プラレアリウム巡り(33) 那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

この記事の通し番号でわかる通り、『全国プラ「レア」リウム33箇所巡り』もいよいよ最後の1館。残っていたのは、対象館のうち最南端の沖縄にある那覇市牧志駅前ほしぞら公民館。せっかく沖縄にあるのだから、ダイビングで沖縄かその先の離島へ行くついでに行ければいいかななどと思いながら機会を逃していた。一方、何かのついでで行くのでなければ、この館は空港から直通のモノレールで行ける近い距離にあり、館自体も名前の通り駅の眼の前にあるので、飛行機で日帰りが十分可能だ。愛媛県2館訪問後1週間も経たないが、次の金曜日が、たまたま、6月は祝日がないせいか会社の特別休日が設定されていて休みの日だったので、平日で飛行機も安いし取りやすいので、実は愛媛県に行く前からこちらの手配もしてあった。

この館は投影日が少なくて、金曜、土曜、日曜しかない。今回はわざと土日を外したので金曜日。仕事が終わった後に来られるようにという感じの18:30から投影。なので、行きは成田便でも余裕があるが、帰りは羽田便で帰宅はかなり夜遅くなってしまう。幸い、帰りは羽田便でも安いチケットが取れたので、行きは成田便、帰りは羽田便とした。

色々予定を決めてから、行く前になって気付いたのだが、ちょうどこの季節緯度の低い地方に行くと、南半球まで行かなくとも南十字が夜のいい時間に南中して見られる。那覇からも一番下のα星はかなりきびしいようだが上の3つは十分見えそうだ。そして、ちょうど帰りの飛行機に乗る前の時刻が南中時刻に近いなので、プラネタリウム終了から飛行機の搭乗時間まであまり間がなくてあわただしいのだが、なんとか空港の観望デッキから見てみようかと思った。ただし、地平線近くまできれいに晴れていないといけない。そういう意味では、飛行機が上昇してから上空からであれば間違いなく晴れているのだが、予約のときにはそのことは頭になくて、たまたま空いていた左舷側の窓際席を予約していて、気付いたときにはもう満席で南側の見える右舷側に移動できる空き席はなかった。そんなわけで機上から見るのはあきらめることにする。

空港の観望デッキだが、本番は時間が厳しいので、時間に余裕のある到着後に場所を下見しておくことにして、モノレール到着、観望デッキ、セキュリティチェックまでのルートも確認しておいた。しかし、観望デッキはフェンスがあって、しかもフェンスの手前に柵があってフェンスぎりぎりには近づけないようになっているので、カメラのレンズをフェンスの隙間からのぞかせてフェンスが写らないように撮影するといったことができない。観望デッキ南端から南側を見るとこんな感じだった。

那覇空港観望デッキ南側

ちょうどさくらジンベエジェットがいた。トーイングカーもジンベエ塗装だ。こちらは建物内のガラス越し。

さくらジンベエジェット

まだ時間はゆっくりあるので、プラネタリウムに行く前に食事にしておく。沖縄といえばA&Wのルートビア。ジョッキではなく紙カップで出てきたが。

A&W

プラネタリウムに行くためにモノレールの駅でホームに出てみると、ホームの南端からの眺めが、遮るものがなく観望デッキよりもずっといい感じだ。そこに滞在できる時間が少し早目になってしまうが、南十字は見られるならここで見たい感じだ。

ゆいレール那覇空港駅ホーム南端

さて、モノレールに乗って牧志駅まで。駅前には薄っすい建物が。

牧志駅前

公民館はこちらの建物の3階に入っていて、ドームも見える。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

騒がしい中国人観光客が来るのか、3階に上がるエスカレーターにはこんな看板が。「お願い 3階は市民図書館です 商品はありません 静かにするために 上の階には上がらないで下さい ご協力ありがとうございます」

温馨提示

3階に上がって、窓口で観覧料を支払って整理券を受け取る。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館 那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

ドームへ向かう通路の壁には3枚をつないだ大きな天の川の写真。こんなに大きく引き伸ばしてあっても、細かい星がたくさんきれいに写っていてなかなかすごい。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

ドームの入り口の前のロビーには別のところで使われていた古い投影機や望遠鏡が展示されている。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

コンソールも含めて堂々と展示されているM-1型投影機の下に、珍しそうな補助投影機も並んでいる。細長いのは日食・月食投影機。

五藤光学 M-1五藤光学 M-1 コンソール

流星群投影機日食月食投影機

赤道儀は見た途端、極軸の角度が浅いのがわかる。さすがは沖縄だ。旭川に行ったときの記事に載せてある同じような感じで古い赤道儀が展示してあったのの写真と見比べるとずいぶん違うのがわかる。

赤道儀

そんな写真を撮ったりしているところに、職員の方がやってきて、少し話をしたりした。今回の投影は通常の番組ではなく、火星大接近のテーマで全編生解説なのは事前に予定表で知っていたが、今回は普段は解説はされない館長さんのじきじきの解説というありがたい回とのことで、プラレア巡りの最後を飾るにふさわしい投影となった。

開始前の待機状態の投影機。黄道軸が真上向けてあるのも珍しい? そして、コンソールと館長さんの後ろ姿。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

解説が始まって最初は今夜の星空から。まずは今夜の20時頃の空、と映した星空にはちょうど真南に南十字が見える。ちょうど帰りに空港で見ようと思っていた星空である。プラネタリウムで、わざわざ意図的に南半球の空を見ましょう、などというのではなく、素の星空案内で南十字を見たのはこれが初めてなので、ちょっと感動した。ちょうどこの季節に行ってよかった。そして、解説の中で、南十字は飛行機から見るのもよいという話も出てきた。飛行機を予約したときに、南十字を飛行機から見るということに気付いていなくて右舷の窓側の席を指定しなかったのが悔やまれる。

投影終了後は、南十字を見る時間をとるためにも、あまり長居せずにあわただしくおいとまする。行きにチェックしていたモノレールの駅のホームの端から先ず南の空を見てみたが、まだ空が明るいのと、雲が多くて南十字は見えなかった。木星だけは雲より上に見えていたのだが。

ゆいレール那覇空港駅から

それから予定通り空港の観望デッキに行ってみると、なんと観望デッキは19時までで終了している。一体事前に下見に行って何を見ていたのかと我ながら情けない。

那覇空港観望デッキ入口

保安検査を通ってゲート付近の窓からも案外南の空は見えたが、いずれにせよ曇っていて見えなかった。

那覇空港搭乗ゲート付近から

飛行機からなら雲の上に出れば見えたはずで、座席の件は返す返すも残念だった。左の席からは、金星だけは見えた。

到着便遅れで少しだけ出発が遅れたのと、東京では雷雨のせいで更に着陸が少し遅れて、予定していた終電までに帰宅できる電車に乗れず、普段なら使わない複雑なルートを駆使しても、結局自宅に一番近い最後の乗換駅までしか到達できず、そこから仕方なくタクシーで帰宅という、ちょっと残念な33箇所巡りの締めくくりとなった。

さて、これでプラレアリウム巡りが全て完了したかというと、さにあらず。全館巡った結果を持って、明石に報告に行くまでがプラレアリウム巡り。報告に行くのは「巡り」の期日の1ヶ月後の8月31日までOKなのだが、まあ早目に行っておくに越したことはないだろう。そして、9月1日に何かプラレアリウム巡りのイベントが予定されているとのこと。それにも行かないわけにはいかなさそうだ。

広告

1件のコメント

プラレアリウム巡り(32) 愛媛県総合科学博物館

前日に飛行機に乗り遅れたためにこの日の午後に帰りの飛行機までの時間の間に訪問することになった愛媛県総合科学博物館久万高原を後にして、平地に降りてくると、後は松山自動車道に乗って一路東に走る。順調に行けばいちおう30分以上の余裕で予定の投影時間に間に合うはずだが、博物館の周囲には食事するところはなさそうだし、博物館で食事できるもかどうかよくわからなかったので、途中のSAで急いで食事にすることにする。カレーなら5分で食べられるし、行列にもなってないと思って食券を買って差し出したら、できたら無線呼び出しデバイスが鳴るタイプのところで、人はならんでないが厨房内に順番待ちがずいぶんあるようで、結構待たされた。おにぎりかサンドイッチでも買って食べておけばよかった。

まあそれでも無事時間に間に合うように博物館に到着し、チケットを購入したのは投影開始10分前くらい。ほどなくしてドームへ通じる地下通路への入り口が開く。地下通路の天井の明り取りの窓の上の地上は水が張ってある謎のエリア。

愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館
地下道への入り口と、ドームを囲う水面

直径30mのドームはさすがに大きい。ひととおりドーム内の撮影をして投影機にほど近い席に座って投影開始を待っていると、ひとり投影機を熱心に写真に撮っている女性がいた。

愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館

やがて投影開始。ここは、前半は生解説で、後半は全天映像というパターン。当初の予定では銀河鉄道の夜のはずだったが、予定が変わって時間が変わったのでワンピースの番組。

女性解説員さんは、立て板に水のようにすらすらと話し、録音音声じゃないかと思うくらいだったが、途中で子供が反応する声をちゃんと拾って応えていてなかなかよかった。

ハイブリッド投影で、方角を示す文字なんかが単に漢字一文字だけではなく子供向けにひらがなも書いてあって、イラストも添えてある。木星や金星のような天体の説明も、やはり漢字とひらがなでスクリーン上に表示されるし、色々出てくる説明の図柄がみんな凝っていてよくできている。

春の星座の解説の中で、面積の一番大きな星座、うみへび座に言及した後、それでは一番小さな星座は、という話の流れでそのまま極軸を傾けていって、みなみじゅうじ座を見せるというのはなるほどど思った。

そこで生解説は終了で、前転映像の投影の邪魔にならないように、極軸が南半球になったままスーパーヘリオス投影機は下に沈んでいった。その向きになったところの写真が撮れなかったなぁと思っていたら、全天映像終了後、まだその向きのまま昇ってきたので撮影。その後すぐリセット動作に入っていた。リセット後は極軸が水平になり、惑星投影機群も全部同じ方向に揃っていた。

愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館
天の南極が少し上向いているところと、リセット後の状態

投影終了後、ドームの入り口の脇に展示してある古い投影機を撮影しようと思ったら、さきほどのドーム内で投影機を撮影していた女性がこちらの写真も一所懸命撮っている。私も一緒に撮影した後、(自分のことは差し置いて) よっぽどプラネタリウム好きな人なんだろうと声をかけてみたら、やはりプラレアリウム巡りで来ているのだとのこと。

愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館

この館はガイドブックにスタンプを押す場所があるのだが、到着してから投影を観るまではあまり時間がなくて、すぐに目に入るところにもなかったようで、まだどこにスタンプがあるのか探せていなかった。自分で探すより、もしかして先に知っているかもと思って聞いてみたが、やはりまだだとのこと。それで、ふたりで一緒にスタンプを探しに行くことに。スタンプは、ロビーの、チケット売り場とは入り口をはさんで反対側のところにあった。

しばらくその女性と話していると、どうもむこうはtwitterで私のことをよく知っていたらしい。直接知らない相手なので直接フォローしたりはしていないそうなので、こちらは知らなかったが、お互いの共通の知人が私のツイートをリツイートしたりしているので見ていただいていたようだ。

帰りは少し時間の余裕があるので、常設展を見ておく。展示品の中にカールツァイスがあった。

愛媛県総合科学博物館 愛媛県総合科学博物館

まっすぐ空港まで帰って、レンタカーを返す。空港では、噂の蛇口から出るみかんジュースをいただく。実際に蛇口から注いでいるところを撮ろうと思ったのだが、iPhoneがこの旅行中あたりから急速に調子が悪くなり、カメラのシャッターを押してもシャッターが切れるタイミングが遅れ、少しジュースをコップからあふれさせてしまった上に、写真は撮れていなかった。仕方ないので後から売り場の様子だけ撮影しておいた。

蛇口からみかんジュース

帰りの飛行機の中から見た雲海。夕日で雲の下が燃えているようだ。この後暗くなってから、成田に近づいてアプローチのために機種を北に向けたときに、西の空に金星が見えた。

機窓から

 

コメントする

プラレアリウム巡り(31) 久万高原天体観測館

さて、出だしは前の記事の通り波乱の幕開けだったが、プラレア訪問の中身の方である。予定とは順番が前後してしまい、まずは久万高原天体観測館から。都会にあるプラネタリウムと違い、空の暗いところにあるプラネタリウムで、大きな望遠鏡もあるところに、泊りがけの日程ででかけるので、夜には天体観測会にもぜひ参加しようということで予定を組んでいて、順序の都合上、先に天体観測会から。

プラレアの期間も残り少なく、しかし実際に星を見るところに行くので、梅雨入りする前に、と思って日程を決めたというところもあったのだが、出発日が近づくと、なんと例年より早く、当日を迎える前に四国地方は梅雨入りしてしまった。当日の天気は、雨予報ではなかったものの、午後はそこそこ晴れていながら夜には雲が出てきてしまうような予報だった。それで、きれいな夜空を見るのは半分あきらめていて、機材の入った荷物を成田に置いていこうと思ったのは、そういう理由もあった。

ところが実際行ってみると、思ったよりよく晴れていて、観測会の間はほぼきれいに晴れていた。一晩に3回の観測会の時間のうち、申込みがあったのは私が申し込んだ真ん中の時間に私と、もう一組の親子連れだけで、前の時間も後ろの時間もお客さんはいなかった。始まる30分前くらいに着いたが、そんなわけで始まる前からドームに入れていただいて、時間ちょうどから始めるならもう低くて金星は見づらいだろうと、木星に向けてあった望遠鏡を、やっぱり今のうちならと、金星に向けていただいた。

時間ちょうどぐらいに親子連れも到着し、観測会開始。基本的にずっとドームの60cm望遠鏡で、色々な天体を見せてもらうスタイル。人数が少ないので、色々な天体をゆっくり見ることができた。見せてもらった天体は、金星、木星(ちょうど大赤斑がこちら向いていた)、アルクトゥールス、スピカ、M13、ミザール (アルコルは視野外)、M51、ベガ。

久万高原天体観測館
地平線近くの金星を見ているところ

観測会後はもうドームは閉めてしまうが、せっかく三脚とポラリエも持ってきたので、付近で写真を撮影。本当は明るいうちに到着して、多少付近のロケハンをしようかと思っていたのだが、予定が変わったために時間がとれず、その後松山市内の宿まで帰るのであまりゆっくりもしていられないし、ドームの目の前の駐車場で撮影することに。南の空はまだ天の川はあまり昇ってきていないし雲が出てきているので、北の空をドームと一緒に撮ってみる。試し撮りしているうちにどんどん雲が出てきてしまって、あまりいい写真は撮れなかったが、まあ元々曇りで何も見られないかもしれないと思っていたのだから、それだけでもありがたい。

久万高原天体観測館
久万高原天体観測館と北東の空

しし座の頭がちょうどドームに隠れてしまった。かみのけ座がよくわかる。北斗七星はとても目立っていた。北極星を含むこぐま座も山に隠れずに画面に入った。

雲も出てきたしどうしようかなーと思っていたところ、車が1台やってきて駐車場の反対側に停め、若者のグループが降りてきて、わー星がきれい、あれ天の川かなぁ、雲かなぁ、と言っているので、残念ながらそれは雲なんです、と教えてあげた (おせっかい)。

雲が出てきたといっても、全面的に雲で覆われているわけではなく、筋状に雲がいくらかたなびいている感じだったので、天の川を見たことのない人ならそれが天の川だと言われてもわからなかったかもしれない。

それなりに星はよく見えているので、せっかくなので若者たちにちょっと星空案内をして、持ってきていた双眼鏡で星を見てもらったりした。天の川が見えなくて案内できなかったのは残念だったが。

その後、自分は機材を片付け、若者たちは後に残して、松山市内の宿まで行って宿泊。

翌朝、プラネタリウムの投影の第1回は11時からだが、久万高原天体観測館までは松山市内から車で1時間あまりで行けるので、朝の時間は十分余裕がある一方、終わった後は新居浜まで行くのにあまり時間の余裕がないため、すぐに出発しないといけない。投影機の写真を撮ったり色々させてもらうのは投影開始前にすることにして、早目にでかけ、開館時間の10時頃に到着。ドームの前の駐車場に車を停めて、奥のお城の形をした建物のプラネタリウムに向かうとちょうど看板を出すところだった。

久万高原天体観測館 久万高原天体観測館

私が見るからにそうだとわかる雰囲気だったか、向こうからプラレア巡りですかと尋ねていただいたその人は、名札を見るとtwitterで以前から多少絡んでいるFさん。こちらからも名乗ってごあいさつ。投影時間まではたっぷり時間があるが、早速ドームに通してもらい、写真を撮ろうと思ったら、三脚持ってきますねといって、三脚を貸してくれ、投影機を動作させて星空を投影した上で、雰囲気を出すためにライトを手持ちでうっすらドーム内を照らしてくれるという、至れり尽くせりのサービス。三脚は昨夜星を撮るために自分でも持ってきていたわけだが、まさかドーム内で長時間露光の星空撮影するとは思わないので車に置いてきたままだった。

久万高原天体観測館 久万高原天体観測館 久万高原天体観測館 久万高原天体観測館 久万高原天体観測館 久万高原天体観測館

また、最近気付いたのですがと言って見せてくれたのが、コンソールの背中側の蓋を開けた中身。普段は目にすることのないところだが、こんなにも配線が整然となされているのをぜひ見てもらいたいと。

久万高原天体観測館 久万高原天体観測館 久万高原天体観測館

投影には、昨夜の天体観測会に来ていた親子連れが翌日のプラネタリウムも見に来るのでまたお会いしましょうと言ってたのだが、朝イチの回には現れず、他にお客さんもいなかったので、私ひとりだけでの投影となった。プラレア巡りでは、たぶん、向日、鹿屋、天草に続いて4館目。

投影の後は、次への移動があるので、あまりゆっくりできず、久万高原を後にした。

 

1件のコメント

プラレアリウム巡り(番外) 飛行機乗り遅れ

ゴールデンウィークの北海道3館訪問で、プラレアリウム巡りもあと残り3館となったが、実施期間の残りもあと3ヶ月足らずとなっていた。あまりぎりぎりに行く予定にして、もしそのときに何かの都合で行けなくなったりするといけないのと、飛行機代は早目に予約しておいた方が早いので、その時点で残りの予定を6月の頭と決めて予約した。

まずは、6月2、3日の土日で、愛媛県の2館を回る。値段の安い便の時間と、各館の投影時間と、久万高原は夜に観望会があるのでそれにも参加するという点とを考え合わせて立てた予定が次の通り。土曜日の午後に格安航空で成田から松山空港に到着、レンタカーで新居浜の愛媛県総合科学博物館まで走って最終投影を見て、その足で松山まで戻って久万高原に向かう。観望会は19:30、20:30、21:30と設定があり、19:30に間に合わないこともないが夏至近いこの時期まだ空が明るいので余裕を見て20:30の回に予約を入れた。その日は一旦宿泊。ふるさと旅行村は多人数で泊まるとこみたいなので、宿は松山市内のビジネスホテルに。翌日の日曜日、あらためて久万高原に行って朝イチの回のプラネタリウム投影を見て帰る。お昼すぎにミッションは完了して帰れるのだが、帰りの便が格安便では遅い時間しかなかったので、その間松山市内観光でもしてから帰ることにしていた。

さて、これまでのプラレア巡りの旅で、特にこれといった旅程上の大きなトラブルはなかったのだが、今回、出発当日の朝になんと寝坊してしまった。目が覚めたら、既に飛行機にちょうど間に合うために出発する予定を組んであった電車に最寄り駅で乗る予定の時刻になっている。幸い、荷物は前夜にほぼ準備完了していたので、とにかく大慌てで支度して家を出たが、予約してあったロマンスカーにもスカイライナーにも当然間に合わない。我が家から成田までは結構何度も乗り換えしないといけないが、電車に乗ってから経路検索をすると、当初予定ではないルートの方が早く着く組み合わせがあるのでそちらで行くことに。スカイライナーではなく空港アクセス特急に、日暮里からではなく都営浅草線経由で乗るルートになった。予約してあったスカイライナーは向かう途中の電車の中でキャンセルしたが、後で気付いたがロマンスカーの方をキャンセルするのをすっかり忘れていた。

それはともかく、後は成田に着くまで、到着を早める方法はない。成田の到着予定時刻が出発時刻の20分前。ここで、もう全く間に合わなかった場合と、なんとか乗れるにはどうすればいいかを考えてみる。間に合わなかった場合は、行きの航空券は捨てで、その後、高くつくが羽田からのANAかJALの午後の便で行けば、新居浜に行くのは当然間に合わないが、夜の久万高原の観望会には余裕で行ける。もともと日曜日の午後が時間が余っていたので、時間を計算すると、市内観光に当てるつもりだった時間で新居浜にいけば、投影時間もちょうどうまくおさまって帰りの便に間に合うように松山に戻ってこられることがわかった。

しかし、追加で片道に今回もともとの往復分以上の費用をかけてまで行くのか。今回の予定は一旦全部キャンセルしてあらためて別の日にするという案も考えられる。まあ、午後の羽田便は、成田まで行ってから羽田に戻っても間に合うので、まずはとにかく予定の便に乗れるかどうかチャレンジしてダメだったときに考えることにする。

さて、20分前到着で果たして飛行機に乗れるのか。昔一度海外出張に行くときに車が渋滞で遅れてぎりぎりになり、航空会社のカウンターで走ってくださいと言われて地上職員にエスコートされ、セキュリティチェックや出国審査は行列の先頭に割り込ませてもらって (そこは航空会社の職員さんからは頼めないので自分で頼んでくださいと言われる) ぎりぎり乗れた経験があるので、今回もなんとかできるんじゃないかとという希望を抱く。

今回は久万高原で天体写真を撮影するために三脚とポラリエなど一式も持っていくため、貨物室預けの荷物も持っている。格安航空なのでその分の追加料金も必要で事前に払ってある。しかし、預ける荷物の締切は搭乗30分前と書いてある。そこは無理やり頼んでも無理そうに思えるし、結局預けられなかったらそのやりとりをしている時間だけ無駄になって本人がゲートに着くまでの時間が遅くなってしまう。しかし、自分本人だけなら走ればなんとかなるか。しかもwebチェックインしてあるから全くカウンターに寄る必要はなくて、手続きで時間を無駄にすることもない。幸い、預けるキャリーバッグの中身はほぼ撮影機材と1日分の着替え、久万高原が寒いときの上着くらいだったので、これは持っていかなくてもなんとかなる。成田にこれをひと晩置いていくことを考えた。Webで調べると、3タミにコインロッカーは何ヶ所かあるのはわかったが、万が一満杯だったら困る。3タミに手荷物預かり所はない。2タミには手荷物預かり所があるので、電車を下りて3タミに向かう前に2タミの手荷物預かり所で荷物を預けることにする。取りに来るのが明日の夜遅くだと言うとちょっとヘンな顔をされるが、まあ預かってくれた。上着だけ取り出して暑いけど着た。

あとは、2タミから3タミへ。連絡バスもあるが発車時刻まで何分あるかよくわからないし、ぐるぐるまわって走るので乗った方が早いかどうかわからないので、走る。ずいぶん距離があるのはわかっているがとにかく走る。航空会社のカウンター前は素通りして、セキュリティチェックはほとんど人が並んでいなかったので、結構すぐ通れた。もうすぐだと思ったが、セキュリティチェックからゲートまでも結構距離がある。ここもがんばって走る。ようやくゲートに着いたのは出発時刻の5分前くらい。幸い自分の乗る便のゲートは一番手前。なんとか間に合ったか、と思ったのだが、そのゲートには何も行き先の表示もないし、ゲート付近に係員も誰もいない。ゲート番号を間違えたのかと思ったが、そうではない。外を見ると、飛行機はまだそこにいて、タラップ車もまだそばにいるのだが、もう搭乗は完了してしまっているようだった。搭乗は出発時刻の15分前となっているが、チェックインしているのだし、ぎりぎりまで待っていいてくれるものかと思ったが、本当に15分前にゲートを閉めてしまって、係員もいなくなってしまうようだ。

まあ乗れなかったものは仕方ない。出発ゲートから戻らないといけないが、出発客と到着客の経路は分離されているので、到着客の経路でターミナルビルには戻れない。来た道を逆走して引き返すが、当然ながらセキュリティチェックを逆向きに突破しないと戻れない。一番端の通常経路ではないところに行って、飛行機に乗り遅れたので戻りたいと言うと、搭乗券(スマホの表示)を確認して、逆向きに通してくれ、航空会社のカウンターに届けて出てくださいと言われた。

言われた通りに航空会社のカウンターに行って乗り遅れたと言うと、3,000円で次の便に乗れますがどうなさいますか、と言われた。格安便なのでてっきりキャンセルしたらまるまる捨てなのかと思っていたのだが、そうではなくちゃんと振り替えが効くのだった。しかも空席があった。先に検討していた羽田からの便ほど早い時間ではなく、夕方の便になるが、到着時刻をきくと、久万高原の観望会にはなんとか間に合いそう。なので、3,000円を払って振り替えしてもらう。出発まで5時間ほどある。

とりあえず、昼食にする。

成田で5時間過ごすのに何をしていればいいか。以前、一度、台北・北京と続けて出張に行くことがあって、しかし台北から北京へ直接は行けないので、一旦成田に戻ってその日に北京に向けて出発するというときに、成田でずいぶん時間を潰した覚えがあるが、それ以来だ。今回は、成田に航空科学博物館があるが一度も行ったことがなかったので、いい機会だと思って行ってみることにした。わざわざ博物館に行くために成田まで行くこともあまりないし、かといって空港の近くにあるからといっても空港利用のついでに寄るには時間がかかりすぎる。こんな機会でもないとなかなか行きそうにないので、ちょうどよかった。博物館には2タミからバスで行けるようなので、まずは2タミに戻り、そのついでに手荷物預かりに行って、荷物の引き取り時間を明日の夜遅くから今日の博物館から戻ってくる時間に変更してもらう。飛行機に乗り遅れた事情を話すと納得したようだった。

博物館に行くバスはそんなに本数が多いわけではないので、戻ってくる時間を間違えると、また乗り遅れたなんてことになると目も当てられないので、帰りのバスの時間はよく確認しておく。博物館で見学していると、スマホに知らない電話番号から着信。かけ直してみるとレンタカー会社だった。もう空港にお迎えに行っていいでしょうか、という。レンタカー会社に搭乗便を変更したことを伝えるのをすっかり忘れていた。

そして、博物館をひととおり見学した後、時間通りに2タミに戻り、3タミへ今度は連絡バスに乗って行き、再びセキュリティチェックを通って搭乗ゲートへ。現地に着いてから観望会までに夕食を食べる時間がないので、搭乗前におにぎりを買って、機内で食べる。松山到着後、レンタカーを借りて (元々24時間を超える利用時間だったのが、24時間におさまることになったので、予定より安くなった)、一路久万高原へ。機内で買ったおにぎりだけではちょっと足りないので、途中のコンビニでサンドイッチを買っておき、観望会に間に合うように現地到着できた。元の予定では、新居浜から久万高原の移動では時間の余裕があって、もっと早目に着いて、観望会の後にしばらく滞在して天体写真を撮るのに付近のロケハンをしたりしようと思っていた時間がなくなった。

後は、最初に考えたように、新居浜の愛媛県総合科学博物館に行く予定が翌日になって、違う時間のプラネタリウム番組を見ることになってプログラムが銀河鉄道の夜からワンピースになったこと、松山市内観光をする時間が一切なくなったことくらいで、出費としては飛行機の追加料金はレンタカーが安くなった分とで相殺され、必要なミッションは達成できたので、まあ結果オーライである。行くことのなかった航空科学博物館にも行けたし。はやまって成田に行かずに直接羽田に向かったりしなくてよかった。

今回は番外編ということで、飛行機に乗り遅れた話だけで終わり。

コメントする

ASI290MCで惑星撮影 (その2)

前の記事は、新しい機材を導入したといいながら、撮影した木星の写真だけで、どんな機材かの紹介を全然していなかったので、撮影時の状態を紹介しておく。

その前に、まずはこれまでの状態から。

Zoom Eyepiece + 60D

8-24mm Zoom Eyepieceを購入したときの記事で、カメラにTリングを介してアイピースを接続している写真は載せているが、望遠鏡に装着した全体像は紹介したことがなかったように思う。一般的なアイピース拡大撮影の場合は、アイピースの外側を囲うような筒で望遠鏡本体とカメラが接続されることになるが、ここでの構成では、アイピースの見口側についているTネジで直接カメラのTリングに接続できる。望遠鏡側には、ビジュアルバックというのがついていて、これは、鏡筒本体の大きな穴から、31.7mm径のアイピースを取り付けられる穴に変換するもので、通常、アイピースで眼視観測する場合はこれを装着した状態で、普通のアイピースを挿入して使用しているもの。ここでは、その眼視用のアイピースのかわりにズームアイピースと一体になったカメラを挿入している。

一般的な直焦点の撮影では、このビジュアルバックを取り外して、Tネジのついたアダプターに取り替えた上で、カメラのTリングと接続する。その場合の様子は、カメラ購入時の記事にある通り。

直焦点の場合ですらカメラ側が重くて前後バランスが悪そうなのだが、アイピース拡大撮影の場合は、アイピースの長さが加わって余計に前後バランスを崩している。鏡筒はアリガタレールの一番端まで寄せたところでクランプしているので、これ以上鏡筒を前にずらしてバランスは取れない。しかも、アイピース差込口の部分はスリーブを挿入して横から小さなネジで押さえるだけの構造なので、その後ろにあるアイピース+カメラの全重量を支えるにはいささか心許ない。

とまあ、こんな状況だった。

そして、今回の状態。

3x Barlow + ASI290MC

一眼レフの場合と比べると、ビジュアルバックを使ってアイピース同様の装着の仕方をしているのは同様だが、まあだいぶ軽くて負担が少なくはなっていそうである。

ASI290MCというカメラは赤色をした部分。このカメラを使って撮影と言っているが、実はこのカメラだけではない。間に3倍のバローレンズが入っている。これは惑星撮影ではとても一般的な構成だ。基本形としては、USBカメラは直焦点として使用されているわけだが、そのままでは対象が小さくてあまり大きく写せないので、バローレンズで拡大するわけである。他の機材がだいたいセレストロンなので、バローレンズもセレストロンのX-Cel LXというものを購入したが、実は、今回は使用していないが、ADC (大気分散補正プリズム) というものを使うときに、間にそれを入れたときと入れないときで、拡大率の変わらないテレセントリックというタイプのバローレンズがいいのだそうだが、これはどうもそうではないようだ。

一眼レフの場合と大きく違うのは、カメラの部分までで完結するのではなく、画像を保存するために、ケーブルでつないだ先にパソコンが必要なこと。それが、昨夏に買ったオプションキーボード付きのWindowsタブレット。ところで、カメラとパソコンはUSBケーブルで接続するわけだが、カメラに付属してくるUSBケーブルがやけに太いもので、そのまま接続するとケーブルにカメラが引っ張られてしまいそうなので、細めのUSBケーブルを別途購入してきて使っている。一眼レフで使っているリモートレリーズのケーブルくらいしなやかならいいのだが、このUSBケーブルでも細いとはいってもそこまでではないが、まあこのへんで我慢しておく。

USB Cables
カメラ付属のケーブル(左)と別途購入したケーブル(右)

そしてパソコンというかWindowsタブレットだが、まあキャプチャするための性能的には問題なくて、USB3.0の付いたパソコン相当のものが安く買えたのはよかったが、使い勝手からするとちょっと失敗だったかなとも思う。Windowsタブレットで、タブレット専用のアプリを使う分にはいいかもしれないが、やはりタブレットだけで普通のWindows用のソフトを操作するのは困難だ。結局タブレット単体ではなく、一緒に買ったオプションのキーボード+タッチパッドを使って操作することになる。ところが、タブレットのオプションのキーボードは折りたたみ式のケース一体型のタイプで、キーボードを取り付けたからといって通常のノートパソコンのように画面とキーボードがしっかりしたヒンジでつながった状態になるわけではなく、画面はケース外側の半分を折りたたんで三角形にして支えるタイプのものなので、せっかく小型なのに接地面積はたくさん必要だし安定も悪く、屋外で望遠鏡の脇で使うにはあまり快適ではない。画面が本体にしっかりくっついている普通のノートパソコンの安いものを探した方が、外で使うにはよかったかもしれない。

また、内蔵記憶が64GBのeMMCしかないので、残り空き容量があまりない一方、USBカメラからのデータは非圧縮のAVIファイルなどになるので、ちょっとキャプチャしただけであっという間に大きな容量をくいつぶしてしまう。これは、マイクロSDスロットに容量大きめのSDカードを入れて、直接そこにキャプチャし、そのカードを抜いてデスクトップ機に挿入して読み込むことにした。

最後に、今日未明撮影した火星。

Mars
Mars 2018/05/27 02:28 ZWO ASI290MC, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), X-CelLX 3x Barlow Lens, AutoStakkert!3, Registax6, Trimed.  Duration=180s, Shutter=15ms, Gain=250 (41%), 25% of 7483frames

1件のコメント

ASI290MCで惑星撮影

Jupiter
Jupiter 2018/03/27 01:09 ZWO ASI290MC, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), X-CelLX 3x Barlow Lens, AutoStakkert!3, Registax6, Trimed.  Duration=128s, Shutter=30ms, Gain=290 (48%), 45% of 2763frames

最近、このblogの更新もついついサボっていて、その間、天文関係もいくつか新しい買い物をしたりしているのにここに書いていなかったものがある。そのひとつが、天体用CMOSカメラのZWO社製ASI290MC。今年の火星大接近を見越しての導入である。

これまで惑星の撮影には、直焦点での撮影に使っているのと同じ一眼レフのEOS 60Dのクロップ動画の機能を使って、Celestron 8-24mm Zoom Eyepieceを使ってアイピース拡大撮影をしてRegistaxで処理していた。これでも、まあそこそこの絵にはなっていたのだが、やはり惑星撮影に特化した専用のカメラを使った方がよく撮れるようだし、上記の方法では重たい一眼レフを、31.7mmのアイピースの取付口で支えることになるのが少し危うく感じていたというのもある。

実は昨年の夏にWindowsタブレットを買ったのも実はこのためで、カメラからの画像データをキャプチャするためには高速のUSB3.0インターフェースが必要なのだが、これまで自動導入などに使ってたノートPCにはUSB3.0がなかったからである。カメラもほぼ同じ頃に買って、火星大接近をめざしながら、1シーズン前から練習しておこうと思いながら、少し出遅れてしまって惑星がまるで見られない冬のシーズンに入ってしまっていた。

そして木星が観測好機になってきて、今期の惑星シーズンがはじまってやっと色々試して見られるようになってきた。一眼レフ+ズームアイピースで拡大撮影のときは最初から割とすんなり撮影できたが、CMOSカメラでは色々と設定があってなかなかよくわからず、最初はまともに撮影できるまでに結構かかった。

それで、ようやくまともに撮れだした頃の写真がこの記事冒頭の写真。画像の鮮明度的には以前の方法で撮ったものとそれほど違わないようでもあるが、ちょうど大赤斑がこちらを向いていて、左側には衛星のイオと、その影が木星表面に落ちているのが見える。これまでの方法で撮っていたときにも衛星の影があるときに撮影したことがあるのだが、Registaxしてもまるで現れてきたことがなかったので、これには感動した。

次の画像は、GIFアニメ。こちらも衛星のイオが、木星のすぐ近くに見えたので、動きがわかるだろうかと、一定時間で連続して複数枚撮ってみたら、結構動きがちゃんとわかったが、動画でYouTubeに載せるほどでもないので、コマ送りのGIFアニメにしてみた。GIFアニメをこのblogに載せるのは初めてのことなので、うまく動いて見えてくれるかどうか。

経緯台での撮影なので、たったこれだけの時間でも、視野回転してしまっているのもよくわかる。

Jupiter Anime
Jupiter 2018/05/19 23:19~30 ZWO ASI290MC, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), X-CelLX 3x Barlow Lens, AutoStakkert!3, Registax6, Trimmed.  Duration=120s×5 , Shutter=30.00ms, Gain=258 (43%), 45% of 4000frames

新しいシステムにして改善されたのは、カメラの重さの負担が少なくなったこと、画像の大きさが少し大きめに撮影できるようになったこと。画質については新しい機材を投入した割には少しよくなった程度かな、と思っていたが、空の条件がよかったのか最近撮れた一番きれいな画像では、これまで撮っていた画像に比べるとずいぶん縞模様の細かいところまで現れている。今の鏡筒でこのくらい撮れれば結構満足だ。

Jupiter
Jupiter 2018/05/22 22:46 ZWO ASI290MC, Celestron NexStar 5SE (D125mm f1250mm F10), X-CelLX 3x Barlow Lens, AutoStakkert!3, Registax6, Trimmed.  Duration=120s, Shutter=30.00ms, Gain=275 (45%), 50% of 3865frames

コメントする

プラレア巡り(30) 釧路市こども遊学館

北海道3館訪問の最後は、釧路市こども遊学館。朝から特急スーパーおおぞらに乗車して、4時間26分かけて釧路に到着するともうお昼を過ぎている。

特急スーパーおおぞら

遅い昼食に、釧路の名物だという「カツスパ」をいかにも昭和然とした街の食堂で食べたが、恐ろしくボリュームがありすぎてそのあとずっと具合悪かった。

遊学館までは、釧路駅から歩いて行ける距離なので、重い荷物だけコインロッカーに預けて、バスターミナルで帰りの空港バスのチケットを買って (予約が必要ならと思って前もって行ったが、自販機で便の指定のない、料金だけのチケットを買うだけだった)、上記の昼食から遊学館へ。

釧路市こども遊学館 釧路市こども遊学館

建物に入ったところは前面ガラス張りの吹き抜けでその中に卵状のものが支えられていて、これの上半分がプラネタリウムドーム。下はとても大きな砂場になっている。チケットを購入して建物内部へ。

釧路市こども遊学館

内部の中央も吹き抜けになっていて、ぐるりと螺旋通路がめぐっている。通路の壁には、ところどころに錯視画像が掲示してあったりする。

はやぶさ はやぶさ再突入カプセルレプリカ あかつき イカロス

4回のプラネタリウムドームの入り口付近が宇宙関係の展示。探査機の模型なんかもたくさん展示されている。

月の満ち欠け体験

月の満ち欠けを体験する装置。地球がヘルメット状になっていて、長方形の窓から月を見る (離れたところに太陽を模した投光器)。

釧路市こども遊学館GOTO GX-10-T

投影時刻が近づいてドアが開くと、ドーム内正面でハローキティをはじめとするぬいぐるみが出迎えてくれるのにびっくり。引退した投影機が展示されていたりもする。

ここのスカイライン画像は、市内のなんとか橋からのもの。投影される星の色が鮮やか。なぜか上映中に水平に一回転。投影中の時刻を示すために、アナログ時計の形の画像が表示されるのが珍しかったが、時刻を進めるときにこの針の動きがデジタルで数分間隔でカクカク動いていく。また、ヨソでは基本やってはいけないと聞いたことのある、時刻を進めてからまた戻したりもアリのようだった。

この日は自分は会社で休みに設定されている日だが、世間的にはいちおう連休の谷間ではあるものの平日なせいか、お客さんは少なく、プラネタリウムの観客は私の他には親子連れ1組だけだった。

投影終了後、ガイドブックに館のスタンプをもらわないといけないのだが、ドーム入り口周辺にはそれらしきものはなく、建物の入り口の外の受付のところにあるのだろうと、帰りがけに寄ろうとした。到着時間の関係から、プラネタリウム投影を見たのがそもそも最終投影だったのだが、それが終わった時刻で、館の営業も終了の時刻となっていて、受付ももう店じまいして人がいなくなっていた。受付周囲を探索すると、受付の少し奥の方に、自動スタンプ押印機のようなものがあって、どうやらガイドブックにある印影と同じものが押されるぽいのだが、スリットから紙を挿入して押すタイプで、ガイドブックを挿入して正しい位置に押印することはできそうにない。しばらくすると色々片付け中の係員さんをつかまえることができて、きいてみると、受付のカウンターの中から手で押すスタンプが出てきて、無事押印。

帰りに、バスの時間まで釧路駅で時間をつぶしている間に、駅前の動輪のモニュメントの手前の地面に星座の絵が描いてあるのを発見。

釧路駅前 釧路駅前

踏みつけないように柵で囲ってある。冬の宵の星空になっている模様。南北は実際の方角に合わせてあるようだが、星空を見上げた図で、裏絵にはなっていないので、東西は逆になる。りゅう座の頭が周極星になっているところから、緯度的にはだいたい正しそうだ。おおぐま座、こぐま座、アンドロメダ座、おうし座、おおいぬ座だけが絵柄で描かれ、他は星座線になっているが、これはどういう選択基準だろう? そもそも、この星座絵はどういういわれで描かれているのだろうか??

謎を残したまま、空港バスでたんちょう釧路空港へ。そして飛行機で羽田まで飛ぶ。南南西方向に飛ぶ機内の左舷側の窓側席で、ちょうど昇って少しした月と、その近くの木星が航路中ほぼずっとよく見えていた。以上で、3日間の北海道3館巡りの旅は無事終了。残すはあと3ヶ月弱であと3館。

コメントする