役に立たなさそうだ。私は、必要なときには、iPhoneを架台の台座部分の中央のロゴのところに平らに置いて、内蔵のコンパスアプリの画面を横にスワイプして出て来る水準器の機能を使っている。

惑星アライメントや、ワンスター アライメントをするときには、三脚の水平を取ることは重要だ。そもそも天球上の1点を決めただけでは、架台がどの向きにいるかは確定できない。架台が水平になっていることを前提としてはじめて向きが決定できる。なので、三脚の水平がいかに正確に取れているかが、追尾や自動導入の精度に直接影響する。

一方、2点あれば原理的には架台の向きは確定できるし、スカイアライメントのように3点を使えば、誤差も少なく出来る。この場合は架台がどう傾いているかまでわかるはずなわけなので、架台が正確に水平でなくともその傾きも計算に入れて正しい向きに望遠鏡を向けてくれるはずなので、三脚の水平に関してはあまり気を使わなくてもいいのだと思う。とはいっても、もちろん、あまり傾いた状態での設置は架台の安定上もよくないだろうから、傾斜のあるのがわかっている地面に設置する際には、目分量でもいいからだいたい水平になるようにはした方がいい。

スパナ

三脚の脚を留めているボルト・ナットを回すのに使うのだろうが、まあ普段から必要になるものではない。実は先日三脚の脚を修理したときがまさに必要な場面だったのだが、PC接続ケーブル以外の購入時についてきたが使わないこれらの付属品はどこにしまっておいたかよく思い出せずに、そのときの作業には普通に手持ちのモンキースパナを使った。最初の写真は、この記事に載せるために家の中を探し回ってやっと見つけ出したもの。

 

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